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勉強の仕方総まとめ 1 小学校の早めの時期から作文と国語の勉強をする意義 as/1617.html
森川林 2012/09/14 05:57 


■小学校の早めの時期から作文の勉強を勉強する意義

 小学校1、2年は、勉強の基本的な習慣が作られる大切な時期です。この時期に作文を書くというのは、まだ文字を書くのもおぼつかない子も多い時期なので、早すぎると思う方がいるかもしれませんがそうではありません。
 小学校の1、2年生で始めた習い事は、形は変わっても一生続く勉強となるものが多いのです。実際に、中学生や高校生で作文を書いている生徒の多くは、小学生の早い時期に作文の勉強を始めています。

 作文がある程度楽に書けるようになってから始めた勉強では、スランプが来たり生活が忙しくなったりすると、すぎにやめてしまいたくなることが多いのですが、低学年のころから始めた勉強は、苦しい時期があっても続けることができるのです。
 そして、結局長く続けた勉強は、必ずその子の実力として残ります。だから、言葉の森の作文のように長期間続けられる勉強は、小学校の早い時期に始める必要があるのです。

 しかし、これは他の作文の通信講座などにはあてはまりません。他の作文通信講座や作文教室では、小学生のころから始めても、小学生で終わってしまうものがほとんどです。作文の勉強の本当の目的は、小学生のときに上手な作文を書くことではありません。小学校時代の作文の勉強は、中学生、更には高校生になって立派な論説文を書けるようになるための準備なのです。

■入試は数学、実生活は国語

 今の入試は、中学入試でも高校入試でも大学入試でも、算数・数学の出来不出来が大きく合否を左右します。それは、算数・数学というものが、できる子とできない子の点数の差が大きい教科だからです。

 これに対して、国語の成績は、できる子とできない子の差がそれほど大きくはありません。どんなにできない子でも、国語が0点ということはありません。また逆に、どんなにできる子でも、国語が100点ということはめったにありません。
 算数・数学や英語は、0点も可能ですし、100点も可能です。それは、算数・数学や英語は、勉強しないとできるようにはならない教科だからです。

 国語は、勉強する教科というよりも、国語的な生活文化の中で実力が自然に育つ教科です。ところが、学校時代は数学又は英語の成績が合否を左右します。社会に出ると、数学や英語の出来はもうあまり関係がありません。社会で活躍している人の中には、数学や英語が得意でない人もいます。しかし、そういう人たちに共通しているのは、国語力があるということです。それは、国語の成績として表れるものとは多少違いますが、その能力は、難しい本を読む力、複雑な話を理解する力、自分の考えをわかりやすく述べる力などで、要するに、本当の意味での国語力なのです。

 このような国語力は、頭のよさと同じです。数学や英語の成績は、頭のよさではなく、勉強の正しい方法論×かけた時間です。数学や英語の成績をよくするのはもちろん必要ですが、それよりも大事なのは、将来社会に出てから学力の中心になる真の国語力なのです。

■いつでも褒めて明るい勉強を

 家庭での勉強の仕方で大事なことは、必ず褒めて、明るい雰囲気で勉強をすることです。叱ったり注意したりして、暗くて真面目な雰囲気勉強をさせると、子供の能力は低下します。人間に限らず生き物は、いい記憶は長く保持し、悪い記憶は早く忘れようとします。そして、忘れられないほど悪い記憶には、近づかないようになります。大学生になったり社会人になったりしてから勉強をしなくなるのは、小学校時代に悪い思い出として勉強をさせられた子供たちです。

 大人が今すぐ注意したくなる子供の勉強上の欠点は、そのほとんどが放っておけば自然に治るものです。例えば、音読が下手だとか、声が小さいとか、作文で同じ字を間違えるとか、字が雑だとかいう場合です。
 こういうことを親がそのつど注意すると、親は子供に注意することが持って生まれた性格のようになってきます。こういう注意する性格になってしまうと、子供が小4のころまでは仕方なく親の言うことを聞きますが、小5から子供に自立心が出てくると、逆に親の言うことは一切聞かないようになります。

 それと同時に問題なのは、注意が言葉の上だけになり、実行するまで徹底させられないことが多くなることです。例えば、「もっと大きい声で読みなさい」などと注意した場合、すぐに素直にそのように読める子はいません。また、「字をきれいに書きなさい」と言った場合、すぐにきれいに書くくようになるという子もまずいません。すると、毎回のように同じような注意をし、同じように守れないという状態が続き、やがて子供は、親のいうことは聞かなくてもいいものだと自分なりに学習していきます。だから、やらせるあてのないことは、言わないということも大事です。そのかわり、いったんやると決めたことは、例外なく実行するようにしなければなりません。こういう区別によって、いつも褒めて明るい勉強というものができるようになるのです。

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作文力、読解力、勉強力の四つのパターン as/1616.html
森川林 2012/09/14 05:56 



 子供たちの勉強の様子を見ていると、作文力、読解力、勉強力の進歩に四つのパターンがあるようです。ここで言う勉強とは、英数国理社の通常の勉強で特に英数の勉強のことです。

 第一は、勉強と読書をしている子です。こういう子は、今は作文は苦手でも、勉強を開始すれば次第に作文力もついてきます。

 第二は、勉強だけをしている子です。こういう子は、今は成績がよくても次第に実力が伸び悩み、読解力も作文力もなかなかつきません。

 第三は、作文だけを書いている子です。こういう子は、作文は得意になりますが、勉強の面で弱点が残ります。

 第四は、作文と読書をしている子です。こういう子は、作文力も読解力もあるので、勉強を始めると、作文、読解、勉強のすべてができるようになります。

 もちろん、している、していないと言っても、それは程度問題ですから、はっきりと四つのパターンに分かれるわけではありません。しかし、大きく考えると、小さいころの優先順位は読書が第一で、学年が上がるにつれて勉強と読書を並行して行うようにし、その一方で作文は小さいころから一定の時間をかけて取り組むというようにしていくのがいいのではないかと思います。

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進んで取り組む受験と、引きずられて取り組む受験 as/1615.html
森川林 2012/09/13 15:02 



 受験勉強には、プラスの面とマイナスの面とがあります。中学3年生以上で、子供が自分の意思で自覚して取り組むときの受験勉強は、その子自身を大きく成長させます。自覚して取り組んだときの勉強の密度はかなり高いので、それまでの数年間の遅れなどすぐに取り戻せるということがよくあります。

 だから、子供たちの勉強で大事なことは、早めに受験勉強に取り組ませることではなく、普段から自覚的、自主的に物事に取り組むようにしておく習慣作りと、その学年に応じた基礎学力作りです。

 受験勉強のマイナス面は、引きずられて受験に取り組む場合に出てきます。本人にまだ自覚が十分でないときに、受験という競争状態に入ると、意欲を持たせるために、賞罰や競争の勝ち負けという刺激に頼る場面が出てきます。これもほどほどであれば問題はないのですが、あまり頻繁に刺激で意欲を持たせようとすると、刺激がなければ勉強しないという子になってしまうのです。

 こういう受験勉強の弊害は一般にはあまり明らかになりませんが、それでも次第にそういう心配をするお父さんやお母さんが増えてきたように思います。

 いちばんいいのは、普段から確実な基礎学力を育てておき、子供が自分の意思で受験勉強に取り組むようになったときの土台を確実に作っておくことです。そして、この普段からの確実な基礎学力をつけるのは、やはり家庭学習がいちばんふさわしいのです。

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どうして勉強しないといけないの?(facebook記事より) as/1614.html
菅野 2012/09/13 09:57 



「どうして勉強しないといけないの?」
子どもにこんな質問を投げかけられたとき、みなさんはどう答えますか? 答えに戸惑った経験のある方はいらっしゃいませんか? 実は、私もさっぱりわからなくなることがあります。

 先日、教室に置いてあった雑誌に、ちょうどこの質問に触れた記事が掲載されていました。『子どもへのまなざし』で有名な佐々木正美先生の書かれたものです。
 佐々木先生は、どうして勉強するかと聞かれたら、
「あなたの友だちや周りの人たち、自分にとって大切な人を幸せにするためだよ」
と答えるそうです。そして、子どもは、親の愛情を無条件で受け取ることができれば、自然と誰かを幸せにしたいという気持ちになる、とも。このサイクルができていれば、子どもは意欲的に学習に取り組むようになるし、恐れることなく自分の道を歩いていくことができるというお話でした。

 親は単純に子どもがかわいいものです。だから、このサイクルは自然にできあがるような気もします。しかし、佐々木先生は、現場での長年の経験から、現代ではそう簡単にはいかないと指摘しています。
 それはなぜでしょう。どうも、親の自己愛の強さがその一因のようです。自己愛が強まると、子どもに対しての願望や要求が強くなり、その結果、子どもがそのハードルを越えられないと、責めたり拒絶したり。すると、子どもの側もおどおどしてしまい、本来の自分を親にさらけ出すことができなくなってしまいます。

 (自分のために)成績がよい子であってほしい。(自分のために)運動もできる子であってほしい。(自分のために)人前に出して恥ずかしくないルックスの子であってほしい。ここまで露骨な願望はそうないと思いますが、このような子どもに育てることができたら、「子育てに成功したよき母」というセルフイメージを確立することができ、自己愛も満たされることでしょう。しかし、自己愛から生まれるゆがんだ愛情は、ある程度の年齢まではよい子を育てることができるかもしれませんが、結果として子どもの意志を奪ってしまうのではないかと思います。

 子どものためと思ってしていることは、本当に子どものためか。自己愛からのものではないか。一度、立ち止まって吟味してみるのもよいかもしれません。自己愛を手放すことができたとき、その親子ならではの「どうして勉強しないといけないの?」に対する答えが見えてくるのではないかと思います。

(菅野)

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読書感想文の宿題を出すのはやめよう as/1613.html
森川林 2012/09/13 05:43 



 今年の夏は、読書感想文の宿題についての相談がかなりありました。

 なぜ学校でそういう宿題を出すのかというと、普段の授業で読書感想文の書き方についての指導をしていないからです。もし、普段の授業で感想文の書き方を教えていて、その練習を家庭でも行えるようにするということで宿題を出しているのであれば問題はないのですが、ほとんの場合はそうではないと思います。学校で感想文の書き方を教えていないから、家庭での宿題として出しているのです。

 ここで問題になるのは、そういう宿題を出された小学校低学年の家庭です。子供はどう書いていいのかわかりません。親もどう教えていいのかわかりません。しかし、宿題として出されているぐらいだから、ほかの家庭では子供が自分でその感想文の宿題をやっているのだろうと思ってしまうのです。ところが、小学校の低学年で、自力で上手な読書感想文を書ける子などはひとりもいません。

 これと似ているのが、小学校高学年あるいは中学生での、難しいテーマで書く作文の宿題です。毎年よくあるのが「人権」「平和」「環境」などについての作文です。これも、普段、学校の授業でそういう勉強をしたり、そのことについての作文を書いたりしている延長で、家庭でも宿題として取り組もうということならいいのですが、実際は、学校で教えていないから家庭での宿題として出しているのだと思います。

 学校は、勉強を教えるところであって、点数をつけるところではありません。宿題を出す前に、授業の中できちんと指導することに取り組んでほしいと思います。

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口で言うだけの注意よりも、実行できることに絞った注意 as/1612.html
森川林 2012/09/13 05:41 



 教室の子供たちの中に、一度の注意ですぐに言うことを聞ける子と、何度目かの注意でやっと言うことを聞くタイプの子とがいます。最終的にはみんな言うことを聞くのでいいのですが、この両者のタイプの違いはどこにあるかというと、家庭での親の注意の仕方にあると思います。

 一般に女の子は、優しいひとことですぐに言うことを聞きますが、男の子は注意されていても知っていて言うことを聞かないという傾向があります。これは、たぶん生物の生存上、その方が有利だったからです。

 ところが、注意するのは主にお母さんですから、男の子に注意する場合、女の子に注意するのと同じように口で言うだけで済ませてしまうことが多いのです。

 例えば、「○○を片づけておきなさい」「はい」と言っても、男の子はすぐには片づけようとせずにそのまま忘れてしまうことがあります。口で注意したのに実行しなかったという状態が何度か続くと、子供は、「言われたことは一度で言うことを聞かない方が楽だ」という能率のよさを学習してしまいます。最初に学習したことは強固ですから、その後、いくら厳しくしても、一度で注意を聞けない子になってしまうのです。

 男の子に注意する場合、口で言ったことは必ずその場で実行させるというところまで持っていくというようにするといいと思います。

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本当の電話指導と担任制がある作文教室は言葉の森だけ as/1611.html
森川林 2012/09/12 17:42 



 言葉の森に来る生徒の中に、ほかの通信講座で作文の勉強をしていたが書けないので言葉の森でやることにしたという方がかなりいます。

 他の作文の通信講座の中には、電話指導や担任制をうたっているところもありますから、言葉の森での作文指導とあまり変わらないと思う人もいるかもしれませんが、中身は全く違います。

 どこが違うかというと、言葉の森の電話指導は毎週あるということです。毎週同じ先生が同じ生徒に電話をするので、その生徒の勉強の様子がよくわかるということです。同じ先生で何年も習うということもありますから、小学生で勉強を始めた子がいつの間にか高校生になっていたということもよくあります。言葉の森以外の作文通信講座では、そういうことはまずないと思います。

 だから、最初の勉強でどこを選ぶかということはとても大事なのです。

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漢字の面白さ、再発見(facebook記事より) as/1610.html
いとう 2012/09/12 14:17 



 本日はこちらのグループを紹介致します。
「漢字の糸」(https://www.mori7.com/okakj/

 キャッチフレーズは「漢字の面白さ、再発見」。
 グループを設立した当初は、「難字」「難読漢字」「四字熟語」などを取り上げ、クイズ的な楽しさで“知識を増やす”場を目指していました。
 しかし、辞書とにらめっこをしつつ毎回の記事内容を考えるうちに、いつの間にやらその方針が微妙に変化していったのです。

「この漢字の部首は○○」
「書き順を間違えやすいが、実はこう」
「当て字で、こんなに難しい読ませ方がある」
 ……こういった知識は、確かに分かりやすいです。
 というより“分かった気になりやすい”のですね。
 どれだけ画数が多かろうと、普段目にする機会が少なかろうと、「そういうものだから」と説明されてしまえばそれまでだからです。

 対して。
 当たり前のように慣れ親しんだ、画数の少ない“単純”な字ほど、その成り立ちや、込められている意味について本当のところを知らなかったりします。

「一」「二」「三」は見たままとして……4はなぜ「四」(五画ですね)なのか? さらに、「五」「六」「七」の字が、どうしてその数量を表すのか?

「山」「木」「水」が“象形文字”なのは分かるが……では水に「てん」がついてどうして「氷」なのか? 「永」は形が似ていて間違えやすいが、何がどう違うのか?

 考えたこともないから答えられない、のですね。

 つい、我々は「『一』という漢字が書ける」ことに価値を置きがちです。
 それこそ「『一たす一は二』の計算ができる」、というのと同じ意識で。

 こうした漢字の「知られざるところを知る」ことこそ、面白さに繋がるのでは。
 大人でも取り組める、本当の「漢字の学習」になるのではないか……と、勝手に思っています。


 以下は、上記グループの記事からの抜粋です。
 上記の疑問の一つ、「氷」と「永」について取り上げたところ、よろしければご覧ください。

====================================================

【管理人Iの投稿】
 本日の一字は……「氷」、で涼しく参りましょう。(笑)

「水」に「`」という実に単純な字……。
 と思いきや、この「`」、本当はただの点ではなく「にすい」の形として「凍ること」を表しているのだそうです。

 というより、「にすい」そのものが「氷」からできた部首とも言われます。
 言われてみれば、「冷」「凍」「凝」など、氷に関係しそうな字はみんな「にすい」ですね。

 皆さんもパソコンで「こおり」を変換してみてください。
「冫」=「にすい」が出てきます。
 それと、本来の形である「冰」という字も……。(◎o◎)!


【参加者Mさんのコメント】
 では、「永」はどうなっているの?「`」の位置が違うだけだけど、「氷」とは親戚ではないのかしら?


【翌日、管理人Iの投稿】
 と、いうわけで、早速はりきって本日の一字をアップ。(笑)
「永」です。

 ナイスなご質問をいただいたので、お答えさせていただきました。
 昨日の一字「氷」とは形が似ていますが、あちらは「冰」を本字とする“会意文字”。

 こちらは“象形文字”であり、「河川が“ながく”流れていく形」から成り立ったのだそうです。
 つまり「`」も含めて川の道筋を絵的に表したもの。
 なんとなく……目を細めて見ると、上流から下流へ、枝分かれしながら水が流れていく様子に見えなくも……ない?(^_^;)

 こう考えると、「およぐ」の「泳」も納得かも。
 ちなみに「泳」は、「さんずい」と音の「永(エイ)」から成る“形声文字”です。


【参加者Mさんのコメント】
 早速ありがとうございました。
「氷」も「永」も、字としては簡単な字なので、今まで辞書を引く事はありませんでした。今回いい勉強になりました。教室で知ったかぶりして皆に自慢しちゃおうかな。。(^o^)


【管理人Iの返信】
 そうなんです。入り組んだ難しい字になると、案外パーツから意味が読み取れたりするものですが、画数の少ない字ほど「なぜこんな簡単な字が“あの意味”を表すのか」と逆に不思議になるのです……。
 このグループでは今後とも、そのあたりを掘り下げていきたいと思っております。


【参加者Yさんのコメント】
 字の意味からは外れますがこの字は「永字八法」と呼ばれ書に必要な止めや点など(あとは省きますが)技法が全て含まれていて字を練習するのには一番適していると言われる字ですよね。今日の字の元の意味も勉強になりました!!


【管理人Iの返信】
 新たなアプローチからの補足、ありがとうございます!
「永字八法」……聞いたことがあるようなないような、でしたが、たいへん分かりやすい説明で納得がいきました。
確かに点があり、はねがあり、はらいがあり……ですね。書道の授業の時も、そう教わった上でこの「永」の字から練習したかった。(^_^;)
 こちらこそ、勉強させていただきました!


【参加者Mさんの再コメント】
「永字八法」の楷書筆法を、昔の人はうまい字を発見したものだと思い感心させられます。この「永」という字が、楷書の各部分をほとんど具備していますが、楷書はすべての始点と終点が45度を標準としています。若干、角度のずれはあるものの、字を習うひとつの手がかりとして、45度を覚えておくと書きやすくなると思います。書道の領域になってしまい、すみません。。。


====================================================

 このように、様々な知識をお持ちの方が集まっている、楽しいグループです。

(いとう)

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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習