●動画:
https://youtu.be/Z9J-pqoudIM
オンラインクラスの便利なところは、スマホでも参加できることです。
だから、ときどき、家に戻るのが間に合わないときに、車の中からスマホで参加する子もいます。
オンラインの授業は、このように機動的に対応できるのがいいところです。
しかし、自宅に戻ったときは、やはりパソコンで参加するほうがしっかり勉強できます。
これからの勉強は、受け身で先生の授業を聞くものではなく、生徒が主体的に授業に参加し、情報を入力したり発信したりするものになります。
また、授業を録画したり、必要なものをダウンロードしたり、キーボード操作をしたりする場合も、スマホやタブレットでは十分に対応できません。
だから、低学年の子供であっても、できるだけ早めに子供専用のパソコンを用意してあげるようにしてください。
OSは、両親が使っているものと同じ方が操作しやすいと思います。
メモリは8ギガぐらいある方が、動きが早いです。
ハードディスクの容量は、今は外付けUSBや外付けSSDが使えるのでそれほどこだわる必要はありません。
新しいパソコンには、ウイルスワクチンソフトがセットになっているものが多いですが、私はそれはアンインストールして、独自に自分がいいと思ったものを入れています。
キーボードはアルファベット入力を基本にした方が英語も打ちやすいのでいいと思います。
子供に文字入力をさせるときは、最初にタッチタイピング(ブラインドタッチ)を覚えさせるようにするといいです。
指がばらばらになってしまうと、ときどきキーボードを見ながら打つようになるので能率が落ちます。
メーカーは、中国製は当たり外れがあります。有名なメーカーのものでも、評判の悪いものがあります。
日本語表記が基本になっている日本製のもののが方がやはり安心できます。
値段は、あまり高いものは買わずに、安いものを早めに買い換える方がいいです。
クロムブックは軽くて便利ですが、ZOOMの表示が日本語になっていないことと、文章を入力する機能が弱いことが弱点です。
また、録画やダウンロードができません。
将来的には改善されると思いますが、今はまだパソコンの方が使いやすいです。
Windows11は、重要なファイルをOneDriveというサービスに自動的に入れる仕組みにしているために、ファイルを削除するときに警告メッセージが出ずにそのままゴミ箱に入れてしまいます。
ゴミ箱のプロパティで「削除の確認メッセージを表示する」にチェックを入れておくといいと思います。
ZOOMに参加して、自分の発言が聞き取りにくいと言われることがあったら、ZOOMのオーディオ設定で、音声入力をチェックしてみてください。
改善しないときは、外付けマイクをつけるようにするといいです。
ZOOMのオンライン授業は、原則としてカメラはオンのままで勉強します。
勉強中、カメラがオンになっていると気が散るという場合は、外付けカメラにしてカメラアームをセットし、勉強しているときはカメラを机上に向けておくといいです。
どういうものがいいかは、パソコンと机の周辺の環境とカメラの形状によって違ってきますから、あまり大げさなものは買わずに、簡単にセットできるもので試してみるといいと思います。
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2022/10/16追加
【ちょっと重要】ウイルス対策ソフトの動画
ウィンドウズに最初から搭載されている「ウィンドウズセキュリティ」の方が、マカフィーやノートンやウィルスバスターのような訳のわからないソフトよりもずっと精度が高くなっているそうです。
しかもマカフィーなどのソフトが入っていると、ウィンドウズセキュリティが効かないようになっているそうです。
私も、昔から、こういう有料ソフト(マカフィー、ノートン、ウイルスバスター)は、いかがわしい感じがしていました。
だから、ソースネクストのソフトを入れていたのですが、このソフトも全然よくなかったそうです(笑)。
ということで、今入っている有料ソフトはアンインストールして、ウィンドウズセキュリティが有効になっているかどうか確認しておくといいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=4abg4t0Vmj8
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https://youtu.be/lI4q1DNa9GE
算数の勉強は、小4までは難しいところはほとんどありません。
しかし、今の公立学校のほとんどは、教育力を失っています。
学校に通っているだけでは、わからないところが出てきたとき、子供が自力で克服することはできません。
その小さなわからないところが積み重なって、算数に苦手意識が出てくると、その苦手意識は学年が上がるほど大きくなってきます。
算数数学は、どんなに難しい問題に見えても、結局は答えのある勉強なので、数ヶ月集中して勉強に取り組めば、苦手な子でも得意になるところまで進めます。
しかし、苦手意識があると、その集中的な勉強をあきらめてしまう子も多いので、小学校低中学年の、まだ難しいところがない時期に、算数が苦手にならないように、そしてできれば得意意識が持てるようにしておくといいのです。
算数の勉強の基本は、1冊の問題集を完璧に仕上げることです。
そのためには、できなかった問題にチェックをつけておき、1冊の問題集を最後まで解き終えたら、できなかった問題だけをもう一度解き直すようにすることです。
この解き直す回数は、難しい問題のときは、4回や5回になることもあります。
しかし、繰り返し解き直せば、誰でも算数はできるようになります。
学校や塾の勉強が能率が悪いのは、全員に一律の問題を出し、解ける問題も解かせるようなことがあるとともに、解けなかった問題も解かせ直す機会がないないからです。
算数の勉強の基本は、学校や塾の授業ではなく、家庭での自主学習です。
今の市販の問題集は、解法が詳しく書かれているものが多いので、できなかった問題を解き直す場合、その解法を理解するようにしていけばいいのです。
親が子供に教える場合も、親が理解している方法で教えるのではなく、解法に書いてあるとおりに教えるようすることが大事なコツです。
総合学力クラスでは、ウィンパス算数の小1~小4を使っていますが、この問題集は標準的な問題集なので、算数の得意な子にはものたりない場合があります。
そのときは、学年を先取りして勉強をしていくか、別の問題集を利用するようにするといいと思います。
小学1年生から3年生向けには、市販の「算数ラボ」「算数ラボ2」などが、考える問題が多いので面白いです。
小学4年生では、「中学受験新演習小4上下」の例題と基本問題を解くようにするといいと思います。
計算表という教材がありますが、これは百ます計算と同じような使い方をします。
時間を測って、単純な足し算や掛け算がどのくらいの時間でできたか記録をしておくと勉強の励みになります。
掛け算の19×19までの九九は、暗唱力のある子なら全部覚えられます。
インドで算数の得意な人が多いのは、19×19までの九九を家庭で学習している場合が多いからだと言われています。
欧米の人が日本人より計算が苦手なのは、日本のような九九がないからだと言われています。
計算力の基礎は、九九のような音読暗唱でつけていくといいのです。
今の公立中高一貫校の算数や理科や社会の複合問題には、教科書の範囲でテストをするという制約があるために、複雑な計算をさせる問題が出ることがよくあります。
計算力のある子は、早く答えを出せるので、有利になります。やや本末転倒の試験だと思いますが。
将来の入試は、辞書持ち込み可、電卓持ち込み可になると思います。
算数数学の入試問題で差がつくのは、図形の問題です。
計算の問題と文章題の問題は、手順どおりに解けるので、あまり差がつきません。
図形の問題は、パズルのようなものですから、解き方を教えてもらえば誰でも解けますが、解き方を知らないと、いくら考えてもわかりません。
受験が近い人は、図形の問題を中心に勉強していくといいです。
図形の問題は、難問をいくつも解いていると、パズルのような問題でも解き方のパターンがあることが直感的にわかってくるので、初めての問題でも解けるようになります。
図形の問題は、実感としてわかることが大事なので、難問にぶつかった場合は、その図形の問題に合わせて、紙を切り取ってみたり、消しゴムをその形に切ってみたりするとということも役に立ちます。
しかし、将来の入試では、このような差をつけるためだけの難問はなくなると思います。
総合学力クラスの勉強(1)――家庭学習のきっかけとして授業に出る
https://www.mori7.com/as/4532.html
総合学力クラスの勉強(2)――国語の勉強法
https://www.mori7.com/as/4534.html
総合学力クラスの勉強(3)――読書の仕方、読書紹介の仕方
https://www.mori7.com/as/4543.html
総合学力クラスの勉強(4)――算数の勉強の仕方
https://www.mori7.com/as/4544.html
先生はフィンランド式教育についてどう思われますか?計算などは頭の体操になると思ってさせていたのですが、計算機があるのだからしなくていい。というスタンスが全く新しく戸惑っています。日本の学校に通うなら、日本の学校のやり方に合わせなければいけないのかとか、色々葛藤があります。