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国語力とは、多くの言葉を自分の手足のように自由に使える力(facebook記事より) as/1507.html
森川林 2012/03/30 13:19 



 国語力とは、
 言葉を自分の手足のように自由に使う力だ。
 手足を使うのに、手足に関する知識はほとんど要らない。
 使い慣れることが使いこなす力をつける。

 だから、国語の勉強は、音楽や体育の練習と似ています。

 ドリルを解くような勉強が、国語力をつけるわけではありません。

 ある技能を自分の手足のように使えるようになるには、その技能の典型的なスタイルを自分の体の一部となるぐらいまで徹底して身につける必要があります。

 だから、国語の勉強の中心は、まず第一に家庭となります。

 家庭における読書、対話、暗唱などが勉強の中心で、学校や塾はそのきっかけを作る場なのです。


 そこで、今日のテーマは、

1、国語と家庭についてひとこと、
 又は、
2、「こ、く、ご」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 身につけるとは、丸ごと身につけることです。

 子供に泳ぎを教えるのに、船の上から海に投げ込んで、おぼれそうになったらロープで引き上げるという方法があるそうです。(されたくない(笑))

 でも、これは、手の掻き方はこうで、足の動かし方はこうで、息継ぎはこうで、と教えるのに比べると、誰でも教えられるという点で能率がいいのかもしれません。


 今日は、風の強い曇り空です。

 もうすぐ新しい4月のカレンダーにチェンジ。

 日本も世界も、目先の景気の上下とは別に、大きなところでいい方向に向かっているようです。

 今日も、楽しい一日をお過ごしください。


 もうひとつおまけ。

 国語力の中心は語彙力です。

 しかし、それは語彙力検定のような知識として勉強するものではありません。

 生活の中で身につけた自然の語彙の量が、その人の語彙力です。

▽NTTの語彙力数テスト
http://www.kecl.ntt.co.jp/icl/lirg/resources/goitokusei/goi-test.html

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記事 1506番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/29
子供を創造姓のある子に育てるには親が創造的な生活の後ろ姿を(facebook記事より) as/1506.html
森川林 2012/03/29 09:43 



 ひな鳥が親鳥のあとを
 ついて歩くように、
 人間の子も親の後ろ姿を
 真似して歩く。

 子供がいちばん尊敬しているのは両親です。

 どの子も、親のような人間になりたいと思っています。(最初のうちは)

 子供を読書好きにさせたかったら、まず親が本を読んでいる姿を見せることです。

 子供のころ読んでいたと言って、今読まないのはだめ(笑)。

 子供は、親が楽しそうに本を読んでいる姿を見て、自分も親のように読みたいと思うのです。

 子供を勉強好きにさせたかったら、親がまず楽しく勉強を続けていることです。

 仕事上の必要に迫られて、嫌々、渋々やっているのはだめ(笑)。

 子供は、親が楽しそうに勉強している姿を見て、自分も親のように勉強したいと思うのです。

 親が、もう年だからと自分の人生をあきらめて、その分を子供の勉強に託すのでは、子供は楽しく勉強する気にはなれません。

 親がまず自分の人生を創造的にしようと思い、そのために勉強を始めるなら、子供もまたは同じように楽しく勉強を始めるでしょう。


 そこで、今日のテーマは、

1、親鳥とひな鳥についてひとこと、
 又は、
2、「お、や、こ」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 子供を創造的な子に育てたいときも、親がまず創造的な生活を送ることです。

 創造的な生活に結びついて初めて読書や勉強も価値あるものになります。

 しかし、ここで問題なのは、読書や勉強まではだれでもできますが、創造する機会というのは、現代の社会では限られていることです。

 自分で自由に仕事をしているのでもなければ、創造する機会はなかなかありません。

 だから、これからの時代は、だれもが自分の小さな仕事を始めるようになると思います。

 最初は小さな仕事でも、それを続けていくうちに、やがて社会全体がそれらの仕事を回すようになり、今の子供たちが大人になるころには、だれもが生活の中に創造の機会を持つようになるでしょう。


 今日も引き続き快晴。

 子供のいる家庭では、春休みで、家の中もにぎやかなことと思います。

 今日も楽しい一日をお過ごしください。

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記事 1505番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/29
勉強の意欲は、点数や賞品ではなく笑顔から(facebook記事より) as/1505.html
森川林 2012/03/28 11:22 



 点数は、目安ではあっても目標ではない。
 賞品も、結果であって目標ではない。
 点数や賞品で持たせた意欲は、即効性のある分、副作用があるが、
 笑顔で持たせた意欲は、いつまでも続く。

 親が、子供の点数や賞に関心を持つのは、それによって子供に意欲を持たせようとするからです。

 しかし、そういう意欲は、最初の効果が大きく見えるほど、その後の弊害の方がずっと大きくなるのが普通です。

 客観的に考えても、相対評価であれば必ず相手がいます。

 他人との競争の中で自分だけがどんどん上に行くということは確率的にもありません。(漫画ではそういうことがありますが)

 同様に、賞品も、最初にそれを目標にしてうまくいけば、次はもっと豪華な賞品でなければ意欲を持てなくなります。

 子供の意欲は、点数や賞品ではなく、もっと穏やかに育てていくものです。

 それは、ひとことで言えば、温かい関心です。

 子供が作文を書く場合は、書くことについて家族で楽しい対話をすることです。

 そして、書いた作文については、間違いを直すのではなく、いいところを見て褒めてあげることです。

 その一方で、毎日の音読や暗唱や読書の自習を、これも家族の温かい関心の中で進めていけばいいのです。


 ということで、今日は、

1、温かい関心についてひとこと、
 又は、
2、「あた、た、か」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 小学校4年生までの子供たちにとって、いちばんうれしいのは、お父さんやお母さんの笑顔です。

 点数で人に勝つことや、いい成績で賞品をもらうことではありません。

 親の笑顔は、何よりも強いのです。


 もうすっかり春めいて、気持ちのいい3月の空です。

 桜のつぼみもずいぶんふくらんで、もうすぐお花見の季節です。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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記事 1504番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/29
ないものを求めるよりも、あるものを生かして使う(facebook記事より) as/1504.html
森川林 2012/03/27 06:31 



 あれもない、これもないと、ないものを数えるのではなく、
 あれもあるし、これもあると、あるものの多さに感謝しよう。
 ないものを見つけに行こうとするよりも、今あるものを生かして使おう。
 今あるものがありあまるほど豊かになれば、やがてないものと交換する人がやってくる。

 足りないものを手に入れようとすると、他人の思惑とぶつかり合い、それは争いや戦いに発展します。

 不足から始まった勝利は、勝ったあとも新たな不足を生み出します。

 漫画に出てくるギャング団は、奪ったものの分け前をめぐって仲間割れを起こします。

 分け前を互いに譲り合う仲間たちだったら、もともとギャング団にはならなかったからです。

 近代の西洋の歴史は、このギャング団の歴史でした。

 それは今も続いています。

 日本は、この奪い合う歴史に終止符を打って、新しい譲り合いの世界を作っていく役割があるのです。


 そこで、今日のテーマは、

1、「ある」と「ない」についてひとこと、
 又は、
2、「ある、と、ない」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 ないものに目を向けるのではなく、あるものに目を向けるというのは、人間に対しても当てはまります。

 子供も大人も、みんなそれぞれに欠点を持っています。

 その欠点を直そうとするよりも、長所を生かす方に目を向けることです。

 すると、欠点は自然に他の人がカバーしてくれるようになるのです。


 今日も、すっかり晴れて、空の端から端までの青空です。

 仕事をするのがもったいないぐらい(笑)。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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作文の中にユーモアを入れる練習 as/1503.html
森川林 2012/03/26 21:59 


 4月からの勉強で、小学校高学年以上の生徒には、ユーモア表現という項目が出てきます。小学校中学年は、作文の中にダジャレを入れる練習をしました。今度は、もっと幅広くユーモアを入れる練習です。

 そして、自分の書いたその部分がユーモア表現のつもりだということがわかるように、「笑」や「項目マーク」を入れて書きます。しかし、普通の作文のときは、特にテストで作文を書くようなときは、こういう書き方はしません。ユーモア表現は、あくまでも言葉の森の4月からの練習として書いていくということです。

 では、なぜユーモア表現を入れるのでしょうか。

 笑いのないスピーチは、聞いていて飽きてきます。同じように笑いのない文章は読んでいると飽きてきます。だから、読み手に対するサービス又は思いやりとして、作文の中に笑いを入れて書くということです。

 では、笑いの本質とは何でしょうか。

 笑いとは、予想したところからずれたことを面白く感じる感覚です。

 例えば、小さい子供に、「いない、いない、バア」とやると大抵の子は笑います。これが、「いない、いない、いない」だったら笑いはありません。同様に、「バア、バア、バア」でも笑いは起きにくいでしょう。「いない、いない」で、次も「いない」かと思っているところに、反対の「バア」が来るから笑いが起こるのです。

 つまり、笑いは、未来に対する予想が前提になっています。動物たちには、未来というものはなくすべてが今の現実です。だから、「いない」も現実、次の「いない」も現実、次の「バア」も現実なので、動物たちは笑わないのです。動物には、喜びというものはありますが笑いはありません。

 こう考えると、人間に笑いを感じてもらうには、ずれを意識的に作ることが大事だということがわかってきます。そこで、「急に下げる」という面白さが出てきます。

 人間が関心を持つものは、一般に進んでいるもの、強くなっていくもの、大きくなっていくもの、上昇していくものです。その反対の、遅くなっていくもの、弱くなっていくもの、小さくなっていくもの、下降していくのものはあまり関心を持ちません。そこで、人間は、進んでいるものや上昇しているものがあると、その延長をつい予測します。その予測をくつがえすような下降が急に生じると、笑いが生じることが多いのです。

 笑いにはもちろん上げる笑いもあります。しかし、その上げる笑いの面白さも、裏返せば下げる笑いに結びついています。昔、「日本沈没」という小松左京のSF小説を題材にした映画がありました。筒井康隆は、この小説をパロディ化して、「日本以外全部沈没」という短編小説を書きました。タイトルを見ただけで面白いのは、これが日本を上げる一方、日本以外を全部下げているからです。

 一般に、共通の第三者を下げる笑いは考えつきやすいのですが、文章はその場かぎりの会話と違って独立したものとして残ります。だから、他人を下げるよりも、自分を下げるような笑いの方が普遍性があります。

 笑いには、文化の要素もありますから、これから日本の社会が成熟するにつれて、より高度な笑いの型というようなものが形成されてくるでしょう。しかし、今はまず読み手に対するサービスのつもりで、笑いの練習をしていくといいと思います。

 そして、おかしいときに笑うことは誰でもできますが、おかしくないところに笑いを作り出すのは、パワーがないとできません。逆に、パワーがなくても出てくるのは、グチ、不平、不満、などです(笑)。笑いは、表現の工夫であるとともに、生きる姿勢でもあるのです。

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