学力向上の秘訣は雨だれ岩をも穿つ 個性、挑戦、感動、共感のある体験実例は、親子で考える これから脚光を浴びる学力は作文力 意欲的な勉強ができる仕組み これからの学力は創造力

記事 3068番  最新の記事 <一つ前の記事 一つ後の記事> 2017/11/19 
小1オンライン相談会で出された質問から(1)
森川林 2017/10/17 07:06 


 小1オンライン相談会で出された質問に関して、こちらからお答えした内容を一部加筆して載せておきます。

1.
 学校で国語の音読の宿題があるが、それとは別に音読をする余力がないという声がありました。
 勉強の中心は、家庭で決めた学習で、その補助的なものが学校の宿題です。
 音読を2つ別々に同じ時間に続けるのは、子供にとって心理的な負担があります。
 家庭で独自に決めた音読は、朝ご飯前に、学校の音読の宿題は夕方の勉強に、と分けておくと負担がありません。
 家庭で独自に決めた方が優先で、学校の方はできないことがあっても構わないというふうに重点を変えておくとよいと思います。
 勉強は家庭で決めた方針を最優先にしておくことです。

2.
 幼稚園年長で、入学前の準備としてやっておくことという質問がありました。
 勉強の先取りはする必要はありませんが、読書と対話によって日本語力を育てることだけは重点的にやっていくとよいと思います。
 また文字を書く練習は、小学校に上がってからという考えもありますが、子供が書くことに興味を持ったまま放置しておくと自己流に書き方を覚えてしまいます。
 興味を持ったときが、その勉強を始めるのに最適な時期ですから、文字をていねいに書く練習だけをさせておくとよいです。
 ただし、やりすぎないようにすることが大事です。

3.
 ゲームを禁止するかどうかという質問がありました。
 小学校3年生までの子は、親が禁止すればそれを守らせることができます。
 しかし、高学年になってもその禁止のスタイルを続けることはできませんから、低学年のうちから子供が自分でコントロールする練習をさせておくとよいのです。
 時間を決めてゲームをやらせる、あるいは退屈なときは本を読んだらゲームを何分してもよいというふうにするやり方が考えられます。
 ただし、子供が自分で時間をコントロールすると言ってもできないのが当然ですから、何度も忍耐強く親が子供に関わって少しずつ自分でコントロールする力を育てていくということです。
 子育ては、一度言っただけでできるようになるということはありません。
 親子で協力して、子供の自立心を育てていくということでやっていくといいと思います。

4.
 漢字の勉強を嫌がるという質問がありました。
 その原因は、難しい問題集をやらせているかからではないかと思います。
 答えを書いて○×をつけるような漢字の勉強は、時間がかかるだけで身につきません。
 単純に、学校の教科書の漢字をきれいに何回か書くというパターン化した練習にしておくとよいと思います。

5.
 小3まで英語はやらない方がよいというが、英語を聞くだけならいいかという質問がありました。
 聞くことがいちばんよくないので、CDなどをかせるのは避けた方がいいです。
 また、親が英語と日本語の両方を話すということも子供にとってはよくありませんから、海外で暮らす場合も親は家庭の中では日本語だけで子供と話すようにするといいです。
 日本で英語の勉強をする場合は、小4からで、最初は英語の音読暗唱を中心にしていくといいです。
 ただし、学力の中心は日本語ですから、何よりも日本語の生活を充実させていくことが大事です。

6.
 小学生新聞は、何を取ったらいいかという質問がありました。
 読み応えがあるのは毎小です。
 説明文的なコラムが充実しています。
 朝小は見栄えがいいですが、時事的なニュースのような記事が多く読むところがあまりありません。
 作文の投稿欄が充実しているのは朝小です。
 しかし、つい先日から毎小も投稿欄に作文を載せられるようになったようです。
(つづく)

▽構想図


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
小学校低学年(79) 

コメント欄

森川林 20171017 1 
 今回は、小1の生徒を中心にしていましたが、次回からはそのほかの学年についても行っていく予定です。
 ふと思ったのは、いろいろと悩みの深いお母さんは、お父さんがあまり話し相手になっていないのではないかというということです(笑)。
 身近にちょっと相談できる人がいるというのは大事だと思いました。


nane 20171017 1 
 私は、いつも同じことを言っていますが、やれ英語だ、漢字だ、問題集だなどと勉強を工夫するよりも、いちばん大事なことは、毎日しっかり本を読んでいることです。
 読書さえできる子であれば、勉強は何もしなくても大丈夫です。
 学校でちゃんと教わらなくても、家で少しやればすぐにできるようになるからです。
 むしろ工夫するのは、その読書の内容を充実させていくことです。


コメントフォーム
小1オンライン相談会で出された質問から(1) 森川林 20171017 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。
 ハンドルネーム又はコード:

(za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
メルマガの配信
▼バックナンバー
○一般用 ダイジェスト版
○生徒用 完全版

Facebookページ
言葉の森作文ネットワーク
いいね! 16,301件
新着コメント1~10件
勉強に熱心な子 nane
 子供たちの発表とそのあとの相互の感想を 11/16
勉強に熱心な子 森川林
 手段としての勉強とは、何かのために苦し 11/16
11月25日( nane
 Zoomという選択肢はあることは知って 11/14
11月25日( nane
 プレゼン作文発表会は、急遽google 11/14
11月25日( 森川林
 25日のプレゼン作文発表会のリハーサル 11/14
本を繰り返し読 nane
 うちの子2人が、熱中して繰り返し読んで 11/11
本を繰り返し読 森川林
 大人になって、座右の書と言われるような 11/11
オンライン教育 nane
 先日、ブレンデッド教育という本を読みま 11/10
オンライン教育 森川林
 今後、海外生徒の授業の振替指導なども、 11/10
本を繰り返し読 nane
 なぜ本を繰り返し読む子が少ないかという 11/9
……次のコメント

オープン教育 1~10件
オープンの川
過去の記事

過去の1~30件目を表示
■学力向上の秘訣は雨だれ岩をも穿つ 10月16日
■個性、挑戦、感動、共感のある体験実例は、親子で考える 10月13日
■これから脚光を浴びる学力は作文力 10月12日
■意欲的な勉強ができる仕組み 10月11日
■これからの学力は創造力 10月10日
■満ち潮の時代の多数派、引き潮の時代の少数派 10月9日
■受験に取り組む際に大事な三つのこと――受験作文コースの個別面談 10月8日
■小学1年生の作文と勉強のオンライン相談会 10月7日
■時間のかかる子育てがやがていい思い出に 10月5日
■集中力のある勉強の仕方を身につける 10月4日
■褒めて育てることがなぜ大切か 10月2日
■国語力アップの秘訣(8)――小学1年生の親子作文 10月1日
■受験作文コースの生徒に志望理由書の添削 9月30日
■国語力アップの秘訣(7)――小学1年生の作文指導 9月28日
■国語力アップの秘訣(6)――作文、感想文、小論文 9月27日
■読む勉強法で理科が百点に 9月26日
■国語力アップの秘訣(5)――記述の練習 9月25日
■国語力アップの秘訣(4)――要約の練習 9月24日
■国語力アップの秘訣(3)――スタディサプリの先取り勉強法も 9月23日
■教育における、垂直統合から水平分業への流れ 9月22日
■国語力アップの秘訣(2)――問題集読書のすすめ 9月21日
■国語力アップの秘訣(1)――読む力をつける 9月20日
■「作文が全然書けないんです」という相談 9月19日
■読む力書く力をつける言葉の森の読書作文教育 9月18日
■書を持って街に出よう 9月17日
■作文の勉強が親子バトルにならないようにする方法 9月16日
■森林プロジェクトの作文資格講師講座の料金改定前の受講申し込みは9月20日締め切り 9月15日
■国語力は忘れたころについてくる 9月15日
■作文は人に見てもらうことでうまくなる 9月14日
■作文は準備のときに考える――将来の目標は10分1000字作文(構想図の例付き) 9月13日
……前の30件
HPの記事検索
ホームページの全記事

 言葉の森新聞

Google+ページ
言葉の森作文オンエア

Twitter
言葉の森@kotomori

RSS
RSSリーダー

代表プロフィール
森川林(本名中根克明)

講師ブログ
言葉の森の講師のブログ

算数の通信教育
できた君の算数クラブ

カテゴリー
全カテゴリー
ICT教育(1)
遊び(6)
新しい産業(23)
暗唱(121)
生き方(41)
息抜き(19)
いじめ(1)
インターネット(25)
英語教育(10)
オープン教育(24)
親子作文コース(9)
オンエア講座(41)
オンエア作文(2)
音声入力(10)
音読(22)
外国人と日本語(4)
科学(5)
学問コース(1)
学力テスト(2)
合宿(14)
家庭学習(92)
家庭で教える作文(55)
漢字(17)
帰国子女(12)
教育技術(5)
教育論文化論(255)
教室の話題(26)
行事と文化(1)
ゲーム的教育(4)
合格情報(27)
高校入試作文小論文(10)
構成図(25)
公立中高一貫校(63)
国語問題(15)
国語力読解力(155)
子育て(117)
言の葉クラブ(2)
言葉の森サイト(41)
言葉の森の特徴(83)
言葉の森のビジョン(51)
子供たちの作文(59)
作文教育(134)
作文検定試験(4)
作文の書き方(108)
算数・数学(22)
自習検定試験(10)
自習表(5)
自然災害(1)
実行課題(9)
質問と意見(39)
受験作文小論文(89)
小学校低学年(79)
森林プロジェクト(50)
政治経済(63)
生徒父母向け記事(61)
生徒父母連絡(78)
全教科指導(2)
センター試験(7)
創造が価値の源泉となる社会(9)
大学入試(14)
対話(45)
他の教室との違い(22)
知のパラダイム(15)
中学生の勉强(21)
中高一貫校(11)
寺子屋オンエア(101)
読書(95)
読書感想文(19)
読書実験クラブ(9)
友達サイト(7)
日本(39)
日本語脳(15)
発達障害(1)
東日本大震災(15)
facebook(29)
facebookの記事(165)
プレゼン作文発表会(20)
プログラミング教育(5)
勉強の仕方(119)
未来の教育(31)
MOOC(2)
無の文化(9)
メディア(8)
森の学校オンエア(2)
森リン(103)
問題集読書(33)
読み物(1)
四行詩(13)
未分類(378)

QRコード






 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。