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記事 1414番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/20
苦労の多い感想文も生かし方で(facebook記事より) as/1414.html
森川林 2012/01/24 08:08 


 子供とたくさん話をしてあげよう。
 子供が難しいことを聞いてきたら、
 待ってましたとばかりに一緒に考えよう。
 大人は忙しいんだから考えるのは子供だけとは言わないで。

 言葉の森の感想文の勉強は、親子の対話が重要になります。

 もともと小学生の3、4年生までは、感想文を上手に書く必要はありません。

 まだ、そういう年齢ではないので、本は楽しく読んでいるだけでいいのです。

 しかし、なぜ感想文の練習をするかというと、夏休みの宿題が出たときに困らないようにと、そして、もっと大きな目標は、親子の対話を楽しむためです。

 子供にとってなぜ感想文が難しいかというと、まだ十年ほどしか生きていないから、似た例の材料が圧倒的に不足しているからです。

 そこで登場するのが、お父さんやお母さん。

 今週の課題は、小3はパスツールと微生物の話、小4はアメリカシロヒトリという帰化昆虫の話でした。(昔なつかしい)

 こんな説明文を読んで、似た例がどんどん出てくる小学生がいたら不思議です。

 そこでお父さんやお母さんと微生物の話や帰化昆虫の話をワイワイ楽しくお喋りするのです。

 でも、そういう準備ができていない子にも書く方法はあります。

 それは、似た例のかわりに想像した似た例を書くことです。

 もし私が微生物だったら、もしぼくがアメリカシロヒトリだったら(笑)。

 これで字数は何とか埋まります。

 子供たちにとって苦労の多い感想文、それだけに工夫をすればうまく生かせます。

 そして、たとえ上手に書けなくても、こういう苦労がその子の考える力のもとになっていくのです。

 ということで、今日のテーマは、感想文と苦労。

1、感想文と苦労についてひとこと、
 又は、
2、「かん、そう、ぶん」「く、ろ、う」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 空を見れば、やっとさわやかな青空!

 今日も、エンジン全開でいい一日をお過ごしください。


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記事 1413番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/20
教育にお金はかからない(facebook記事より) as/1413.html
森川林 2012/01/23 07:55 



 教育にお金はかからない。
 いい教材は、インターネットにあふれている。
 ただ、それをうまく使う方法がわからないので、
 今はまだ他人任せの教育になっている。

 お金の使い道は、そこにではなく、もっと新しい何かを創造する方に向けることです。

 例えば、親が自分の個性に合った資格を取って、その技を磨き、自分の仕事を新たに作り出すことなど。

 そして、インターネットの教材を上手に使う方法は、みんなでシェアしていけばいいのです。

 これが、自助と創造の社会のイメージです。

 世の中がだんだんこういう方向に動いていくような気がします。


 そこで、今日のテーマは、自助と創造の社会。

1、自助と創造でひとこと、
 又は、
2、「じ、じ、よ」「そう、ぞ、う」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 言葉の森で、保護者の方からいろいろな相談を受けます。

 例えば、「本を読まない」「作文が書けない」「音読を嫌がる」「漢字を使わない」「字がていねいでない」「塾が忙しい」などなど。

 それらの相談のほとんどは、これまでに何度も受けてきたものと同じなので、アドバイスも似ています。

 ということは、かなり多くの人が、子育てのごく基本的なことで悩んでいて、同じような遠回りをしながら試行錯誤で子供を育てているということでしょう。

 そして、何だかんだと言いながら、子供はやがて成長していき、自分の子育ての失敗や成功の経験は、親の中だけにとどまってしまうのです。

 それが、ちょっともったいない。
 そこで、言葉の森では、今いろいろ計画中。そのひとつが森林プロジェクトです。


 さて、昨日までの寒かった雨も上がり、今日は少し青空が……(と外を見たら)まだ見えない(笑)。
 おかしいなあ。夜中には星も見えたんだけど。
 しかし、いずれまた青空が顔を出すでしょう。


 それでは、今日も、やがて広がる青空を期待していい一日をお過ごしください。


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記事 1412番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/20
おもちのような日本の教育(facebook記事より) as/1412.html
森川林 2012/01/22 10:42 



 日本の教育の特徴は、だれでも例外なく
 ひととおりのことができるようにすることにある。
 競争によって勝者と敗者を分け、
 勝者が社会を引っ張るという仕組みではない。

 それが例えば匠の技と呼ばれるもので、求められているものは気紛れな天才ではなく、きちんとした仕事のできる人でした。

 ここには、人間はだれでも時間をかければ同じところまで行けるという考えがありました。

 更に言えば、そこには、教育というものが、人間の外側にある何かを身につけるものではなく、人間にもともと備わっている何かを磨いていくものだという考えがありました。

 だから、日本ではあることができる人が現れると、我も我もと同じことができる人が現れてくるのです(笑)。

 これから、個性を発揮して生きていく人が現れると、同じような人が次々と現れてくるでしょう。

 まだそうなっていないのは、個性を経済の世界に結びつける仕組みが整っていないからです。

 欧米の経済破局によって、日本はこれから大きく独立の道を歩み出すでしょう。

 そのとき、日本の指針となるものは、欧米の教科書ではなく(それはもうかなりマスターしてしまったので)、日本の過去の伝統です。

 日本の伝統を現代に復活させ、それを今ある科学技術の基礎のうえに、新しい日本の文化として作り出していくことがこれからの日本の進む道になっていくと思います。


 ということで、今日のテーマは、伝統の復活。

1、伝統の復活についてひとこと、
 又は、
2、「でん、と、う」「ふっ、か、つ」で五七五(「ふっ」で始まる言葉があるかなあ)
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 教育における伝統の復活が、寺子屋式勉強法です。

 言葉の森では、森林プロジェクトによって、この寺子屋の勉強を現代的に復活させていきたいと考えています。

 寺子屋というと、古くて時代後れの感じがする人もいると思いますが、この寺子屋の勉強法によって、日本は、明治時代を切り開いた錚々たる人材を生み出しました。

 その秘訣は、優れた教材の反復と、家庭と地域ぐるみの教育でした。


 それでは、今日も、日本の未来に思いを馳せながら、暖かな家庭で静かないい一日をお過ごしください。


(写真は「SOZAIjiten」より)
 早い遅いの違いはあるが、おもちはみんな同じようにふくらんでくる。
 これがたぶん、日本の未来の教育のイメージに近い(笑)。


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おのずから上手になる作文(facebook記事より) as/1411.html
森川林 2012/01/21 07:36 



 欠点を直しても、いいものはできない。
 いいものは、おのずからできる。
 おのずからできるようになるためには、
 何度も繰り返すことだ。

 赤ちゃんが立ち上がって歩き始めるときのように、人間はおのずからうまく歩けるようにできています。

 それをころぶたびに、「ほら、そこで右足を早く出さないからじゃない」などと注意していては、かえって歩く気をなくしてしまうでしょう。

 人間には、けがをしたときに自然に治る力があるように、よりよくなろうとする自然の力がもともと備わっているのです。

 その自然の力を引き出すコツは、いい見本を見せて繰り返すことです。

 子供の作文を大人が見ると、熱心な人ほど欠点を直したくなってきます。

 しかし、欠点を次から次へと直していって、すっかり欠点がなくなったときにいい作文になるかというと、そういうことはありません。

 いいものは、おのずから生まれてくるのです。

 そのための条件は、読書と対話と作文を繰り返すことです。(できれば音読、暗唱も)

 作文は、直すことによってうまくなるのではなく、書くことによってうまくなるのです。


 そこで、今日のテーマは、おのずから。

1、おのずからについてひとこと、
 又は、
2、「おの、ず、から」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 読書、対話、作文、音読、暗唱を繰り返すことか。なあんだ。単純。芸がない、と言われそうです。

 ところが、子供は、というか人間は、単純な繰り返しがいちばん苦手です。

 その理由はただひとつ。つまらないから。

 といって、目先の新しいことを複雑にやっても、面白い気がするだけであまり実力はつきません。

 単純なことを飽きずに続けさせる工夫が大事なのです。

 そして、毎日続けているうちに、ある日ふと、おのずから上手になっていることに気づくのです。


 それでは、今日も単純な基本を思い出して、おのずからいい一日になるようにお過ごしください。


補足説明

 正確に言うと、直すことは、自分が直したいと思ったことの一部にとどめておき、褒めることは、自分が褒めたいと思ったことの何倍にもするということです。

 そして、子供が向上心に燃えているときは、直す量はそれに比例して増やしていってもかまいません。

 だから、受験コースの子供の作文などは、ばんばん直していいいのです。

 しかし、受験の直前になったら、もう直さずに褒めるだけです。

 そして、受験が終わったら、その結果がどうであれ、それまでの努力をただ褒めてあげるだけです。

 ブレーキとアクセルを踏み間違えないようにね(笑)。


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たくましい自然の生き物たち(facebook記事より) as/1410.html
森川林 2012/01/20 08:34 



 雨の日も、
 風の日も、
 雪の日も、
 スズメたちはえさを待っている。

 自然の生き物たちは、小さな体で十分にたくましく生きています。

 それに比べると、人間は、やれ寒いだの、あれが足りないだの、これが足りないだの、文句が多い(笑)。

 与えられた境遇を当然のように受け止めて、その中でベストを尽くすスズメたちの姿を見習いたい。


 ということで、今日のテーマは、スズメのベスト(何だか羽毛ふとんみたい)

1、スズメやベストについてひとこと、
 又は、
2、「す、ず、め」「べ、す、と」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 と書いているうちに、雪が雨になっていました。

 今日はえさをやるのが遅れたので、スズメたちはほかの場所を探しに行ったようです。

 屋上の手すりにまだ雨に濡れたご飯粒が残っています。

 でも、たぶんお昼にはすっかりなくなっているでしょう。


 それでは、今日は、久々の雨を味わいながら、いい一日をお過ごしください。


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