ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5015番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/28
大学入試が終わり、晴れて大学生になったみなさんに。大学生時代は、学問とビジネスと出会いの時代。 as/5015.html
森川林 2024/03/12 12:05 

ユキヤナギのつぼみ



 早い人は、小学生時代からの長かった勉強が終わり、やっと大学というゴールに入ったことで一安心していると思います。

 でも、その安心の気持ちは、1週間ぐらいで切り替えて、新しい挑戦に向かっていくことが大事です。

 挑戦のひとつは、学問です。
 大学生時代は、時間がたっぷりあります。
 普通に勉強していれば、単位を落とすようなことはまずありません。
 大学での勉強は、普通にやっておけばいいのですから、もっと大事な本当の学問をすることです。

 本当の学問とは、難しい本を読むことです。
 高校時代の倫理や政経や歴史の教科書に載っていた名前だけは知っている本を読んでいくことです。

 私(森川林)が、大学生時代に読んで印象に残っている本は、
ヘーゲルの精神現象学」(ヘーゲル)
(その解説書「ヘーゲル精神現象学の生成と構造」(イポリット))
存在と無」(サルトル)
雇用利子貨幣の一般理論」(ケインズ)
葉隠」(山本常朝)
成功の実現」(中村天風)
などです。
 教科書に載っていない本や、難しくない本もありますが(笑)。


 岩波文庫の青帯、白帯は、かなり時代が古いですが、世界の古典が載っています。
 こういう本は、大学生時代以外は読めません。
 社会人になったら、そんなまだるっこしい本は読んでいられないからです。
 しかし、若いときに読んだ難しい本は、自分の考え方の骨格を形成します。
 だから、大学生になったら、まず難しい本を読むことです。


 もうひとつの挑戦は、広い意味でのビジネスです。
 新しい仕事を自分で作り出していくことです。
 もちろん、学生時代にやる仕事ですから、本格的なものではありません。

 また、大学生のときに始めるような仕事は、たかが知れています。
 誰もが考えつくようなことをやるのがせいぜいです。

 しかし、物事のスタートは、みんなそうです。
 その誰もが考えつくような仕事であっても、40代や50代になってから始めるのでは遅すぎます。
 失敗しても、何度でも再チャレンジできる20代でやっていくのがいいのです。
 そのチャレンジが、将来の仕事に結びつくことはたぶんありません。
 しかし、チャレンジしたということが、必ずあとで生きてきます。
 それは、チャレンジすることを恐れないようになるからです。


 3つ目の挑戦は、サークル活動に参加することです。
 大学生時代は、出会いの場が豊富にあります。
 大学での勉強だけをするのではなく、いろいろな人と出会う場を自分で見つけていくことです。

 ただし、政党や宗教と結びついたサークルには参加しないことです。
 そのためには、信頼できる先輩に聞いてみることです。
 ネットで調べるだけでもかなりわかります。
 大学生時代は、勉強力以外に、調査力も必要になるのです。

 しかし、今は、そういう政治や宗教と結びついた団体はあまりないと思います。
 たとえそういうところに入ったとしても、すべていい経験だと思えばいいのです。


 大学生のみなさんは、新しい環境にどう取り組んでいくかということを、入学前に考えておくといいと思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20240312  
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。
18歳から22歳は、思考力が最も伸びる時期です。
この時期に、学校の勉強や遊びに時間を費やすだけでなく、難しい本を読むことに時間を使うことです。そして、新しいビジネスに挑戦することです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生き方(41) 

記事 5013番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/28
【合格速報】明治大学法学部・中央大学法学部・立教大学法学部・上智大学法学部 as/5013.html
言葉の森 事務局 2024/03/12 09:56 
明治大学法学部・中央大学法学部・立教大学法学部・上智大学法学部  T.K.さん

<保護者様より>
 K先生、ありがとうございます。
 言葉の森では、三名の先生に長くお世話になりました。今思えば、聞いた話のところで話をするのが、親としては楽しくいい時期だったなぁと思います。少し前に小学生の頃の作文を見返したところ、こんな話をしていたか…と自分でもおかしく、笑ったり泣いたりでした。読解力も書く力も言葉の森で身につけることができました。おかげ様で、進学先が決まりホッとしております。本人は、今は小中学生の頃に戻り、ハリーポッターを夢中でハイペースで読んでおります。速読力も身についたかもしれません(笑)

<担当講師より>
 Kさん ずっと作文を頑張ってこられました。私が最後の担当で、受験勉強に専念されるため言葉の森を卒業されていました。
 思えば、中高一貫の難関校に挑んだときも、言葉の森におられました。努力家で、強い気持ちをもつKさんの新しいスタートをお祝いします。おめでとうございます!

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
合格情報(27) 

記事 5012番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/28
【合格速報】東京大学理科三類・慶應大学医学部 as/5012.html
言葉の森 事務局 2024/03/11 11:21 
東京大学理科三類・慶應大学医学部  K.T.さん

<担当講師より>
 小学校低学年から長く続けてくれた生徒です。
 医学部に進学しますが、歴史にも詳しく、作文も得意で、毎回、くわしい歴史実例を入れながら素晴らしい作文を仕上げていました。
 これからもますますがんばってくれることと思います。
 合格おめでとうございます!

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20240311  
 T君、いつも椅子に腹ばいになってずっと本を読んでいたものね(笑)。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
合格情報(27) 

記事 5011番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/28
2月の森リン(もりりん)大賞 as/5011.html
森川林 2024/03/11 05:40 

白い水仙

 2月の森リン大賞も、小1の生徒から高3の生徒まで載せています。
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php?nenn=2024&tuki=02

 中学3年生は、入試の時期に重なる人が多かったせいで、該当作品がありませんでした。
 優れた作品はありましたが、要約の部分が長かったので、代表作品にはなりませんでした。
 清書のときは、要約の部分は消して、自分なりの実例や説明で書くようにしてください

 全学年の森リン大賞の中から、小5のあきぬい君の作文を紹介します。

 お父さんやお母さんに聞いた話、自分で調べた話などが、作文の題材を広げています。
 結びの感想は、大きく「わかったこと」で、高学年らしくまとめています。

 会話の書き出しは、平凡なものになりやすいので、情景などで書き出しの工夫をしていくといいと思います。
 課題フォルダでは、題名が決まっていますが、自分で書く作文には、題名を工夫して書いていっていいです。「○○な○○」のように題名を工夫してもいいです。
 表現語彙が100点で、密度の濃い作文になっています。これからもがんばってください。

(読みやすくするために、段落ごとに2行改行しています。)

  節分
     あきぬい
 「いただきます。」今年の方角は東北東だ。ぼくの食卓のテーブルの位置からは右側にある。椅子の向きを東北東に傾けた。恵方巻きをこぼさないように注意して食べなくてはいけない。

 毎年節分の日になると、母が用意してくれた恵方巻きを食べる。その年の福の神様がいるとされている方角を向きながら無言で食べきると縁起が良いとされている。ぼくは早く食べ終わって無言から解放されたいので、まるで食べ物にありつけた犬のように恵方巻きにかぶりついた。ようやく食べ終わったあと、「恵方巻きって昔からあったの?」と母に聞いた。「子供の頃はそんな習慣なかったよ。」意外な答えが返ってきたのでびっくりした。節分とは、立春立夏立秋立冬の節期の前日のことをさす。旧暦では立春が一年の初めとされて一番重要視されているため、節分が立春の前日のことを示すようになったようだ。節分の日には江戸時代から明治時代にかけては商人や芸子が商売繁盛を祈願して巻き寿司を食べたことが由来らしい。その後その文化は一旦廃れてしまったが寿司海苔業界の宣伝効果により復活したそうだ。なるほど、だから母の時代には恵方巻きがなかったのだと納得した。恵方巻きを食べることは古くからある伝統的な行事を次の世代に受け継いでいく役割があるから、今後も続けていきたいと思った。

 父は、子供の頃節分になるとお茶に豆を年の数だけ入れて飲んでいたらしい。なんだかまずそうだと思ったが、物は試しだと思いぼくも飲んでみることにした。それはまるで泥水を飲んだような味だった。そんなものを父は毎年飲んでいたのかと驚いた。そのような文化が本当に存在するのかと思って調べたら存在していた。それは福茶と呼ばれるらしい。ネットには豆だけではなく、梅や昆布も入れて飲む、と記載されていた。梅は松竹梅の梅、昆布は喜ぶ、豆はまめに暮らせるようにとの意味がある。これを飲むことで一年の邪気が払えるという縁起物の飲み物だそうだ。これを聞いて、正月のおせちについても同様の意味があることを思い出した。ということは、日本人は昔から節目の行事ごとに縁起を担ぐことを大切にしているのだと思った。昔は病気にかかったとしても、高度な技術での手術や薬などなかっただろう。だから現代よりもっと神様や福と縁があるものの存在を大事にしていたのかもしれないと思った。よって縁起を担ぐための福茶や恵方巻きなどが存在するのだろうと感じた。

 伝統行事とは一年の平穏無事を願う昔から受け継がれてきた行事であり、それを後世に伝えていく大切な役割があることが分かった。そして昔の人たちは現代よりも神様や福の存在を大事にしていたため縁起を担ぐ行事を取り入れていたのだと思った。日本には四季折々の様々な行事や食べ物が存在する。それらには全て意味があるということが分かった。ぼくはその素晴らしい日本の伝統をこれからも大事にしていきたい。


この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
森リン(103) 

記事 5010番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/28
3月10日(日)9:00から、全科学力クラスの体験学習開始 as/5010.html
森川林 2024/03/09 15:40 

ユキヤナギ

 中学123年生対象の全科学力クラスを、3月10日(日)から開始します。

 勉強する教科は、国語、数学、英語、理科社会です。

 幼長小学123年生は基礎学力クラス、小学456年生は総合学力クラスで、中学123年生は全科学力クラスになります。

 なぜ、このようなクラスを始めたかというと、今の子供たちは、無駄な勉強の時間が多いからです。

 勉強は、家庭学習で行うものです。
 家庭で自分のペースでやっていれば、塾に通う必要はありません。

 しかし、質問をしたい場合は、教えてもらう場が必要です。
 また、勉強の進捗度をチェックしてもらうのに、そういう場があった方が便利です。

 もちろん、ある教科力を入れたいという場合は、その教科について週に1回又は2回通う方がスムーズにできます。
 しかし、自分で勉強を進められる人であれば、週に1回、勉強全体についてチェックしてもらう場があれば、それで十分です。

 全科学力クラスは、1週目国語、2週目算数数学、3週目英語、4週目理科社会というかたちで勉強を進めていきます。

 毎日の家庭学習を基本にして、週に1回勉強全体をコントロールする場があれば、それが最も能率のよい勉強法になります。
 もちろん、週に1回や2回のペースで勉強していきたい講座があれば、それは並行してやっていってかまいません。


 現在の高校入試は、総合点で合否が決まるようになっています。
 総合選抜のように得意分野を生かす入試は、大学入試になってからです。

 だから、中学生の勉強は、苦手をなくすことを重点にしていく必要があります。
 得意な科目の90点を95点にするよりも、苦手な科目の70点を80点にする方がずっと容易だからです。

 中学生の勉強は、難しいことはありません。
 すべて、時間をかけて勉強すれば、誰でも成績が上がるような勉強です。

 体験学習を希望される方は、個別れんらく、又は、電話でご連絡いただければ、体験用の教材をお送りします。
 新中学1年生も参加できます。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
全科学力クラス(0) 
コメント1~10件
森リンベストの 森川林
じすけ君、ありがとう。 統合失調症のような、また似たような 4/21
森リンベストの じすけ
こわばんは 今日は元気一杯、体験発表をさせて頂きます。 4/20
国語読解問題の 森川林
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうした 3/28
今日は読書3冊 森川林
苫米地さんの「日本転生」は必読書。 3/25
共感力とは何か 森川林
言葉の森のライバルというのはない。 森林プロジェクトで 3/23
3月保護者懇談 森川林
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中 3/22
中学生、高校生 森川林
 意見文の書き方で、もうひとつあった。  それは、複数の意 3/14
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
近所のローソン 森川林
毎日新聞を見たけど、記事はまだ載っていまでした。 4/25
毎日新聞に言葉 森川林
 しばらく前に、毎日新聞の人が取材に来ました。  そのとき 4/24
テスト送信 森川林
https://www.mori7.com/za2024d0 4/24
4月保護者懇談 森川林
シラン ●今後の「森からゆうびん」の学習デ 4/22
マスクにしても 森川林
マスクにしても、ワクチンにしても、消毒にしても、 自分たち 4/21
イエスも釈迦も 森川林
イエスも釈迦も、理想の社会を築きたいと思っていた。 しかし 4/21
日本復活の道筋 森川林
 工業製品を経済発展の原動力をした資本主義は終わりつつある。 4/17
メモ 森川林
https://www.mori7.com/za2024a0 4/16
単なる作業 森川林
勝海舟は、辞書を買うお金がなかったので、ある人から夜中だけ辞 4/8
勉強は、人に教 森川林
勉強は、人に教えてもらうのではなく、 自分で学べばよい。 4/7

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習