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 創造が価値の源泉となる社会と言葉の森の教育 4、現代に生かす寺子屋教育 言葉の森 | オンライン | 作文教室【公式】
 
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創造が価値の源泉となる社会と言葉の森の教育 4、現代に生かす寺子屋教育 as/2023.html
森川林 2013/12/31 03:08 
修 削


●現代に復活させる寺子屋教育の方法(1)家庭での自習

 では、現代に復活させる寺子屋教育とは、どのようなものになるのでしょうか。
 言葉の森では、寺子屋式の効率教育を進めるために、次のような計画を立てています。

 第一は、家庭における自習です。

 1番めの自習は、漢字の読みの先取りです。
 現在の国語教育のように、学年別に配当された漢字の読みだけを学習していては、子供たちは学年別の本までしか読めません。現代の国語教育は、子供たちの読書の世界を児童図書に限定させています。
 言葉の森は、新しい漢字学習のために、教育漢字約1000字と常用漢字約1000字の暗唱用の漢字集を作成しています。この漢字集で漢字の読みだけを先取りしたあとに、漢字の書き取りについては学年相当のものに取り組んでいきます。

 2番めの自習は、英語の長文暗唱です。
 語学は、小学校4年生から6年生の時期に、その言語で書かれた文章を丸ごと暗唱することによって土台が形成されます。
 小学校3年生以下の外国語教育は、子供の母語である日本語能力の形成を阻害するおそれがあります。
 中学生以降の教科書的な外国語教育は、知識を先行させる点で、その外国語の感覚を作る面での弱点があります。

 小学校4年生から6年生は、外国語学習の最適期ですが、その学習法は、この時期に中学生以降の知識的英語を先取りすることではありません。英語を丸ごと聴き、読み、暗唱することによって、英語の感覚を作っていくことが大事です。

 3番めの自習は、算数数学の問題演習です。
 算数数学の勉強で重要なことのひとつは、計算の正確さと速さです。もうひとつは、問題の解法の理解です。
 算数数学の勉強は、基本的な学力をつけることを目的にし、その学力をある程度まで先取りしていくという方法で取り組みます。

 受験勉強的な意味で差のつく、間違えやすい、読み取りにくい文章題などの問題を、学年の早い時期から解く必要はありません。そういう難問は、基礎学力さえついていれば、受験の前の1年間の取り組みで十分に間に合うからです。
 また、律儀に学年で定められた範囲までの勉強にとどめておく必要もありません。基本的な学力をつけるだけであれば、学年を超えた先取りは自然に行えます。しかし、それは先取り学習を目的としたものではなく、算数数学の世界を楽しむために自然に先まで進みたくなるという勉強にしていく必要があります。

 この算数数学の勉強の教材は、市販の手に入りやすい問題集や参考書です。教科書は、教える先生の解説がないと使えない仕組みになっているので、教科書ではなく教科書レベルの詳しい問題集や参考書が必要になるのです。

 4番めの自習は、日本語の長文の音読と暗唱です。
 音読する長文の基準は、現代の日本語で書かれた美しくわかりやすい説明文です。
 科学や社会や人生について考えを深められるような構造的な内容を持ち、リズミカルな文体で、時に明るい笑いがあり、勇気と知性と愛と日本文化を感じさせる文章の長文を教材にしていく必要があります。
 こういう長文を、オープン教育でオリジナルに作成し、子供たちの理解力、思考力、表現力の基礎を作ります。

 そのほかの自習には、読書、問題集読書などもあります。
 また、将来は、理科、社会、音楽、体育、ロボットプログラミングなどの多様な文化的自習も行えるようになるでしょう。



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