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勉強は長い時間やることより、繰り返しやることが大事
森川林 2018/02/01 08:03 


 時間をかけているわりに成績が今ひとつという子の場合、勉強時間が長すぎることが多いようです。
 それは、どうして長くなるかというと、勉強の量が多いからです。
 そして、なぜ多いかというと、ぃろいろなものをやるという勉強の種類が多いからです。

 勉強の種類が多くなると、1つの教材についてせいぜい1回しかやらないようになります。
 本当は、1つの教材は4回から5回繰り返すぐらいで初めて身につくのです。

 それは、読書も同じです。
 1度しか読んでいない本は、結局自分の中ですでにわかっているものしか読んでいません。
 2度、3度繰り返し読む中で、初めて自分の中に新しいものの見方や考え方が定着してくるのです。

 しかし、同じものを繰り返す勉強というのは、子供にとっては飽きるものです。
 それを飽きずにやるコツは、目標があり、一緒にやる仲間がいることです。

 暗唱検定に合格する人が年々増えていますが、その理由の一つは、検定試験という目標があることです。
 もう一つは、友達がやっているという話を聞くことです。

 今度、言葉の森では、作文のクラスと、自主学習のクラスを、少人数の交流ができるオンラインクラスとして行える曜日と時間を設けました。
 この中で、子供たちが勉強の交流を楽しめればいいと思っています。

▼参考記事
====
「勉強で大事なのは学ぶ「物」ではなく学ぶ「事」――退屈な勉強を続けるには」
https://www.mori7.com/as/2533.html

 寺子屋オンラインの勉強のよいところは、「物」ではなく「事」を中心に勉強していけることです。
 「物」中心の勉強とは、教材中心の勉強です。教材が優れていることはもちろん大切ですが、どんなによい教材であっても、その教材を繰り返し使って自分のものにすることがなければ、価値は半減します。
 しかし、多くの家庭で、子供たちは、学校の宿題、塾の宿題、通信教材、市販の教材など、ひとつの教科で複数の教材を使って勉強しているのです。

 学校の勉強が時間的には最も長いのですから、中心になるのは学校の教材です。しかし、学校の教材は受験に対応するような難しい問題は載っていないことが多く、しかも学校で先生が教えることを前提に作られているために解説の部分が弱いのが難点です。
 だから、学校の教材プラス家庭で選ぶ市販の教材というのが勉強の教材としては最もよい組み合わせになります。

 しかし、同じ教材で勉強をするときの問題は、同じものを繰り返しやるという勉強の鉄則を守った学習は、実は退屈だということです。
 そのため、子供が飽きないように、目新しいものを次々とやるような勉強スタイルに戻ってしまうことも多いのです。

 退屈な勉強を続けるコツは、まず同じ時間に同じことを勉強するという勉強の習慣を作ることです。次に、タイマーなどを使った自分なりの記録で自分自身と競争できるような目標を作ることです。そして、もうひとつは、ほかの人と一緒に勉強することです。

 寺子屋オンラインでは、まだ生徒どうしの交流はありませんが、それでも同じ時間に同じような勉強している人の姿が見えるということは、自分の勉強の励みになっています。

 今後は、オンエア特別講座で、勉強以外の交流もできるようにする予定です。すると、勉強する「こと」自体がもっと楽しくなってくるはずです。

(2018年3月より、オンライン作文、自主学習クラスとも、思考発表クラブと同じように子供たちの交流ができる少人数クラスがスタートします。ただし曜日と時間はまだ限られています。)
====

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コメント欄

森川林 20180201 1 
 成績のいい子の教科書や参考書を見ると、あちこちに書き込みがあったり、背表紙がはずれかけていたりして使い古された感じがします。
 それだけ、何度も使っているのです。
 1冊を繰り返し使っていると、ある話がどのページのどの位置に書いてあったかという地図のようなものが頭の中にできてきます。
 そのときに。その教材が自分の中に定着したことになるのです。
 とは言っても、小学生にはまだそこまでは無理です。
 だから、小学生のうちは、勉強は同じことを繰り返しやるものだという感覚だけをつけておくといいのです。

nane 20180201 1 
 昔、生徒から、こんな話を聞いたことがあります。
「うちのおじいちゃん、英語の辞書を覚えながら食べちゃったんだって」
 そして、表紙だけで中身のない英語の辞書を見せてくれたそうです。
 気合いの入りすぎたおじいちゃんですが、本当に身につけたいものは、食べてしまうぐらい繰り返すといいのです。
 シュリーマンの勉強も、本多静六の勉強も、塙保己一の勉強も、繰り返すという点で共通していました。


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