記事 3348番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2020/5/29
繰り返し読むのは、やはり紙の本
森川林 2018/06/19 12:44 

 今のキンドルは、必要な箇所に傍線を引けるようになっています。
 また、引用したい部分を選択して、自分のメールなどに送ることもできます。
 夜中でも読めるし、明るい日中の日差しの中でも読めます。
 しかも、何冊入れても場所を取りません。
 複数の端末で読んでも、ちゃんと同期してくれます。

 情報処理という点から読書を考えると、デジタルの本はアナログの本よりもずっと便利です。

 しかし、読書には、情報処理以上の面もあります。
 それは、座右の書と呼べるような繰り返し読みたくなる本です。

 アナログの本のよさは、どのへんに書いてあったかという身体感覚と本が結びついていることです。
 人は、情報だけを読み取るのではなく、その情報のあった空間と時間も同時に読み取っています。

 これが特に重要になるのは、繰り返し読む本の場合です。

 子供たちが繰り返し読む本の代表は教科書です。
 高校生の中には、教科書に書き込みをして参考書代わりにしている子もいます。
 こういうことは、アナログの紙の本でなければできません。

 日本は、ICT教育という点でまだ遅れています。
 しかし、何でもICT化すればいいというのではありません。
 教育の本質をふまえたICT化を進める必要があるのです。


 話は変わって、「子供の読書についてのオンライン懇談会」を6月4週に連続して行います。
6月22日(金)20:15~45分間程度
6月23日(土)11:15~45分間程度
6月25日(月)20:15~45分間程度
6月26日(火)20:15~45分間程度
6月28日(木)20:15~45分間程度

 この懇談会は、どなたでも参加できます。(無料)

 参加申し込みは、下記のフォームからお願いします。
https://www.mori7.com/kform_pre.php?f=hog201806

■懇談会の内容
(1)子供の読書の意義と方法――苦手な子から得意な子まで読書を進めるさまざまな方法(話:中根克明 約15分)
(2)参加者からの質問受け付け(自由)
(3)参加者からの読書の工夫紹介(自由)
・全体で45分間程度で終了の予定です。
・延長して話をしたい方は、自由に延長できます。
・途中の入退出は自由です。
個別指導の対話型オンライン授業
おすすめ→ 個別指導の対話型授業「朝のオンラインスクール」
新型コロナウイルスによる学校の休校対応で、朝9時から午後3時まで個別指導の対話型オンライン授業。小1~中1の国語、算数数学、英語、理科、社会、読書、暗唱、図工、記述のうちから自由選択、1時間550円。
 

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
ICT教育(1) 読書(95) 

コメント欄

森川林 2018年6月19日 12時53分  
 読書は、紙の本でなければ、人間の身体になじまない面があります。
 作文も同様に、手書きでなければ、身体感覚と結びつかないことがあります。
 どんなに社会が進歩しても、人間は手と足と目と耳と口を持って生きていくからです。
 科学技術が進んだことによって、かえってそういうことがわかってきたのが現代です。


nane 2018年6月19日 12時57分  
 将来のデジタルブックは、ページが空間の中に配置され、いったん固定したら動かせない、よりリアルに近いものになると思います。
 この不便さと空間性と時間性が、デジタルと人間の共存のために必要になるのです。


コメントフォーム
繰り返し読むのは、やはり紙の本 森川林 20180619 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
ひふへほ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「ひふへほ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

(za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
新着コメント1~3件
「プロに聞く『 ひかりん
ひかりん母です。 お世話になります。 5/27
「プロに聞く『 nane
「読解・作文力」の本が3刷になりました。 5/27
「プロに聞く『 森川林
 この記事を読んだ人は、もうO中学の作文 5/27
……次のコメント

オープン教育 1~3件
オープンの川
鳥の村 1~3件
鳥の村
虹の谷 1~3件
虹の谷
過去の記事

過去の1~30件目を表示
■誰でも暗唱ができるようになる方法――成長期の子供の日本語力育成に有効 6月18日
■6月のオンライン懇談会、6月の発表交流会、7月のオンライン面談の予定 6月15日
■人に教わるのではなく、自ら学ぶことによって真の実力がつく 6月15日
■親子の対話が子供を成長させる 6月14日
■作文は準備七分に腕三分 6月13日
■できなかったことを叱るのではなく、できるようにさせてから褒める 6月12日
■森林プロジェクトの交流会6月13日(水)20:30 6月12日
■寺オン作文コースの発表から 6月12日
■問う勉強、答える勉強――百点を取るより面白い勉強とは 6月11日
■「いつでも読書」――小6の生徒の作文から 6月10日
■成績はよくなったが、頭は悪くなった 6月10日
■考える勉強の習慣がつく発表学習コース 6月8日
■直すのが難しいが効果の薄い漢字、直すのが易しいが効果の高い読書 6月7日
■作文が更に楽しく書ける寺オン作文コース 6月6日
■寺子屋オンライン「発表学習コース」の子供たちの作品から 6月6日
■作文を上手にすることと作文力を上達させることとは違う 6月5日
■那須高原 言葉の森合宿所 読書作文キャンプ2018のお知らせ 6月4日
■受験作文は、構成の示してある模範解答で練習すれば誰でも書けるようになる 6月3日
■「ちゃんと勉強しなさいよ」と言うと、ちゃんと勉強しなくなる 6月2日
■寺子屋オンライン通信2018年6月号 6月2日
■那須の読書作文キャンプの下見 6月1日
■ブラック勉強とホワイト勉強 5月30日
■創造的で個性的な学力が将来の人間形成につながる 5月29日
■答えのない勉強としての読書――子供の読書生活をどう発展させるか(その4) 5月29日
■答えのない勉強としての読書――子供の読書生活をどう発展させるか(その3) 5月28日
■音声入力講座――1200字の作文を10分で書く――時間の取れない中高生のために 5月27日
■答えのない勉強としての読書――子供の読書生活をどう発展させるか(その2) 5月26日
■答えのない勉強としての読書――子供の読書生活をどう発展させるか(その1) 5月25日
■寺子屋オンライン通信2018年5月 5月24日
■親が本当に子供に伝えるべき教育 5月24日
……前の30件
RSS
RSSフィード

カテゴリー
全カテゴリー

QRコード


通学できる作文教室
森林プロジェクトの作文教室

リンク集
現在作成中です。
FJNBP-1337-6644-8260-5410 ソースネクスト





 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。