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こんにちわ! 長文暗唱のページを初めて拝見いたしました。 娘はまだ年少ですが幼稚園の朝の課程でこの「雨ニモマケズ」と暗唱しております。 2歳の頃から取り組んでいたので年少1学期の時点で完全の暗唱できるようなっております。 意味はわからずともリズムにのってサラサラと暗唱しており、毎日聞く私も暗記してしまいました 笑 今は諺にも取り組んでいるようです。
Shinoさん、ありがとうございます。
幼児から小2までの間は、何でも苦もなく吸収する時機なので、この時期に日本語のいい文章を繰り返し音読暗唱する機会を作っておくとよいと思います。
意味を理解する必要はないので、目標はすらすら読めるようになることだけに置いておくといいです。
なぜ、意味を理解する必要がないかというと、大きくなって必ず意味を知る機会が出てくるからです。
すると、それまで意味がわからずに読んでいた過去の経験が、全部意味を伴って自分の中に残るからです。
それから、暗唱がすらすらできると、つい勉強的な暗唱をさせたくなりますが(笑)、そういう方向には進まずに、いい文章をより長いまま暗唱できる方向に向けていくといいと思います。
ご返信ありがとうございます! いつもためになる記事を拝見し、日々の子育ての指針にさせていただいております。 子供に対する教育というより、自分自身の教育が必要だと感じております。
Shinoさん、こんにちは。
子供と同じように、親も親の役割は初めてなので、いろいろ試行錯誤をしながら柔軟にやっていけばいいのだと思います。
何かあれば、いつでもご相談ください。
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12月に第2回目のプレゼン作文発表会を行いました。
この発表会に参加した言葉の森の生徒で、動画を公開してもいいという承諾のあった人の動画を、「これまでの記録」のページに掲載しました。
▽「プレゼン作文発表会これまでの記録」
https://www.mori7.net/hpk/koremade.php
また、同時に参加した言葉の森の生徒を対象にアンケートを実施し、これも、「アンケート」のページに掲載しました。
▽「プレゼン作文発表会アンケート」
https://www.mori7.net/hpk/anke.php
作文の中心は、もちろん文章ですが、それは表現の手段として文章を使っているということであって、文章を書くことそのものが目的なのではありません。
目的は、相手に伝わるように表現することであって、それを文章でできるようにしているということです。
プレゼン作文発表会は、作文で表現されている内容を、絵や写真や動画や音楽を使って、更に表現を豊かにして発表するという企画です。
言葉の森の生徒のほとんどは通信で勉強していますから、日常的に交流する場はほとんどありません。例外的に夏の寺子屋合宿で会う人もいます、そういう交流に参加できる人はほんのわずかです。
生徒の分布は、日本の場合は、北は北海道から南は沖縄まで、更に海外の生徒もいますから、言葉の森の生徒が一堂に会するような機会はまずありません。
ところが、インターネットを利用したウェブ会議のような形であれば、どこからでも参加できるということが、テクノロジーの発達によって現実的なものになってきました。
言葉の森では、既に、寺子屋オンエアでウェブ会議を利用した家庭学習の指導を行っているので、操作のできる先生はたくさんいました。
そこで、昨年の6月と12月に、プレゼン作文発表会をウェブ会議形式で行ってみたのです。
初めて参加する子供たちもたくさんいましたが、みんな積極的に作文発表と交流を楽しんでくれたようです。
今後、このインターネットテクノロジーを利用した新しい企画を、いろいろな形で提案していきたいと思います。
ところで、言葉の森が、こういう新しい技術を次々に利用できるのは、もとになる作文指導がしっかり定着しているからです。
例えば、言葉の森の生徒が自主的に投稿するコンクールなどでは、毎月何人もの生徒が受賞しています。
▽「入選の滝」
https://www.mori7.net/taki/
また、受験作文コースでは、中学入試から大学入試まで、毎年多くの生徒が合格しています。
▽「合格情報」
https://www.mori7.com/saisou17.php
これからも、長年の蓄積に支えられた充実した指導と、新しい技術を活用した楽しい学習を両立させていきたいと思います。
さて、以下は、言い訳です。
今回は、記事の更新がだいぶ遅れてしまいましたが、それは、激動する社会情勢に対応するために、今後の言葉の森の方針を煮詰めていたためです。
その新しい方針は、ひとことで言うと、ホームページのトップに書いた「明日の日本を支える子供たちを育てる、勇気と知性と共感と創造性の教育」です。
作文指導を土台にして、明日の日本を支える子供たちを育てる教育を進めていきたいと思います。
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受験作文のい直前の対策と言っても、この時期に新しいことをやるのではありません。ときどき、言葉の森で勉強したものを学校やほかの塾の先生に見てもらう人がいますが、よほどその先生が作文指導に慣れている先生でなければそれはやらない方がいいです。(そういう先生はほとんどいません。)
というのは、作文指導に慣れていない先生ほど、この時期に直す指導をしてしまうからです。もちろん、その直す指導が具体的で本人にすぐできるものであればいいのですが、ほとんどの場合その生徒がすぐにはできないことを言います。
すると、子供は混乱して、これまでできていたことまでできなくなってしまうことがあるのです。
もし万一そういうことをもうしてしまった人がいたら、お母さんかお父さんがしっかりした方針として、「これまでのやり方でやっていけばいい」と言ってあげてください。
これは作文の試験以外のすべての試験にあてはまります。
何事も、最初に決めてやってきたやり方が、いちばんいいやり方なのです。
では、どういう直前対策をするかというと、それはこれまで書いてきた作文をファイルにとじておくことです。
その上で、その作文を読んで、自分なりに上手に書けたと思うところに赤か青のペンで線を引いておきます。(赤ペンは既に担当の先生が引いていることが多いので。)
また読み返してみると、表現を直した方がいいと思うところも出てきます。その場合は、小さい字になってもいいので、その部分をよりよい表現に直しておきます。ひらがな書きになっているところや、誤字のところも同じです。
そのようにしてファイルした作文を、ときどき読み返します。全部読む時間がないときは、上手に書けたと思った傍線の引いてある箇所だけでもかまいません。試験の直前まで何度も読んでいると、試験の本番で同じ表現や実例を使える場面が出てくるからです。
作文の勉強の仕上げは、自分がこれまでに書いた作文を読むことなのです。
また、もっと時間があるという人の場合は、同じテーマで元の作文を見ずに、時間制限の中で同じように書けるかどうかを確かめてみてください。(全く同じに書くというのではありません。大体の方向が同じであればいいということです。)
受験で差がつくのは、時間が限られているためです。同じテーマで何度も書いていると、自分が最高のスピードで書けばどのぐらいの時間で何文字書けるかがわかってきます。この自分の最速の字数を知っていると、試験の本番で残り時間が少なくなったときでも、「あと何分あるから、何文字は書ける」という見通しがつくので、焦らずに書いていくことができます。
作文試験や面接試験の当日には、読みかけの小さい本も持っていくようにしてください。作文の場合は、これまでに書いた作文を見直すのが試験前の準備ですが、それでも時間があるとき、又は面接試験で待っている時間があるときは、持ってきた本を読んでおきましょう。
試験前に本を読んでいると、なぜか不思議なことに、作文や面接の試験のときに、その本の内容を生かせる場面が出てくることがあるのです。
作文試験の本番で、書きやすい、易しい課題が出てきたら、それは普段の心がけがよかったからです。
その反対に、難しい、書きにくい課題が出てきたら、それは逆にチャンスです。自分が難しいと思うときは、ほかの人もみんな難しいと思っています。言葉の森での作文の勉強は構成を重視して練習しているので、難しくて書きにくい課題のときほど上手にまとめて書くことができるからです。
さて、生徒の方はこういう準備でやっていけばいいのですが、お父さんやお母さんも心の準備をしておく必要があります。
合格を目指して勉強することは、とても価値あることです。こういう受験勉強の中で、親も子も鍛えられます。
しかし、人生という長い目で見ると、合格した子も、合格しなかった子も、途中の経過は違っても、なぜかその子の本来の目指していたところに行き着くようになっているのです。
合格が有利で不合格が不利に見えるのは、そのときだけです。その後の人生の中では、有利に見えたことが不利になったり、不利に見えたことが有利になったりして、いろいろな紆余曲折を経て、その子の本来の道を進んでいたことに気がつくのです。
だから、お父さんお母さんは、なごやかな表情で子供の受験勉強の最後の仕上げを見守ってあげてください。
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これからの入試では、選択式の問題は次第に少なくなり、記述式の問題が増えていきます。更に、記述式以上に文章力の評価を重視した作文、小論文の試験も増えてきます。
記述力というものは、誰でもそれなりにありますが、入試で大事になるのは記述をするスピードです。
これは読解の問題でも同じで、国語の問題は誰でも時間をかければそれなりにできるようになりますが、スピードを上げて読み取るというところが難しくなるのです。
家でゆっくりやればできるのに、実際の試験ではできないというのは、このスピードが不足しているからです。
読解と記述のスピードを上げるためには、難しい語彙を読み取る語彙力と、難しい語彙も的確に使える語彙力とが必要です。読む語彙力と書く語彙力がそれぞれに必要なのです。
語彙力の有無は、森リン点の数値として出てきます。
人間が読み取って、「何か密度が薄い気がする」と思うものは森リン点が低く、その反対に、「密度の濃い文章という気がする」と思うものは、森リン点が高いという関係があります。
つまり、森リン点は、その文章に使われている語彙の質と量をチェックしているのです。
では、どうしたら語彙力が増えるかというと、ひとつは長文音読で、もうひとつは長文暗唱です。
長文の暗唱に慣れていると、英語の勉強も、算数数学の勉強も、わかりにくいといころはとりあえず暗唱で対応という形がとれます。
これは、決して丸暗記というのではありません。丸暗記というものは、テスト前のそのときだけ覚えていてあとは忘れてしまうような暗記です。
そうではなく、わからないながらも暗唱で丸ごと自分のものにしておくと、あとからそのわからないところが時間の経過とともにわかるようになるというのが暗唱なのです。
この暗唱によって、難しい語彙を読み取る力と、その語彙を使う力がついてきます。
小学校高学年から中学生にかけては、理解の語彙力に比べて表現の語彙力が低くなる時期です。そのため、この時期の子供は作文を書くことに負担を感じやすくなります。
つまり、読む力はあるので、それに比べてあまりに低い自分の書く力を見て、作文が苦手だと思うようになるのです。
この苦手な時期をのりこえる勉強が、音読と暗唱です。
音読は、張り合いがない勉強という気がするので、家庭では続けにくい面があります。また、家庭で音読をしていると、よく親から読み方を注意されることがあります。それでますます音読は続けられなくなりがちです。
暗唱の場合は、暗唱をし終えたあとの達成感があるので、音読よりも続けやすい面がありますが、達成感を感じるようになるまでの最初の練習を乗り切るまでが難しいところです。
言葉の森の寺子屋オンエアでは、音読については、skypeのビデオメッセージで先生に音読を送るという形を取っています。これで、音読を続けやすく感じる生徒が増えてきました。
暗唱については、暗唱に慣れるまでの間、やはり寺子屋オンエアで暗唱クラブのようなものを立ち上げ、それを今年からスタートする暗唱検定でチェックするという形を考えています。
作文力や記述力は、文章を書けば上達するわけではありません。書いて上達するのは、作文力記述力の一部です。文章を書く力は、文章を書くよりも、読む力をつけて上達する面があるのです。
その読む勉強を、毎日の自習という自然な形で取り組めるようにしていくのが大事です。
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「作文力や記述力は、文章を書けば上達するわけではありません。書いて上達するのは、作文力記述力の一部です。文章を書く力は、文章を書くよりも、読む力をつけて上達する面があるのです。 」
私も高1の娘といっしょに読解力アップに励みたいと思います。
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言葉の森の生徒の毎日の自習としての暗唱は、希望者が1ヶ月で900字の長文の暗唱をできるようにするという形で続けてきました。
暗唱は、やり方さえわかれば誰でもできるという見通しがあったので、以前はできるだけ全員がやるようにすすめていました。そして、今も実際に今やっている生徒のほとんどは、毎日の暗唱が勉強の習慣になっています。
しかし、家庭でお母さんと子供だけで自習をする形ですと、微妙なところで本来の正しいやり方とずれて、暗唱が続けにくくなる子がいました。
例えば、机の前にきちんと座って、ゆっくりていねいに読むというような暗唱の仕方です。やりやすい暗唱は、歩き回りながらでも何をしながらでもいいから場所などは気にせずに、早口で棒読みで読むというやり方です。
また、例えば、わずかの「てにをは」の違いを、内容が合っていれば少しぐらい違っていてもいいと最初に見過ごしてしまい、そのあと直せなくなるという人もいます。暗唱は、最初の数回目が最も大事で、ここで間違って読むとあとからはなかなか直せなくなるのです。
そのほか、文章を見ながらすらすら読むのではなく、文章を見ずにできるだけ思い出して読むような読み方をしてしまう子もいます。すらすら読めるようになるまでは、文章を見ながら音読した方がいいのです。思い出しながら読むと、思い出す読み方が癖になってしまうからです。
このように家庭で正しいやり方で取り組むのは、いろいろ難しい面があったため、暗唱の仕方のビデオを作りました。
しかし、このビデオもまだやや簡単に説明しすぎているところがあるので、今度はもっと本格的なビデオ教材を作りたいと思っています。
さて、言葉の森では、毎週先生が電話指導をするので、毎週の暗唱チェックができるという利点がありました。これは、通常の通信教育ではなかなかできないことだと思います。
しかし、電話だけのチェックでは、中には、長文を見ながら音読して暗唱してしまう子も出てきました。通常は、電話の近くには、お母さんなど家族の人がいるのでそういうことはありませんが、中には子供がひとりで電話で先生と話をするという家庭もあります。そういうところでは、暗唱チェックが形だけのものになってしまう可能性がありました。
また、暗唱チェックは、どうしても聞いている先生が甘くなってしまい、少しぐらい間違えたり、思い出せなくて助け舟が必要だったりしても、せっかく熱心にやっているのだからと合格にしてしまうケースもありました。
そこで、暗唱の自習をもっと確実にできるようにするために、今年から暗唱検定を行うようにし、暗唱検定用の暗唱長文も新たに作成しました。
現在、幼長から高3までの30編以上の新しい暗唱長文は大体できていますが、ルビふりなどの細かいところのチェックに時間がかかり、現在暗唱のページに掲載しているのは1編です。
今後の予定としては、1~3月の間に掲載する予定の3編の暗唱長文(1編が約1000字)を、続けて暗唱できるかどうかをチェックする暗唱検定を3月ごろに行う予定です。
3編続けてですから、約3000字の暗唱です。これを5分以内に間違えずに暗唱できることが目標になります。
暗唱は、正しく(ということは、親子喧嘩などをせずに)やれば、多くのメリットがあります。
例えば、語彙力がつきます。記憶力がつきます。理解力がつきます。表現力もつきます。毎日の勉強の習慣もつきます。また、今回の暗唱長文は日本の古典から選んでいるので、日本の文化に対する感受性も育ちます。
これらがわずか毎日10分の自習でできるのです。
しかも、言葉の森の電話指導の際に先生に暗唱チェックをしてもらえば、暗唱検定までの間の意欲も持ち続けられます。
暗唱検定は、電話ではなくskypeのビデオ通話か、作文検定と同じようにgoogleハングアウトで行う予定です。自宅で検定試験が受けられるので、取り組みやすい検定試験になると思います。
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