ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3911番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
作文読解クラスの体験学習募集――作文は、書く力の前に考える力をつけることが大切 as/3911.html
森川林 2019/11/08 10:14 

 作文というものには、三つのステージがあります。
 一つは読む力、もう一つは考える力、そして、最後に書く力です。
 作文の勉強というと、多くの人はこの書くところだけで考えます。

 だから、作文の指導というのは、書いた結果である作文を添削することに重点が置かれてしまいます。
 添削で直るのは、書く力の中でも表記を正しく書くという書き方の部分ですから、添削によって大罪が増えたり主題が深まったりすることは期待できません。
 だから、作文の勉強は、書く力をつけるという勉強の前に、読む力、考える力をつける必要があるのです。

 書く力が直接現れるのは、誤字のない、正しい表記を、必要な字数で、ある時間内に書くという場合です。
 これは練習を重ねることによって誰でも身についていきます。
 この書く力以上に大事なのが読む力です。

 読む力というのは感想文に限らず、題名課題の作文の場合でも当てはまります。
 例えば、「私の友達」という題名が出されたときに、その人が持っている友達の経験、読んだ友達についての文章、他の人に聞いた友達に関する話などが、これまでの読む力になっています。
 読む力という材料がなければ、よい作文は書けません。
 逆に、友達というものに関する材料が豊富にあれば、それだけでその作文は半ば書けたことになるのです。

 この読む力と書く力は違うという例はわかりやすいと思いますが、もう一つ大事なことは、考える力と書く力も違うということです。

 作文というものは、その性質上、一次元的な方向で書かれていきます。

 ところが、考えることは、ある考えから別の考えに飛躍したり、また他のことを突然考えたりというような二次元的な広がりで進んでいきます。
 この一次元的な書くことと、二次元的な考えることの違いがあるにもかかわらず、ほとんどの人が考える過程を書く過程と一緒に行います。
 そのために、書くことによる一次元的な制約が、考えの二次元的な広がりを妨げる場合があるのです。

 考える力をつける二次元的な広がりをもつ勉強は、構造図を書くことです。
 構想図を書くことに慣れない人のために、言葉の森では、題名課題に入る小3から6まで、 予習シートというものを渡しています。
 この構想図又は予習シート書く中で考えを深めるところが、作文の勉強で一番重要なところなのです。

 では、考えるとはどういうことかというと、それはその人が持っているさまざまな材料を構成する力です。
 材料の幅が広いほど、構成する力が必要になってきます。
 例えば、異なる意見AとBあり、両方を材料として使うとすれば、その両方をつなぐ考えを創造しなければなりません。
 これが考える力のもとなのです。

 考える力を伸ばすためには、異なる材料を仕入れておくことが大切です。
 それは、読む力として身につけていく面もありますが、作文の場合はすでに一つのテーマが決まっていてそれに対して読む力をつけるということですから、対話とか他の人の発表を聞くとかそういう勉強が役に立ちます。
 この考える力を作文指導の中に生かすのが、友達どうしの発表と交流です。

 作文を書く前に自分が予習してきたことを発表するという機会があれば、発表するために事前に自分なりに考えたり家族に取材をしたりする必要が出てきます。
 すると、その分材料が豊富になり、考える力が必要になってきます。

 また、予習の発表で同学年の生徒が同じテーマについて予習してきたことを発表すれば、それは他の人の異なる材料や意見を知るという機会になりますから、ここでもまた自分の考えがふくらんできます。

 この予習の発表を作文の勉強の中心にしていくために、少人数のオンラインクラスがあります。
 先生と生徒の個別の作文指導では、先生との対話の中で話が広がりますが、少人数クラスの中ではそれに加えて友達どうしの対話の中で考えが深まります。
 この少人数のオンラインクラスの作文という勉強が、これからの作文学習の中心になっていきます。
 個別指導で事後的な添削が中心になりがちな従来の作文の勉強ではなく、事前の予習を互いに発表しあうことで考えを深めるという新しい作文の教育がこれから広がっていくのです。

 オンライン作文のプレ受験作コースの体験学習を募集しています。
 プレ受験コースは、小学4、5年生の受検作文を目指す人がが中心で、月曜から金曜の17時から1時45分のクラスで行います。
 また、このほかに、小中学生のオンライン作文クラスも募集しています。

 プレ受験コースの作文体験学習を希望される方は、下記のフォームからお申し込みください。

https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=tkg2019tp

 プレ受験コース以外の作文読解クラスの体験学習は、下記のフォームからお申し込みください。

https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=tkg2019ts

【関連記事】

創造発表クラスの体験募集――未来の社会とこれからの教育

自主学習クラスの体験募集――自主学習と先生のチェックが最強の勉強法

 作文というものには、三つのステージがあります。
 一つは読む力、もう一つは考える力、そして、最後に書く力です。
 作文の勉強というと、多くの人はこの書くところだけで考えます。

 だから、作文の指導というのは、書いた結果である作文を添削することに重点が置かれてしまいます。
 添削で直るのは、書く力の中でも表記を正しく書くという書き方の部分ですから、添削によって大罪が増えたり主題が深まったりすることは期待できません。
 だから、作文の勉強は、書く力をつけるという勉強の前に、読む力、考える力をつける必要があるのです。

 書く力が直接現れるのは、誤字のない、正しい表記を、必要な字数で、ある時間内に書くという場合です。
 これは練習を重ねることによって誰でも身についていきます。
 この書く力以上に大事なのが読む力です。

 読む力というのは感想文に限らず、題名課題の作文の場合でも当てはまります。
 例えば、「私の友達」という題名が出されたときに、その人が持っている友達の経験、読んだ友達についての文章、他の人に聞いた友達に関する話などが、これまでの読む力になっています。
 読む力という材料がなければ、よい作文は書けません。
 逆に、友達というものに関する材料が豊富にあれば、それだけでその作文は半ば書けたことになるのです。

 この読む力と書く力は違うという例はわかりやすいと思いますが、もう一つ大事なことは、考える力と書く力も違うということです。

 作文というものは、その性質上、一次元的な方向で書かれていきます。

 ところが、考えることは、ある考えから別の考えに飛躍したり、また他のことを突然考えたりというような二次元的な広がりで進んでいきます。
 この一次元的な書くことと、二次元的な考えることの違いがあるにもかかわらず、ほとんどの人が考える過程を書く過程と一緒に行います。
 そのために、書くことによる一次元的な制約が、考えの二次元的な広がりを妨げる場合があるのです。

 考える力をつける二次元的な広がりをもつ勉強は、構造図を書くことです。
 構想図を書くことに慣れない人のために、言葉の森では、題名課題に入る小3から6まで、 予習シートというものを渡しています。
 この構想図又は予習シート書く中で考えを深めるところが、作文の勉強で一番重要なところなのです。

 では、考えるとはどういうことかというと、それはその人が持っているさまざまな材料を構成する力です。
 材料の幅が広いほど、構成する力が必要になってきます。
 例えば、異なる意見AとBあり、両方を材料として使うとすれば、その両方をつなぐ考えを創造しなければなりません。
 これが考える力のもとなのです。

 考える力を伸ばすためには、異なる材料を仕入れておくことが大切です。
 それは、読む力として身につけていく面もありますが、作文の場合はすでに一つのテーマが決まっていてそれに対して読む力をつけるということですから、対話とか他の人の発表を聞くとかそういう勉強が役に立ちます。
 この考える力を作文指導の中に生かすのが、友達どうしの発表と交流です。

 作文を書く前に自分が予習してきたことを発表するという機会があれば、発表するために事前に自分なりに考えたり家族に取材をしたりする必要が出てきます。
 すると、その分材料が豊富になり、考える力が必要になってきます。

 また、予習の発表で同学年の生徒が同じテーマについて予習してきたことを発表すれば、それは他の人の異なる材料や意見を知るという機会になりますから、ここでもまた自分の考えがふくらんできます。

 この予習の発表を作文の勉強の中心にしていくために、少人数のオンラインクラスがあります。
 先生と生徒の個別の作文指導では、先生との対話の中で話が広がりますが、少人数クラスの中ではそれに加えて友達どうしの対話の中で考えが深まります。
 この少人数のオンラインクラスの作文という勉強が、これからの作文学習の中心になっていきます。
 個別指導で事後的な添削が中心になりがちな従来の作文の勉強ではなく、事前の予習を互いに発表しあうことで考えを深めるという新しい作文の教育がこれから広がっていくのです。

 オンライン作文のプレ受験作コースの体験学習を募集しています。
 プレ受験コースは、小学4、5年生の受検作文を目指す人がが中心で、月曜から金曜の17時から1時45分のクラスで行います。
 また、このほかに、小中学生のオンライン作文クラスも募集しています。

 プレ受験コースの作文体験学習を希望される方は、下記のフォームからお申し込みください。

https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=tkg2019tp

 プレ受験コース以外の作文読解クラスの体験学習は、下記のフォームからお申し込みください。

https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=tkg2019ts

【関連記事】

創造発表クラスの体験募集――未来の社会とこれからの教育

自主学習クラスの体験募集――自主学習と先生のチェックが最強の勉強法


 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

コメント欄

森川林 2019年11月8日 11時6分  
 作文の勉強の特徴は、自分で自分の作文の評価ができないことです。
 だから、独学や家庭学習が難しいのです。
 教室に体験学習に来る子に、ときどき、「作文は得意、苦手、普通のどれくらい?」と聞くことがあります。
 「得意」という子は、よく書けない子です。
 「苦手」という子は、普通によく書ける子です。
 「普通」という子は、かなりよく書ける子です。
 自己評価と客観的な評価がほとんど違うのが作文の勉強の特徴です。
 だから、オンラインの少人数クラスで勉強すると、自分の作文の客観的な位置がわかると同時に、どうしたらもっとよく書けるようになるかが、ほかの子の予習を聞いてわかるようになるのです。


nane 2019年11月8日 11時23分  
 作文は、長く続ければ誰でも上達します。
 早く上手に書かせたいと思って注意を増やすと、上手にならないばかりか続けられなくなるので結局上達しません。
 しかし、早く上達させる方法もあります。
 それは、いつも褒めること、長文音読をすること、予習をすることです。
 この予習のための方法がオンラインクラスの予習の発表です。


コメントフォーム
作文読解クラスの体験学習募集――作文は、書く力の前に考える力をつけることが大切 森川林 20191108 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
まみむめ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「まみむめ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
体験学習(0) 寺オン作文クラス(2) 
コメント4~13件
……前のコメント
3月保護者懇談 森川林
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中 3/22
中学生、高校生 森川林
 意見文の書き方で、もうひとつあった。  それは、複数の意 3/14
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
【合格速報】東 森川林
 T君、いつも椅子に腹ばいになってずっと本を読んでいたものね 3/11
1月の森リン大 森川林
 小1から高3までの作文が並ぶと、学年に応じて、みんなの考え 3/11
未来の子育て、 森川林
 「今は、勉強が大事なのだから、自分のしたいことは大学に入っ 3/8
未来の子育て、 森川林
 かつて、三井三池炭鉱は、日本のエネルギー産業の花形で、安定 3/7
未来の子育て、 森川林
幼児期や小学校低学年のころは、何でも吸収できます。 しかし 3/6
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
日本復活の道筋 森川林
 工業製品を経済発展の原動力をした資本主義は終わりつつある。 4/17
メモ 森川林
https://www.mori7.com/za2024a0 4/16
単なる作業 森川林
勝海舟は、辞書を買うお金がなかったので、ある人から夜中だけ辞 4/8
勉強は、人に教 森川林
勉強は、人に教えてもらうのではなく、 自分で学べばよい。 4/7
タイマー勉強法 森川林
 勉強も、家事も、仕事も、やらなければならない細かいことがた 4/2
人間の役割 森川林
うちの子が1歳か2際のとき、 車で30分ほどの三浦海岸につ 4/2
舞岡のシラサギ 森川林
舞岡八幡宮に行ったら、帰りにシラサギがいた。 3/29
身体や物理的現 森川林
身体や物理的現実は、時間や空間に限定されているが、意識はそれ 3/29
メジロとか、ヒ 森川林
メジロとか、ヒヨドリとか、スズメとか、ヤマバトとかが、毎日わ 3/28
批判と創造 森川林
人を批判することはたやすい。 大事なことは、批判ではなく創 3/27

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習