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カラーで書くマインドマップ風構成図 as/307.html
森川林 2008/11/12 12:53 
 これは、森川林のブログの記事(11月10日)を加筆修正したものです。

 今日はマインドマップ構成図の新しい書き方について説明します。
 最初、私は、カラーペンで書くというマインドマップのやり方に疑問を持っていました。その理由は、第一に、カラーペンは常備しにくいということです。第二は、色分けがわずらわしいということです。第三に、費用もかかるということです。
 ですから、マインドマップを日常的に活用するためには、簡単に使えるシャーペン1本がふさわしいと思っていました。
 しかし、同時に、世界の多様性を生かさないのはもったいないという気持ちもありました。この場合の多様性は、色彩の多様性ということです。
 そんなことを思いながら、文房具店に行くと、きれいなカラーペンがあたので8本購入しました。メーカー名を言うと、PILOTのフリクションボール0.5ミリ8本セットです。このカラーペンのいいところは、カラーのボールペンなのに消しゴムのように消せるということです。(しかし、その後、「消せる」ということは逆に保存性に問題があるかもしれないと思ったので、今は普通のカラーペンにしています)
 せっかく買ったカラーペンを使ってみようと思い、試しにマインドマップ風構成図を書いてみました。すると、書いているうちに、いい書き方を発見しました。それは、次元の変わるときに色を変えると、あとから見たときに見やすいということでした。
 次元というのは、新しい話題が開始されたとき、既に書いた線をまたいで遠くに線を引くとき、複数のページにわたったとき、次のページに行ったり前に戻ったりしたとき、などです。
 また、このカラーペンは、消せるペンなので、まちがって線を引いたときに訂正することができます。見た目がすっきりしてきれいだというのは、仕事や勉強をするときに意外と重要な要素です。
 もちろん、カラーペンは必須ではありません。また、あまり細かく色分けする必要もありません。しかし、今回の発見で、カラー性もうまく生かせば役に立つということがわかりました。

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暗唱と作文 as/306.html
森川林 2008/11/12 12:52 
 これは、森川林のブログの記事(11月6日)を加筆修正したものです。

 今日は、暗唱と作文というテーマについて考えてみます。
 暗唱という勉強が、それだけを目的としていた場合、毎日の勉強は、次第に細く狭いトンネルに入り込むような感じになるでしょう。毎回同じような勉強に、子供が飽きてしまうからです。そのため、いかに飽きずに暗唱を続けるかということも一つの問題となってきます。
 しかし、そういう問題が出てくるのは、暗唱そのものが目的になっているからです。
 言葉の森では、暗唱自体を目的とするのではなく、作文の中に生かす形での暗唱の勉強を考えています。それは、ただ文章を上手にわかりやすく書くためだけの作文ではなく、創造性を育てるための作文をめざしているからです。
 そのためには、暗唱の成果を作文の実例として生かしていくことが大切になります。もちろん暗唱によって、表現や表記も作文の中に生かすことができます。しかし、最も大事なものは実例として生かす生かし方です。つまり、異分野の実例の組み合わせの中から新しい知を生み出すいうのが、作文の中における暗唱の位置づけです。
 暗唱を作文の中に生かすというと、中国の科挙の時代のような文章の暗記と再現のようなものを考える人がいるかもしれません。しかし、そのように暗唱が先にあるのではなく、作文が先にあるのが本当の暗唱の勉強なのです。

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