12月の読解検定は61名の人が参加しました。平均点は、59点でした。
11月の読解検定はかなり難しく100点の人が5人しかいませんでしたが、12月は100点の人が12人もいました。
100点は誰でも取れるようになります。点数が低かった人も、その点数を出発点にしてこれからがんばっていきましょう。
【12月の読解検定が100点だった人】
ニックネーム 性別 学年
かずてる 男 小1
とうり 男 小2
あえとゆ 女 小2
ななつ星 男 小2
あおやゆ 女 小2
くるみん 女 小3
あおまみ 女 小3
しょうき 男 小4
はやと 男 小5
あえひら 女 中1
かずま 男 中1
あえほゆ 女 中3
【11月の読解検定が100点だった人】
ニックネーム 性別 学年
みさ 女 小2
あえとゆ 女 小2
ここ 女 小3
みほ 女 小3
でんでん 女 小5
【10月の読解検定が100点だった人】
ニックネーム 性別 学年
かずてる 男 小1
あえとゆ 女 小2
あおやゆ 女 小2
りーちゃん 女 小4
でんでん 女 小5
やも 男 小5
りさりさ 女 小6
かずま 男 中1
読解検定の難度は、それぞれの学年に応じて、大学入試センター試験と同程度です。
100点を連続で3回以上取れた人は、現代文の読解は東大レベルと考えていいです。
点数の40点以下が3回以上続く人は、難しい文章を読む力がまだ不足しています。
学年相当の問題集読書の音読を毎日続けるとともに、読解検定は学年をぐっと下げて、100点を取ることを目標にしてください。(読解検定の申込みの際に、学年を編集することができます。)
国語力は、努力次第で必ず上がります。
国語読解クラスを受講している高校生は、必ず読解検定を受けて自分の実力を客観的に評価できるようにしてください。
1月の読解検定は、こちらで申し込めます。言葉の森の生徒以外の方も申し込めます(生徒・非生徒とも受検料550円)
https://www.mori7.com/jform_pre.php?f=dks202201
表示されているニックネームは、こちらで随時編集できます。
https://www.mori7.com/sato/hennkou.php
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●動画:
https://youtu.be/MixNMW4AFMg
言葉の森の教育の目標は、子供たちの思考力、創造力、共感力、学力を育てることです。
では、それぞれの力の本質は何でしょうか。
思考力の本質は、難読力です。難しい文章を読み取る力が思考力です。小学生の場合は、難しい文章というよりも、説明的な文章を読む力です。説明的な文章とは、物事の因果関係がわかるような文章のことです。
言葉の森は、昔、講師の協力を得て、小学1、2、3年生向けに、長文集をつくりました。オープン長文という名前です。なぜこういうものを作ったかというと、当時、子供たちが読むような説明文の面白い本がなかったからです。
昔、私(森川林)が小学1、2年生のころ読んで熱中した本は、「せかいふしぎめぐり」という本でした。小学生の間に、その本を、何十回と繰り返し読みました。そういう子供向けの説明文の魅力的な本が、その後なくなっていたのです。
説明文の本でも、単に知識の羅列のような本では、読む力はつきません。理由や方法や原因や対策という立体的な構造が書かれていて、しかも内容が面白く、文章の表現も美しいという本が必要だと思いました。
オープン長文の基本方針は、低学年の子が読んで面白い内容で、説明的な文章で、美しい表現で、笑いがあることでした。その文章の一部が、今の読解検定の小学1、2、3年生の問題文になっています。
この問題文は、説明的な内容の文章であると同時に、どこかに必ずダジャレが入っています。実は、文章の骨格を書くよりも、この最後の仕上げのダジャレを入れる方に時間がかかりました(笑)。
さて、小学生のころの思考力は、こういう説明的な文章を読む力ですが、学年が上がり、中学生、高校生、大学生になると、説明的な文章の中でも、難しい文章や、古典と呼ばれるような文章を読むことが思考力につながります。
中学生のころの説明文の本としては、ちくまプリマー新書や岩波ジュニア新書のような本が挙げられます。高校生のころは、中公新書や岩波新書のような本です。大学生のころは、岩波文庫の青帯や白帯のような本です。もちろん、こういう新書や文庫に限りません。要は、本物という意味で古典的な本を読むことです。
ところで、今の子供たちの読書環境を見てみると、活字の多い本は敬遠され、ビジュアルな半分学習漫画のような本に人気があります。また、スマホやインターネットで、SNSの断片的なやりとりに時間を費やすことが多くなっています。YouTubeやゲームに費やす時間も多くなっています。
思考力を育てる読書の時間を確保する前提として大事なことは、スマホやインターネットを禁止することではなく、時間を制限しコントールする力をつけることです。そして、説明文の本の面白さを知るために、小学校低学年のころから、説明文の本を読む力とつけていくことです。
読書というものは、読む力がつけば面白くなります。だから、読む力をつけることが出発点です。そのためには、家庭学習の基本として、読書の時間を必ず確保しておくことです。
ときどき、読書をしなくても成績はよかったという人もいます。学校の成績は、成績向けの勉強をすればそれだけで上がります。思考力というのは、その先の話です。
読書をする習慣がないと、大学生や社会人になったあと、考えが進歩しません。高校生のころ、学校の勉強で身につけた知識や考え方のままでいることが多くなるのです。
普通の人の日常生活では、それで特に不自由することはありません。しかし、責任ある立場に立って仕事をする人は、日々新しい知識や考え方を身につけていくために、社会人になっても読書の習慣を続けることが大切なのです。
思考力の話だけで長くなってしまいました。
続きは簡単に。
創造力とは、比喩力のことです。
共感力は、模倣力で、その模倣力の土台になっているものは文化力です。
学力とは、記憶力と反復力です。
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●動画
https://youtu.be/QS2P7ODHeOA
言葉の森は、過去は振り返らないので、未来のことだけを書きます。
過去を振り返らないのは、すぐ忘れてしまうからです(笑)。
言葉の森の目標は、明日の日本を支える、創造力と思考力と共感力のある子供たちを育てることです。
その前提として、子供たちの学力ももちろん育てます。
学力とは、普通に受験に対応できる五教科の学力のことです。
学力を高める学習の基本は、自主学習と家庭学習です。人に教わる学習ではありません。
そして、自主学習だけでは、つまずいたときに時間がかかるので、先生による個別指導と、友達との交流があるオンライン4人クラスを運営しています。
創造力、思考力を高める学習は、作文、創造発表、プログラミング、読書、暗唱などの学習です。
大事なのは、個性を生かすことと、考えることです。
これからの学力で大事なのは、この答えの決まっていない学力を育てるです。
しかし、答えの決まっていない学力は、目標が見えないので、意欲が乏しくなりがちです。
それを克服するために、客観的な評価のできる作文検定、読解検定、暗唱検定に力を入れていきます。
また、今後、発表会やコンクールにも力を入れていきます。
これまでの社会は、学歴や職業を基準にした、単線型の序列のある社会でした。
しかし、これからは、各人が個性を生かす多様性のある社会になります。
そのときに大事なのは、創造力と思考力と共感力と、その前提としての学力です。
私は、いつも、未来はすぐに来るように考えています。
そのために、空振りをすることも多いのですが、大きな方向は正しいと思っています。
今年も、明るい未来のために、元気にやっていきましょう。
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私が、よく、その意見を参考にしている30人ほどの人がいます。
その中の20人ほどの人が、明確な否定派で、
わずか数人ほどが肯定派でした。
残りはまだ不明です。
その肯定派の人は、結局、勉強不足なのだと思いました。
ホリエモンとか、高橋洋一さんとか、他の分野ではよく考えているはずの人なのにです。
(今は、考えを変えているかもしれませんが。)
しかし、街に出てみると、ほぼ百パーセントが羊の群れのようです。
そして、Googleも、Facebookも、Amazonも、YouTubeも、Twitterも、すべて、Googleの最初の標語どおり邪悪な存在になっていました。
のちの歴史の教科書は、この現状を笑い話のように論じるでしょう。
あまりの漫画的なバカバカしさに、笑うしかないという意味でです。
では、自分たちに何ができるでしょうか。
それは、もはや論ではありません。
しかし、行でもありません。
大多数の人間が眠りについている今は、論も行も意味を持ちません。
唯一の解決策は、皆が眠りから覚めることです。
それは、読解力を高め、思考力を深めることです。
ほとんど子供と同じレベルです(笑)。
それを論でも行でもなく、器(き)として進めること、これが少数の邪悪なメディアを克服する人間の大道になると思いました。
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●
https://youtu.be/ceBUyz1Cs0Q
プログラミングは、面白いことは面白いです。自分なりの創意工夫を生かせる場面が多いからです。
普通の国語、算数数学、英語、理科、社会の勉強では、答えが一律に決まっている場合がほとんどです。そういう勉強が全部できても、あまり面白くはありません。それは、誰でも同じようにできることで、自分の個性というものは必要としないからです。
だから、というわけではありませんが、私(森川林)は、小学5、6年生のころ、授業中はずっと教科書に落書きをしていました。だから、全ページ落書きです(笑)。
担任の先生はいい先生で、のちの校長先生になった人ですから、授業もわかりやすく熱心に教えていてくれたはずです。しかし、私は、その授業を聞くことが退屈で退屈で仕方なく、よく窓から運動場を眺めては、「スズメは自由でいいなあ」と思っていたものです。
退屈しないのは、テストのあるときだけでした。テストは自分のペースでできるからです。よく、テストは嫌いだという人や、大人になった今でもテストの夢を見るという人がいますが、私はテストは大好きでした。好きというよりも、退屈な授業を聞くだけの立場から解法されることが嬉しかったのだと思います。
と、こんな話をするのではなかった。(^^ゞ
今日12月27日、注文していて届いたのは、日経BP社が出している「5才からはじめるすくすくプログラミング」という本でした。
これは、シリーズになっていて、「5才から」「6~9才から」「8才から」……と中高生向けまで続く簡単な表になっているのですが、それが、いずれも日経BPの本だけですから、このとおりにやったら、無理もあるし穴もあるし、たぶんどこかですぐに破綻するだろうという印象を受けました。日経BPさん、ごめん。
もちろん、中にはいい本もあるので、結局は、取捨選択をしてやっていく必要があるということです。しかし、保護者がそういう選択をするのは難しいので、やはりプログラミングクラスなどが主体になって、いい本を紹介していく必要があると思いました。
しかし、問題は、その前です。
「5才からはじめるすくすくプログラミング」は、小さい子でも、お絵かき感覚で楽しめるプログラミング的なタブレット遊びが載っていました。これは、子供はたぶん楽しく遊ぶと思います。というのは、そこに創意工夫をする要素があるからです。遊びの面白さとは、結局、創意工夫の面白さなのだと思います。
だから、こういうことを子供が楽しむのはいいと思います。しかし、それと同時に、私は自然の中での遊びの方がもっと豊かな創意工夫を生かせると思ってしまうのでした。
たぶん、年配の方は、自然遊びの経験があるのでわかると思いますが、竹で弓矢を作ったり、レンガを積んでスズメを捕まえようとしたり、ミミズをえさにして魚釣りをしたり(昔は、駄菓子屋で釣り針が売られていました)というときのわくわくする感覚は、まさしく創意工夫の感覚なのです。
そのときのわくわく感と、パソコンの画面で自分なりの工夫をするときのわくわく感は、質が違います。どこが違うかというと、パソコン上のわくわく感はそのときだけの感覚ですが、自然の中でのわくわく感は、幸福感としてあとまで残るように思うのです。
だから、何が言いたいかというと、子供のころは、まず自然と接する中での楽しさを味わっておくことが第一で、そのおまけとして、パソコン上のプログラミングの楽しさも味わうという順序を意識しておくことが大事だということです。
自然と接する楽しさで、最も手軽なことのひとつは、生き物を飼うことだと思います。最近のお母さんは虫が嫌いな人が多いようですが(笑)、子供は虫でも、魚でも、鳥でも、犬でも、猫でも、生き物は大好きです。
プログラミングの勉強を始めるのと並行して、生き物を飼うということをしてみるといいと思いました。プログラミングとは、全く関係ない話になりましたが。
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私は、プログラミングが好きです。
それは、新しい課題を見つけたときに、それをどう工夫してプログラムするか創造的に考えるのが楽しいからです。
しかし、やりたくないプログラミングもあります。それは、ある課題があって、それを解決する道筋はわかっているが、その途中の作業が長くて、そこに何の工夫も必要なくただ面倒な作業が延々と続くと思われる場合です。
だから、プログラミングは仕事でするものではなく、趣味でするものです。
その趣味という点で言えば、子供はたぶんすぐにプログラミングが好きになります。
しかし、子供時代には、プログラミングの面白さ以上に、自然と接することの面白さを味わうことが大切な時期だと思うのです。
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