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新しい形の勉強、寺子屋オンライン学習のおすすめ as/3492.html
森川林 2019/01/07 08:10 

 言葉の森が日本で初めて本格的な作文専科の教室を始めたころは、なぜ作文の勉強をするのかということを説明するのに時間がかかりました。
 当時は、大学入試の小論文試験などというのもありませんでした。中学、高校の入試でも、もちろん作文試験というものはなかったからです。
 そこで、そのころの何もないところから考えたのが、作文学習の意義です。
 それは、作文を書くことを通して、個性、知性、感性を育てるということでした。

 しかし、今は当時と比べると、作文を教える他の教室も増え、作文や小論文の試験が多くの学校で行われるようになったので、あらためて作文学習の意義を説明するという必要も少なくなりました。
 そして、現在では、小1から高3まで(実際には幼児から社会人まで)一貫した作文指導を行えるようになり、その指導法を続けて既に何年も経ちます。
 文章を書くというのは学年が上がるほど頭を使う勉強になるので、長く言葉の森をやってきた生徒には、考える力と表現する力と個性のある人が多いという特徴があります。

 ですから、今は作文の勉強をする意義を説明する必要はほとんどなくなりましたが、今度は新たに説明する必要のあるものが出てきました。
 それは、言葉の森の寺子屋オンラインの意義というものです。

 現在、言葉の森の作文指導では、まだ不十分なところがあります。
 それは、作文の勉強は学年が上がるほど重要になるのに、高学年になり学校の勉強が忙しくなったり、作文を使わない受験が差し迫ってきたりすると、作文の勉強を辞めてしまう人がいることです。
 また、作文の勉強は、学年が上がるほど難しくなり負担が大きくなるので、中高生になると提出が滞ってくる生徒もいることです。

 そこで、この作文という、重要であるにも関わらず続けるのが難しい勉強をいかに継続しやすくするかということを考えて、一つの大きな可能性のある方法を発見しました。
 それが、同学年の生徒による少人数の発表と交流を通しての作文学習です。

 それが今、寺子屋オンライン作文と呼んでいるものです。

 これまで寺子屋オンライン作文の運営上のいろいろな試行錯誤を経てわかってきたことは、発表と交流は同学年の生徒どうしの5、6人の人数が最も子供どうしの話が噛み合うということでした。

 ただし、上の学年の生徒の作文を見ることが下の学年の生徒の参考になる面もあるので、それは今後、発表交流会などでできるようにしていきたいと思います。

 作文の勉強を意欲的に続けるためには、ほかにも、事前の準備が必要になるとか、保護者の協力が必要になるとかいうこともありますが、いちばんの要は、同学年で同レベルの生徒が交流ができるということだということが分かってきたのです。

 すると、そういうクラス分けを柔軟に行うためには、少人数のクラスを多数作る必要があります。
 これがもし大人数のクラスでよければ、クラスを多数作る必要はありませんが、それでは結局子供たち一人ひとりの発表ができず、先生が一方的に講義をする従来の一斉指導になってしまいます。


 そこで、言葉の森では、今年から、参加生徒全員が発表できるような少人数のクラスを数多く作ることにしました。
 この少人数クラスは同学年が基本ですが、人数調整の関係で近い学年の生徒で構成する場合もあります。その際も、同学年の生徒が増えれば、できるだけ同学年だけのクラスにしていく予定です。

 現在、電話通信の作文指導を受けている生徒は、担当の先生に信頼と親しみを感じて勉強を続けていると思います。
 しかし、将来のことを考えると、先生との個別指導だけでなく、個別指導に加えて他の生徒との発表と交流のある寺子屋オンラインクラスに移行することが作文の勉強を続けやすくする上で重要になってきます。

 また、寺子屋オンラインクラスに移行する生徒が今後増えれば、現在の個別電話指導をしている先生も、寺子屋オンラインクラスに移行して担当ができるようになります。

 これは、言葉の森の運営方針の大転換で、現在は、電話個別指導中心の作文指導から、寺子屋オンラインの少人数クラス中心の作文指導に移る過渡期だと考えていただけるとよいと思います。

 この事情は、現在の担当講師にも説明しているので、担当交代をする形で個別電話指導から寺子屋オンラインのクラスに移行することを、今担当している先生に気兼ねをされる必要はありません。
 現在の電話指導の先生も、いずれ寺子屋オンラインのクラスに移行するようになるからです。既に一部の先生は、個別電話指導と寺オンクラス指導の両方を担当しています。

 ただし、全学年が一斉に寺子屋オンラインクラスに移行すると、運営が混乱する可能性もあるので、当面は学年をしぼり、新小学3年生(現小学2年生)から先行して寺子屋オンラインクラスに移行できるようにしていきたいと思います。
 これは、もちろん本人の希望によるものですから、現在の個別電話指導のまま受講を続けることは全く差し支えありません。
 しかし、将来のことを考えると、早めに寺子屋オンラインクラスに移行する方が望ましいということは言えます。
 また、新小学3年生以外のどの学年の生徒も、希望する人は寺子屋オンラインクラスに移行できるようにします。しかし、同学年生徒の希望の時間が分散することも考えられるので、同学年の5、6人の少人数クラスを作ることが難しい場合は、少人数のクラス編成が可能になるまで待っていただくようになります。

  なぜ新小学3年生を先行するかというと、それは小学校低中学のころは、生徒どうしがすぐに仲よくなれる時期だからです。
 小学校高学年や中学生高校生という高学年になればなるほど、同学年の生徒との発表交流は意義を持ってきますが、逆にそのころになると、初めての人との交流は互いに遠慮してなかなか進まない面も出てきます。
 小学校低学年のうちに親しい友達関係を築いていれば、その延長で高学年になっても自然に交流することができます。
 また、小学校低学年から作文の勉強を始めている生徒は、作文力だけでなく発表力もある子が多いので、少人数クラスでの勉強もすぐに適応できるなどという理由があるからです。

 小学校低中学年のころは、ほとんどの家庭で親子関係はうまくいっているので、親が指示したことを子供は素直に従います。
 ですから、作文の勉強をわざわざ寺子屋オンラインの少人数クラスに移行して行う必要性はあまり感じられないと思います。
 しかし、小学校低中学年のころに親の言うことをよく聞いている子ほど、高学年になると自立心が生まれ親から離れるようになります。
 その時期になって寺子屋オンラインクラスへの移行を勧めても、子供が抵抗を示し手遅れに近くなることも多いのです。

 以上のような理由で、言葉の森では、当面新小学3年生の生徒を中心に、寺子屋オンライン作文クラスへの移行をおすすめしますが、今の担当の先生から離れたくないという人は多いと思います。

 そこで、もうひとつの案として、作文はしばらく個別電話指導のまま続け、それと並行して寺子屋オンラインの発表学習クラスに参加し、寺子屋オンラインの授業を早めに経験しておくということも提案したいと思います。

 更にもうひとつの案としては、個別電話指導を続けたまま、作文の発表と交流だけを寺子屋オンラインの作文クラスで行うということもあります。

 受講の料金に関しては、個別電話指導から寺子屋オンラインクラスへの移行の場合は料金変更はありません。
 勉強時間に関しては、個別電話指導の場合は10分以内の電話指導と、そのあとの家庭での作文学習になりますが、寺子屋オンラインの少人数指導の場合は30分から40分の生徒どうしの発表交流と、そのあとのオンラインにつなげたままでの作文学習になります。

 その週の作文を書き終えるまでオンラインにつなげておくということにするので、その日に書くのをあと回しにして提出できなくなるということはほとんどなくなります。

 発表学習クラスの料金は、現在月4回の授業で月額2,160円です(将来3,240円に改定する予定があります)。

 個別電話指導と並行して発表だけの寺子屋オンライン作文クラスに参加する場合は、追加料金が月額2,160円です(将来3,240円に改定する予定があります)。

 発表学習クラスの学習内容は自由です。
 作文の構想図や予習シートの発表は今のところ必須にしていますが、ほかに、理科の実験観察、社会の調査研究、工作の発表、さまざまな経験の発表、国語の勉強、算数の似た問題作り、暗唱の発表、読書の紹介など、自分で選んだものを自由に行えます。
 発表する作品は、あらかじめ画像や動画としてアップロードしていただき、それらを見ながら互いに発表をし感想を述べ合うという形にしています。この点で、保護者の協力が必要になります。
 授業の時間は45分程度です。授業のあと、それぞれ家庭で次回の発表の準備をします。準備の時間は、発表内容によりまちまちです。
 自由な発表ということにしていますが、何もないところで毎週自由に内容を考えてくるというのは大変なことも多いので、言葉の森の方で毎週、作文、国語、算数数学、理科の授業を動画として流し、それを見て勉強の参考にすることができるようにしています。
 何をどういう形で発表してもいいのですが、発表の指針としては、(1)実際に行ったことを、(2)学問的に深め、(3)創造的に発展させる、ということを大事にしたいと思っています。
 ただし、あまり難しく考える必要はなく、生徒自身の興味や関心のあるものを、みんなが面白く見られるように発表するということを考えていくといいと思います。

 発表学習クラスで身につくものは、次のようなものです。
(1)受け身の勉強ではなく、自分から主体的に取り組む勉強姿勢。
(2)みんなの前で発表する力、発表を聞く力、感想を述べる力。
(3)個性や創造性を生かそうとする姿勢。
(4)親子の対話と協力。
 ひとことで言うと、個性を活かしたコミュニケーション力ということになります。


 どれも、点数化しにくいものばかりですが、今後推薦入試やAO入試が増え、面接や口頭試問や集団討論などが試験で行われるようになると、発表学習クラスで身につけたコミュニケーション力は大きく役立つと思います。
 現に、小6で発表学習クラスに参加していた生徒や発表交流会に参加した生徒で、公立中高一貫校の試験に合格した生徒が一昨年から何人も現れています。今後、高校や大学の推薦入試でも、発表学習クラスでの勉強が役に立ったという生徒が増えてくると思います。

 また、発表学習クラスの生徒どうしは、毎週互いの発表に触れ感想を述べ合うので、仲がよくなることが多く、オンラインでありながら生涯の友達ができる可能性があります。これは、寺子屋オンラインの作文クラスも同様です。

 寺子屋オンラインの作文クラス、発表学習クラスのそれぞれの授業は、現在、下記の開始時刻で予定しています。この時間帯で既にスタートしているところも、これからスタートするところもあります。
 授業の時間は45分程度ですが、発表内容が多かったり保護者懇談会を行ったりする場合は時間を多少延長することがあります。延長する場合の途中退出は自由にできます。
┏━━┳━━┳━━┳━━┳━━┳━━┓。
┃月曜┃火曜┃水曜┃木曜┃金曜┃土曜┃
┣━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━┫
┃1700┃1700┃1700┃1700┃1700┃0900┃
┣━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━┫
┃1800┃1800┃1800┃1800┃1800┃1000┃
┣━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━┫
┃1900┃1900┃1900┃1900┃1900┃1100┃
┗━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┛


 寺子屋オンラインの作文クラス、発表学習クラスの体験学習は2回できますので、希望される方は、下記のページからお申し込みください。
▽寺子屋オンライン送信フォーム
https://www.mori7.net/teraon/teraform.php

 なお、同学年又は近学年の少人数クラスという寺子屋オンラインの性格から、その時間帯にクラス編成ができるまで待っていただく場合がありますので、ひとこと欄に、できるだけ第二希望、第三希望なども入れておいてくださるとありがたいです。

 以上、大きな変更のお願いになりましたが、今後の長期的な勉強を考えると、学習意欲を高め、仲のよい知的な友達関係を作るという寺子屋オンラインクラスの長所は大きいと思います。
 ぜひ、寺子屋オンライン作文クラスへの移行、又は、発表学習クラスへの参加のために、体験学習をしてくださるようお願いいたします。
 当面の主な対象学年は、新小学3年生(現小2)ですが、そのほかの学年の方の体験学習ももちろんできますので、新しい勉強法に関心のある方はぜひ体験学習にご参加ください。

 言葉の森が日本で初めて本格的な作文専科の教室を始めたころは、なぜ作文の勉強をするのかということを説明するのに時間がかかりました。
 当時は、大学入試の小論文試験などというのもありませんでした。中学、高校の入試でも、もちろん作文試験というものはなかったからです。
 そこで、そのころの何もないところから考えたのが、作文学習の意義です。
 それは、作文を書くことを通して、個性、知性、感性を育てるということでした。

 しかし、今は当時と比べると、作文を教える他の教室も増え、作文や小論文の試験が多くの学校で行われるようになったので、あらためて作文学習の意義を説明するという必要も少なくなりました。
 そして、現在では、小1から高3まで(実際には幼児から社会人まで)一貫した作文指導を行えるようになり、その指導法を続けて既に何年も経ちます。
 文章を書くというのは学年が上がるほど頭を使う勉強になるので、長く言葉の森をやってきた生徒には、考える力と表現する力と個性のある人が多いという特徴があります。

 ですから、今は作文の勉強をする意義を説明する必要はほとんどなくなりましたが、今度は新たに説明する必要のあるものが出てきました。
 それは、言葉の森の寺子屋オンラインの意義というものです。

 現在、言葉の森の作文指導では、まだ不十分なところがあります。
 それは、作文の勉強は学年が上がるほど重要になるのに、高学年になり学校の勉強が忙しくなったり、作文を使わない受験が差し迫ってきたりすると、作文の勉強を辞めてしまう人がいることです。
 また、作文の勉強は、学年が上がるほど難しくなり負担が大きくなるので、中高生になると提出が滞ってくる生徒もいることです。

 そこで、この作文という、重要であるにも関わらず続けるのが難しい勉強をいかに継続しやすくするかということを考えて、一つの大きな可能性のある方法を発見しました。
 それが、同学年の生徒による少人数の発表と交流を通しての作文学習です。

 それが今、寺子屋オンライン作文と呼んでいるものです。

 これまで寺子屋オンライン作文の運営上のいろいろな試行錯誤を経てわかってきたことは、発表と交流は同学年の生徒どうしの5、6人の人数が最も子供どうしの話が噛み合うということでした。

 ただし、上の学年の生徒の作文を見ることが下の学年の生徒の参考になる面もあるので、それは今後、発表交流会などでできるようにしていきたいと思います。

 作文の勉強を意欲的に続けるためには、ほかにも、事前の準備が必要になるとか、保護者の協力が必要になるとかいうこともありますが、いちばんの要は、同学年で同レベルの生徒が交流ができるということだということが分かってきたのです。

 すると、そういうクラス分けを柔軟に行うためには、少人数のクラスを多数作る必要があります。
 これがもし大人数のクラスでよければ、クラスを多数作る必要はありませんが、それでは結局子供たち一人ひとりの発表ができず、先生が一方的に講義をする従来の一斉指導になってしまいます。


 そこで、言葉の森では、今年から、参加生徒全員が発表できるような少人数のクラスを数多く作ることにしました。
 この少人数クラスは同学年が基本ですが、人数調整の関係で近い学年の生徒で構成する場合もあります。その際も、同学年の生徒が増えれば、できるだけ同学年だけのクラスにしていく予定です。

 現在、電話通信の作文指導を受けている生徒は、担当の先生に信頼と親しみを感じて勉強を続けていると思います。
 しかし、将来のことを考えると、先生との個別指導だけでなく、個別指導に加えて他の生徒との発表と交流のある寺子屋オンラインクラスに移行することが作文の勉強を続けやすくする上で重要になってきます。

 また、寺子屋オンラインクラスに移行する生徒が今後増えれば、現在の個別電話指導をしている先生も、寺子屋オンラインクラスに移行して担当ができるようになります。

 これは、言葉の森の運営方針の大転換で、現在は、電話個別指導中心の作文指導から、寺子屋オンラインの少人数クラス中心の作文指導に移る過渡期だと考えていただけるとよいと思います。

 この事情は、現在の担当講師にも説明しているので、担当交代をする形で個別電話指導から寺子屋オンラインのクラスに移行することを、今担当している先生に気兼ねをされる必要はありません。
 現在の電話指導の先生も、いずれ寺子屋オンラインのクラスに移行するようになるからです。既に一部の先生は、個別電話指導と寺オンクラス指導の両方を担当しています。

 ただし、全学年が一斉に寺子屋オンラインクラスに移行すると、運営が混乱する可能性もあるので、当面は学年をしぼり、新小学3年生(現小学2年生)から先行して寺子屋オンラインクラスに移行できるようにしていきたいと思います。
 これは、もちろん本人の希望によるものですから、現在の個別電話指導のまま受講を続けることは全く差し支えありません。
 しかし、将来のことを考えると、早めに寺子屋オンラインクラスに移行する方が望ましいということは言えます。
 また、新小学3年生以外のどの学年の生徒も、希望する人は寺子屋オンラインクラスに移行できるようにします。しかし、同学年生徒の希望の時間が分散することも考えられるので、同学年の5、6人の少人数クラスを作ることが難しい場合は、少人数のクラス編成が可能になるまで待っていただくようになります。

  なぜ新小学3年生を先行するかというと、それは小学校低中学のころは、生徒どうしがすぐに仲よくなれる時期だからです。
 小学校高学年や中学生高校生という高学年になればなるほど、同学年の生徒との発表交流は意義を持ってきますが、逆にそのころになると、初めての人との交流は互いに遠慮してなかなか進まない面も出てきます。
 小学校低学年のうちに親しい友達関係を築いていれば、その延長で高学年になっても自然に交流することができます。
 また、小学校低学年から作文の勉強を始めている生徒は、作文力だけでなく発表力もある子が多いので、少人数クラスでの勉強もすぐに適応できるなどという理由があるからです。

 小学校低中学年のころは、ほとんどの家庭で親子関係はうまくいっているので、親が指示したことを子供は素直に従います。
 ですから、作文の勉強をわざわざ寺子屋オンラインの少人数クラスに移行して行う必要性はあまり感じられないと思います。
 しかし、小学校低中学年のころに親の言うことをよく聞いている子ほど、高学年になると自立心が生まれ親から離れるようになります。
 その時期になって寺子屋オンラインクラスへの移行を勧めても、子供が抵抗を示し手遅れに近くなることも多いのです。

 以上のような理由で、言葉の森では、当面新小学3年生の生徒を中心に、寺子屋オンライン作文クラスへの移行をおすすめしますが、今の担当の先生から離れたくないという人は多いと思います。

 そこで、もうひとつの案として、作文はしばらく個別電話指導のまま続け、それと並行して寺子屋オンラインの発表学習クラスに参加し、寺子屋オンラインの授業を早めに経験しておくということも提案したいと思います。

 更にもうひとつの案としては、個別電話指導を続けたまま、作文の発表と交流だけを寺子屋オンラインの作文クラスで行うということもあります。

 受講の料金に関しては、個別電話指導から寺子屋オンラインクラスへの移行の場合は料金変更はありません。
 勉強時間に関しては、個別電話指導の場合は10分以内の電話指導と、そのあとの家庭での作文学習になりますが、寺子屋オンラインの少人数指導の場合は30分から40分の生徒どうしの発表交流と、そのあとのオンラインにつなげたままでの作文学習になります。

 その週の作文を書き終えるまでオンラインにつなげておくということにするので、その日に書くのをあと回しにして提出できなくなるということはほとんどなくなります。

 発表学習クラスの料金は、現在月4回の授業で月額2,160円です(将来3,240円に改定する予定があります)。

 個別電話指導と並行して発表だけの寺子屋オンライン作文クラスに参加する場合は、追加料金が月額2,160円です(将来3,240円に改定する予定があります)。

 発表学習クラスの学習内容は自由です。
 作文の構想図や予習シートの発表は今のところ必須にしていますが、ほかに、理科の実験観察、社会の調査研究、工作の発表、さまざまな経験の発表、国語の勉強、算数の似た問題作り、暗唱の発表、読書の紹介など、自分で選んだものを自由に行えます。
 発表する作品は、あらかじめ画像や動画としてアップロードしていただき、それらを見ながら互いに発表をし感想を述べ合うという形にしています。この点で、保護者の協力が必要になります。
 授業の時間は45分程度です。授業のあと、それぞれ家庭で次回の発表の準備をします。準備の時間は、発表内容によりまちまちです。
 自由な発表ということにしていますが、何もないところで毎週自由に内容を考えてくるというのは大変なことも多いので、言葉の森の方で毎週、作文、国語、算数数学、理科の授業を動画として流し、それを見て勉強の参考にすることができるようにしています。
 何をどういう形で発表してもいいのですが、発表の指針としては、(1)実際に行ったことを、(2)学問的に深め、(3)創造的に発展させる、ということを大事にしたいと思っています。
 ただし、あまり難しく考える必要はなく、生徒自身の興味や関心のあるものを、みんなが面白く見られるように発表するということを考えていくといいと思います。

 発表学習クラスで身につくものは、次のようなものです。
(1)受け身の勉強ではなく、自分から主体的に取り組む勉強姿勢。
(2)みんなの前で発表する力、発表を聞く力、感想を述べる力。
(3)個性や創造性を生かそうとする姿勢。
(4)親子の対話と協力。
 ひとことで言うと、個性を活かしたコミュニケーション力ということになります。


 どれも、点数化しにくいものばかりですが、今後推薦入試やAO入試が増え、面接や口頭試問や集団討論などが試験で行われるようになると、発表学習クラスで身につけたコミュニケーション力は大きく役立つと思います。
 現に、小6で発表学習クラスに参加していた生徒や発表交流会に参加した生徒で、公立中高一貫校の試験に合格した生徒が一昨年から何人も現れています。今後、高校や大学の推薦入試でも、発表学習クラスでの勉強が役に立ったという生徒が増えてくると思います。

 また、発表学習クラスの生徒どうしは、毎週互いの発表に触れ感想を述べ合うので、仲がよくなることが多く、オンラインでありながら生涯の友達ができる可能性があります。これは、寺子屋オンラインの作文クラスも同様です。

 寺子屋オンラインの作文クラス、発表学習クラスのそれぞれの授業は、現在、下記の開始時刻で予定しています。この時間帯で既にスタートしているところも、これからスタートするところもあります。
 授業の時間は45分程度ですが、発表内容が多かったり保護者懇談会を行ったりする場合は時間を多少延長することがあります。延長する場合の途中退出は自由にできます。
┏━━┳━━┳━━┳━━┳━━┳━━┓。
┃月曜┃火曜┃水曜┃木曜┃金曜┃土曜┃
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┃1700┃1700┃1700┃1700┃1700┃0900┃
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 寺子屋オンラインの作文クラス、発表学習クラスの体験学習は2回できますので、希望される方は、下記のページからお申し込みください。
▽寺子屋オンライン送信フォーム
https://www.mori7.net/teraon/teraform.php

 なお、同学年又は近学年の少人数クラスという寺子屋オンラインの性格から、その時間帯にクラス編成ができるまで待っていただく場合がありますので、ひとこと欄に、できるだけ第二希望、第三希望なども入れておいてくださるとありがたいです。

 以上、大きな変更のお願いになりましたが、今後の長期的な勉強を考えると、学習意欲を高め、仲のよい知的な友達関係を作るという寺子屋オンラインクラスの長所は大きいと思います。
 ぜひ、寺子屋オンライン作文クラスへの移行、又は、発表学習クラスへの参加のために、体験学習をしてくださるようお願いいたします。
 当面の主な対象学年は、新小学3年生(現小2)ですが、そのほかの学年の方の体験学習ももちろんできますので、新しい勉強法に関心のある方はぜひ体験学習にご参加ください。


 創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

コメント欄

nane 2019年1月7日 8時29分  
 また、長い記事になりましたが、重要な内容ですので、言葉の森の関係者は時間のあるときにぜひお読みください。


森川林 2019年1月7日 8時39分  
 作文の勉強は、学年が上がるほど重要になります。
 考える力が必要になるので、作文を書くことによって思考力が伸びるからです。
 作文を書くことほど、考える力がつく勉強はほかにないと思います。
 しかし、ときどき小学生のうちに、もう大体書けるからと言って辞めてしまう人がいます。
 また、中学生のころに学校の勉強が忙しくなり、未提出が続いてしまう人もいます。
 そこで、作文の勉強を今よりも意欲的に楽しく続けられるように、寺子屋オンラインの少人数クラスでを始めました。
 今年から、この寺子屋オンラインの作文クラスと発表学習クラスを本格的に募集します。

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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
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●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

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●中学受験国語対策
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