日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(3) 日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(2) 日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(1) 小学校1年生の勉強に関する記事 「公立中高一貫校講座」での算数の似た問題作成の紹介

記事 2543番  最新の記事 <一つ前の記事 一つ後の記事> 2017/8/18 
日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(4)
森川林 2016/03/09 20:40 


 今の受験中心の勉強の弊害は、よくできる子にも、普通の子にも、よくできない子にも表れています。
 よくできる子は、自分のペースで先の学習まで進んだり、より難しい問題に取り組んだりしていけばいいのです。それは、受験の勉強を先取りするということではありません。受験勉強の先取りは、かえって頭を悪くします。
 受験的な勉強は、受験の最後の1年間でやればいいと考えて、それまでは本当の学力をつけるための教科書レベルの勉強を先取りし、自分の興味に応じてより高度な勉強も追加していけばいいのです。

 自分のペースでする勉強の方法が、家庭での自学自習です。
 ただし、子供が自分の力で自然に自学自習するということはまずありませんから、大人が、自学自習しやすい体制を作り、それを運営していく必要がります。
 しかし、それは、大人(親や先生)が子供に一方的に教えこむような従来のスタイルの勉強ではありません。大人は、体制を作り、子供の自学自習がスムーズに行くようにやり方をチェックし、必要に応じて子供の質問に答えるという役割に留まります。
 大人がリーダーとなって引っ張っていくのではなく、子供が自主的にやることを、大人がサポートしていくという役割です。この大人とは、親と先生ですが、特に小学生までは親の役割が重要になります。

 例えば、子供が算数の勉強をしていてわからない問題にぶつかった場合、解説を読んでもわからないとき、子供は普通、身近な人である親にまず聞きます。そのことによって、親は子供の学習レベルがわかり、子供の理解度に応じた説明をすることができます。
 そして、親が説明をしても子供がよく理解できない場合は、今度は親が先生に説明の仕方を質問するという形に進みます。そして、その結果をやはり親が子供に伝えなおしていくのです。

 中学生の義務教育までの勉強では、子供の質問はすべて親が最初に対応するつもりで臨んでいくことです。そのことによって子供の勉強の実態がわかり、早めに的確なアドバイスができるようになるからです。

 自学自習のもとでは、親子の勉強はそれほど多くの親の時間を取るものではありません。
 親が子供に教え込む形の勉強では、子供の勉強時間と同じ時間だけ親がつきっきりでいなくてはなりません。しかし、自学自習の勉強の体制ができれば、子供は勉強時間のほとんどを自分の力でやっていきます。
 親は、勉強の結果を子供に聞き、子供にわかったこととわからなかったことを説明してもらえばいいのです。子供が、わかららないところをは手を抜いてやっているのではないかという不安がある場合は、いくつかポイントを絞って質問し、子供に答えてもらえばわかります。
 そして、親は子供が自分の力ではわからなかったところだけ一緒に考えて説明してあげればいいのです。その上で、親にも説明しにくいところがあれば、親が先生に質問し、それをまた次の日に親が子供に説明していきます。これが、家庭における自学自習のスタイルです。

 ところで、今の教育方法の多くは、こういう自学自習の形ではありません。
 低中学年の早い時期から勉強を外部の機関(塾や通信教育)に任せると、親が子供の勉強の実態が把握できなくなります。親が見ることのできるのは点数という結果だけで、勉強の中身はブラックボックスになっていきます。すると、親がアドバイスできるのは、子供の勉強の取り組み方という外見だけになり、「遊んでいる暇があったら勉強しなさい」などという外側からの強制しかできなくなってきます。
 こうなると、子供はポーズとして勉強するようになります。ポーズの勉強とは、簡単にできる問題を手を動かして長時間解くような勉強です。
 時間をかけているわりに成績が上がらないというのは、勉強をポーズとしてやっているからであることが多いのです。

 勉強を外部の機関に丸投げすれば、それがどんなによい塾や学校や通信教育であっても、同じように親の関与は外面からだけのものになります。
 子供の勉強は、いずれ親の手から離れるとしても、少なくとも小学校時代、できれば中学校時代までは、親が子供の勉強の中身にも関与できるようにしておく必要があります。それが家庭における自学自習の体制の土台になります。

 このような家庭での自学自習を実現するために、言葉の森が今行っているのが寺子屋オンエアです。(つづく)

※次は、「寺子屋オンエアでの勉強の仕方について」です。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
オンエア講座(41) 森林プロジェクト(50) 寺子屋オンエア(101) 言葉の森のビジョン(51) 

コメント欄

コメントフォーム
日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(4) 森川林 20160309 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。
 ハンドルネーム又はコード:

(za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
メルマガの配信
▼バックナンバー
○一般用 ダイジェスト版
○生徒用 完全版

Facebookページ
言葉の森作文ネットワーク
いいね! 15,924件
新着コメント1~10件
将来の作文教育 森川林
 OCRの機能が向上しているので、たぶん 8/17
子供によい本を nane
 お母さんの好きな本は物語文になる傾向が 8/17
子供によい本を 森川林
 読書好きな子に共通しているのは、お父さ 8/17
作文自動採点ソ 森川林
 森リンの自動採点が停止状態ですみません 8/16
子供がyout nane
 子供に尊敬されるお父さんやお母さんにな 8/16
子供がyout 森川林
 子供には、憧れの対象が必要です。   8/16
作文自動採点ソ 匿名
無料での作文自動採点はなくなったのですか 8/15
作文自動採点ソ 匿名
川崎製鉄の付属川鉄総合病院は、私が二人の 8/15
森林プロジェク nane
 森林プロジェクトの作文講師資格講座は、 8/13
森林プロジェク 森川林
 作文教育というものは、昔はプロ中のプロ 8/13
……次のコメント

オープン教育 1~10件
オープンの川
過去の記事

過去の1~30件目を表示
■日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(3) 3月8日
■日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(2) 3月7日
■日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(1) 3月6日
■小学校1年生の勉強に関する記事 3月3日
■「公立中高一貫校講座」での算数の似た問題作成の紹介 3月2日
■オンエア特別講座公立中高一貫校講座の続きの動画――算数も作文も手を動かして考える 2月29日
■「春の合宿遠足のしおり」は、参加予定者に明日(2月29日)発送します 2月28日
■オンエア特別講座始まる――今後は読書クラブなども 2月25日
■受験に関する記事 2月24日
■勉強で大事なのは学ぶ「物」ではなく学ぶ「事」――退屈な勉強を続けるには 2月23日
■知的刺激に満ちた本「限界費用ゼロ社会」2 2月21日
■知的刺激に満ちた本「限界費用ゼロ社会」 The zero marginar cost society (ジェレミー・リフキン 柴田裕之訳)1 2月20日
■自宅学習の仕方(「寺子屋オンエア通信」2月号より) 2月17日
■オンエア特別講座の講座内容 2月16日
■オンエア特別講座スタート 2月15日
■これまでの英語と日本語関係の記事 2月10日
■新勉強シリーズ(4)作文力――低学年の楽しく書く習慣が作文力の土台 2月8日
■新勉強シリーズ(3)読む力――難しい文章を読み取る力を無理なくつける 2月8日
■スマホアプリのページを更新しました――「昔の作文」など 2月7日
■新勉強シリーズ(2)国語力――国語の勉強は、低学年から毎日の生活の中で 2月6日
■新勉強シリーズ(1)言葉の森――先生との人間的なつながりのある通信教育 2月5日
■11月の森リン大賞より 2月4日
■オンエア特別講座モニター募集中 2月3日
■春の遠足(関西地方)は1泊2日、岡山県瀬戸内市の前島で 2月1日
■言葉の森のスマホアプリがダウンロードできます(無料) 1月24日
■暗唱検定用の長文のページ 1月22日
■プレゼン作文発表会の動画とアンケート(久しぶりの記事更新でしたが) 1月21日
■受験作文コースの直前の対策は、これまでの作文を読み返すこと 1月8日
■作文力記述力をつけるには、森リン点で評価し、暗唱検定を目標に 1月7日
■暗唱検定は3000字の予定。skypeのビデオ通話かgoogleハングアウトで自宅から受検。 1月6日
……前の30件
HPの記事検索
ホームページの全記事

 言葉の森新聞

Google+ページ
言葉の森作文オンエア

Twitter
言葉の森@kotomori

RSS
RSSリーダー

代表プロフィール
森川林(本名中根克明)

講師ブログ
言葉の森の講師のブログ

算数の通信教育
できた君の算数クラブ

カテゴリー
全カテゴリー
ICT教育(1)
遊び(6)
新しい産業(23)
暗唱(121)
生き方(41)
息抜き(19)
いじめ(1)
インターネット(25)
英語教育(10)
オープン教育(24)
親子作文コース(9)
オンエア講座(41)
オンエア作文(2)
音声入力(10)
音読(22)
外国人と日本語(4)
科学(5)
学問コース(1)
学力テスト(2)
合宿(14)
家庭学習(92)
家庭で教える作文(55)
漢字(17)
帰国子女(12)
教育技術(5)
教育論文化論(255)
教室の話題(26)
行事と文化(1)
ゲーム的教育(4)
合格情報(27)
高校入試作文小論文(10)
構成図(25)
公立中高一貫校(63)
国語問題(15)
国語力読解力(155)
子育て(117)
言の葉クラブ(2)
言葉の森サイト(41)
言葉の森の特徴(83)
言葉の森のビジョン(51)
子供たちの作文(59)
作文教育(134)
作文検定試験(4)
作文の書き方(108)
算数・数学(22)
自習検定試験(10)
自習表(5)
自然災害(1)
実行課題(9)
質問と意見(39)
受験作文小論文(89)
小学校低学年(79)
森林プロジェクト(50)
政治経済(63)
生徒父母向け記事(61)
生徒父母連絡(78)
全教科指導(2)
センター試験(7)
創造が価値の源泉となる社会(9)
大学入試(14)
対話(45)
他の教室との違い(22)
知のパラダイム(15)
中学生の勉强(21)
中高一貫校(11)
寺子屋オンエア(101)
読書(95)
読書感想文(19)
読書実験クラブ(9)
友達サイト(7)
日本(39)
日本語脳(15)
発達障害(1)
東日本大震災(15)
facebook(29)
facebookの記事(165)
プレゼン作文発表会(20)
プログラミング教育(5)
勉強の仕方(119)
未来の教育(31)
MOOC(2)
無の文化(9)
メディア(8)
森の学校オンエア(2)
森リン(103)
問題集読書(33)
読み物(1)
四行詩(13)
未分類(378)

QRコード






 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。