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低学年の長時間勉強は、学力低下のもと as/1918.html
森川林 2013/09/06 07:16 


 facebook記事より。

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 低学年の長時間勉強のどこに問題があるかというと、親や先生に見せるための勉強になるからです。
 だから、自然に時間のかかるやり方で勉強する癖がつきます。

 低学年の間に時間をかけてやっていたことも、学年が上がりやる気になったときにはその何分の一かの時間ですぐにできるようになります。
 ところが、その肝心のやる気の出た時期になってもまだ、時間のかかる勉強の癖を引きずっている子が多いのです。

 そのひとつが、読む勉強ではなく、解く勉強をしたがることです。
 例えば、社会の勉強は、教科書を繰り返し読むのがいちばん楽で能率のいい勉強法です。
 ところが、社会の問題集を解いて○×をつけるような勉強を勉強だと思っている子がかなりいます。

 だから、低学年のときほど、自学自習で無理のない勉強をしていくことが大切なのです。


▽関連記事
「全教科無料自習オプションと各種検定試験」
https://www.mori7.com/index.php?e=1913
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「東洋経済オンライン」のインタビュー記事にオンライン作文教室 as/1917.html
森川林 2013/09/05 12:29 


 「東洋経済オンライン」のインタビュー記事で、言葉の森が、オンライン作文教室として紹介されています。(4ページ目)

「英語より「問答力」!元外資系パパの教育哲学
http://toyokeizai.net/articles/-/18374


 子供が、小学校高学年になったあたりから、親子の会話というのは難しくなります。
 特に、お父さんは子供と共通の話題があまりないので、たまに話をしても、「勉強はどうだ」「まあまあ」というような話になりがちです。

 そこで、生きてくるのが、言葉の森の作文・感想文です。
 毎週、課題の長文を音読し頭に入れ、週に1回その内容を子供がお父さんやお母さんに説明します。そこから、家族の知的な対話が始まります。

 親子で話をすると、難しい感想文も書きやすくなり、内容もぐんとレベルが上がります。子供は、お父さんやお母さんとの話の中で、考える力を身につけていきます。

 小学校高学年でこういう家族の対話をするためには、小学校低学年から家庭の中で対話の文化を作っておくことです。
 そのためには、小さいころから子供の言ったことを批評したり注意したりせず、いつも優しく聞いてあげ、そこにお父さんやお母さんの似た話をしてあげることです。
 また、お父さんやお母さんも、週に1回、子供たちに、今週あった話をしてあげます。

 こういう家族の対話の時間を持つことが、問題集を解いて勉強することよりもずっと豊かに子供たちの心と頭を育てていくのです。


====facebook記事より。

 「家庭でできる最強の教育は会話だと思っています」という「東洋経済オンライン」のインタビュー記事を見て、そうだなあと思いながら読み進めていきました。

 すると、途中で、


 堀内さんはそもそも、子どもの日常を習い事で埋め尽くすことにも慎重だ。2人の子どもがやってきた学習系の習い事は、なんと小学校高学年からのオンライン作文教室のみ。「どこの国で暮らしていくにせよ、考える能力の基礎として言葉を扱う力があれば、将来、どう転んでも学んで損はないだろう」という判断からだ。

 ちなみに、中高一貫校に通う長女は、その「作文力」で合格を勝ち取った。勉強漬けでなくても、本人の意思の力と考える力とで、道を切り開けているというのは興味深い。……


 リンク先をクリックしてみると、やはり言葉の森でした(笑)。
 へえ、そうだったんだ。それはうれしいなあ。

 家庭での会話というのは、考える力のもとになっているのでしょうね。

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森川林 20130905  
 我が家も、二人の子供は、いずれも小1から習い事は言葉の森だけでした。
 塾にも予備校にも行かなかったので、家でも学校でもマイペースののんびりした生活を送っていました。(二人とも早稲田大)

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メディア(8) 対話(45) 

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7月の森リン大賞より(中2の部) as/1916.html
森川林 2013/09/04 09:43 




7月の森リン大賞(中2の部68人中)

「みんなちがってみんないい」

ききほ



「障害は不便である。しかし、不幸ではない」

という言葉を聞いたことがあるだろうか。乙武洋匡さんという、手足のない、先天性四肢切断症の方を知っているだろうか。乙武さんの「五体不満足」という有名な本がある。明るく前向きな乙武さんの痛快なエッセイだ。



 「僕には誰にも負けないことが一つある。それは、手と足がないこと」

この言葉を小学生のころに初めて読んだ。今でも分かっているとは言えないが、前よりは理解できた気がする。障害は一つの個性と言うことだろうか。私は、そう思う。「かわいそう」という目で見たくなかった。



 障害を持つ人と遊園地に遊びに行ったらどうするか?聞かれた時、難しい問題だなと思った。双方が嫌な思いをせずにいられる方法と言うものは、案外出てこない。乗りたいアトラクション、乗れないアトラクション。私が思いついたのは、「折り合いをつける」ことだった。その一人が楽しめなければ意味がない。しかし、その一人が楽しめるものだけをピックアップして乗るというのはどうだろう?私が、その一人だったら、心苦しいな、と思う。その一人に合わせすぎる気もする。過ぎたるは及ばざるがごとしである。例えば、ちょっとしたお礼に高級菓子をもらったら、「え、」と、感謝より先にいぶかしい気持ちが湧いてくると思う。それと同じことだ。みんなで乗れるアトラクションと、乗れないアトラクションの数を考えたり、グループを二つに分けて、一方がジェットコースターに乗ってくる間一方はゆったりファンタジックなものを楽しんだりする。個性だと言っても、出来ることとできないことを区別することは誰にだって必要だ。クロール25メートルを泳げない人に、100メートルの選手になれとは、誰も言わないし、本人だって立候補しない。



 傷つけられる権利という言葉も、私にとって衝撃的だった。過保護になってはならないのだと、知った。小学生のころ、何かで、性同一障害の方のインタビューを見た。彼女はタレントとして活躍中だという。想像もつかない大変な苦労をしてきたと思う。親は、当然テレビに出ることを、反対したらしい。それでも、彼女はテレビに出続けることを選んだ。度はあるけれど、苦しいことも経験なのだなと思った。辛い時期を乗り越えて、と言ってしまえば簡単だが、その機会は絶対に誰でも、経験しなければならないんだな、と思う。そうだ、その記事の見出しは「コンプレックスは個性に変えられる」だった。



傷つけあうことなく、平穏な毎日が続いていけば良いのだけれど、そうはいかない。心ない言葉を言われること、言ってしまうこと。日常茶飯事だ。傷つけてしまうことは、ある意味仕方がないことかもしれない。でも、その日から、時間がたてば、傷つけた自分の浅はかさに気付くのだと思う。この先、人に悲しい思いをさせないで生きていける自信はまったくない。しかし、時が経った後、過去の自分の過ちに気付ける人になりたいと思う。



 障害者と健常者。それは、「差別」ではなく、「区別」だ。どちらも寛容に穏やかに過ごせる日が来てほしい。上と下ではなく、対等な立場として、語り合えたら、その時は、幸せだなと思う。





順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1「みんなちがってみんないいききほ86130653737883
2子育て方りょうたろう85139661657289
3両親の子育ての仕方れたす85119452617295
4愛情があればそれでいい四葉のクローバー83102658587296
5幸せになる方法いゆん81101551666986
6あめとむちぎんぎつね8097158606593
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小5から急に難しくなる作文課題で創造的な学力を伸ばす as/1915.html
森川林 2013/09/04 09:42 



 facebook記事より。

====

 これからの時代に必要な学力は、自分で何かを創造する学力です。
 知識を理解したり吸収したりする学力は、その創造する学力の土台になりますが、理解や吸収だけではもう不十分です。

 言葉の森では、小学校5年生のころから、課題の長文が急に難しくなります。
 難しい(が内容的には面白い)長文を読んでその感想文を書く練習をするのですが、生徒の年齢では、その長文を理解はできても発展させることができません。

 そこで、お父さんやお母さんとの対話が必要になってきます。
 お父さんやお母さんは、子供よりも人生経験が多いので、すぐに似た例を見つけてこられるからです。

 しかし、お父さんやお母さん自身が理解する勉強に慣れていると、似た例を見つけて話題を発展させるということがなかなかできません。

子:「こんなことが書いてあったんだよ」
親:「へえ」
子:「おもしろいね」
親:「うん、おもしろいね」
子:「何か似た例あるかなあ」
親:「ネットで調べたら」
子:「……」

という展開になってしまうことも多いのです。

 覚えた知識を披露することは誰にでもできます。
 大事なのは、その知識を自分なりに発展させることです。

 これまでの勉強のほとんどは、知識を覚えてそれを正しく再現する勉強でした。
 しかし、そういう学力は、人間がただ辞書の代わりになっているような学力です。

 これからの人間は、もっと人間でなければできない創造性を発揮する学力を育てていく必要があるのです。


▽関連記事
「これからの勉強はどうなるのか 1(作文はなぜ必要か)」
https://www.mori7.com/as/1663.html

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対話(45) 

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7月の森リン大賞から(小6の部) as/1914.html
森川林 2013/09/03 14:53 





7月の森リン大賞(小6の部142人中)
お米は命!
りすっぴ

 お米はとてもいいものだ。おなかにたまって、少しの量で満足できるし、たかなければ長持ちする。それになんといっても、私が食べられるのである。世界の主な主食のひとつである小麦がアレルギーで抜けている私にとってはとても大切な食べ物だ。だから、おそらく私の家は普通の家よりお米を重宝していると思う。私の家ではそのような細かい事情があるため、お米は大切に大切にされ、ご飯に関する暗黙の了解のルールができている。まず一番大切なのは、一粒もご飯を残さないようにすることだ。できるだけ、できるだけのこさないようにするのである。おかげで私はお弁当の時のご飯はもちろん、おにぎりのアルミホイルについたお米の一粒まで食べるようになった。それにもし体調が悪くて残してしまっても、残ったご飯をラップでくるんで冷凍しておく。後で、急いで食べなくてはいけないときなどに電子レンジで温めて食べるのだ。まさに『お米は命』の我が家らしいルールだと思っている。

 私がこんなにお米を大切にするのにも理由がある。大切なことをよく知ったのは、五年生の時だった。五年生の時に、総合の学習の時間に稲を育てた。それは近くの田んぼで育てたのだが、余ってしまった苗を先生達は私たちにくれた。私は、苗をもらってベランダで育てることにした。育てていると、ちゃんと実って、少ないながら米ができたのである。だが、そこからが大変だった。まず、茎から米を採って、そこから脱穀機などないので全部手作業で皮をむいた。むき終わってほっと一息ついて、さあ食べようと思ったが、茶碗1杯分も米がなかった。むかしの人はどうやって米を食べていたんだろうね、と話しながら食べたのを覚えている。まるで修行のように大変だったが、大切なことがたくさんわかって良かった。

 私の家の主食は米だが、世界中の主食を比べるとみんなちがう。それを少し紹介しようと思う。まず、小麦。地中海の周りの国々では、ドーナツ型のパンが食べられているようだ。また、インドやイランなどでは、小麦粉をのばして焼いた物が食べられる。次に、米。米はアジアの国々で多く作られている。日本のようにそのまま食べたり、麺などに加工もするようだ。また、トウモロコシは、中央アメリカ・南アメリカなどで主食になっている。なんと、ネイティブ・アメリカンの人達は、トウモロコシのパンを食べるそうだ。

 私は、日本人にとって、米は命だと思う。食糧自給率が低い中、唯一自給率の高さを誇っている食物だ。「三つ子の魂百まで」とも言うので、昔から続くお米の栽培をこれからも続けていきたい。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1変えられそうで変えられないみはあ8289656857895
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7毎日そうじしよう!彌織79116747689684
8集めるおしゃべり君7984944889189
9日本たけみ7993748819189
10日本固有の文化まりて7985642848390


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