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記事 3813番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
合宿の様子は後日Googleフォトにアップロード as/3813.html
森川林 2019/08/09 20:27 

 ホームページの記事3811で、Zoomの画面に合宿の様子をアップロードすると書きましたが、合宿所の環境ではアップロードに時間がかかることがわかりましたので、後日あらためてアップロードできたものをお知らせします。

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サマーキャンプ前半の話 as/3811.html
森川林 2019/08/09 11:07 

 今年のサマーキャンプは、読書感想文や問題集の勉強を取り入れるという、勉強面にウェイトを置いたキャンプにしました。

 読書感想文については、ほとんどの生徒が内容の充実した1200字の感想文を書いていました。
 コンクールに出せば入選すると思われる作品もいくつかありました。
(ただし、小学2年生以下では、感想文を書くというのは無理があるので、感想文はやらずに、作文や問題集の勉強に切り替えました。)

 問題集については、勉強の仕方の説明を中心にしました。
 説明を聞いて、能率のよい学習法を理解した人が多いと思います。
 しかし、勉強の仕方には慣れがあるので、今までの勉強スタイルを変えるのは難しいという人も多いと思います。

 子供たちの勉強の様子を見ていると、明らかにできる問題を熱心にやっていて、できない問題は分からないと言っておしまいにするような傾向が共通してありました。

 できる問題はやらなくてよい、できない問題はすぐに答えを見て考える、考えても分からないときは先生に聞く、このような勉強法を身につけていけば、通常の何倍もの能率で学習が進みます。
 特に受験生には、こういう能率のよい勉強法が必要です。

 実際に、数日で一冊の問題集を大体を終えてしまった生徒もいました。
 できなかった問題や理解が難しかった問題は、日をおいて4回から5回繰り返していけば必ずできるようになります。
 勉強というものは、本来できるようになっているものなので、慣れれば必ず誰でもできるのです。

 「分からない問題はすぐに答えを見る」と言うと、ほとんどの生徒は、「すぐに答えを見たら叱られちゃう」などということを言いました。
 できない問題をいつまでも考えさせるというのが、子供たちの今の勉強の中心になっているのではないかと思います。

 今年のサマーキャンプのもうひとつの特徴は、川遊びを中心にしたことです。
 あまり人が来ないきれいな河原に、バーベキューをしたり浮き輪で遊んだりできる場所があり、そこで楽しく午後の時間を過ごしました。

 サマーキャンプの期間は、夜中に一時雨が降ることもありましたが、おおむね晴天が続き、どの子もたっぷり川遊びを楽しんだと思います。

 ところで、こういう合宿をしていていつも思うのは、ほとんどの女の子がきちんと身の回りを整頓しているのに対して、ほとんどの男の子は、物を散らかしっぱなしで、使ったものをその場に置いてくるというような生活スタイルでいることでした。

 また、兄弟のいる家庭と、兄弟のいない家庭の子の差もあるようで、何でもお母さんに手助けしてもらえる生活をしている子は、誰かがやってくれるのを待つという姿勢でいる子が多いようでした。
 もちろん、一人っ子でもしっかりと自分のことは自分でする子はいますから、これはやはり家庭での手伝いの習慣などによるものだと思います

 これは、家庭での今後のちょっとした取り組み方で変わっていくものですから、家で家事の手伝いをさせるとか、自分の持ち物の片付けをさせるとか、そういう時間を1日のうちに少しでも持っていけば、だんだんと変わっていくと思います。

 将来社会人になって仕事をする場合でも、仕事のできる人というのは、知識のある人ではではなく必要なことを自分なりに考えて処理できる人です。
 そういう仕事能力は、家事処理能力と比例しているように思いました。

 勉強のできる子、できない子というと、すぐに勉強そのものの時間を考えがちですが、勉強時間の前に自分で決めた予定を処理する力というものがあると思いました。

 もう一つ感じたのは、人間関係の作り方です。
 子供たちは、普段の生活では、勉強面でも遊び面でも、他の友達とそれほど深い関わりを持っているわけではありません。
 しかし、合宿では長時間同じところで寝泊まりし、勉強したり、話をしたり、遊んだりしているので、性格や趣味や年齢も違う友達とどう関わるかという問題が出てきます。
 そのときに、学年や性格の違う子供たちとうまくやっていく能力というのは、将来の社会生活でも必要なものです。
 しかし、これは実際に自分で経験をしてうまくいったことやうまくいかなかったことを何度も繰り返して身につけていくもので、他の人が教えてくれるものではありません。

 そういう点で、この人間関係の密度の濃い関わり方が日常的にもっとできるようになれば、子供たちの精神面での成長にも大きくプラスになると思いました。

 本日、8月9日(金)夕方から、サマーキャンプ前半の子供たちの勉強や遊びの様子を、サマーキャンプオンエアで流します。
https://zoom.us/j/101973837
 参加された方は、お送りしたお手紙に書いてあるパスワードでお入りください。

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森川林 20190809  
 キャンプでときどき感心するのは、弱い子がいると、すぐに助けてあげる子がいることです。
 バーベキューで、お肉がなかなか取れない子がいると、自分の持っているお肉をそっとその子のお皿に入れてあげる子もいます。
 いろいろな個性が組み合わさって、いい世の中ができているのだと実感させられる光景です。


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算数の勉強と川遊び as/3810.html
森川林 2019/08/02 11:35 

 子供たちの算数の勉強を見ていると、かなりの子に共通点があります。
 それは、算数を考える勉強として行うのではなく、計算の作業として行っていることです。
 その計算の結果、答えが合っていれば○、合っていなければ×という勉強になっているのです。

 こういう勉強をしている子にとっては、算数の勉強はあまりおもしろくないものだと思います。
 もっと考える勉強をしなければならないのに、それが単なる計算の勉強になっているのは、学校のテストや入試で、煩瑣な計算の問題が出されているからだと思います・。

 もうひとつは、難しい問題は、すぐにわからないということでおしまいにしてしまうことです。
 そして、わかる問題だけを解いて、算数の勉強をしたことにしていることです。
 本当は、難しい問題にぶつかったらすぐに解法を見て、その解法を理解する勉強にすればいいのですが、解法を見て考えるという発想がありません。

 これは、学校や家庭で、算数を考える勉強として行わず、答えが合っているかどうかという勉強をしているせいだと思います。

 話は変わって。
 午前中の感想文や算数の勉強のあと、午後は一転して遊びモード。
 今回は、ウェットスーツを着て川遊びをしたので、冷たい水でも長時間楽しむことができました。

 近くには広いプールもあるのですが、子供たちはプールにはすぐに飽きて、自然の川でいつまでも遊んでいました。

▽川遊び
https://youtu.be/ShAY36J-Ry0" target="_blank"> https://youtu.be/ShAY36J-Ry0

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森川林 20190802  
 算数は、「わかる」と「わからない」がはっきり分かれる勉強です。
 特に図形の勉強は、わかる子はわかるが、わからない子は全くわからないという差があります。
 だから、算数は一斉学習に最も向かない勉強で、個別に質問できる人が必要なのです。

nane 20190802  
 プールでの遊びはすぐに飽きますが、自然の中での遊びはいつまでも飽きません。
 プールは、泳ぐという単純化された機能しかありませんが、自然の川は生き物もいるし、石ころもあるし、川の流れの変化もあるし、子供の興味に応じて多様な遊びができるからです。
 こういう自然の遊びをもっと体験できる機会があるといいと思います。


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那須の川遊び as/3809.html
森川林 2019/07/31 20:29 

 サマーキャンプは、今日(7/31)で10日目になりました。

 最初の1、2日は雨がふりましたが、あとはおおむね晴れ。
 夜中に激しい雨が降る日もありましたが、朝はさわやかな夏空が広がり、午後からは自然の中でたっぷり遊びました。

 ただし、午前中は勉強で、8時から12時まで、暗唱をしたり、感想文を書いたり、算数や国語の問題集をしたりしました。
 感想文は、今のところ、「川は生きている」と「モモ」ですが、どの子もなかなかいい文章を書いていました。

 自然の中での遊びは、人工的なプールなどでの遊びよりも、遊びの範囲が広がります。
 その分、子供たちの個性の差も出てきます。
 好奇心の旺盛な子はますます旺盛になり、いたずらっ子はますますいたずらになるようです。

▽そのいたずらっ子(笑)
https://youtu.be/cBsjvAKBC30

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森川林 20190731  
 勉強よりも、遊びの方で子供たちの個性は出てきます。
 その遊びも、人工的な遊園地などでの遊びよりも、自然の中での遊びで子供たちの個性ははっきり出てきます。
 だから、遊びは、できるだけ大人が特別の企画をしない状態で、子供たちの自然に任せるのがいいと思っています。


nane 20190731  
 今の子供たちは、夜になるとよく、「花火をしよう」などと言いますが、花火は火をつければ誰でもできるという点で、あまり創造性のない遊びです。
 それよりも、ただ焚き火をするだけの方が、子供はそこからいろいろな遊びを工夫すると思います。


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記事 3808番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
未来の教育は紙ベースのオンライン教育 as/3808.html
森川林 2019/07/30 18:19 

 現在の教育の問題点は、既に多くの人によって共有されています。

 それは第一に、従来の一斉指導型の教育では、能率のよい学習が成り立たなくなっていることです。
 その原因のひとつは、各家庭の経済的文化的な差が大きくなったことです。

 しかし、その教育格差を解決するための習熟度別教育は、コストがかかりすぎるという問題があります。
 ここまでは多くの人が述べていることです。

 しかし、実はこの問題は、既にテクノロジーの力によって解決される見通しがついています。
 それは、ブレンデッド教育と呼ばれるようなオンラインの個別教育を取り入れた学校の集団教育を進める動きです。

 だから、本当の問題はすでにその先にあるのです。

 というのは、ブレンデッド教育によって能率よく学ぶテクノロジーができたとしても、人間の意欲は能率だけで活性化するものではないからです。
 意欲は、人間どうしの交流によって生まれます。

 もう一つの問題は、能率とコストを優先したオンライン教育は、デジタル的な教育になりがちだという点です。
 デジタルの教材は、分離された知識を身につけるには有効です。
 しかし、学問の世界は、知識の単なる集合でできているのではなく、一つの体系としてできています。

 人間が真に自分のものとして学ぶべき知識は、デジタル化されたものよりも、アナログの手触りのある紙ベースのものである必要があるのです。

 そして第三に重要なことは、学習する内容です。

 これから求められる教育は、従来のような確立された既成の知識体系を身につけることではなく、その土台の上に自分の個性を発揮することです。
 学習の方法以上に、何を学ぶかという内容が問われているのが現代の教育なのです。

 以上のことを机上の理屈として述べるだけではなく、言葉の森は実践的にこれらの問題を解決したいと思っています。
 それが、現在行っている、寺オン作文クラス、発表学習クラス、自主学習クラスの教育なのです。

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森川林 20190730  
 人間は知識を、デジタル化された情報として覚えるのではなく、身体化された情報としてとらえます。
 だから、情報には、場所とか重さとか色合いとかいう情報以外の要素が関わってきます。
 その情報以外の要素が、創造のひとつの源です。
 だからこそ、知識は紙ベースを基本として、実際の行動を伴いながら吸収する必要があるのです。


nane 20190730  
 いつの時代でも、問題を根本的に解決するのはテクノロジーでした。
 多くの場合、政治的な解決には無理があり、経済的な解決には無駄がありました。
 しかし、現在、教育の場で試みられているテクノロジーの活用は、方向がかなり狭められていて、創造性に乏しいものになっているように思います。
 それは、何を教えるかということよりも、どう教えるかということが中心になっているからです。


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