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低学年の音読をどう進めるか as/148.html
森川林 2007/05/11 10:31 
 小学1年生のお母さんから、「子供が長文音読をしたがらない」と相談がありました。
 1年生は、生きていることが楽しい時期ですから、遊びでも勉強でもうまく誘導すればどんどん好きになります。子供が嫌がるとしたら、その原因は、勉強の時間が長すぎるということにあります。
 そこで、次のように提案しました。
「小学1年生の頃はまだ読む力がないので、最初から2ページも3ページも読ませようとすると、嫌になることがあります。長文を5行ぐらいずつに区切って線を入れ、一日の音読の量はその線のところまでということにしていくと楽にできます」
 低学年の勉強で大事なことは、成果を上げることではありません。楽しく勉強する習慣をつけるということです。そのためには、簡単で短い分量を飽きずに毎日続けていくことです。そして、そのつど褒めてあげることです。
 では、分量を増やすにはどうしたらいいでしょうか。大人のよくする間違いは、すぐに分量を増やしたり、すぐに先に進ませたりしようとすることです。学校の先生でも、教え方に自信のある人は、同じことをずっと続けます。その同じことというのは、基礎の練習です。分量を増やすときでも、少しスムーズに読めるようになったから、少し増やすというようなやり方をすると、子供は勉強嫌いになります。これは、がんばってやると罰を与えられるということを学習しているのと同じだからです。
 子供はだれでも楽にできるようになると、自分の意志で先に進もうとします。ですから、子供が自分から「もっと長く読める」というまで気長に待つというのがいちばんいい方法です。
 しかし、時に、親の権限で量を増やしたり課題を難しくしたりする必要があるときも出てきます。そのときのやり方は、一挙に一段階難しくするという形で、断乎として実行させることです。そのためには、子供の実力をよく観察しなければなりません。がんばればできるはずだという見通しがついたら、「では、明日から1日1ページにするからね」と言って、その方針を貫くことです。そこでいったん決めたことを、子供の声で撤回すると、そのあとから親の権威がなくなり、その後ますます決めたことを実行させることが難しくなります。
 子供が小学校低学年のころは、親もいちばん大変な時期です。下に小さい子などがいればなおさらです。しかし、この大変な時期は数年で済みます。また、子供にとってはこの大切な時期は二度と繰り返すことができません。ですから、ここは親も、根性でがんばるしかないと思って取り組むことです。ぜひ明るく楽しくがんばってください。

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孤独力 as/147.html
森川林 2007/05/07 09:47 
 今年の連休も、ずっとひとりで好きなことをしていました。今年は、連休前から意識と確率の研究をしようと心に決めたので、朝から晩までパソコンを前に同じことを黙々とやっていました。我ながら、よくこういう単調な生活が飽きないと思うほどでした。連休というと、子供が小さいころは近くの海や山に出かけることが多く、それはそれで楽しいものでしたが、やはり自分のペースで過ごせる時間がいちばんです。
 そこでふと思ったのは、勉強の力は、孤独に同じことをする力ではないかということでした。よく、友達と連れ合って図書館に行って勉強をするような人がいます。友達づきあいのいいことは別の意味で長所ですが、勉強に関してはあまりプラスにはなりません。
 昔、私がある図書館に行くと、朝からひとりで法律の勉強をしているらしい30代ぐらいの人がいました。私は、自分の好きな本を読んだり調べ物をしたりしたあと図書館を出て、夕方またその図書館に行ってみると、朝いた人が同じ場所で同じように勉強をしているではありませんか。そのときに、しみじみと、勉強の好きなひとはこういう人なのだろうなあと思ったものでした。
 これは、努力や心がけ以前に、その人が孤独に同じことをするのが好きな性格かどうかという問題です。もちろん、それが単純にいいことだというのではありません。世の中がそういう人ばかりでは、やはり発展しないでしょう。いろいろな性格の人がいるから、このように豊かな社会が生まれたはずだからです。
 しかし、子供の小さいころに、そのように孤独に同じことをする力をつけておくことは大事です。
 そのために一つ親が心がけておくことは、子供が何かに熱中しているときに、それを中断させないということです。
 小さい子は、あることに熱中すると、食事の時間も忘れて取り組むことがあります。親はつい、日常生活の流れを優先させたがるため、子供に遊びを中断させてしまいがちです。しかし、それは長い目で見て、子供の集中力を発達させないことになります。子供自身が空腹に気づくまで、熱中していることを続けさせるというのがよいやり方です。
 しかし、どうしてもスケジュールどおりにしないと困るという場合ももちろんあります。そのときは、突然「もうやめなさい」と言うのではなく、最初に「あと15分ぐらいしたら、そろそろかたづけてね」と声をかけるのです。そうすると、子供は心理的な抵抗なく、15分ぐらいたつころに自然に遊びをかたづける方向に向かいます。15分過ぎてもなお熱中して止まらないときでも、子供の心にはもう準備ができていますから、「はい、もうおしまい」と言われてもほとんど抵抗はありません。
 現代の小学校生活では、こういう集中力は、かえって集団活動の流れに乗れないマイナス面を生み出すこともあります。しかし、それも子供が中学生になるころには自然に解決していきます。子供が小学校の低中学年のころまでは、スケジュールよりも集中力を育てることを優先していく方がいいのです。

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