作文や国語の勉強が面白いのは、そこに対話があるからです。
もちろん、算数にも英語にも理科社会にも対話はあります。しかし、正解がひとつに決まる勉強では、対話がなくてもやっていけます。むしろ、主観的な対話がない方が能率のよい勉強ができるとも言えます。
しかし、作文はそうではありません。
作文に書く課題が決まったら、自分が何を書くか考えるとともに、身近なお父さんやお母さんにも取材をします。
面白い話が出るときもあれば、面白い話が出ないときもあります。しかし、話す中身がないとわかることも対話です。
「うーん、それはわからないなあ」というのも対話なのです。
勉強というものには完璧な正解があり、その正解を見つけることが勉強の目的だと思っていると、こういうあやふやな対話は勉強とは思えないかもしれません。
しかし、子供の思考力は、この対話の中から育っていきます。
今の社会は、教材が豊富にそろっているので、思考力トレーニングペーパーのようなものもあるかもしれません。ひとりで書ける作文練習帳のようなものもあるかもしれません。
しかし、漢字や計算のドリルをやるような感覚で、毎日1枚作文を書くということはまずできません。
小学校1、2年生のうちは、毎日の日記の宿題などもこなしていけますが、それはまだ書くことが子供の中で対話になっていないからです。
その日に起きた出来事をそのまま書いていくのが、低学年の日記です。
そこに自分らしい見方や考え方が出てくるようになると、とても毎日1枚のドリルのような感覚で作文を書くことはできないのです。
お父さんやお母さんと子供との対話、そして、先生と生徒との対話が、作文の勉強の要です。
そして、そういう対話の機会は、作文を通して行うことで密度の濃いものになるのです。
====28日のfacebook記事より====
これまでの勉強が、上から下へ水を流すようなやり方なら、これからの勉強は、送り手と受け手が互いに対話をするような、言わば水たまりで水遊びをするような方法になるでしょう。
先生が一方的に教えて、定着したかどうかを確かめるテストをして、やる気が出るように競争させるという勉強の仕方は、もう時代後れになります。
先生ばかりでなく、お父さんやお母さんが子供と一緒に対話をする中で、それぞれの個性を通して生きた知識が身につきます。
誰にでもあてはまる無味乾燥な知識でないから、完成度も低いし、個性的であるがゆえの歪みもあります。
しかし、世の中の本当の姿は、様々な個性の偏りがオープンに積み重なることで、最終的に最も妥当なものが形成されるということでできています。
完璧なデータが打ち込まれたロボットのような人間ではなく、多様な個性を許容する柔らかな皮膚を持った人間になるために、これから必要になるのが対話のある勉強です。
作文の勉強がなぜ教えにくいかというと、それは作文の本質が対話的なものだからです。
先生と生徒、親と子が対話するだけでなく、作文を書く子供自身が、自分の書こうとする内容と紙の上で対話をしながら書いていきます。
だから、書き終えるまで、どんなことが、どのくらい、どんなふうに書けるかわかりません。
それを楽しいと思えるようになることが、作文を好きになるということなのです。
====引用ここまで====
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今日のfacebookの記事は、「小学校低学年から、あまり書くことに力を入れないように」です。
誤解があるかもしれませんが、書くことが重要でないというのではありません。書く前の土台としての聞くこと、話すこと、読むことを抜かして、書くことだけに力を入れると、書くことが苦手になってしまうことが多いということです。
低学年の子が何かを書くと、そこには必ずと言っていいほど欠点があります。
勉強というと、間違いを直すことと考えている人が多いので、大人はその欠点をすぐに直そうとしてしまうのです。
本当は、書くことを直す前の準備に力を入れて、書くときにはもうほとんど間違いがない状態で書かせればいいのですが、今の作文指導はそういう準備はなくただ突然書かせるような勉強になります。
だから、作文が苦手になる子が多いのです。
書く前に、もっと読んだり、聞いたり、話したりする指導に力を入れていく必要があるのです。
それは、学校だけでなく、家庭でももちろん同じです。
====28日のfacebook記事より====
作文の勉強というと、すぐに文章を書かせることを考えがちですが、それが大きな勘違いのもとです。
特に、小学校低学年では、書く勉強はできるだけ後回しにした方がいいのです。
では何をするかというと、それは、書くことではなく、聞くこと、言うこと、読むことです。
書くことが花だとすると、聞いたり、話したり、読んだりすることは、それを支える根や葉や枝です。
花だけきれいに咲かせようとすると、子供に無理強いすることが多くなります。
しかも、子供の書く文章は欠点だらけなのが普通ですから、注意せずに済ませることができなくなります。
作文を書かせることや、その作文を添削することは、大人であれば誰でもできます。
しかし、いちばん力を入れなければならないのは、書く前の土台作りです。
作文を書かせるのは、注意したり直したりする必要がなくなってからです。
そうすれば、楽しく褒めるだけの勉強になるのです。(それを低学年からやるところが難しい)
花と言えば、もう梅の花が咲いていました。
そろそろオタマジャクシも出てきそうです。
明日から3月、今日もいい一日をお過ごしください。
====引用ここまで====
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今日のfacebook記事に、日本(と世界)がこれからだんだんよくなるということを書きました。
その続きです。
これから、新しく平和で豊かな社会が来たときに、今から準備しておく大事なことは教育です。
これからの社会は、今までのように競争に勝つことを目的にした社会ではありません。
すべての人が、自分の自由な個性を生かし、その個性で互いに価値ある物を与え合うような社会です。
そのときに最も大事なものは、個性を創造性にまで高める努力と方法です。それが教育の中身になります。
もちろん、それは従来の教育の土台の上に成立するものですから、これまでのような国数英理社音美家体の教科も必要です。
しかし、ただ知識や技能を身につけてテストに受かるために勉強するのではなく、自分が新しい何かを創造するために勉強するというところが違ってきます。
子供たちにこういう教育をするためには、大人も変わらなければなりません。
子供は、親の後ろ姿を見て育ちます。
大人もまた、創造的な人生を歩んでいく必要があります。
しかし、この創造性というものが、人間の能力の中で最もとらえにくいものです。
知識や技能であれば、結果はすぐに評価できます。
創造性を育てる教育が、これからの教育の課題になると思います。
====27日のfacebook記事より====
経済の危機はあるとしても、バブルだったところを切り捨てて、本当の実のある部分を皆で分け合えば、大した不足はありません。
日本は、そのようにして危機を小規模に抑えることができるでしょう。
自然の災害はあるとしても、被害のピークをうまく避ければ、やがて元の静かな大地に戻るから、そこで平和に暮らせます。
日本の社会は、そういう対応ができるでしょう。
そして、環境や資源や文化という、人間の本当の必要に基づいたものを中心に経済が営まれるようになるから、そこで新たに日本の出番が来ます。
インターネットで新しい情報が広まり、多くの人の意識が進化するから、古い不要なものは次第に消え去り、新しい有用なものが自然に広がるでしょう。
そういう時代に私たちは生きているのです。
今日は、暖かい春の雨。
これから昼には晴れるようです。
毎朝やってくる鳥たちも、そろそろ春に向けて子育てのための巣作りを始めるのでしょう。
====引用ここまで====
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今年度、これまで担当の先生又は事務局に連絡のあった合格情報を掲載します。(順不同)
みなさん、おめでとう!
ここに掲載されていない方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
聖心女子学院初等科
松本秀峰中
湘南学園中
慶應義塾湘南藤沢中等部
宮崎県立宮崎西高附属中
横浜国大附属中
岡山県立大安寺中
立正大学付属立正中
鎌倉女子大学中等部
福島県立小高商業高
立教女学院中
捜真女学校中
山梨学院大学付属中
横浜雙葉中
名古屋高
岡山県立倉敷天城中
東京大学附属中
都立白鴎高附属中
清風中
桃山高
金光学園中
兵庫県立芦屋国際中
横浜女学院中
神奈川県立平塚中
横浜高
信州大附属中
関東学院中
公文国際学園中
和光中
慶應義塾高
慶應義塾大文学部
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都立東大和南高校合格しました!
きらりさん、おめでとう!
ヾ(´ー`)ノ。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆ Congratulations・・・
追加合格情報です。
洗足学園中
都立東大和南高
上智大文学部新聞学科
★:゜*☆※>('-'*)♪オメデトウ♪(*'-')<※★:゜*☆
追加合格情報です。
群馬県立中央中等教育学校
\_(^◇^)_/\(*^^*)/ 合格オメデトウ!
追加合格情報です。
都立国際高校
♪(⌒ー⌒)o∠☆:゜*' 合格オメデトォ♪
追加合格情報です。
東京学芸大附属世田谷中
オメデトーσ(⌒▽⌒)丿
お世話になっております。 通信で学んでいましたが、この春、藤女子中学、大谷中学校(英数選抜コース)、立命館慶尚中学(いずれも札幌)に合格しました。 ずっと国語では上位を取れているのは皆様のおかげです。 ありがとうございました。
ほふさん、おめでとうございます。
新しい中学校生活がんばってください。
( ・_・)ノ~~~~~~>゜(((オメデトウ))彡
受験でお休み中でしたが、
山形東高校に無事合格しました。
ありがとうございました。
ダレンシャン.Jrさん、おめでとう!
高校からが勉強と人生の本番です。がんばってねー。
♪~q(^-^q) q(^0^)p (p^-^)p~♪おめでとお
合格追加情報です。
都立町田高
奈良教育大
千葉県立千葉高
広島県立広島皆実高
学習院大文学部
富山県立魚津工高
.☆.+:^ヽ(∇⌒ヽ)♪(ノ⌒∇)ノ.+:^☆
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2月26日のfacebookページに、「着色料、保存料入りの勉強から、自然の素材を生かした勉強へ」という記事を書きました。
今、世の中にあふれている通信教材、塾の教材、書店で売られている教材の中には、自然の味を生かした優れたものもありますが、合成着色料入りのようなものもかなりあります。
言葉の森の教材は、子供たちが実力をつけるための実質本位の教材作りをしてきましたが、保護者の方の中には、複雑でわかりにくい、親の負担が大きいなどの声もありました。
例えば、毎日の暗唱、音読、家庭での対話などは、取り組み方によっては、子供の力もつくし、家族のコミュニケーションもとれるという価値あるものになります。しかし、その仕組み作りができないと、親子げんかの種にもなってきます。
子供たちの実力はつけたいが、しかし、あまり複雑で手間のかかるようにはできない、ということで、言葉の森ではしばらく自習の仕方については試行錯誤を重ねてきました。そこで、新しく提案する方式が、「シンプルな勉強と、豊富なウェブオプション」という形です。
言葉の森の勉強は、基本的には、先生の電話説明を聞いて作文を書くという形を中心にします。最低限の自習として、毎日の読書と、次の週に書く課題の準備(書くことを決めておく、感想文の場合は長文を読んでおく、必要に応じて家族などに取材しておくなど)だけはやっていきます。それ以外の自習は無理のない範囲で続けていってください。
言葉の森の生徒の課題の提出率は、毎週1回という提出頻度で91.6パーセントですからかなり高率です。それが、シンプルな勉強法になることで更にやりやすくなると思います。
しかし、言葉の森で勉強する生徒の中には、もっといろいろなことをしたいという人もいます。また、時間がかかるとか、字数が長く書けないとか、個別の問題を抱えている人もいます。
これまで、そういう希望をすべて取り入れるような形で教材を作ってきましたが、これからはそれらをすべてウェブオプションで対応する形にしていきます。
例えば、読解問題に力を入れたいという方には、読解問題がもっとたくさんできるサイトを作ります。読書に力を入れたいという方には、おすすめ図書のサイトを作ります。(今もありますが)
このほかに、公立中高一貫校の対策を立てたいという方、漢字の勉強をしたい方、英語の勉強をしたい方、算数数学の勉強をしたい方、速読や速聴をしたい方、高校入試の作文対策、大学入試の作文対策、森リンの点数アップ、早く書くコツのページ、長く書くコツのページなど、いくらでも自分の好みに応じてオプションで取り組めるようにしていきます。
やり方としては、次のような形にする予定です。
まず、保護者が、言葉の森のサイトにアクセスし、子供に取り組ませてみたいオプションに登録します。すると、そのオプションに応じて、必要な教材が送られてきます。それで、毎週の作文とは別に、その教材にも取り組むようにします。
生徒が自分ひとりで取り組むだけでは張り合いがない場合もあるので、勉強の記録を残せるページ、いつでも相談できる掲示板、ときどき力試しをするための検定試験、場合によっては展示会や発表会のページなども設置していきたいと思います。
本格稼働は4月からですが、オプションページがスタートしたところから随時お知らせしていきたいと思います。
====2月26日のfacebook記事より====
着色料、保存料入りの勉強から、素材の味を生かした自然の勉強へ。
自分の子供に着色料の入ったものを、きれいだからといって食べさせる人はいません。
他人に売ろうとするから、見た目のきれいさが必要になるのです。
勉強も似ています。
自分の子供には、毎日決まった形で普通のことをしていればいいのです。
あとは、学校で学ぶだけで、昔の子供はみんな賢くなっていきました。
ところが、今は学校だけでは勉強は身につきません。
子供たちを取り巻く家庭環境の差が広がったので、一斉指導が難しくなったからです。
だから、本当は自家製の勉強がいちばんいいのですが、自家製がうまくできるかどうかちょっと不安なところもります。
そこで、勉強もよそから買うこともありますが、ここで大事なのは、その勉強の中身を見きわめることです。
あまりにもきれいで面白そうなものとか、あまりにも手間がかからず楽にできるそうなものなどは、やはり要注意(笑)。
自然を生かした本物は、地味だったり、手間がかかったりするのです。
====引用ここまで====
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