ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3229番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/6/13
世界中の子供たちとgoogle翻訳で日本語作文発表会――その前に英語作文発表会 as/3229.html
森川林 2018/03/07 05:48 


 寺オン自主学習クラスの小4以上のクラスで、英語暗唱が上手にできるようになったら、英作文発表会をしたいと思っています。

 それは、どうするかというと、自分の作文をgoogle翻訳にかけるのです。
 ほんの少し前までは、google翻訳はあまり使い物になりませんでした。
 しかし、人工知能というか深層学習の成果で、今はかなり正確に日英翻訳ができるようになっています。

 この翻訳の仕組みは、音声認識の仕組みと同じで、単語や文法を一つずつ判断して翻訳しているのではありません。
 言葉や音声の群全体をとらえて、そういう群にあてはまりそうな文章をあてはめているという感じなのです。

 だから、意外なところで誤変換があります。
 例えば、珍しい固有名詞は、うまく認識できません。
 また、翻訳では、「……ならなくなります」というような微妙な否定文を肯定文に変えてしまうことがあります。
 しかし、これらも学習する文章が増えるにつれて次第に改善していくと思われます。

 では、今のgoogle翻訳の水準で、どうやって日本語を正しい英文にするかというとそれは次のようにやるのです。
 まず、日本語の作文をGoogle翻訳で英文にします。
 次に、その英文をもう一度Google翻訳で日本語に変換します。
 すると、最初に入れた日本語と異なる部分が出てきます。それはGoogle翻訳がうまく翻訳できなかったところですから、元の日本語を正しく翻訳しやすいように変えてあげるのです。

 そのようにして、最初の日本語の作文と、変換したあとの英語の作文と、再度変換したあとの日本語の作文を比べれば、途中の英語の作文は正しく翻訳されたと見て差し支えないレベルまで洗練されていきます。

 その英作文を暗唱してスピーチをするのです。

 一方、世界には日本語を勉強したい外国人の子供たちも増えています。例えば、ベトナムでは小学校の段階から、日本語が第一外国語として教えられるようになっています。
(「日本語が「第1外国語」に ベトナムの小学校で東南アジアで初」)
 それは、単に経済上の理由からだけでなく、日本の文化に関心が持たれているからだと思います。

 その日本語を学ぶ子供たちが、自分の国の言語で作文を書き、その作文をGoogle翻訳で日本語に直し、その日本語を暗唱し日本語作文スピーチを行います。

 Google翻訳を使う作文発表会ですから、言語は日本語と英語に限りません。
 日本語と中国語、日本語とスペイン語、日本語とポルトガル語など、いろいろな言語を話す子供たちと作文発表会を通して交流することができるようになります。
 これで、世界中のさまざまな言語を話す子供たちが、Zoomで多言語作文発表会を行うのです。


 さて、言語は、これまで伝達のツールとして考えられてきました。そのツールを身につけるのが、英語教育でした。
 伝達の言語として世界的に使われている英語は、世界のグローバル化によって更にツールとしての必要性を増しています。
 これまでは、だから世界に通用する言語としての英語学ばなければいけないのと考えられていました。

 しかし、ツールは必ず人間の手足から離れて機械化されていきます。
 google翻訳のような外部化されたツールが自由に使われるようになれば、言語のもうひとつの面が重要になってきます。

 それは伝達のツールとしての言語ではなく、教育のツールとしての言語あるいは人間形成のツールとしての言語です。

 日本語は、世界でもほとんど唯一の母音言語であるために、幼児期から日本語を使っていると、自然界の音を左脳で受け止めるようになります。それが、日本人が虫の声や鳥の声や風の音に心を動かされる理由です。
 この教育のツールは、機械で代替することはできません。なぜなら、それは肉体化というものが習得の基礎になっているからです。
 教育としての言語は、外側にあるツールではなく内側に組み立てるツールなので、時間をかけて身につけることしかできないのです。

 だから、これからは英語教育というひとつの言語に限った教育ではなく、言語全体の教育として日本語も英語も中国語も学び、その一方で教育の言語であり人間形成の言語でもある日本語を確実に学ということが必要になってくるのだと思います。


 このように、普段私が思っていることと同じようなことを井口さんがブログに書いていました。
 井口さんの話は、説得力があるので、ぜひ読んでいただければと思います。

▽英語論争、藤原正彦vs谷山雄二朗:俺も参戦!?「やはり日本語教育が一番さ!」
https://quasimoto2.exblog.jp/238374487/

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180307 1 
 世界中の子供たちが、自分の国の言語を使いながら日本語で交流できるという話は、今は夢のように思われていますが、そのうちあたりまえのことになってきます。
 例えば、私が子供のころは、自動ドアなどは夢のような話で、思いつきもしませんでしたが、というか必要性も感じていませんでしたが、今は普通のことになっていて、手で開けるドアには不便さを感じるようにさえなっています。
 ツールの普及は、いったん始まると早いのです。
 英語作文も、音声入力作文も、オンライン作文少人数クラスも、やがて普及して、すぐに時代遅れになります。
 だから、私たちの目は、そのツールの普及の先にあるものを見る必要があります。
 それが、創造性を育てる作文教育です。


nane 20180307 1 
 「ZOOM革命」の田原さんが、やがてZoomに自動翻訳機能が搭載されるようになるだろうということを述べていました。
 私も、それはかなり早くそうなるだろうと思います。
 そして、今の音声認識の精度と言語翻訳の精度を見ると、すぐに実用に使えるレベルになると思います。
 すると、ますます伝える中身が重要になってきます。
 その中身とは、ひとことで言えば、創造性のある中身かどうかということなのです。
 この創造性が、これからの教育の最重要テーマになると思います。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
英語教育(10) 外国人と日本語(4) 寺子屋オンライン(101) 

記事 3228番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/6/13
呼んでもなかなか来ない犬がやっと来たときに、「早く来なきゃだめでしょ」と叱るのではなく、「遅かったけどよく来たね」と褒めるのが褒めて直すコツ as/3228.html
森川林 2018/03/06 08:56 


 作文のオンライン少人数クラスが始まりました。
 このオンライン少人数クラスは、授業の様子を参加者が動画として記録できるので、あとでお父さんお母さんが授業参観のような形で見学をすることができます。

 また、自宅で勉強するオンラインクラスですから、授業のあと、必要があればすぐに懇談会や父母面談なども行えます。
 こういうコミュニケーションが容易になるところが、オンライン少人数クラスの利点です。

 しかし、その反面、今後予想されるマイナス面もあります。
 それは、子供の勉強の様子があまりはっきりわかるようになると、親は注意を始めることがあるということです。

 例えば、生徒どうしの作文の発表会などがあると、自分の子供に対して、「もっとこうした方がよかったのに」などと言わないまでも、ほかの子の上手な発表を例にして、ほかの子を褒めるという遠回しの注意をするお母さんもよくいるのです。あるいは、無意識にやってしまうのかもしれませんが。

 しかし、そういう話を聞いて、子供は嬉しいわけがありません。
 すると、だんだんと、発表会の様子や勉強の様子を親に見てほしくないと思うようになるのです。

 注意をされて育った子は、確かに勉強はよくできるようになります。
 しかし、長い目で見ると勉強に対する肯定的な感情が乏しくなっていきます。

 注意して直す方が、褒めて直すよりも結果が早く出ます。
 しかし、子供は次第に注意する人から遠ざかるようになります。

 ときどき、リビングで勉強をしたり音読をしたりするのを嫌がり、自分の部屋でやるという子がいますが、それは注意されることから離れようとしているからです。
 だから、結局、注意の効果があるのは、最初のうちだけになってしまうのです。

 子供の躾と犬の躾は、親や主人が一方的にできるという点で似ています。

 遠くにいる犬を、呼んですぐに来させるようにするには、長い紐をつけて呼ぶと同時に少しずつ引っ張り、近くに来たら褒めるということを繰り返していくといいのです。

 ところが、注意して直そうとする人は、犬が呼んでもなかなか来ないときは、近くに来てから叱るのです。
 すると、犬は、近くに行くと叱られるということを学びます。
 そして、ますます呼んでも来なくなります。

 犬が来たときに、「早く来なきゃだめでしょ」と叱るのではなく、「遅かったけどよく来たね」と褒めるのが褒めて直すコツです。 時間のかかる直し方ですが、子育てはもともと時間のかかる仕事なのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180306 1 
 褒めて直すよりも叱って直す方が即効性があります。
 だから、忙しい親はつい叱って直そうとしてしまうのです。
 仕事はバリバリ子育てはのんびり、と気持ちを切り換えていくことが大事なのだと思います。


nane 20180306 1 
 家庭学習を続けるのが難しいのは、子供の様子がよく見えすぎるからです。
 塾に行かせると、子供の様子が見えなくなるので、親は安心できます。
 しかし、いちばんいいのは、見えても気にせずに気長に一つのことを続けることです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
寺子屋オンライン(101) 子育て(117) 

記事 3226番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/6/13
【合格速報】一関市医師会附属一関准看護高等専修学校 as/3226.html
言葉の森事務局  2018/03/05 11:13 
一関市医師会附属一関准看護高等専修学校 Y.Sさん

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
合格情報(27) 

記事 3225番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/6/13
【合格速報】都立白鷗高等学校、武蔵野大学附属千代田高等学院 、龍谷高校 as/3225.html
言葉の森事務局  2018/03/05 11:12 
都立 白鴎高等学校(第一志望に進学)
私立 武蔵野大学附属千代田高等学院
私立 龍谷高校Excellent特進コース

M.Oさん

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
合格情報(27) 

記事 3224番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/6/13
【合格速報】小石川中等教育学校、大妻女子中学校、麗澤中学校 as/3224.html
言葉の森事務局  2018/03/05 11:10 
都立 小石川中等教育学校(受験コース第一志望に進学)
私立 大妻女子中学校
私立 麗澤中学校
H.Eさん

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
合格情報(27) 
コメント1~10件
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
読書を阻むもの 森川林
暇なときは読書をすればいいのですが、今は、スマホで情報に流さ 6/10
国語の読解検定 森川林
国語読解の問題は、適当に解いて「当たった」「外れた」と言って 6/9
デジタル教科書 森川林
デジタル教科書という考えがありますが、教科書とか自分の好きな 6/8
国語読解クラス 森川林
 国語力は、知識として身につけるのではなく、国語力を育てる生 6/7
国語力はテクニ 森川林
「国語力をつけるために、特に読書をする必要はない」という耳あ 6/6
リアルな通学教 森川林
 未来の教育は、対話型の少人数オンラインクラスの教育になりま 6/5
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 無題 森川林
 こちらで入れ直しておきました。  ×になったところは、お 6/11
無題 笹の葉
まちがって白紙でそうしんしてしまったのでここに記載します。 6/10
岡田斗司夫さん 森川林
岡田斗司夫さんの話が面白い。 【最新動画】2025年問題っ 6/9
同調圧力と方便 森川林
 なぜ、子供を褒めることが大事かというと、子供は褒め言葉に同 6/9
Re: 読会検 森川林
お返事遅れて失礼。 しっかり、読んでいてえらい! 問 6/7
歌はいいなあ 森川林
志村けんと八代亜紀が面白い https://www.you 6/3
大事なのは、結 森川林
大事なのは、結果よりも動機だ。 自分は、日本を守るために仕 6/2
読会検定5月  あかそよ
いつもありがとうございます。 問題3 AB共に、「兄ち 5/31
臨死体験で見た 森川林
臨死体験で見た「宇宙の真実」とは?【山納銀之輔さん前編】 5/28
Re: 読解検 森川林
 いい質問です。  このように質問する人は、国語の力がつく 5/23

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習