先日、オンライン自宅学童の話を書きました。
これは、自宅学習を毎日オンラインで続ければ、学校から学童や塾によらずに自宅に帰り、お母さんが帰ってくるまでオンラインで友達と一緒に勉強したり読書をしたりすることができるという話です。
この考え方を発展させると、例えば学校に行かない不登校の子供でも、自宅でオンラインの勉強や友達との交流をすることができます。
子供たちにとって、学校は必ずしも必要ではありませんが、友達と勉強は必要です。
それが自宅でできるのであれば、学校に無理して行くよりも、敷居はずっと低くなります。
言葉の森のオンライン学習は、Zoomの会議室を使った学習ですから、いつでもどこからでも参加することができます。
そして、今は言葉の森のオンラインのクラスを一つでも受講していれば、受講の日ではない曜日や時間帯でも、Zoomの会議室を自習室として自由に利用することができます。
勉強はひとりでするのが基本ですが、理想の状態は、友達が一緒にいる場所でひとりで自分の勉強をすることです。
だから、息抜きのときには、同じように息抜きをしたい友達とそこでお喋りをしてもいいのです。
(具体的には、みんなの邪魔にならないように、その相手向けのチャットで連絡し、別のZoomの会議室に移動してお喋りをするというやり方です。)
そういうオンラインの自宅学習をこれから広げていきたいと思っています。
オンラインの学習に必要な機材は、パソコンやタブレットですが、本格的にオンライン学習をするのであれば、子供が自分専用で使えるようにクロームブック(約4万円)を用意するといいと思います。
(今はまだボタンの部分だけが英語表記ですが、いずれすべて日本語表記になると思います。)
パソコンの操作に慣れていない保護者の方には、無料のパソコン講習会を随時おこなっています。
これからは、この対話型のオンライン教育が子供たちの勉強の仕方の一つになってくると思います。
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子供たちに、学校は必ずしも必要ではありませんが、友達と勉強は必要です。
インターネットの時代には、どちらも簡単に実現できる場があります。
しかし、そこで行われる勉強が、これまでと同じような知識の詰め込みとテストによる評価だけだったら、新しいオンラインの不登校が生まれるだけでしょう。
勉強自体が、もっと自主的で創造的なものに変わらなければならないのです。
オンライン自宅小学校の次に来るのがオンライン自宅中学校で、そのうちオンライン自宅会社のようなものができるでしょう。
だから、子供時代の勉強は、既にある知識を詰め込むことではなく、自分の個性を創造的に発展させる準備をすることなのです。
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これからの勉強は、与えられた知識を詰め込んで、それをテストで再現できればよい、というものではなくなります。
自分で考えて、新しいものを作り出す力をつけることが勉強の目的になってきます。
そのための学習のひとつが、発表学習です。
言葉の森のオンラインで行っている発表学習クラスでは、毎回子供たちが、個性的で創造的な自由研究を発表しています。
こういう子供たちは、勉強というものに肯定的な感情を持って成長していくと思います。
▽発表学習クラスから「海苔(ノリ)の一生」
https://youtu.be/GrIJS5e6lFw
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発表学習クラスのいいところは、誰もが楽しんで勉強をしていることです。
テストのために勉強したことは、テストが終われば忘れてしまいますが、自分が興味を持って学んだことは、その子の心の中にずっと残ると思います。
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キャンプは短い期間だとみんな仲よくやっています。
しかし、中ぐらいの期間だと、ときどき誤解からいざこざが起こることがあります。
しかし、更に長期間になると誤解が解けて、また仲よくできるようになります。
そこで、今回の夏のキャンプは、日数は自由に選べるようにしました。
今年のサマーキャンプの新しい企画は、読書と作文だけでなく、感想文と勉強を取り入れたことです。
また、新しく遊べる場所を開発したので、渓流で魚釣りと水遊びを行う予定です。
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父ゾウ「さあ、どっかいくか」
母ゾウ「この子、くたびれたから、もうどっかいけんてい」
3月、4月、5月と行ってきた読解検定の結果を本日郵送しました。
点数と合否の結果は、ウェブで解答を送信した時点でわかりますが、それをプリントした形で送るのに時間がかかってしまいました。
海外の方には、保護者掲示板から該当ページのリンクをお送りしています。
普通、試験というと、よい点数を取るほうがよいものと思われていますが、この検定試験は×があるほどよい試験という位置づけです。
それは、×になったところの理由を考えると、そのあとの国語の試験でも、理詰めに読んで解く解き方が身につくからです。
この理詰めの解き方は、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版)に書かれています。
この試験で、毎回100点を目指してじっくり考えて問題を解いていった生徒は、国語力が著しく向上しました。
国語の成績をもっと上げたいと思っている人は、小学生から高校生まで、この読解検定を受けるといいと思います。
6月の読解検定は、6月23日(日)10:00~、18:00~です。
Zoom会場で行うので、自宅から受検できます。
お申込みは、下記のページからお願いします。
▼読解検定6月の申し込みフォーム
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=dks201906
読解検定要項はこちらです。
▼読解検定要項と検定結果サンプル
https://www.mori7.net/dokken/youkou.php
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読解検定は、理詰めに解く試験ですから、百点を取ることが目標です。
しかし、百点を取れる子は、今はまだ約1割です。
試験の結果よりも、結果がわかったあとの、×の理由を考えることが読解力を伸ばします。
読解検定を受けて実力をつけ、国語だけは自信があるというようになってほしいと思います。
読解検定の見直しの仕方は、正しい答えがなぜ正しいかを考えることではなく、正しくない答えがなぜ正しくないかを考えることです。
これが、問題文をじっくり読むということです。
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6.1週の作文のヒントの動画をアップロードしました。
鳥の村の資料室に、各学年の動画が載っています。
なお、6月1週より、小学5、6年生は、受験用のハイパー作文コースの課題もできるようにしました。
ハイパー作文コースの課題に取り組む人は、説明の部分をよく読んでおいてください。
(「鳥の村」の「資料室」の中の「ハイパー作文コース」というところに書いてあります。
参考までに、6.1週のハイパー作文コースの授業の動画です。
https://youtu.be/LCftr7bFZgU
こちらは、ハイパー作文コースの説明の動画です。
▼ハイパー作文コースの説明の動画
https://youtu.be/9_puwv0YIG0
▼ハイパー作文コースの説明
新ハイパー作文コースは、小学5年生、又は、6年生の6月から開始します。
小学5、6年生は、どちらの課題をやっても結構です。(受講料の変更はありません)
■1.ただし、担当の先生には、自分がどちらをやるか伝えておいてください。
■2.ハイパー作文コースは、項目の出来は評価から除外します。これは、受験作文コースも同様です。
そのかわり、構成がわかりやすいこと、題材に個性挑戦共感感動があること、表現に光るものがあること、主題に深みがあることという内容面を見ます。
■3.また、字数は、志望校の字数と時間を参考にして、各自目標を決めて書くようにしてください。
以前は、受験作文コースの過去問をやっていましたが、このやり方だと、小6の9月ごろから受験作文コースを開始したときに、問題が重複してしまう可能性があるので、ハイパー作文コースは、別の教材を使うことにしました。
■4.言葉の森の生徒は、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版)を購入されている方が多いと思うので、この本をテキストとします。
作文、読解、記述のそれぞれの章の文章を中心に、受験対応の作文の書き方を説明していきます。
■5.作文の送り方は、通常の送り方でいいのですが、それとは別に、「鳥の村」の「発表室」の「ハイパー作文コース」というところにも、そのgoogleフォトのコピーを送ってもらいます。
これは、ハイパー作文コースの生徒どうしが、互いの作文を見て参考にできるようにするためです。
(受験作文コースの場合は、こういう互いの作文を見られる形はとりません。)
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高学年の生徒が受験モードになってきているので、ハイパー作文コースを6月から本格的に取り組めるようにしました。
(これまでもこのコースはあったのですが、やる人があまりいないようだったので)
ここで行っている作文の書き方の解説は、塾でやっているようなものとは全く違うと思います。
このような解説だから、誰でも迷いなく書くことができ、しかし、それにもかかわらずいくらでも奥の深い書き方ができるのです。
言葉の森のようなやり方で受験作文を教えているところは、どこにもないと思います。
全部、オリジナルな教え方だからです。
もし、同じ教え方をしているところがあったら、それは言葉の森の真似です(笑)。
こういう教え方をすれば、どんな苦手な子でも書き出すことができます。
そして、努力次第で、合格する水準まで推敲することができるようになるのです。
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