OCRのオシロンは、8月の途中ごろから使えなくなっていました。
これは、GoogleとChatGPTのAPIがそれぞれ使えなくなるという事情があったためです。
本日、APIの動作が正しく動くように直しました。
しかし、まだ日本語の縦書き原稿のテキスト化は、文字の読みやすさにも関係するので、完璧とは言えません。
いちばんの問題は、複数枚の画像で手書き作文を送る場合、文の最後が途中で切れて、次のページに続くような場合です。
これをひとつながりの文として認識できるようにいろいろやってみましたが、まだうまくできません。
ですから、手書き作文をアップロードする人は、原稿用紙の最後の文は、句点で終わるようにして、あとは空欄にしてもいいとしてください。
したがって、原稿用紙の最初の文は、文の途中からではなく文の冒頭から始まるようにするといいということです。
しかし、OCRの性能も、AIの性能も、日々進化しているので、いずれこの問題は解決するようになると思います。
ということで、本日、OCRのオシロンはやっと直りましたが、元に戻しただけということでご了解ください。
https://www.mori7.com/osiron/
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。OCRの「オシロン」(0)
英検、漢検を悪く言うわけではありません。
この検定試験によって、多くの子供たちが英語を学び漢字を学びました。
しかし、AIの時代には、英語の力のかなりの部分はAIによってカバーされます。
また、今後、中国の発展とともに中国語が必要になったときに、新たに中国語検定に取り組みたいと思う人はいないはずです。
AIで補える学力は、人間に本当に必要な学力ではないのです。
漢検も同じです。
ただ、ここで区別する必要があるのは、漢字の書き取り力と読み取り力とは性格が違うということです。
漢字の書き取りは、すでにスマホやパソコンがカバーするようになっています。
書き方を忘れた漢字を辞書で調べて、改めて覚え直すという人はもういません。
必要なのは、漢字の書き取り力ではなく漢字の読み取り力です。
しかし、読み取り力はと、知識として「玉蜀黍」や「蒲公英」が読めるということではありません。
それは単なる漢字クイズです。
必要なのは、「黄昏」とか「微風」とか「佇む」とかという漢字を見て、「ああ、いいなあ」とか「うんわかる」などと実感を伴ってわかる感性です。
だから、それは漢字力というよりも日本語の母語の力なのです。
これと似たものが数学力です。
数学力の本質は、「物事は理詰めに考えれば理解できるはずだ」という世界観を身につけることです。
私たちの日常生活では、理詰めに考えることが必要な場面はあまりありません。
ほとんどは、習慣で処理したり、勘で処理したり、思いつきで処理したりして何とかなります。
数学を学ぶ意義は、理詰めに考えることの意義と効果を実感として身につけることです。
しかし、今の数学の多くは、試験で差をつけるための数学になっています。
数学力として必要なことを学ぶのは小学校低中学年までで、高学年になり中学生になり高校生になると、数学力の本質とは関係のない差をつけるための難問に取り組むようになるのです。
よく学校時代に成績の悪かった子が、社会に出て活躍していることがあります。
その子にとって、学校時代の勉強は、社会で活躍するためにほとんど必要なかったということです。
学校教育は、差をつけるための教育ではなく、人間が生きていくのに必要な学力をつけるための教育になるべきです。
そうすれば、学校での勉強はもっと短時間で終わり、しかも楽しいものになるはずです。
では、本当に必要な学力とは何かというと、それは日本語力と先ほどの数学力です。
また、学力とは少し違いますが、共感力と実践力も重要です。
日本語力で大事なものは、書く力、読む力、話す力などですが、現在最も学習の不足しているものは書く力つまり作文力です。
その作文力を、子供たちの日常的な学習として取り組めるようにしたのが、日本語作文検定® です。
日本語作文検定は、小学生から高校生まで一貫した学習として取り組めるようになっています。
これから、英検、漢検に続く第三の検定試験が日本語作文検定になります。
そして、作文検定は、AI時代にも通用する真の検定試験とも言えるものなのです。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。作文検定(4)
話は長くなりそうですが、簡単に。
これまでの作文教育のいちばんの弱点は、客観的な評価ができないことでした。
これは、現在でもそうです。
学校の作文試験でも、塾や予備校の作文模試でも、客観的な評価をしているところはどこにもありません。
「構成A、表現B、意見C……」などという評価がつくことがありますが、その根拠は、つけている本人も説明できません。
では、将来、AIが作文を評価できるようになるのではないかという考えもありますが、そのときの問題は、評価の中身がブラックボックスであることです。
ブラックボックスの評価で努力できるのは、同じブラックボックスの機械だけで、人間はそういう努力はできません。
人間の努力には、明確な言語化された理由が必要なのです。
さて、そこで言葉の森では、作文の客観的な評価のシステムを「森リン」として作りました。
しかし、その森リンを作ったときの言語解析システムのchasenが古くなったので、新たにmecabというシステムを導入することにしました。
そのために、サーバーのOSを変えなければならなくなりました。(2024年11月)
しかし、OSを変えると、これまで動いていたページのほとんどすべてが動かなくなりました(笑)。
しばらくは、その対応で毎日を過ごしていました。
その後、大体のページが安定してきたので、森リンを新しい形態素解析システムで作り直すことにしました。
それは比較的うまく行ったのですが、そのころChatGPTのAIが誰にも使えるようになっていたことに気が付きました。
そこで、新しい森リンは、AIの講評も入れられるようにしたのです。
ここまでは順調でした。
しかし、ちょうどこの2025年の8月下旬からいろいろなトラブルが続き、森リンが急に使えなくなりました。
その対応に時間を費やして、やっと今日9月18日(木)に森リンが復活するようになりました。
そのため、今日は朝2時ごろから夕方の16時ごろまで、ずっとその作業をしていました。
昔は、そういうときはストレスがたまったのですが、今はそういうことはありません。
淡々と、「やってられないなあ(笑)」と思いながら、単純な作業を繰り返していました。
今は、どんなことがあっても漠然と、「そういう困難があるのは、それを受け入れろということだ」というと思うからです。
まだ、何かを悟るような年ではありませんが、根がAB型のせいか、どんな状況も受け入れるのが早いのです。
もちろん、意に反することは受け入れないので、そのために今日は一日仕事をしていたのだと思います。
さて、ここまでが近況報告とも愚痴とも言えない書き込みですが、これからの展望は明確です。
私は、日本の教育はかなり変な方向に行っていると思います。
それを正しく修正するのは、読書教育、作文教育、全科学力教育(基礎学力と総合学力も)、創造発表教育です。
森リンの修理が一段落したので、明日からは、というか今日からその新しい展望で仕事をしていきたいと思います。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。森リン(103)
現在、子供たちが勉強している学力の中身のほとんどは、記憶力と忍耐力になっています。
それは、入試がそういう試験を課しているからで、子供も親も学校の先生も、その入試に合わせるように勉強しているからです。
しかし、将来、子供たちが社会に出て仕事をするときに役立つのは、記憶力と忍耐力ではなく、思考力と創造力と共感力です。
ところが、それらの勉強は、評価する場がないので個人に任せられています。
だから、家庭が、子供の将来にとって必要な教育を行う必要があります。
では、どういう学力が将来役に立つ学力かというと、それは、読書力と作文力と数学力です。
ただし、数学力は、物事を考えるときに数学的に考えることができるということであって、数学の計算問題ができることとは違います。
つまり、物事を感覚的にではなく理詰めに考えることのできる姿勢です。
そして、少なくとも数式が出てくる話を避けずに理解しようとする姿勢です。
それは、プログラミングの勉強などにもつながっています。
必要な学力の中で、いちばん大事なものは読書力です。
人間は、母語の言葉によって思考します。
その思考の材料を作るものが読書です。
今、子供たちを取り巻く読書環境は、「豊富の中の貧困」という言葉で言えると思います。
たくさんの本や本の代替となる情報が溢れていますが、その多くは、売れるために子供たちにおもねる作り方がされています。
私が気になることのひとつは、人気のある小説でも、殺人事件を話のきっかけにするような始まり方が多いことです。
又は、単純な善悪二元論で、悪い大人をやっつけるというような話の展開が多いことです。
また、なぜか外国の人が書いた絵本のようなものを読む子が多いことです。
日本人が書いたいい本がたくさんあるのですから、もっと日本発の絵本を読むのがいいと思います。
また最近では、小さい子供向けには、おしりとかうんちとかいう下品なタイトルで子供を引き付けるものがあることです。
私は、子供たちの読書紹介で、勉強のよくできるはずの子供たちがそういう変な本を紹介しているのを聞くとがっかりします。
たぶん、友達どうしで話題になっているから読んでいるのだと思いますが、そのような読書はそのときに面白いと思うだけで、あとに何も残りません。
昔の子供向けの本は、と一概には言えないかもしれませんが、もっと情緒のある話が多かったと思います。
例えば、作者で、私が知っている名前で言うと、小川未明、新美南吉、芥川龍之介、鈴木三重吉、椋鳩十、宮沢賢治などです。
読書教育は、以前、月刊誌「到知」で「読書立国」という特集を組んでいたように、多くの人がその必要性を感じていますが、これまでの取り組みはすべて掛け声だけで終わっています。
私が唯一、掛け声で終わらない読書運動と思ったのは「朝の10分間読書運動」ですが、それもいくつかの学校では、「読書よりももっと勉強になる漢字の書き取りをやらせよう」などとなっているところもあるようです。
毎年の読書感想文コンクールは、優れた企画ですが、AIの時代には、コンクールや宿題というものは教育としての効果はなくなります。
例えば、すでに最近の優秀作品として選ばれたものの中には、AIを利用したものが多数入っているはずだからです。
読書教育は、コンクールや宿題として行うものではなく、授業の中で授業として行って初めて意味あるものになるのです。
言葉の森が、現在考えているのは、推薦図書検定という企画です。
読書が、本当に役立つのは、子供たちが中学生、高校生、大学生になってからです。
小学生の間は、そのための助走期間として、良書をたくさん読んでいけるといいと思います。
推薦図書検定は、AIを利用した仕組みで、現在特許を出願しています。
作文検定の仕事が一段落したら、推薦図書検定に取り組む予定です。
さて、もうひとつは、読書力と並んで必要な学力である作文力です。
作文を書くことによって、思考力と創造力が育ちます。
言葉の森の小学校高学年、中学生、高校生は、毎週難しい課題で感想文の課題を書いています。
ここで、子供たちの考える力が育っていることがよくわかります。
また、小学校高学年の場合は、作文の課題に合わせて親子で対話をする機会が作れます。
中学生や高校生も親子で対話をすることができますが、中学生になると年齢的に親子の対話がしにくくなります。
この親子の対話の時間は、子供が親の人生観や世界観に接する貴重な機会になります。
作文の学習は、意義あるものだと多くの人が思っていますが、問題はまともな作文教育が行われていないことにあります。
入試でも、中学、高校、大学で作文試験を課すところが増えていますが、この場合も問題は正しい作文評価が行われていないことにあります。
試みに、生徒が書いた作文の評価を聞いてみれば、読む人によってかなり評価が違うはずです。
また、同じ人の場合でも、日によって評価が違うはずです。
だから、ほとんどの場合、作文の評価は、誤字がないかどうか、字数がちゃんと書けているかどうかというレベルで行われています。
しかし、その評価のために費やす時間は、人間が行うかぎり、例えば600字の作文について1本5分から10分かかります。
だから、学校によっては短い記述問題でお茶を濁しているところも多いのです。
東大もそうです。
作文教育が行われていない最も根本の問題は、作文の正しい評価ができないことにあります。
このため、現在の教育は評価のしやすい○×式のテストが中心になり、記述や作文の教育はつけたし程度にしか行われないようになっているのです。
この問題を解決しているのが、言葉の森の日本語作文検定です。
作文検定の評価は2つの方向で行われます。
ひとつは、指示された表現が使われているかどうかです。
例えば、小学生では、「たとえ(比喩)を使って書こう」などという項目があります。
中学生や高校生では、「自作名言を使って書こう」などという項目があります。
項目があることによって、子供は作文が書きやすくなり、作文自体もよりよい表現になります。
もうひとつは、その作文にどのような語彙が使われているかという評価です。
語彙の中には、考える語彙、知識の語彙、経験の語彙などがあり、また語彙の多様性自体もひとつの評価になります。
この語彙の評価があることによって、子供たちはより広い実例と、より深い知識と、より高い思考のある作文を書こうとするようになります。
そして、この項目評価と語彙評価は、デジタル技術とAI技術により機械化し数値化できるので、人間が読むのはその作文の内容の個性、感動、共感などに絞ることができます。
これが、新しい作文教育の方法です。
現在、AIを使ったOCR技術は、かなり進歩しています。
言葉の森が開発したOCRシステムでさえ、普通の手書きの作文をほぼ正確にテキスト化できます。
今後は、子供たちが書いた手書きの作文をOCRでテキスト化し、項目評価と語彙評価を自動化する仕組みが作文教育の中心になると思います。
すると、学校教育の場で、作文指導が日常的にできるようになります。
その際、先生の負担はほとんど増えません。
そして、数値化された作文評価によって、子供たちの作文を書く意欲が高まり、作文の学習の日常化によって子供たちの書く力と考える力が育つのです。
言葉の森は、今後、推薦図書検定と日本語作文検定によって、読書教育と作文教育の基準を作っていく予定です。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。言葉の森のビジョン(51) 作文検定(4) 図書検定(0)
オンラインクラスでは、生徒が毎週読書紹介をしています。
これによって、読書習慣を維持している子が多いです。
どんな本を読んだらいいかということは、「読書記録」の「学年」の欄をクリックすると、その学年の子が読んでいる本が表示されます。
そこに並んだ本を参考にして、読む本のレベルを上げていくといいのです。
https://www.mori7.com/teraon/ds.php
読書紹介で気になっていることが、いくつかあります。
第一は、小学校低学年の子が、いつまでも絵本を読んでいることです。
絵本には、確かに内容のいいものが多いです。
しかし、大事なのは内容のよさを感じるとともに、その子の日本語力を育てるです。
どんなにいい絵本であっても、断片的な文章が書かれているだけで、あとは挿絵で理解するような本では読む力はつきません。
もちろん、絵本は読んでいいのです。
また、漫画も読んでいいのです。
しかし、それとは別に文章がしっかり書いてある本を読む必要があります。
小学校低学年の生徒は、絵本ではなく、普通の本を読むようにしてください。
内容が面白ければ、細かい字で書かれている本であっても、子供は興味を持って読みます。
低学年ということを考えずに、内容の面白い本を読むようにしていくといいです。
小学校中学年、高学年の本は、比較的充実しています。
ですから、よく売れている本がいい本と考えてもいいと思います。
ひとつの基準としては、過去に読書感想文コンクールの課題図書となったような本です。
今年の課題図書ではなく、過去の課題図書です。
どうして過去の課題図書かというと、中古で安く手に入ることが多いからです。
https://www.j-sla.or.jp/contest/youngr/pastbook/
また、小学生向けのシリーズになっている本は、良書が多いです。
・講談社青い鳥文庫
・フォア文庫
・偕成社文庫
など。
ところで、本は、借りるものではなく買うものです。
ブックオフを利用したり、アマゾンの中古を利用したりして、低価格でできるだけ本を買って読むようにするといいです。
また、借りた本であっても、面白いと思った本は、別に買うようにするべきです。
それはなぜかというと、本は繰り返し読むことによって読む力がつくからです。
繰り返し読みたくなる本が手元にあるという子は、読書力がつきます。
勉強は成績が上がるだけですが、そのような成績はやる気になればすぐに上がります。
読書は、成績をよくするのではなく頭をよくします。
だから、小学生時代は、勉強よりも読書優先にしていくといいのです。
さて、中学生や高校生になると、勉強が忙しいからという理由で本をあまり読まなくなる子がいます。
こういう生徒は、学年が上がるにつれて成績が伸び悩んでいきます。
読書は毎日の習慣が大事ですから、たとえテスト期間中であって、一日に一度は本を開き、5ページでも10ページでも読むようにするといいのです。
実は、読書好きの子は、テスト期間中でも、つい読みかけの本を開き続きを読んでしまうということが多いです。
こういう子が、本当の学力のある子です。
ところで、中学生や高校生になったら、物語文は単なる娯楽と考えておくことです。
物語文をいくら読んでも、国語力もつかないし、学力もつきません。
説明文意見文のできるだけ難しい本を、1日50ページを目標に読んでいくことです。
中学生や高校生のときに、勉強が忙しいからという理由で本を読まない生徒は、社会人になったときも同じように、仕事が忙しいからという理由で本を読まなくなります。
しかし、世の中には、仕事をするようになっても、毎日本を読み続ける人がいます。
これが、あとになって大きな差になるのです。
高校生が読む本の目安は、中公新書や岩波新書になります。
更に、大学生になったら、岩波文庫の青帯白帯や講談社学術文庫などの本を読んでいくといいと思います。
これは不思議なことですが、頭のいい子は、成長するにつれて自然にこういう本を読みたくなるのです。
私の個人的な感覚ですが、小学校高学年で、ミヒャエル・エンデの「モモ」や「はてしない物語」を読んで感動するような子は、かなり読書力があります。
しかし、本は、難しいものを早く読めるようになればいいというのではありません。
大学生や社会人になってから読んで感動することもあります。
そして、その方がずっと深く感動することも多いのです。
宮沢賢治は有名ですが、ある程度の年齢になって初めてわかるようなこともあります。
小さいころに読むと、ただあらすじを知っているだけという読み方になることも多いです。
同じ理由で「小学生が読む名作選」のような本は、形だけの読書で、大したものは身につきません。
子供の読書をどう見極めるかは、親の読書習慣によることも大きいと思います。
読書好きな子は、よく親の本棚から本を借りて読書紹介をしていることがあります。
親子で、それぞれ自分の好きな本を読むという習慣を作っていくといいと思います。
ただし、親が子供時代に感動したような本は、全体に暗い話であることが多いです。
現代の明るく感動する本を見つけていくように工夫してください。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。読書(95)
大変遅くなりましたが、サマーキャンプの写真と動画をアップロードしました。
今回は5年ぶりのサマーキャンプということで、写真担当が特にいなかったので、中根が時間のあるときに撮影しただけです。
写真と動画のページは、コードとパスワードで入れるようになっていますので、参加された方には、コードとパスワードを個別れんらく板からお知らせしています。
https://www.mori7.com/stg/2025/
なお、参加費については、9月5日自動振替の受講料と合わせて引き落としさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。合宿(14)
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。夏期講習(0)
■1.夏期講習と夏期振替
8月は夏期休業の期間があったため、午前中に夏期振替の時間を設定しました。
また、(振替はできない)夏期講習の時間も設けました。
今回の取り組みは小規模でしたが、希望があれば来年からはもっと本格的に取り組む予定です。
■2.2泊3日のサマーキャンプ
8月のお盆の時期に2泊3日のサマーキャンプを行いました。
あとで生徒限定の動画をアップします。
参加者は、のべ約40名でしたあ。
日程と集合場所の関係で、高学年・中学生の生徒の参加と、保護者同伴の参加が多かったです。
那須の合宿所の近くにある那珂川は、安全な川遊びができるところで、浮き輪で川下りをするなど楽しく遊びました。
勉強は、作文感想文はみんなしっかり書きました。
勉強は、あまり進まなかったと思います。
暗唱は、最初のところはみんなできました。コツが分かったのでこれから家庭で続けていくといいと思います。
6年ぶりの合宿再開だったので、炊飯ができなかったりパソコンが使えなかったりといろいろトラブルがありました。
しかし、現地で運転をしてくれる人や掃除をしてくれる人がいたので、次回からはもっと本格的にできると思います。
オンラインクラスでも、生徒どうしの交流はありますが、実際にリアルで交流するとより親しくなる機会ができると思います。
■3.10月から作文検定を本格募集
主に、外部生中心に、作文検定を10月から募集します。
言葉の森の生徒も受検できます。
当初、言葉の森の生徒の作文指導と同じように小6以上は1200字2時間と指定していましたが、初めての受検者にとっては基準が高いと思われたので、600字1時間としました。
■4.推薦図書検定を計画中
小学生はよく本を読んでいますが、中学生・高校生は、読む本が軽い物語文の本が多い傾向があったので、推薦図書を決め、その図書の選択問題・要約・感想文を書くかたちの推薦図書検定を行う予定です。
すでに、AIを利用した検定システムは特許申請しています。
推薦図書の一覧についても原案はできていますが、今後多くの方の要望を取り入れていく予定です。
■5.勉強のデータの可視化
勉強のデータは可視化・グラフ化する必要があります。
以前、「森からゆうびん」で、作文や読解検定や自習の表やグラフを作成し送っていましたが、サーバー移転によりプログラムのあちこちが使えなくなっていたため、しばらくデータの可視化ができていませんでした。
今後、作り直す予定ですので、しばらくお待ちください。
■6.小学校低学年は、字の多いしっかりした本を読む
小学校低学年の生徒の読んでいる本を見ていると、以外に絵本のようなものが多いです。
絵本は、中身はいいのですが、文章を読む量が少なくなります。
「講談社青い鳥文庫」などは、全部の漢字にふりがながついています。
子供は、ひらがなで文字さえ読めれば、普通の本でもどんどん読みます。
低学年の生徒は、できるだけ本格的な本を読むようにしてください。
■6.2.小3までは日本語中心に
小学3年生までに大事なのは日本語です。
小3までに、日本語が母語として形成されるからです。
「日本人の脳: 脳の働きと東西の文化」角田忠信著
幼児期から英語の勉強をするのは、遊び程度にやるのはいいのですが、本格的に英語の勉強をすると、日本語も英語もどちらも中途半端になる可能性があります。
英語を勉強するのは、日本語が確立した小学4年生以降がいいと思います。
■7.小学校中学年は、親のコントロールを少なくし自主性を生かす
小学校低学年のころから親がしっかり面倒を見てきた子は、読書力も学力も発表力もあります。
しかし、子供が親の言うことを素直に聞くのは小学2年生のころまでです。
小学4年生になると、子供は自立して自分の考えで行動するようになります。
こういう年齢の変化を考えて、親は子供が小学3年生になるころから、コントロールを少なくし子供の自主性を生かすようにしていくといいです。
■8.小学校高学年は、親子の対話が充実する時期
小学校高学年からの作文は、中学入試問題レベルの説明文の感想文が中心になります。
作文を書く前の準備として、親が子供に似た例を話してあげると、子供の語彙力・思考力が伸びます。
子供は中学生になると、親子の対話をしなくなりますから、小学5・6年生の間に、たっぷり対話をしてください。
■9.中学生は、勉強の中身を親が知っておく必要がある
中学生になると、勉強面は本人にまかせてしまいがちです。
しかし、親が子供の勉強の中身を理解しておく必要があります。
定期テストなどのあとは、ただ点数を見るだけでなく、一緒に問題を解いてみると、子供がどういう勉強をしているかわかります。
これは、中学1年生のころからやることが必要です。
■10.高校生は勉強だけでなく人生の話を
高校生になると、大学入試の話が中心になります。
しかし、これからは世の中が大きく変わります。
どこの大学に入れるかということだけでなく、どういう人生がいい人生か、これからの社会はどうなるかというようなことを反す機会を作るといいと思います。
■11.YouTubeからAIになる可能性がある
今は、YouTubeへの依存症が問題になっていると思います。
今後は、AIへの依存症が生まれることが考えられます。
AIは、聞きたいことの答えを的確に教えてくれます。
しかし、大事なことは答えを聞くことではなく、自分なりの創造をすることです。
子供には、いつも創造を考えて勉強するように伝えていくといいと思います。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。懇談会・個人面談(0)