ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 2548番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/12
日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(9) as/2548.html
森川林 2016/03/14 18:48 


 新しい経済のフロンティアを求めているのは、先進国だけではありません。新興国もまた新しい市場のフロンティアを求めています。
 先進国も途上国も、それぞれの国内の格差は広がっていますが、国どうしの格差は逆に小さくなってきています。だから、先進国で新しいニーズが生まれれば、そのニーズの一部は、途上国にも波及していきます。このニーズの玉突き現象によって、通貨が動き出し、その動きは社会の他の層にも広がっていきます。

 日本でこれから新しい仕事をする場合、そのマーケットは第一に日本国内であることは間違いありません。なぜなら日本の消費者は感覚的に洗練されているので、日本で売れるものであれば、それがガラパゴス的な付加価値でない限り、必ず他国に受け入れられる可能性を持っているからです。

 日本でこれから売れるものが、個性を発見する教育、全教科のバランスのとれた学力、創造性を育てる教育、家庭学習をシステム化するようなミニ起業であるとすれば、同じようなものが途上国でも新しいニーズとして生まれてきます。

 これまで日本と海外を隔てるものは、ひとつは海で、もうひとつは言葉の壁でした。
 しかし、海による距離は、インターネットに載せられる情報量が増大したことによって、次第に障害ではなくなってきています。技術的には、既にMOOCと同じように日本の寺子屋教育を世界に広げることができるようになっています。

 もうひとつの壁である言葉のギャップは、機械翻訳の進歩によってやがて壁として意識されないものになります。
 日本語は、世界の中では特殊な言語ですから、自然な翻訳のレベルに達するまで時間がかかりますが、それでもその方向の進歩への流れは止まりません。
 そしていったん機械翻訳が実用レベルにまで達すると、それは、翻訳メガネや翻訳ヘッドセットという日常的な使用に抵抗のない形で社会の中に溶け込んでいきます。
 すると、まず壁のなくなったアジアが、日本の国内と同じような市場になります。しかし、この市場は大企業が自分の商品の売り先を確保するような意味の市場ではありません。なぜなら、売るものは工業時代の商品ではなく、文化時代の商品ですから、消費者だけでなく生産者も作り出す新しい市場となるからです。
 この市場は、進出元の先進国を豊かにするだけでなく、進出先の新興国や途上国も豊かにします。

 アジアの市場から始まる新しい経済は、やがて世界に広がります。言語の壁がなくなることは、言語の壁を大きなハンディとしてきた日本にとって、世界の日本文化を伝える大きなチャンスとなるのです。(つづく)

※次は、「アフリカの経済と教育について」です。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
オンエア講座(41) 森林プロジェクト(50) 寺子屋オンライン(101) 言葉の森のビジョン(51) 

記事 2547番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/12
日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(8) as/2547.html
森川林 2016/03/13 21:15 


 オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンエア作文などの教育を進めていく主体として、言葉の森が考えているものが森林プロジェクトです。

 森林プロジェクトでは、言葉の森の教材と指導システムを使い、小1から高3までの子供たちに作文を教えます。
 それは、作文の勉強というものが、独学や家庭学習だけでは十分にやりきれないものであるからという理由もあります。しかし、それ以上に大事なのは、森林プロジェクトで作文指導を行うことによって、プレゼン作文発表会や作文検定などのより発展的な作文学習ができるということなのです。

 また、森林プロジェクトは、作文を指導するだけでなくオンエア特別講座や寺子屋オンエアの講座も併設できます。つまり、家庭における自学自習を支えるとともに、子供たちどうしが個性を伸ばし合う場も提供することができるのです。

 この森林プロジェクトは、未来の社会ですべての人が消費者でありかつ生産者であるという時代の、生産者のひとつの先取りです。
 最初は、自宅の近くで近所の子供たちの作文を見てあげる仕事です。近所なので、プレゼン作文発表会なども近所でリアルに行うことができます。
 週に1回だけの教室では、自宅での音読や暗唱や読書の指導まで徹底できないことがあるので、寺子屋オンエアで、教室に来る日以外の家庭学習のアドバイスもします。もちろん、これは生徒と先生の希望によるオプション指導です。
 オンエアで家庭学習を見てあげることに慣れてきたら、その先生が自分の得意分野でオンエア特別講座を開講することができます。

 オンエア特別講座は、インターネットによって世界中に開かれていますから、自分の得意な分野がニッチなものであればあるほど、ロングテールのニーズを見つけやすくなります。
 これからの時代は、多くの人が関心を持つメジャーな分野で供給者どうしが激しい競争をするのではなく、自分だけのオリジナルな分野で、遠く細いニーズとつながる方が効率のよい仕事になります。ダーウィン流の適者生存の競争の時代から、今西錦司流の棲み分けによる共存の時代になっていくのです。

 このようにして新しい仕事を作り出すことも、これからのひとつの創造になります。
 そして、その自分独自のオンエア特別講座に、更に大きく広げる見通しが出てくれば、自分が直接教えるだけでなく、新たに教える人を育てるという仕事に、教える仕事のレベルを一段階上げていくことができます。

 個性的なものは、かけた時間に比例して他の誰もが真似のできないものになっていくので、供給者どうしの競争という混雑から離れて、自分独自の世界を深め広げていくことができます。こうして、多くの人が自分の個性を生かして生きていくことが未来の社会を準備することにもなります。

 このような仕組みを作れる可能性の最も近くにある国が日本です。そして、この可能性は、日本だけ留まらないのです。(つづく)

※次は、「アジア、アフリカのフロンティアについて」です。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
オンエア講座(41) 森林プロジェクト(50) 寺子屋オンライン(101) 言葉の森のビジョン(51) 
コメント11~20件
……前のコメント
【合格速報】順 森川林
Rさん、合格おめでとう!! よくがんばりましたね。 受験 12/4
記事 5387番
森リン大賞9月 森川林
 従来の作文評価は、小学校低学年では「正しい表記ができている 11/9
記事 5382番
作文の学習で大 森川林
 「何でも自由に書いてごらん。いつでも褒めてあげるから」とい 11/7
記事 5381番
【合格速報】日 森川林
K.Aくん、おめでとう!! 小学生のときから、時どき脱線を 11/6
記事 5380番
ゆとり教育、フ 森川林
今はやりの探究学習も、生徒のレベルが高いところではうまく行く 10/20
記事 5372番
「この世」と「 匿名
温かいコメントをありがとうございます。 ゆめもあの世で読ん 8/21
記事 5359番
「この世」と「 かささぎ
ゆめちゃん 亡くなられたのですね。 ゆめ日記好きでした。お 8/18
記事 5359番
昔テレビで一億 森川林
最近の研究では、ゲームは頭をよくするということが言われていま 7/17
記事 2968番
昔テレビで一億 匿名
最新の医学研究でYouTubeを筆頭としたスマホコンテンツが 7/10
記事 2968番
掛け声だけでな 森川林
 あおさん、ありがとう。  読書会、確かにいいですね。 6/12
記事 5344番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Xの使い方 森川林
・見たくない記事や動画は、右上の…で「このポストに興味がない 2/11
森川林日記
2月分 よこやまりょう
高校二年生の読解検定について質問です。 問1と問2がわかり 2/4
国語読解掲示板
Glitchの 森川林
https://hnavi.co.jp/knowledge/ 1/22
森川林日記
2026年1月 森川林
●作文について  忙しい中学生高校生が作文を能 1/22
森の掲示板
読解検定のやり 森川林
====読解検定のやり方 1.オンラインクラス一覧表の「全 1/16
国語読解掲示板
小4の12月の 森川林
問3 ○B すずめは、見慣れみな ないものが立っている 1/9
国語読解掲示板
2025年12 森川林
 12月8日から、中根が休講してしまい、いろいろな連絡が遅れ 12/22
森の掲示板
3I/atla 森川林
日本にはかつて穏やかに何万年も続いた縄文文明があった。そのよ 12/12
森川林日記
Re: 11月 森川林
 これは、解き方の問題ではなく、読む力の問題です。  読解 12/5
国語読解掲示板
Re: ICレ 森川林
 ChatGPT、あまり文章うまくないなあ(笑)。  音声 12/5
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●思考力を育てる作文教育
●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。

●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育
●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です

●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。
●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)

●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)
●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)

●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)
●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)

● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)
全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森

●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく

●志望校別の受験作文対策
●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法

●父母の声(1)
●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)

●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)
●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集

●大学受験作文の解説集
●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強

●小学1年生の作文
●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準

●国語力読解力をつける作文の勉強法
●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策

●父母の声(2)
●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策

●父母の声(3)
●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導

●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信
●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準

●国語力は低学年の勉強法で決まる
●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から

●いろいろな質問に答えて
●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで

●父母の声
●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1

●作文の勉強は毎週やることで力がつく
●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応

●作文の通信教育の教材比較 その2
●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート

●森リンで10人中9人が作文力アップ
●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習