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保護者アンケートより 1 as/1671.html
森川林 2012/12/10 16:39 


 今年の8月から10月ごろにかけて言葉の森の受講を始めた方を中心にアンケートをとらせていただきました。

 その内容を何回かに分けて紹介していきます。(全4回で、最初の3回は「よかった点」、最後の1回は「質問や要望」の予定です)

 まず、言葉の森を受講してよかった点から。



・音読が上手になった。

・先生からの励ましやほめてもらうことがうれしくて作文を書く意欲につながっているようです。まだ始めたばかりですので、ゆっくり時間をかけて指導していただきたいと思っております。

・作文を書く回数が増えた。

・親子で題材について話し合うので、親子で作文の構成の仕方がわかってきた。

・普段は考えないようなことについて考える機会ができた。

・これまで、ただ漠然と「楽しい」とか「おもしろい」と思っていたことが、作文にすることで、より具体的に深く認識できるようになったと思う。

・コミュニケーションは苦手なタイプですが、作文だと相手(こちらでは先生)に伝えたいという積極的な様子が見られるので驚いています。

・親子の対話が増えた。「本当はこんなふうに思っていたのか。」という、息子の気持ちが理解できるようになった。

・本を読む習慣がついてよかった。

・家庭学習がやりやすくてよかった。

・以前よりも作文を書くのが嫌ではなくなった。

・本を読む習慣がついた。

・家庭学習のやり方がわかった。

・学校の作文より字数が多く書けるようになった。

・暗唱が以前よりできるようになった。

・課題の準備で、親の小さいときの話が聞けるようになった。

・親も子も読書をするようになった。

・普段の生活で、学校以外で作文を書く機会がないので、文章を書くいいきっかけになると思います。国語の勉強は、漢字など語句以外はどのように勉強すればいいかわかりませんでしたが、音読、作文などテーマを与えられ、アドバイスを頂けて、総合的に国語の力がつけばいいなと思っています。

・学校で作文を書くときに、前よりすらすら書けるようになった。

・文章を自然体で書けるようになってきた。

・文と文の内容がつながるようになってきた。

・子供が本を読むきっかけになりました。今では、週末に図書館に通うようになりました。

・作文がうまくなった。文の構成を考えることができるようになった。

・短い時間ではあるが、週に一度、真剣に言葉に取り組む時間がもてるようになった。

・親がプリントアウトして同じことをやらせたとしても全く同じと思ったのですが、実際、受講してみると、子供の意識として「親からの押しつけ感」が多少違っているように思います。ズボラな私にとって、毎週送ってくださる新聞もありがたいです。



 言葉の森の受講をきっかけに、本を読む習慣がついたり、音読や暗唱の自習をする機会ができたり、親子で話をする時間が増えたりということが多いようです。

 これは、お母さんやお父さんが褒め上手だからだと思います。

 子供がどういう本を読んでも、どういう音読をしても、またどういうことを話しても、それをおおらかに認めてあげるということができているのだと思います。

 作文や国語の勉強は実力がつくのに時間がかかりますから、いちばん大事なことは楽しく長続きさせることです。そのためには、いつもいいところを認めて褒めてあげ、その一方で毎日の自習を気長に続けていくことです。

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勉強は気長に褒めて続けることで成果が出る(facebook記事より) as/1670.html
森川林 2012/12/09 17:56 



 褒めて励ませば、長続きするから成果が出る。

 直して注意すれば、続かなくなるから成果は出ない。

 勉強は、うどんのように

 細く長く続けるところに意義がある。


 保護者へのアンケートを見ると、

・音読の習慣がついた。

・本を読むようになった。

・家庭での対話の機会が増えた。

・家庭学習がやりやすくなった。

などのいい面を書いてくれる人がかなりいます。


 そういう家庭では、子供が例えば音読していたら、それをいつも褒めています。

 本を読んでいれば、それもいつも褒めています。

 長文の内容を説明すれば、それもいつも褒めています。

 だから、子供は気分がいいから、長続きするのです。


 アンケートの中には、次のようなものもたまにあります。

・もっと厳しく注意してほしい。

・悪いところ指摘してほしい。

・直して、いい表現を教えてほしい。


 しかし、直してすぐに結果が出るような勉強なら、もうとっくに直っていたはずなのです。


 音読をしたら、「もっとこういうふうに読みなさい」と注意したり、

 読書をしたら、「もっとこんな本を読みなさい」と注意したり、

 長文の内容を説明したら、「もっとわかるように説明しなさい」と注意したりすれば、

 すぐに嫌になり続かなくなるから、結局ますます成果が出ません。


 もちろん機械的にただ褒めればいいというのではありません。

 たまに優しく時に厳しく注意するということはあります。

 しかし、基本は褒めて続けさせることです。


 毎日の音読、暗唱、読書を気長に続けていくことが勉強の基本で、褒めて続けていたらいつの間にか力がついていたというのが理想の勉強の仕方です。

 直して成果が出るというのは、浅い勉強です。

 続けているうちに成果が出たというのが、本当に身につく勉強なのです。


 (中根)


 今日は寒い一日でした。

 日は明るいのですが、何しろ風が冷たいので、犬の遊びも早々と切り上げ。というか、犬が先に早々と帰り出しました(笑)。


 「いーぬはこたつで丸くなる」

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これからの勉強はどうなるのか 4(国語と算数の違い) as/1669.html
森川林 2012/12/08 18:39 



 小学校の勉強は国語が基本です。国語と言っても、漢字の書き取りのような国語ではなく、文章を読む力という意味での国語です。読む力さえつけておけば、そのほかの勉強は、かなりあとからでも間に合います。だから、家庭学習の中心は、読書ということで考えてもいいと思います。

 しかし、国語はよくできるのに、算数は苦手という子がいます。それは、国語と算数の勉強の発想の仕方が違うからです。国語には、言葉を実感として感じ取る力が必要です。文章に書かれている内容をありありと思い浮かべられる子が読解力のある子です。

 しかし、算数はそうではありません。実感を通して学ぶ算数もあるようですが、ほとんどの場合算数は操作の仕方として習得します。だから、例えば、「分数の割り算は分母と分子をひっくり返して掛ける」とか、「未知数をx又はyと置き、未知数の数と同じ数だけ等号の式ができればその未知数は解ける」とかいう説明を聞くと、国語の得意な子はそれだけで息苦しさを感じてしまうのです。

 だから、国語と算数の両方を得意にするために、算数は独自に家庭学習として取り組んでいく必要があります。(つづく)

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互いの違いを認め合うのが対話のいいところ(facebook記事より) as/1668.html
森川林 2012/12/08 06:43 



 対話の基本にあるのは、相手を認めること。

 親ガメの背中に子ガメを乗せるときのように、

 子供が安定するためには、母親が安定していることが必要で、

 母親が安定するためには、父親が安定していることが必要だ。


 夫婦というのは、一般に仲がよくなくなる傾向があります。(^□^)

 互いに異なるものを持っているところに引かれ合ったからです。

 だから、その父母の異なる長所を受け継いでいい子が育ちます。

 対話のときは、その違いを生かし合うことです。

 子供は、父と母の話の互いによいところを吸収して賢くなります。

 対話は、欧米のディベートではありません。(何度も書くけど)

 相手を論破しても得るものは何もありません。

 互いの違いを認め合えば、子供はそこからより多くのものを吸収するのです。

 まあ、たまにはスポーツのような論争もいいけど(笑)。


 昨日の夕方は突然の地震。そして、北日本では突風。

 日本は、ここしばらくは、自然災害に対する心の準備が必要です。

 今年の冬は寒くなりそうですから、停電で電気の暖房が使えなくなってもいいように、防寒シュラフを用意しておくとよさそうです。

 あとはみんなの助け合い。

 16日の総選挙でも、どの党が勝っても負けても互いに相手のよいところを認め合うことです。

 かつての勝海舟と西郷隆盛のような、敵味方の話し合いのできることが日本のいいところのはずです。



 今日も快晴。

 風は強そうですが、いい一日をお過ごしください。

 (中根)

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これからの勉強はどうなるのか 3(国語の勉強) as/1667.html
森川林 2012/12/07 17:05 


 では、具体的に小学生のころの勉強はどのように進めていけばいいのでしょうか。

 小学校では、国語、算数、理科、社会、英語などを教科の勉強として習います。

 この中で、国語と算数以外は、特に小学生のときはしなくてもいい勉強です(してもいいのですが)。学習塾などでは、学校の勉強に合わせて理科や社会もやるようになっているところが多いと思いますが、そういう勉強に時間をかけるよりも、国語と算数だけを家庭学習で確実に習得し、あとは学校の勉強に任せておくのがいいと思います。

 国語の勉強の基本は、難しい文章を読む力です。それは、難しい語彙を読む力と、難しい内容を読む力の両方が含まれます。戦後の日本ではルビ(ふりがな)を使わない書き方が一般化したため、子供たちの漢字を読む力が低下しました。難しい内容を読む前に、難しい漢字が読めないという壁ができてしまったのです。

 したがって、小学校中学年のころまでに、小学校で習う漢字を全部読めるようにし、小学校を卒業するころまでに、中学校で習う漢字も全部読めるようにしておくことがこれからの家庭学習では必要になります。

 漢字の読みの力をつけた上で、小学生の中高学年のころに、中学入試の国語の問題文になるレベルの文章を読んでいきます。問題集の文章というと、勉強のような感じがすると思いますが、読む力がついてくると読み物としても面白いものです。ただし、読むだけの勉強は形が残らないのでつい忘れてしまいがちです。忘れないようにするためには、傍線を引きながら読む、読んだあと四行詩のような形で印象に残ったことを書く、音読で読むなどの工夫が必要になります。この中では、音読が手軽で続けやすいと思います。しかし、この音読も真面目に普通に読むと飽きるので、抑揚をつけた棒読みで読むという工夫をするといいと思います。

 漢字の書き取りは、漢字の読みが土台になっていますから、書くよりもまず読む練習を優先しておきます。漢字の書き取りは、ドリルのような形で勉強すると、書ける漢字を何度も書くことになり時間がかかります。江戸時代の漢字の書き取りの練習の仕方は、半紙に書かれた手本を何度もなぞりその半紙が真っ黒になるまで書くという方法でした。このように一文字を徹底して書いて覚えるという方法であれば無駄がありません。この繰り返しの回数は40回ぐらいと決めておくといいと思います。一般に漢字の書き取りの練習は、繰り返しの回数が少ないからです。(つづく)

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