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どういう本を読ませたらいいか as/332.html
森川林 2008/12/14 05:55 
 「どういう本を読ませたらいいですか」という質問をよく受けます。
 昔は、推薦図書の一覧表を作っていましたが、いい本ほど次々に絶版になるようなので、その一覧表はもうしばらく更新していません。
 確かに、子供たちのだれにすすめても感動してくれる本があることは知っています。例えば、「宇宙人のいる教室(フォア文庫 さとうまきこ著)」です。これは文字が大きいので小学校低学年でも読めます。しかし、大人が読んでも感動する本です。
 しかし、個々にそういう本をすすめると、中にはその本とその子が合わない場合、そこで読書が止まってしまうこともあるのです。それは、たいていその本がその子にとってまだレベルが高い場合です。例えば、ミヒャエル・エンデの「モモ」や「はてしない物語」はすばらしい本ですが、それを小学校中学年までの子に読ませたら、たぶんあまり面白くないと感じ、その一方で「もう、その本は読んだ」という気持ちになってしまうでしょう。本をすすめるというのは、そういうマイナスもあるのです。
 そこで、今行っている提案は、もっと単純で実戦的なものです。
 小中学生は、「フォア文庫」「青い鳥文庫」「偕成社文庫」などのシリーズから選ぶとよいでしょう。
 高校生大学生は、「中公新書」「新潮選書」「岩波新書」などのシリーズから選ぶとよいでしょう。
 大学生は更に、「岩波文庫」(特に青帯や白帯)からも選ぶとよいでしょう。しかし、同じ書名の本であれば、角川文庫などの方が現代語に直されているので読みやすいと思います。
 これらのシリーズ化された本は、一応時代の試練に耐えてきた本です。どの本を選んでも、得るものはあるはずです。これらのいわば古典と見なされる本で読む力をつけていけば、あとは、子供自身に本を選択する力が育っていきます。いちばん大事なのは、子供自身に自分で本を選んで読む習慣がつくということです。
 そして、家庭で読書をする時間を毎日必ず確保するということです。宿題の量が多いときは、親が代わりに宿題をやってもかまいません。学校や塾の宿題よりも、家庭での読書を優先するという姿勢が大切です。
(この文章は、マインドマップ風構成図をもとにテキスト化したものです)
 
マインドマップ風構成図
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魚屋さんで買うか、釣り方を学ぶか as/331.html
森川林 2008/12/13 12:21 
 言葉の森新聞に掲載した記事「教育の目的」で、読者の方からコメントをいただきました。「魚屋さんで魚を買うのではなく、魚の釣り方を学ぶことが大切だ」という記事に関してです。
 コメントをわかりやすく紹介すると、「今の世の中のほとんどの人は、魚屋さんで魚が買えなくなることなど99%ないと思っているはずだから、魚の釣り方を学ぶ必要性を感じないのではないか」ということでした。
 比喩だけで話してしまうとわかりにくくなるので、元の話を書きます。
 元の話は、教育の目的ということに関してです。教育の本当の目的は、いい人生を送るために勉強をするということにあります。これが遠い目標で、「魚の釣り方を学ぶ」という比喩です。これに対して、いい学校やいい会社に入るために勉強をするという目的もあります。これは、近い目標で、「魚屋さんで魚を買う」という比喩で表しました。
 確かに、「餅は餅屋」ということわざもあります。コスト対効果の能率で考えるなら、魚屋さんで魚を買う方がずっと有利でしょう。しかし、魚を買うという行動は、だれにでもできます。つまり、消費生活は、人間の個性を必要としません。これに対して、釣り方を学ぶことは、その人の個性の蓄積になります。
 個々の事例を短期間で考えれば、魚屋さんで魚を買う方が、釣り方を学ぶより優れているケースが多いでしょう。しかし、大事なことは、「長い間に差がつく」ということです。つまり、短い期間ではわかりませんが、長い期間では「買う」か「釣る」かという発想の差が大きな差になっていくということです。
 何かを買って済ませる人は、いつまでも「買う人生」を送ると思います。自分で何かを作ろうとする人は、やがて、その作るものが巨大な雪ダルマになる可能性があります。
 例を一つ挙げると、自分で株式投資をするのが「魚の釣り方を学ぶ」やり方です。これに対して、投資信託に資金を預けるというのが「魚屋さんで魚を買う」というやり方です。短期間では、たぶん魚を買うやり方の方が有利でしょう。自分の手で釣ることを試みる人は、何も釣れないどころか大損するかもしれません(笑)。しかし、長期間ではどうなるかわからないのです。
(この文章は、構成図をもとに音声入力した原稿をテキスト化したものです)
 
マインドマップ風構成図
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子供に読書をさせるには as/330.html
森川林 2008/12/12 13:37 
 今日は、「子供に読書をさせるには」ということで考えてみたいと思います。
 まず大事なことは、何のために読書をさせるのかという目的を、大人がしっかり把握しているということです。
 読書の目的がはっきりしていないと、次のような言い方になってしまいます。
「そんなに暇そうにしているなら、本でも読んだら」
 こういう言い方では、子供は決して本を読むようにはなりません。(笑)
 読書は、勉強の一つで、しかも勉強の中で最優先のものだと考えることが大切です。なぜなら、読書には四つの効用があるからです。
 第一は、日本語力を身につけるということです。これは、広い意味での哲学、つまり思考力を育てることにつながります。
 第二は、知識を身につけるということです。これは、広い意味での科学、つまり理科や社会も含めた科学の勉強につながります。
 第三は、感性を育てる勉強になるということです。
 第四は、読書によって、読書好きになるという力が育ちます。
 もちろん、読書によってはカバーしにくい分野もあります。
 一つは、数学です。数学は、日本語とは異なる独自の数学言語によって成り立っています。ですから、数学については独自に勉強する必要があります。しかし、読書で頭の構造化が進んでいれば、多少数学の勉強が遅れていてもすぐに追いつくことができます。
 もう一つは、英語です。これも、日本語とは異なる独自の言語なので、独自に勉強する必要があります。しかし、これも日本語の読書によって読解力がついていれば、英語の読解力もより早くつくようになります。
 このように考えると、読書の重要性がわかると思います。
 食べ物には、玄米、卵、サツマイモなどのように完全栄養食品と呼ばれているものがあります。読書は、頭脳の完全栄養食品と言えるかもしれません。
 しかし、漫画や雑誌は、食べ物で言えばお菓子にあたります。お菓子を食べ過ぎないことが、主食をしっかり食べるための条件になります。
(この文章は、構成図をもとに音声入力した原稿をテキスト化したものです) 

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●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

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●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
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●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

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●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

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