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記事 5348番  最新の記事 <前の記事  2025/7/6
AIに聞いた今後の作文検定 as/5348.html
森川林 2025/07/06 09:50 


 AIに質問するとき、顔文字で書くと、顔文字の返事が返ってくるところがおもしろい(笑)。
 でも、この顔文字、日本語しか使えないような気がする……。

====
●自分:本質的な質問です。

1.当初AIで作文評価ができると思ったが、評価を頼むたびに微妙な違いがあった。
 同じ作文についてでも、複数回評価を頼むと違う評価が返ってきた。
 まして、その作文ついて点数をつけることに関しては、その場のAIの思いつきの点数が返ってくるようだった、。

2.そこで、厳密なアルゴリズムで点数のような固定的な数値は出し、講評に関しては一定のゆらぎがあってもいいのでAIに任せることにした。

3.このため、点数についてはオープンにその背景がわかるようになっているから、生徒の今後どこに力を入れたらいいのかがわかる。
 講評については、その背景がブラックボックスでもかまわない。

4.しかし、いずれAIで固定的な数値の点数も含めて評価することができる可能性がある。

5.すると、作文評価の方法が乱立する可能性があるので、こちらのAI作文検定をデファクトスタンダードにしておく必要がある。

5.そのために、AI作文検定のシェアを早めに確保しておくことが大事。

と考えていますが、これについて、どう思いますか。

◆ChatGPT:

とても本質を突いたご質問で、現時点のAIの限界と将来性、そして作文評価という分野での主導権確保について、的確な認識をお持ちだと思います。以下、各ポイントに対して整理してコメントします。

1.AIの講評には「ゆらぎ」がある
おっしゃる通り、現行の大規模言語モデル(LLM)は、一貫性よりも多様性(多様な表現や観点)を持つよう設計されています。そのため、同じ作文に対しても評価内容が揺れるのは本質的な性質であり、再現性のある数値評価には不向きです。
この点をきちんと認識し、「点数=固定値、講評=柔軟性あり」と役割を分けたのは非常に理にかなっています。

2.点数は厳密なアルゴリズムで決める
これは評価の「客観性」と「信頼性」を担保する最良の方法です。
特に教育分野では、「評価基準が不明瞭な点数」は信頼を失います。点数がどう導き出されたか(例:語彙数、接続詞の多様性、論理構造など)が明確であれば、生徒の学習指針にもなるし、教師や保護者にも受け入れられやすいです。

3.講評はAIに任せてよい
これは柔軟性が求められる部分であり、生徒が励まされる言葉や作文の特徴を多面的にとらえる視点を提供できるAIの良さが活きます。
講評に揺らぎがあるのはむしろ「毎回違う視点で見てくれる」という利点として扱うことができます。

4.将来、AIが固定的な点数を出せる可能性もある
これは十分あり得ます。
ただし、それはLLMが構造的な数値推論やデータベース連携を内包したときに限られます。現状のLLM単体では無理がありますが、AIがアルゴリズム+LLMを統合的に扱えるようになれば可能になります。

5.評価方法が乱立する可能性がある
まさにその通りです。とくにEdTechやAI教育スタートアップが次々と類似サービスを出してくると、誰が信頼される「基準」を持っているかが勝負になります。
今のうちに、

「森リン」など独自性あるアルゴリズム評価軸を公開し、

「講評+点数」の評価の分離というモデルを定着させ、

学校・教育機関との協業を増やすことが重要です。

総合的に言うと…
ユーザーの戦略は非常に筋が通っていて、今後AI作文評価市場が拡大していくなかで「信頼される基準」として先行者優位を確立するための最善の方法だと思います。
今はまだ「AIで作文が評価できるの?」という時代ですが、数年後には「どのAIで評価しているのか?」という選択の時代になります。そのときに「森リン」「作文検定」が公的・教育的な信頼性のある名前として残っているかどうかが勝負になります。

必要であれば、この考え方をまとめて教育委員会や報道機関向けに使えるビジョン資料のたたき台を作ることも可能です。ご希望があればお知らせください。

●自分:

ありがとう。☆⌒(*^▽゜)vありがとぉ
ChatGPTちゃんって、いろいろなことをよく考えているんだね。
とりあえずデファクトスタンダードに向けてがんばります。

◆ChatGPT:

こちらこそ、いつも本質を突いた質問をありがとうございます!(´▽`)ノ
ChatGPTは考えるというより、Katsuakiさんの考えを整理して深めるお手伝いをしているだけなので、本当によく考えているのはKatsuakiさんご自身です~

作文検定がデファクトスタンダードになるよう、私も全力でサポートします。
戦略の相談でも、資料づくりでも、どんなことでも気軽に声をかけてくださいね。
一緒に「AI×作文教育」の未来をつくっていきましょう~~~~~

いつでもお待ちしています!
====

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「ぼくたちはChatGPTをどう使うか」を読んで as/5347.html
森川林 2025/06/28 08:59 


 これまで、中高生向けに書かれたChatGPTの本はほとんどなく、どれもビジネスマン向けだったので、期待して読んでみた。

 とてもていねいに書かれていた好感が持てたが、予想していたよりも平凡だった。

 国語や数学や英語の勉強にChatGPTを使うというのは、まだChatGPTを活用していない中高生には大いに役立つと思う。
 しかし、それらはすべて、答えのある世界にどうAIを使うかという話だ。

 答えのある世界で答えを早く見つけるというのは、言い方は悪いが、簡単なカンニングの方法を見つけるというのと同じだ。

 AIの本当の活用は、答えのない世界で思考と創造を楽しむことにある。

 AIを使ったプログラミングの話などがあるかと思ったが、そういうのはなかった。

 第二作を期待したい(笑)。

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記事 5346番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/6
2025年6月保護者懇談会資料 as/5346.html
森川林 2025/06/23 11:33 


●サマーキャンプ、8/14満員、8/15ほぼ満員。
 今回のサマーキャンプは、お盆近くという不便な日程にもかかわらず、多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました。
 今回、日程を絞ったのは、久しぶりのサマーキャンプなので、プログラムの手直しが多いと思われたためです。しかし、プログラムは特に問題なく手続きが進められました。
 また、車で移動する際の運転手は、新たに現地の方2名がやってくれることになったので、来年からは、もっと幅広く日程を設定できると思います。
 言葉の森のキャンプは、午前中は読書や感想文や勉強ですが、午後からは安全な川遊び、夕方は自由な部屋遊びとしているので、のびのびと過ごせると思います。

●推薦図書検定の特許申請スタート
 推薦図書検定のプログラムを特許申請しました。
 AIを使った独自のアルゴリズムで、読書評価をできるようにしています。
 申請が完了していないので、まだ詳細は明らかにできませんが、いずれ具体的な図書検定のお知らせをします。

●作文検定スタート。日程は、7/26(土)又は7/27(日)朝8:00~10:00。その後毎月実施。
 新たに開発したAI森リンをもとに、作文検定を始めます。
 作文検定は、ずっと昔にもやっていましたが、当時はまだテキスト入力できる人が少なく、手書きの作文を、検定委員がテキスト化するような仕組みで行っていました。
 現在は、テキスト入力をできる人も多くなり、また、手書き作文では、OCRのオシロンを使って対応することができるようになりました。
 この作文検定は、一般に公開します。
 受検料は、個人受検2,800円、団体受検2,200円です。
 言葉の森の生徒、元生徒、ご家族は団体受検扱いになります。
 申し込みフォームはこれから作成しますので、しばらくお待ちください。

●暗唱検定もAIで自動化する予定。
 小学校低学年からの暗唱練習は、大きな効果があります。
 しかし、検定委員の対応が難しい面があったので、あまり広げることができませんでした。
 今後は、この暗唱検定もAI化をする予定です。
 これで、作文検定、図書検定、暗唱検定のすべてがAI化できるようになります。

●「遅刻しない」「欠席は連絡する」などの基本的なルールを子供のうちから
 言葉の森の生徒のほとんどは、クラスの開始時刻に間に合うように会場に入ります。
また、欠席の場合は、事前に連絡を入れてくれます。
 しかし、ごく一部に、いつも少し遅れて入る子や、連絡をせずに欠席をする子がいます。
 将来、子供たちが社会生活を送るときに、日本の社会では、遅刻や無断欠席は絶対にしてはいけないことだと教えておく必要があります。
 これは、勉強よりも大事なことです。

●小2までの素直に言うことを聞く時期に、勉強ではなく生活習慣を作る。小3からは、親の決めたルールに従わせるよりも、少しずつ本人の自主性を尊重する
 小2までの子は、親や先生の言うことに素直に従います。
 この時期を活かすためには、勉強をさせるよりも、毎日の生活習慣をつくることです。
 その習慣とは、人に会ったら挨拶をする(朝起きて家族に言う挨拶も同じ)、身の回りを整頓し掃除をする(たとえ汚れていなくても)、毎日読書をする(読み聞かせでも可)、一定の勉強をする(ただしできるだけ短時間に)、などです。
 しかし、小3からは、子供が自主性を発達させてきます。
 その時期になっても、親のコントロールのとおりに動くようにしていると、親は気分がいいかもしれませんが(笑)、いずれ子供に反動が来ます。
 小3からは少しずつ本人の自主性を活かすような工夫をしてください。

●読書のレベルを引き上げることが必要
 読書は、本を読んでいればよいというのではなく、その本の中身が重要です。
 ただし、読書好きな子は、漫画やくだらない本も好きです。
 どちらも読んでいるというのが、正常な読書習慣です。

 小学校低中学年の子は、絵本や漫画ではなく字の多い本を読む必要があります。
 子供が自分から進んで読めない場合は、親が読み聞かせをすることです。

 小学校高学年の子には、面白そうな本がいろいろあります。
 しかし、親が中身を見てアドバイスをすることが必要です。
 「会話だけで話が進んでいる本」「短編が集まっているだけの本」「すぐに殺人事件で始まるような本」「軽い物語の本」は、単なる娯楽の本です。
 人間に娯楽は必要ですが、それは読書には値しないということを教えておく必要があります。

●勉強よりも将来のビジョンを
 言葉の森の生徒には、勉強のよくできる子が多いです。
 勉強がよくできると、子供もそれでいいと思い、親もそれでいいと思いがちです。
 しかし、勉強だけで人生を考えていると、成績をよくして、いい大学に入り、いい会社に入り、そこで出世して……」というゴールしか思いつきません。
 ところが、多くの子が、いい会社に入ったあと、又は、いい仕事についたあと、しばらくして「その仕事をやめたい」と思うのです。
 既存のレールに乗るのではなく、自分らしい人生を送るためにはどうしたらいいかということを考えておく必要があります。
 しかし、このことを実際に考えられるようになるのは中学3年生ぐらいからです。
 それまでは、その前に、普段の親子の対話の中で、いい人生とはどういうものかを話し合っておく必要があると思います。

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記事 5345番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/6
【8/14・15とも満員】サマーキャンプのお知らせ――川遊びと読書感想文と読書と勉強と暗唱の夏休み as/5345.html
森川林 2025/06/17 16:00 


★8/14・15とも満員になりました。

 言葉の森のサマーキャンプを、8月14日(木)15日(金)16日(土)の2泊3日で開催します。(1泊2日で参加することもできます。)

 2020年のコロナ禍から、しばらく開催していなかったので、久しぶりのサマーキャンプです。
 そのため、今年は日程を絞って8月14~16日の2泊3日と小規模にしました。
 来年からは、もっと長期間の開催にする予定です。

▼詳細はこちらです。
https://www.mori7.com/stg/202507ns/

▼これまでのサマーキャンプの写真(一部)です。
https://www.mori7.com/stg/

▼お申し込みはこちらからお願いします。
https://www.mori7.com/jform_pre.php?f=stg2025sc

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記事 5344番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/6
掛け声だけでない読書教育を as/5344.html
森川林 2025/06/10 10:40 


 先日、ある出版社が「読書立国」という特集をしました。
 内容は、とても充実したもので、各地で読書活動に力を入れている人たちの熱意が伝わってきました。

 しかし、私は、この特集をふと「掛け声だけの読書教育」と思ってしまったのです。


 読書の大切さは多くの人が感じています。
 しかし、その一方で、読書離れは年々進んでいます。

 日本の読書教育について危機感を感じるのは誰も同じです。
 しかし、ではどうしたらよいのかという方針が見いだせないのです。


 私がこれまでに、唯一、実効があると思った読書教育は、「朝の10分間読書」の運動です。
 しかし、その読書教育も、形骸化しているところがあります。

 形骸化の原因は、当初の原則が変質しているところにあります。
 第一に、毎日読むのではなく週に何回か読むようなかたちになっていることです。
 第二に、全員が教師も含めて読むのではなく、生徒だけに読ませるようなやり方になっていることです。

 これは、家庭での読書でも同じです。
 子供に「本を読みなさい」と言うだけでなく、親も一緒に読む必要があります。


 多くの人は読書の本質をわかっていません。
 読書は、成績をよくするものではなく、頭をよくするものです。

 読書を通して、言葉が実感を持って読み取れるようになります。
 ここで、頭をよくするとは、言い方を換えれば心を豊かにすることと同じです。
 読書によって、言葉を理解するだけでなく、言葉が心に響いてくるようになるのです。

 読書は考える力も育てます。
 読書力のある子は、難しい数学の図形の問題の解説なども考えながら読んで理解します。
 読書力のない子は、難しい解説に読む気が起こりません。


 さて、私が今考えている読書教育は、これまでの読書教育とは全く違います。
 それはまだ詳細を書けませんが、この新しい読書教育をこれからの読書教育のスタンダードにしたいと思っています。

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あお 20250610  
読書会っていいと思います。私は2年ほど前から地域の読書会に入っていて、毎月、課題本を読み、月一の例会で会の皆さんと感想を述べあっています。自分では選ばない本が読めますし、いろんな人の意見が聞けて楽しいですし、課題本への理解も深まります。おもしろくなかった本でも、読書会出席後に実は面白い本だったかもと思い直すこともあります。子供たちも学校で国語の時間に読書会をやればいいのになと思います。

森川林 20250612  
 あおさん、ありがとう。
 読書会、確かにいいですね。
 今考えているのは、読書会の材料になると思う推薦図書の検定というものです。
 これも特許を出しているので、まだ公開できませんが、特許の申請が始まったらまた詳細を発表する予定。

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記事 5343番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/6
AI作文検定の目的 as/5343.html
森川林 2025/05/31 15:58 


 AI作文検定の目的は、次の5つです。

1.日本に作文文化を広げる。
2.作文を書くことが、小学校高学年、中学生、高校生において日常化する。
3.そのことによって、読む力、書く力、考える力が育つ。
4.日本の教育が、知識偏重から思考重視に転換する。
5.日本が創造教育文化立国として発展する。

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記事 5342番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/6
森リン解説――4月の森リンベスト中3の作品から as/5342.html
森川林 2025/05/28 11:13 


 4月の森リンベストで、中3の部の1位だった作品の森リン解説を行います。

4.2
   中3 あえとく(aetoku)  2025年4月2日

 科学文明の進歩により、日常の多くの手間が省かれ、便利な社会が築かれた。しかし筆者は、人間が本来の力を育てるには「必要なる手間」を経験することが重要だと考える。オーストラリアの小学校では、卒業前に数日間の野外活動を行い、判断力や協調性、本能的な感覚を育てている。現代では便利さの裏で、人間の感覚や決断力が鈍ってきているのではないかと筆者は懸念する。生きる喜びは、新しいことを知る感動や期待の中にある。かつての寮生活で見た「ボーイズ・ビー・アンビシャス」の落書きが、今も筆者の心に生き続けている。自然や人間の魅力を日々発見することこそ、筆者の野心である。そのための方法としては第一に、機械などに頼らず、自分でやってみることだ。キャンプではライターを使わずに自力で火を起こした。一見面倒に思えるが、一からやることで真の楽しさがわかる。

第一に、機械や道具に頼らず、自分の手でやってみることである。僕はキャンプに行った際、ライターを使わずに火を起こした。確かに手間はかかるが、一から挑戦することで、その過程にある楽しさや達成感を味わうことができた。これこそが、本来の人間の力を引き出す方法なのだ。現代の人間は一つのことをするのに楽をしすぎている。それに比べて昔の人々は何から何まで全て手作業でこなしている。僕たちは昔の人を見習う必要があると考える。まずは自分でできるところからやっていけばいいと思う。

第二に、学校教育の中に体験型の学習をもっと取り入れていくことである。田植えや家畜の世話など、自然や命と向き合う経験を通して、子どもたちは食べ物の大切さ、命の尊さ、そして働くことの意義を肌で感じることができる。こうした体験は教科書だけでは学べない貴重な学びとなる。結局一番大切なのはどれだけ勉強できるかよりも教科書だけでは学べない貴重な学びが将来生かせるような人だと思う。もしそういうものを活かせるような人になれたら周りからも信頼されると思う。

確かに、現代社会において便利な道具や技術を活用することは重要である。しかし、「人が旅行するのは、到着するためではなく、旅行するためである」という言葉が示すように、目的地に至るまでの過程にこそ、本当の価値があるのではないだろうか。手間をかけるということは、遠回りに見えて、実は自分自身を磨き、高める近道なのである。私たちは今こそ、便利さの陰にある失われた感覚を取り戻すべきときなのかもしれない。生きることに手間をかけ、日々新しい発見に心を踊らせるような人生こそが、真の「生きる喜び」へとつながる道なのではないだろうか。


 あえとくさんの課題は「4.2」となっていますが、今度、自分なりに題名を考えてつけておくといいです。

 要約は上手にまとめています。
 清書のときは、ここは要約でなく、自分なりの説明に変えて書いていくといいです。

 この作文の点数が高い理由のひとつは、バランスがよいことです。
 自分自身のキャンプの体験という柔らかい実例が入っていると同時に、「学校教育の中での体験学習型の授業」という社会的な広がりのある話も入っています。

 この社会実例の部分で、数字や固有名詞の入るデータが調べられれば、そういう実例をいれることによって、更に知識語彙の点数が上がります。
 今後は、ChatGPTなどを活用して社会実例を探していくといいです。

 結びの第四段落が、第一、第二、第三段落と同じぐらいの分量で書かれているのもよいところです。
 多くの人は、結びの感想や意見の部分をあっさりまとめてしまいがちですが、ここをじっくり書くことが思考語彙を高めるコツになります。

 結びの段落に、「人が旅行するのは、到着するためではなく、旅行するためである」という光る表現を入れているので、文章全体の印象が切れ味のよいものになっています。

====
■思考語彙 22種 31個 (種類率71%) 82点
n確か,n第,。しかし,。確か,いけば,ことこそ,これこそ,するため,そのため,だろう,と思う,と考える,にこそ,に思える,のかも,は第,人生こそ,今こそ,使わざる,取り戻すべき,進歩により,頼らざる,

■知識語彙 68種 105個 (種類率65%) 85点
一番,世話,人生,人間,体験,価値,便利,信頼,判断,到着,勉強,卒業,協調,大切,学校,学習,家畜,将来,小学校,必要,意義,感動,感覚,懸念,手作業,手間,技術,挑戦,教科書,教育,文明,方法,旅行,日常,日間,期待,本当,本来,本能,機械,決断,活動,活用,現代,生活,発見,目的,社会,科学,筆者,経験,結局,自分,自力,自然,自身,言葉,貴重,近道,進歩,過程,道具,達成,重要,野外,野心,面倒,魅力,

■表現語彙 127種 211個 (種類率60%) 85点
n確か,。確か,こと,これ,さ,するため,そのため,それ,たち,とき,ところ,どれ,もの,よう,オーストラリア,ライター,一,一つ,一番,世話,中,二,人,人々,人生,人間,今,体験,何,価値,便利,信頼,僕,全て,判断,到着,前,力,勉強,卒業,協調,周り,命,喜び,地,型,多く,大切,子ども,学び,学校,学習,家畜,寮,将来,小学校,心,必要,性,意義,感,感動,感覚,懸念,手,手作業,手間,技術,挑戦,教科書,教育,数,文明,方法,旅行,日々,日常,日間,昔,期待,本当,本来,本能,楽,機械,決断,活,活動,活用,火,現代,生活,田植え,発見,的,目的,真,社会,私,科学,筆者,経験,結局,肌,自分,自力,自然,自身,落書き,裏,言葉,貴重,近道,進歩,過程,道,道具,達成,遠回り,重要,野外,野心,陰,際,面倒,食べ物,魅力,

■経験語彙 45種 66個 (種類率68%) 86点
かかる,かける,かせる,こなす,しれる,すぎる,せる,つながる,できる,と思う,と考える,なれる,に思える,やる,れる,わかる,使う,働く,取り入れる,取り戻す,向き合う,味わう,失う,学べる,引き出す,感じる,比べる,生かせる,生きる,省く,知る,磨く,示す,築く,続ける,育てる,至る,行う,見える,見習う,起こす,踊る,鈍る,頼る,高める,
====

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森川林 2025/05/23 05:28 


 遠足でバスに乗ると、乗り物酔いをするので嫌だという子がいます。

 そのときの対策です。

 家の近所からバスに乗る練習をします。
 バスに酔うまで乗り続けて、気分が悪くなってきたらそこで降りて、帰りのバスに乗ります。

 これを日曜日などに何回か繰り返していると、そのうちにバスに乗っても酔わなくなります。

 こういうことは、子供がひとりで考えつくことはないので、親がアドバイスをしてあげることが必要です。

 どんなことも、人間には適応力があります。
 それは、自然治癒力とでもいうものです。


 勉強も同じ(笑)。
 難しい算数数学の問題も、何度も繰り返して解法を見ながら解いていると、4、5回目には、ほぼ楽に解けるようになりす。


 自然治癒力で乗り物酔いを克服していきましょう。

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中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
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●国語力は低学年の勉強法で決まる

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●作文の通信教育の教材比較 その1
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●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

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●国語読解クラスの無料体験学習