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記事 70番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/4/4
本当に大事なのは国語力 as/70.html
cynthia 2006/05/02 19:00 
 学校での勉強の目標は、ひとことで言えば受験におかれています。ですから、ここだけを見れば、受験に関係の深い英語・数学・国語の成績を上げることが勉強の中心的な課題のように見えてきます。

 なかでも、中学・高校受験では数学の出来が受験の結果を大きく左右し、大学受験では英語の出来が合否に大きく影響します。したがって、勉強の中心は英語と数学の力をつけることにおかれがちです。

 しかし、将来に生きる学力ということを考えると、英語・数学よりも、国語の力、特に読解力と表現力をつけることを重点におく必要があります。例えば乱暴に言うと、聖徳太子は英語も数学もできませんでした(笑)。しかし、読解力と表現力は十分にあったはずです。英語と数学が勉強の中心になったのは、日本では当然、明治以降のことです。

 英語と数学が受験勉強の中心になっているのは、英語の技能や数学的な考え方がその後の人生に役に立つからという理由ももちろんありますが、それ以上に、勉強の範囲が広く深いので試験問題を作りやすいからだという事情があります。

 例えば、高校受験の数学の中心となる図形の問題は、簡単に言えば知的なパズルです。やりだせば、ゲーム以上におもしろいものですが、そこで使われている頭は、仮想の空間の中でだけ通用するものです。同じように、英語をはじめとする他の教科の問題も、本質的にはクイズです。だから、「いやあ、お父さんは、もう卒業してだいぶたつから、勉強のことはわからないなあ」などと平気で言って暮らしていけるのです。

 しかし、卒業してからも確実に伸びる学力があります。それは読解力です。ある新聞社の調査によると、会社の役員から社員までに国語の読解力の問題を出したところ、点数は役職に比例したそうです。つまり、学校を卒業したばかりの人よりも、実生活で苦労を重ねてきた人の方が、読解力があるということです。

 受験のために英語と数学に力をさくことは当然必要ですが、将来に生きる学力ということから考えると、国語力なかでも読解力をつけることはそれ以上に大切だということがわかります。よく「勉強が忙しくて本など読んでいられない」という中学生や高校生がいますが、読書こそ最も力を入れる勉強なのだと考え方を変える必要があります。

 そして更に、勉強以外の能力にまで目を向ければ、読解力や表現力以上に大切なのが、よりよく生きようとする意欲だと言えるでしょう。

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読書の習慣について as/69.html
cynthia 2006/05/02 13:44 
 子供は、ほうっておけば楽な方に走る、というのが、小学生の普通の姿です。小学生のうちから、苦しい方を選ぶという子がいたら、むしろ問題があると言ったほうがいいかもしれません。もちろん、得意分野については、苦しいことも進んでやるということはありますが、自分自身を向上させるというような抽象的な目標で、あえて苦しいことに選ぶという小学生は、いません。

 自分自身という抽象的なものにめざめるのは中学3年生ぐらいからで、それ以前は、もっと具体的な目標がないとがんばることはできません。小学生のころの具体的な目標は、親や先生にほめられること、または友達に自慢できることといった身近な人間関係を媒介にしています。ですから、小学生に対する教育の方針は、がんばったところをほめながら、がんばっていないところを注意する、ということになります。

 読書について言えば、いい本を読んでいたらほめる、マンガばかりを読んでいたら注意する、ということをこまめにやっていけば、しっかりした読書をするようになります。ところが大抵の家庭では、読書については勉強について言うときに比べて、あいまいな言い方しかしていないようです。「マンガばかり読んでいないで、たまには本を読んだら?」「はあい」という言葉のうえのやりとりだけでは、子供を読書に向かわせることはできません。

 「マンガは読んでもいいけど、読み終わったら見えないところにかたづけようね」「今日は、勉強のあとに、ここにある本の中からひとつを選んで50ページ以上読もうね」ということを、ごく普通にさらりと、しかし妥協なく親が言えるようになれば、子供は本を読むようになります。そして、本を読んで読書力がついてくれば、親が「本を読みなさい」とわざわざ言う回数も少なくなります。

 読書の習慣は、家庭の躾のようなものです。いわば、顔を洗ったり歯を磨いたりすることと同じ次元の話です。習慣がつくまでは何度も何度も飽きずに注意してあげることが必要です。

 そして、小学生のころの読書と同じように大事なのが、中学生以降の読書です。中学生や高校生になると、読書は本人まかせになり、それに応じて、読書も次第に軽い内容のものに傾斜していくという傾向があります。読書に対するアドバイスは、中学生以降も継続していく必要があります。

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記事 68番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/4/4
読む力を育てよう as/68.html
cynthia 2006/05/01 16:32 
 小学校低学年のころは、学力の差はそれほどはっきりしたものではありません。どの子も同じようにのびのびと勉強しています。

 しかし、小学校高学年から、思考力を要求される勉強が増えてくると、学力のある子とない子の差が次第にはっきりしてきます。小学校低中学年の勉強は、時間をかければだれにでもできるようになる勉強です。この時期に、漢字や計算の練習をしていれば確かに成績はよくなります。しかし、ここで目に見える成績を上げることにとらわれるあまり、本を読んだり自分で考えて行動したりする機会を少なくしてしまうと、肝心の考える力が育ちません。

 今、小学校高学年の生徒を見ていて共通して感じるのは、難しい本を読む力のない子が年々多くなっているということです。読む力を育てることは、学校の勉強の成績を上げるよりもずっと大切なことです。逆に、読む力がしっかりついてさえいれば、高学年になって成績を上げることは容易にできます。

 あふれる受験情報に流されず、大人が勉強の本質をしっかりつかんで子供たちを育てていきましょう。

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