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5月の森リン大賞(中3の部) & 今日の教室 as/1873.html
森川林 2013/07/08 20:43 



 今日は、4時ごろから教室に来た小3や小4の男の子が、たまたま騒々しい子たちばかりで、タイマーをセットして鳴らしたり、隣の子にちょっかいを出したり、楽しくやっていました。
 そういう子たちが、いつの間にかこういう立派な文章を書くようになるのです。

 一方、さっきまで教室で勉強していた高3の生徒は、頭を使いすぎたのかいつの間にか机につっぷして寝ていました(笑)。
 もうひとりの高3の生徒は、無事に書き上げて帰りましたが。

 いろいろ紆余曲折はありながら、みんな少しずつ前進していっているのだと思います。


5月の森リン大賞(中3の部66人中)
僕が楽しみたいもの
ブレイド

 僕は、しなければならないからするのではなく、やりたいからやるという気持ちを大切にする生き方をしたい。

 そのための一つ目の方法は、目標を定めて、その目標を実現させる気持ちを持つことだ。僕は、小学二年生で囲碁を始め、いままでの間、なんとか続けている。確か中学1年生の頃、祖父が中学3年の卒業時までに初段を取れたら、碁盤を買ってくれるという話があった。祖父は将棋ならできる。汚い手を使ってくるので嫌がられているが、囲碁はできないので、正直なところ、価値をよく知らなかったものと思われる。実際のところ、碁盤はとても高い。ピンからキリまでというが、折りたたみ式のものや、素材によっては、数万円で手に入る。高級なのは桂で、この木になると、五寸六寸といった分厚いものになる。このぐらいなら十分だと思ったが、母に高いものにしろと言われた。なんといっても一番は本榧で、六寸ともなると、すぐに50万円ほどの金を支払わねばならず、親に頼んでもまず買ってもらえないものだ。しかし僕は中学に入学して、これといってまとまった時間が取れず、囲碁を習いに行くこともだんだんとなくなっていった。そこで、僕はソフトを自分のパソコンにインストールして、コンピューターと対戦することにした。今でも時々作文を書いたあと、そのまま電源を切らずに打っている。しかし、こうすると碁盤の必要性があまり感じられなくなって来ることも事実で、最近はこれに満足してあまり欲しいとも思わなくなった。だが、なんとしても初段をとろうと思っていた頃の勢いは、今とは比べ物にならないものだった。

 また、二つ目の方法は、「こうしなければならない」ということに拘束されないことだ。部活動でバレーボールをやっているときは、このような拘束のせいでものすごく疲れる。この前の試合では、あまりにも負けてばかりで、そのせいで喧嘩までおこり、先生が帰りかけたため、棄権寸前の状態になった。なんというか、勝つことや結果を残すことが全てと言われているようで、毎日が苦痛になる。特にくるしかったのが、1年生で近畿大会に出る前のことだ。合同チームで望んだが、それですら人数がまともに揃うことがなく、レギュラーで出た。だが、ほとんどが一人の先輩の力で、あとに続く3人の先輩、そして1年の組み合わせであり、とても厳しい練習だった。僕はただ楽しみながらやりたかっただけだったので、退部すら考えた。それは、しなければならないからするような練習ではなく、もっと楽しんでやるべきだと思ったからだ。

 確かに、今やらなければならないことを見極めることも大切だ。しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、二回に上がりたいという熱意がはしごをつくったのだ。」という名言があるように、ぼくは、自分の熱意を大切にして物事に取り組んでいきたい。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1僕が楽しみたいものブレイド87116658839093
2オノマトペを大切にするはるりん87119156727595
3枯れた荒野の一つの芽にゃぱ86134457969487
4旅が面白いのはゆきの86107772748589
5ニーズとウォントカツ丼85113849737387
6集中するにはポケット85147663546793
7ニーズとウォントかふた82104861646587
8行間にポトリ(清書)ひらく8184653797890
9やりたいからやるクッキー8196456657387
10読書小林少年7882251726887


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読書感想文のコツは、あらすじや感想を書くことではなく似た例を書くこと as/1872.html
森川林 2013/07/08 07:08 

 (写真は、昨日浮かんでいた雪見大福のような雲)

====facebook記事より。

 感想文のコツは、感想を書くことではありません。感想の本質は、面白かったかどうかですから、ひとことで終わってしまいます。

 だから、感想だけで長く書こうとすると、同じことを何度も書くようになります。すると、長さに比例して、密度の薄い文章になってしまいます。

 また、感想文のコツは、あらすじを書くことではありません。あらすじは、いくらでも長くかけます。

 あらすじはいくら書いても、結局あらすじでしかありません。しかし、ほとんどの子の感想文は、あらすじと感想で埋められています。

 感想文のコツは、似た例を考えることです。自分の似た例がなかったら、お父さんやお母さんに取材したり自分で調べてみたりするのです。

 また、似た例のかわりに、自分で想像してみてもいいのです。自分なりの似た例を通して、感想も個性的になっていきます。

 しかし、こういう書き方を教えてくれるところは、ほとんどありません。言葉の森の感想文のサイトを見て、初めて感想文の書き方がわかったという声をよく聞きます。
https://www.mori7.com/as/1314.html

 そして、いちばん問題なのは、小学校低学年に感想文の宿題を出す学校や塾がまだあることです。低学年は、感想文などで苦しい思いをさせるよりも、楽しく本を読んでいる方がいいのです。

 感想文が何とか書けるようになるのは、小学4年生からで、上手に書くことを目標にできるのは、小学5年生からです。できるようになってからやるから、力がつくのです。

 では、小学校低学年で感想文の宿題が出たら、どうしたらいいのでしょうか。それは、お母さんが代わりに書いてあげるといいのです(笑)。これはホント。夏休みはややこしい宿題で苦労させるよりも、楽しく遊べるようにしてください。

====

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