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記事 5109番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/3
活字をしっかり読む力をつけること――読書は長い文章の本を読み切ることが大事。 as/5109.html
森川林 2024/06/26 05:20 

ヒメヒオウギズイセン

 子供たちの読書記録を見ていて、少し気になるのは、「5分後にどうなった」のような短編が集まった本を好む子が多いことです。

 もちろん、短編でもいいのです。
 芥川龍之介の短編集は、読んだあとも印象に残ります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4061471619/

 ただ、そういう短編の文章だけ読んでいるのでは、ものたりないと思うのが普通です。

 椎名誠さんは、活字中毒で、小さい活字でびっしり書いてある文章を見るとうれしくなったそうです。

 私も、昔読んでいた新聞で、1面だけでなく2面も、場合によっては3面も活字だけが書いてある記事を見ると、「わあ、得した」と思ったものでした。

 しかし、今はそういう人はまずいません。
 短い文章でわかりやすく書かれていたり、途中で挿絵が入ったりしていないと、読む気が起きない人が多いのです。


 本は、もともとの原典を1冊読み切ることが大事です。
 「○分間で読める○○」のような本をいくら読んでも、身につくのは雑学的な知識だけです。

 難しい本であっても、1冊を最後まで読み切ると、その本で自分が何を得たかがわかります。
 それは、その本がわかるということよりも、そこから自分が何を得たかということがわかるということです。

 そういう自分なりにわかったことが、その人の蓄積になります。
 それは、雑学の知識の蓄積とは違うものです。

 だから、中学生や高校生の人は、いい本を読む時間を作ってください。
 そして、大学生になったら、原典をしっかり読んでください。
 そういう本を読めるのは、20代で、たぶん20代の前半までです。


 読書が大事だということを言う人はあまりいません。
 お父さんも、お母さんも、学校の先生も、成績がどうしたということしか、たぶん言いません。

 しかし、あとに残るのは、今やっている勉強ではありません。
 残るのは、自分の読んだ本と、自分のした体験だけです。

 だから、あえて、読書が大事だということを書きました。

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記事 5108番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/3
6月保護者懇談会資料 as/5108.html
森川林 2024/06/24 07:19 

ヤマモモ



●これからの勉強の方向
 保護者の世代は、いい大学に入ることがそのまま社会的な成功に結びついていました。
 そのために、受験時には、知識を詰め込む勉強をしました。
 今は、その前提が大きく変わりつつあります。

 ひとつは、一般入試よりも総合選抜入試が主流になっていることです。
 もうひとつは、優秀な学生ほど、就職よりも起業を目指していることです。

 このような変化を考えると、子供の教育の重点は次のようになります。
・まず、自分らしい個性を伸ばすことです。
・次に、読書力、特に難読力を身につけることです。
・更に、作文力を育てることです。
・そのための土台となる国語数学英語理科社会などの教科の勉強は、家庭学習を中心に8割できればいいと考えることです。

 個性を伸ばす勉強は、創造発表とプログラミングです。
 読書力、難読力をつける勉強は、国語読解です。
 作文力を育てる勉強は、もちろん作文です。
 教科の勉強は、基礎学力、総合学力、全科学力、国語読解、算数数学、英語です。

●読書力、国語読解力をつける
 子供たちの読書力が低下しています。
 挿絵の多い絵本のような本や、短編集のような短い文章を読む子が増えています。
 読書は娯楽ですから、それはそれでいいのです。
 しかし、中学生からは、説明文、意見文のしっかりした読書をする必要があります。
 そのために、小学生時代は、毎日の読書習慣をつけておくことが大事です。
 読書記録を見て、同学年の生徒がどういう本を読んでいるか時々確かめてみるといいと思います。
▽読書記録
https://www.mori7.com/teraon/ds.php (現在15,508件)

●作文力は必須
 公立中高一貫校では、作文試験があるところがほとんどですが、私立中学では、作文試験はあまりありません。
 それは、採点のための時間が取れないためです。
 高校入試でも、作文試験が増えていますが、数百字の記述試験でお茶を濁しているところもかなりあります。
 ただし、トップ校は、記述の量が多い試験や、本格的な作文試験があるところが多いです。
 大学入試では、特に総合選抜型の入試では、作文はほぼ必須です。(作文と小論文は同じ意味で使っています)

 これらの事情を考えると、作文試験は、評価が大変だから、できるところとできないところがあるとわかります。
 また、大学入試では、教科の成績で足切りをして、ある点数以上になった人だけ作文を評価するといところもあると思います。

 ただし、今後はAIテクノロジーによって、機械で採点された作文のうち、ある点数以上になったものだけを人間が採点するというふうになります。(森リン採点と同じ仕組みです)
 すると、今後は、作文試験が、入試の中心になると思います。

 作文力のわかりやすいひとつの基準は字数です。
 小学6年生以上は、毎回1200字以上書く力をつけることが目標です。
 ただし、作文力は、短期間でつくものではないので、少しずつその目標に近づくように勉強していってください。
 学習グラフを見て、作文の字数がどのように推移しているかを確認するといいです。
▽学習グラフ
https://www.mori7.com/gs/

●国語読解と算数数学と英語は自主学習が基本
 教科の勉強は、教科書と参考書と問題集を使えば、ひとりでできます。
 答えを見てもわからないところだけを、先生に質問すればいいのです。
 大事なことは、毎日の家庭学習として、国語読解、算数数学、英語の勉強をしていくことです。
 1冊の問題集を5回繰り返すことを目標に、その問題集を完璧に自分のものにする勉強をしていってください。

●未来の学習、創造発表
 総合選抜型入試の時代には、個性と思考力と発表力が重要になります。
 教科の点数は8割取れていればいいので、あとは自分らしいものを表現する力が基準になります。
 創造発表クラスは、個性を生かし、自分なりに考えたことをみんなの前で発表するクラスです。
 今は、予備校でも、総合選抜型の入試に対応した授業を行っているところが出てきています。
 小中学生の時代から、創造性と思考力と発表力を育てることが、未来の勉強になります。

●能率のよい基礎学力、総合学力、全科学力
 国数英理社の勉強は、いい教材があれば、家庭でひとりで進められます。
 しかし、ひとりで勉強するためには、勉強の進捗状況をチェックしてくれるところと、質問に答えてくれるところが必要です。
 基礎学力は小123が対象、総合学力は小456が対象、全科学力は中123が対象です。
 週1回の授業で能率よく勉強し、余裕のある時間は、読書や創造発表に力を入れていくといいのです。

●プログラミングは、発展する教材で
 プログラミングの教室は、ロボット作りやゲーム作りなど、特定の分野に絞ったものが多いと思います。
 すると、プログラミングの技術を発展させるということができなくなります。
 難しいのは、Scratchなどのビジュアルプログラミングから、HTMLやJavaScriptやPythonなどのコードプログラミングに移行するときです。
 言葉の森では、常に新しい教材で、プログラミング学習が先に進めるようにしています。

●再び読書について
 学校の勉強は、普通によくできているように見える子でも、読書力には大きな差があります。
 読書と言っても、小学校低学年で絵本のようなものばかり読む子や、高学年や中学生で物語文の本ばかり読む子がいます。
 もちろん、読書は娯楽なので、何を読んでもいいのですが、思考力のある子は、説明文や意見文の本を自然に読むようになります。
 この読書力の差が、将来、高校生、大学生、社会人になったときの学力の差になります。
 家庭では、少なくとも毎日読書の時間を設けるようにしてください。

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記事 5107番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/3
総合学力クラスには、小学456年生の、中学受験はしないが学力のある子たちが勉強している as/5107.html
森川林 2024/06/22 06:46 

ブラックベリー



 今は、小学生のよくできる子は、中学受験をするのが一般的です。

 しかし、中にはそうでない子もいます。

 学力は十分にあり、勉強もよくできるが、特に中学受験をしないので、時間的に余裕のある子供たちです。

 そういう子供たちはみんな、読書をしっかりしています。
 だから、話すことも上手だし、話すときの語彙も豊富です。
 学力の上では、十分に実力があるのです。

 ところが、同じ学校の友達の多くが中学受験をするのに、自分は受験をしないとなると、ふとおいていかれたような気になることがあります。
 小中学生は、まだ自分に対する自信がないので、不安になることがあるのです。

 実は、そんなことは全然ありません。
 中学受験をした子も、受験をせずにのんびり過ごしていた子も、本当の勉強が始まるのは高校生になってからです。
 高校生になってからの勉強次第で、小学生、中学生のころの勉強はすぐに逆転してしまうのです。

 だから、大事なことは、高校生になってからの勉強を進めるための本当の学力をつけておくことです。

 本当の学力のひとつが読書、もうひとつが作文です。
 ただし、算数数学や英語は、積み重ねの必要がある勉強なので、いったん苦手意識を持つと、そのまま本当の苦手になってしまうことがあります。

 だから、小学456年生は、一応、算数数学と英語だけは、コンスタントに勉強しておく必要があります。

 そのために作ったのが、総合学力クラスです。
 週1回の授業で、国語、算数、英語、発表の勉強を順番にします。

 それらの教科の中で、もっと力を入れたい教科があれば、それぞれ国語読解クラス、算数数学クラス、英語クラス、創造発表クラスに追加で参加すればいいのです。

 総合学力クラスと同じような趣旨で作っている小学123年生用のクラスは基礎学力クラスです。
 中学生用には、全科学力クラスがあります。

 総合学力クラスの子供たちも、基礎学力クラスの子供たちも、みんな例外なく優秀です。
 そして、中学受験の塾の勉強に追われていないので、読書についても、趣味についても、取り組む時間が十分にあります。
 小学生時代には、こういう自由な時間の蓄積が大事なのです。


 特に、今後、大学入試は、知識中心の一般入試よりも、総合選抜型の入試が主流になります。
 社会でも、総合選抜型の人材を求めるようになっています。

 入社試験の入口では、まだ学歴が基準になっているところがほとんどですが、いったん仕事を始めたら、学歴と実力は全く関係がないということは、多くの人が感じていることたと思います。
 本当に求められているのは、総合選抜型の実力なのです。


 ところで、話は少し変わりますが、保護者の方は、子供が暇そうにしていることに不安を感じることが多いようです。
 塾に行かないので時間はあるが、果たしてそれでいいのだろうかという不安です。

 そこで、スポーツや音楽やダンスに取り組ませることもあります。
 それらは、身体を使うので、子供にとって楽しいことなので、それはそれでいいのです。

 しかし、その一方、今のスポーツ、音楽、ダンスなどは、競争と勝敗というところに向かいます。
 楽しむための趣味ではなく、勝つための趣味になるのです。


 私は、子供は、暇そうにしているのが最も自然だと思います。
 その暇そうな時間の中で、次第に自分らしい個性を育てていくのです。

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森川林 20240622  
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。
年がら年中がんばっているような生活はしないのがいいのです。
その暇な時間をどうするかというと、まずは読書。読書を通して、自分の趣味も見つかります。
次は、作文、創造発表、プログラミングかなあ。

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