小6の保護者の方から、「よくがんばっているが、実力がどのくらいついているかわからない」というご質問がありました。
以下は、そのご質問に対してのお返事で、父母の広場に掲載したものです。
作文は、上手になったかどうかがわかりにくい勉強ですが、学年が上がるにつれて必ず上達しています。
しかし、小4のころの作文の方が上手で、小6のころの作文の方が下手になったと感じることはだれでもときどきあると思います。
これは、中学生になると更に顕著で、中学生になると、ほとんどの子が小学生のころよりも下手になったと感じると思います。
それは、課題が難しくなったために、相対的にうまく書けなくなるからです。
そういうときでも、気長に自習を続けて褒めてあげていると、更に学年が上がったときにその自習が生きてきてまた上手に書けるようになります。
上達の目安は、項目とスピードと字数です。
小6以上の生徒の場合は、90分以内に1200字の作文を全部の項目を入れて書けるようであれば実力はついています。
時間がかかる、又は字数が伸びないという場合は、自習や読書などにもっと力を入れていく必要があります。
なお、父母の広場には書いていませんが、作文力と字数力、語彙力、漢字力の関係は、図のようになります。
作文力と相関の高いものから、順に、字数力、語彙力、漢字力となっています。
作文力と字数力の相関は、かなり高くなっています。特に、小学校中高学年から中学生にかけては、そういう傾向が強くあります。小学校低学年の場合は、作文力と字数力はあまり関係がありません。
作文力と語彙力の相関は、字数力についで高くなっています。もちろん、例外は多数あります。高校生になると、作文力と語彙力の相関は更に高くなります。
作文力と漢字力の相関も、ある程度まであります。難しい漢字を自然に使える子は、読む力もあり、作文力もあるということです。
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小6の保護者の方から、受験コースに関するご意見がありました。
以下は、そのご意見に対してのお返事で、父母の広場に掲載したものです。
受験コースと通常コースに、それほど大きな差はありません。
違うところは、過去問に合わせた課題で行うことと、先生の評価が厳しくなることです。
通常の作文では、項目を指示してよくできたところを褒めて実力をつけることが目的ですが、受験の作文では、上手に書いて合格することが目的です。
数ヶ月で実力は変わりませんから、実力をつけるのではなく、今ある実力でいかに勝負をするかという勉強になっていきます。
家庭でご協力いただくことは、次のようなことです。
1、課題を見て、似た例や感想などを親子で話して、作文に書く材料を増やしておくこと
2、誤字や誤表記は、二十回ぐらい実際に手で書いて二度と間違えないように覚えておくこと
3、課題として書いた作文を手直しして、同じ課題で同じように書く練習をすること
勉強の進め方についてご要望やご質問があれば、事務局までお問い合わせください。
なお、作文については自信があるという子は、次のような勉強をしていくといいと思います。
(1)書くときに消しゴムを使わずに最初から完成した文章を書くように心がけること
(2)勉強が忙しくなっても読書の習慣を維持すること
(3)表現の工夫として、たとえよりも自作名言を入れてみること、などです。
言葉の森新聞の自作名言の話
読書を続けていると、作文や面接の意外なところで、その読書が生きてくるということがよくあります。
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小5の保護者の方から、「作文を書くのに時間がかかる。短時間(1時間ほど)で書き上げられるようにするには、どうしたらよいか」というご質問をいただきました。
以下は、そのご質問に対してのお返事で、父母の広場に掲載したものです。
小5になると課題も難しくなるので、90分ぐらいかかる子が多いと思います。
早く書く力をつけるためには、根本的には読む力をつけて実力をつけることになりますが、当面は次のように対処していかれるといいと思います。
1、電話のあと90分以内(60分以内としてもいいです)という時間制限をし、時間が来たら途中であってもそこで終了とする
2、書いている間に消しゴムはできるだけ使わないようにする
3、最初に構成図を書いて全体の見通しを決め、作文を書いている間に詰まったら構成図を見て書き続ける(構成図については、9月に書き方の説明をする予定です)
それから、これは質問の趣旨とは違ってきますので、父母の広場には書きませんでしたが、構成図と音声入力で劇的に速く書くことができます。
音声入力は、今、通学教室の中学生以上の生徒を対象に行っています。まだ慣れていない子が多く、実際には普通に書くのと同じぐらい時間がかかっています。
しかし、このやり方に慣れてくれば、1200字の作文を書くのに、構成図10分+音声入力10分の合計20分で済みます。実際には、そのあと編集作業が入りますが、これは時間のあるときにいつでもできます。
たぶん、大学生や社会人になったときに文章を書く機会があれば、この方法を活用できるようになると思います。
音声入力の仕方
入試で、時間制限があるのにどう対応するかということについては、また別の機会に書きたいと思います。
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