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記事 2979番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/3
これからの子育ては限られた受験教育ではなくトータルな学力教育 as/2979.html
森川林 2017/06/24 05:25 


 これまでは社会全体が上げ潮の時代でした。
 それは、高度経済成長時代に見られるように必需品の生産が不足していた時代だったからです。

 しかし現在、必需品は、先進国ではほぼ満たされるようになっています。
 すると、これからの消費は、より文化的な消費になると考えられます。

 文化的な消費とは、自分らしく生きたいという気持ちから生まれる消費です。
 すると、今後大事になるのは、上げ潮の時代の価値観ではなく引き潮の時代の価値観に対応することです。
 上げ潮の時代は、シェアを拡大できる大きな組織に入ることが人生設計の重要な目標になっていました。
 「入ること」、つまり入試が、人生の大きな目的になっていたのです。
 そのため、入試の限定された能力評価に特化した教育が行われてきました。
 これが受験教育です。

 例えば、個性的に考える力よりも、マニュアルを覚えて使う力が重視されました。
 この記憶力中心の教育が、現在末期状態に陥っていると考えられます。

 さて、引き潮の時代は、自分らしい個性を活かして、自分で仕事をすることが中心になる時代です。
 引き潮の時代の社会における消費者は、必ずしも一般大衆ではありません。
 だから、マーケットの規模は、次第に問題ではなくなってきます。

 引き潮の文化の時代の消費者は、不特定多数の人間ではなく、同じような志向を持つ生産者でありかつ消費者であるような人間です。
 そこでは、生産と消費のコミュニティが生まれる中で、経済が回って行くと考えられます。
 教え合い学び合う関係の中で、生産と消費が循環していくのです。

 このような、多くの人が自立する仕事に従事する時代に対応する教育はどういうものでしょうか。
 これが、これから必要とされる全面的な教育です。

 受験的な知識の勉強は、もちろんある程度は残ります。
 しかし、それとともに個性、情熱、勇気、思いやりなどを目標とした教育が行われるようになるのです。

 この教育の一つの基本的な形態が読書です。
 そして、人間どうしの対話です。
 さらに、自分の考えや感情を表現する力です。

 このようなトータルな学力を育てていくことが、これからの子育ての目標になっていくのです。

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森川林 20170624 1 
 昔は、本を読んでいる暇があったら勉強しろ、というような価値観が残っていました。
 これからは、勉強する暇があったら本を読め、という価値観になっていきます。
 それは、入試が目的ではなく、自立が目的になる社会になっていくからです。


nane 20170624 1 
 子供を見るときには、その子が将来どういう学校に合格できるかという受験的な尺度ではなく、その子が将来どういうふうに社会で活躍するかという仕事的な尺度で見る必要があります。
 すると、教育の範囲も自ずから広がっていくのです。


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記事 2978番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/3
作文はよく書けるが、国語の成績が今ひとつという生徒からの相談 as/2978.html
森川林 2017/06/23 06:54 


 小学校4年生から始めて現在中学3年生になっている生徒のお母さんから相談がありました。
「作文力がついたし、考える力もついている。とてもよく頑張っていると思うし、言葉の森の先生にもいつも褒められる。しかし、その割に国語の成績がいまひとつのように思う。」
ということでした。

 こういう相談は、実はよくあります。そして、それは全然心配ないのです。
 あるやり方を説明すれば、文字どおりあっという間に国語の成績は上がるからです。

 では、なぜそういう勉強を普段からしないかというと、国語の成績を上げるような勉強は、すぐにできるし、勉強自体がつまらないものだからです。
 だから、入試を目前にして、真剣に国語の成績を上げたいと本人が思ったときに、そのやり方を教えるようにしているのです。
 そうでないと、ただ説明を聞くだけで、なるほどと納得したような気がして、結局何もしない子がほとんどだからです。

 大事なのは国語の実力で行って、成績はその最後の仕上げにすぎません。
 では、国語の実力があるはずだと思われるのになぜ国語の成績がそれほど良くないのかと言うと、その原因は国語の問題を理詰めで解くのではなく感覚で解いているからです。

 理詰めの解き方を身につける方法は、国語のテストで100点を取ることを目指すことです。
 ほとんどの生徒は、国語のテストが返却されたときに、「80点だったからまあいいや」などという考え方をします。
 そうではなく、必ず100点満点を取るという気持ちで、間違えた問題を徹底して見直すようにすれば、そこから国語の成績は上昇していくのです。

 国語のテストというのは、単なる国語の問題ではありません。
 つまり、ちゃんと読めているかどうか確かめる問題なのではなく、普通に読めている子をいかに間違わせて差をつけるかという目的の問題なのです(笑)。
 そのために、読みにくい文章を読ませ、素直な読み手の裏をかくような問題を作るのです。
 だから、国語の成績を上げるためには、裏をかかれないようにすればいいだけです。

 ところが、こういう勉強は面白くも何ともありません。
 だから、普段の勉強はもっと面白い勉強、つまり、本を読んで、よく考えて、自分なりに書くという中身のある勉強をしていくのがいいのです。

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森川林 20170623 1 
 国語の入試問題というのは、大体いじわるにできています。
 だから、入試問題の勉強をしていると、だんだん作文が下手になります(笑)。
 例えば、「前者は……で、後者は……である」というような文です。
 口頭での会話で、「前者は……」などという言い方をする人はまずいません。
 いい文章というのは、わかりやすい文章のことです。
 だから、国語の成績を上げるための勉強は、入試直前にやればよく、それで十分に間に合うのです。


nane 20170623 1 
 受験直前でもなければ、国語の成績を上げる必要など全くありません。
 読む力さえつけておけば、国語の成績はすぐに上がるからです。
 では、読む力とは何かと言えば、それは、難しい本でも易しい本でも同じように楽しく読める力なのです。

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読むことが苦にならない、覚えることが苦にならない、書くことが苦にならない、というのが本当の学力 as/2977.html
森川林 2017/06/19 06:15 


 成績は目に見えるものなので、ついそこに関心が向きがちです。
 成績の根底にある学力は、目に見えないので後回しにされがちです。

 しかし、成績はその気になって取り組めばすぐに上がります。
 私の実感では、高校入試で3か月、大学入試でも6ヶ月あれば見違えるほど成績は上がるのです。

 では、その学力のもとになるものは何かと言うと、第一は理解力です。第二は、その理解を定着させる記憶力です。

 理解力は、難しい文章を読んだり聞いたりすることによって育ちます。
 記憶力は、長い文章を音読や暗唱で覚えることによって育ちます。
 だから、読書と対話と音読と暗唱と、それらを統合する勉強としての作文が学力を育てる基本なのです。

 理解力と記憶力は、成績には直接表れませんが、身近に接していると自ずからわかります。
 もし子供が、読むことも、覚えることも、書くこともさして苦にならないというのであれば、その子の学力は十分に育っています。

 そして、これらの勉強のほとんどは、家庭での自学自習でカバーできるのです。

▽参考記事
「家庭での自習のコツ」
https://www.mori7.com/index.php?e=2104

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森川林 20170619 1 
 低学年ですごく成績がいい子というのは、実はあまり伸びないことが多いのです。
 それは、目に見える勉強に時間をかけているために、読書や対話や作文や遊びがほどほどになっているからです。
 小学生のうちは、むしろ勉強の方をほどほどにして、ほかに熱中するものをさせておく方が、本当の学力が育つのです。


nane 20170619 1 
 勉強しすぎると頭が悪くなる、というのは本当です。
 では、勉強しないと頭がよくなるかというと、もちろんそうではありません(笑)。
 勉強の目的が大学入試ぐらいまでであれば、成績がいいだけでもある程度通用しますが、その後の仕事の生活のことまで考えれば、大事なのは成績ではなく本当の学力の方なのです。


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