以前も、記事を書きましたが、海外帰国子女の公立中高一貫校の入試はかなり有利です。
都立中高一貫校の海外帰国子女枠の入試と、オンライン作文の学習
そして、言葉の森には、帰国子女の中学入試の長年にわたる実績があります。
ある程度しっかりした考えを持てる子なら、合格水準までの作文が書けるようにすることはほぼ確実にできます。
しかも、それを現在、寺子屋オンラインというウェブ会議を利用したやり方でリアルにやりとりができるようにしています。
普通の通信教育では、さぼるとか、提出できないとかいうことがあり得ますが、毎週顔を見て勉強するのですから、そういうことはほぼありません。
また、この寺子屋オンラインのクラスの中では、読んでいる本の紹介をしたり、ほかの人の発表に対する感想を述べたりするなど、口頭によるコミュニケーションを生かすようにしています。
このコミュニケーションの蓄積が、面接に役立つのです。
入試のときの面接は、意外と答えにくい抽象的な話が聞かれることがあります。
「尊敬する人」や「志望理由」などの事前に準備できる想定内の質問ではなく、その場で考えて答えるようなことが聞かれることがあるのです。
そのときに、どんなことを聞かれても、一応考えて答えることができるというのは、ひとつの能力です。
最近の子供たちの中には、少しややこしいことを聞かれると、すぐに、「ありません」とか「わかりません」とかいう返事をあっさり言う子がいます。
成績はある程度いいのですが、考えて答えようとするという習慣がないのです。
以前、発表学習コースでも、感想を聞かれると考えもせずに「ありません」と言う子が何人かいたので、「『ありません』という答え方はなし」としたら、全員がしっかり話すようになりました。
こういう面接の練習や作文の練習が、高学年の生徒はもちろん、低学年のうちからできるというのが、オンライン教育のひとつの優れた点になっています。
ただし、難点は、オンラインを敷居が高いと感じる方が多いということです。
オンライン教育の話をすると、即座に、「あ、パソコンはダメなんです」と答える人がかなりいます。
しかし、将来はだんだんとこのオンラインの少人数クラスのよさが見直されてくると思います。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
言葉の森の受験作文小論文指導は、どこの塾や予備校よりも優れていると思います。
ただ、それをあまり宣伝していないだけです(笑)。
特に、中3生や高3生の駆け込み受験対策は、気持ちはわかるのですが、対応仕切れないことが多いのです。
また、国語読解力の成績向上も、以前、センター試験満点講座を行って著しい成果を上げたことがあるように、やはりどこよりも優れていると思いますが、普段の授業の中では特にそういう受験勉強的な対策は行っていないのです。
言葉の森の目標は、もっと広範に、日本の子供たちに作文文化を広げることで、それによって創造力、思考力、表現力、感受性のある子供たちを育てていくことだからです。
そのために、今、力を入れているのが、寺子屋オンラインの少人数クラスです。
この少人数の勉強の中で、作文力、学力をつけるとともに、一緒に勉強する仲間と、小中高とずっと続く友人関係ができるといいと思っています。
そして、いつか大学生や社会人になった卒業生たちが集まって、那須合宿所で同窓会を行うのです(笑)。
海外帰国子女で、中学入試に作文の試験を受けるという人は多いと思います。
たぶん、その分野は、学習塾が力を入れているので、そちらで勉強している人が多いのですが、本当は、言葉の森で勉強するのがいちばんいいのです。
なぜ、そう思うかというと、これまで多くの子が、「ほかの塾(予備校)で勉強していたが、言葉の森でやるようになってからすごくよく書けるようになった」と言うからです。
それは、そうです。指導の年季が違うからです(笑)。
しかし、言葉の森は、そういうレッドオーシャンに力を入れるのではなく、これからの新しいブルーオーシャンを目指しているので、受験ということはあまり前面に出していないのです。
ただし、海外帰国子女枠の作文面接入試は、かなり有利な入試で合格可能性が高いので、お知り合いの方がいたら言葉の森の寺オン作文コースのことを教えてあげてくださるといいと思います。
ちなみに、寺子屋オンラインに関する資料はこちらから申し込めます。
▽寺子屋オンライン送信フォーム
https://www.mori7.net/teraon/teraform.php
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。帰国子女(12) 公立中高一貫校(63)
今のキンドルは、必要な箇所に傍線を引けるようになっています。
また、引用したい部分を選択して、自分のメールなどに送ることもできます。
夜中でも読めるし、明るい日中の日差しの中でも読めます。
しかも、何冊入れても場所を取りません。
複数の端末で読んでも、ちゃんと同期してくれます。
情報処理という点から読書を考えると、デジタルの本はアナログの本よりもずっと便利です。
しかし、読書には、情報処理以上の面もあります。
それは、座右の書と呼べるような繰り返し読みたくなる本です。
アナログの本のよさは、どのへんに書いてあったかという身体感覚と本が結びついていることです。
人は、情報だけを読み取るのではなく、その情報のあった空間と時間も同時に読み取っています。
これが特に重要になるのは、繰り返し読む本の場合です。
子供たちが繰り返し読む本の代表は教科書です。
高校生の中には、教科書に書き込みをして参考書代わりにしている子もいます。
こういうことは、アナログの紙の本でなければできません。
日本は、ICT教育という点でまだ遅れています。
しかし、何でもICT化すればいいというのではありません。
教育の本質をふまえたICT化を進める必要があるのです。
話は変わって、「子供の読書についてのオンライン懇談会」を6月4週に連続して行います。
6月22日(金)20:15~45分間程度
6月23日(土)11:15~45分間程度
6月25日(月)20:15~45分間程度
6月26日(火)20:15~45分間程度
6月28日(木)20:15~45分間程度
この懇談会は、どなたでも参加できます。(無料)
参加申し込みは、下記のフォームからお願いします。
https://www.mori7.com/kform_pre.php?f=hog201806
■懇談会の内容
(1)子供の読書の意義と方法――苦手な子から得意な子まで読書を進めるさまざまな方法(話:中根克明 約15分)
(2)参加者からの質問受け付け(自由)
(3)参加者からの読書の工夫紹介(自由)
・全体で45分間程度で終了の予定です。
・延長して話をしたい方は、自由に延長できます。
・途中の入退出は自由です。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
読書は、紙の本でなければ、人間の身体になじまない面があります。
作文も同様に、手書きでなければ、身体感覚と結びつかないことがあります。
どんなに社会が進歩しても、人間は手と足と目と耳と口を持って生きていくからです。
科学技術が進んだことによって、かえってそういうことがわかってきたのが現代です。
将来のデジタルブックは、ページが空間の中に配置され、いったん固定したら動かせない、よりリアルに近いものになると思います。
この不便さと空間性と時間性が、デジタルと人間の共存のために必要になるのです。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。ICT教育(1) 読書(95)
2016年4月からスタートした暗唱検定の合格者が、2018年6月の時点でのべ83名になりました。
生徒の自主的な参加に任せる形で行っているにも関わらず、このように多くの生徒が合格していることに感心しました。
暗唱検定の初段は、約12,000字の文章を30以内に読むという内容です。
これに合格した子が、既に3人もいました。
暗唱の経験のある人は、この30分の暗唱ができるようになるまで、毎日10分の練習をどれだけ続けたかわかると思います。
12,000字の暗唱が完璧にできるようになるには、順調に行っても1年はかかります(普通の人の場合です)。
これだけ時間をかけると、この暗唱はほぼ一生身についたものになります。
この暗唱練習には、大きな効果があります。
まず暗唱によって頭脳が活性化するだけではなく、気持ちも活性化し、何事も積極的に取り組むようになります。
また、文章の理解力がつき、語彙力が増え、表現力が増し、ものの考え方が深まります。
暗唱の練習は、これまで家庭の取り組みに任されてきましたが、オンラインの少人数クラスで暗唱チェックをすることで、誰でも楽に取り組めるようになりました。
そこで、これからは、この暗唱練習の普及にも力を入れていく予定です。
さて、この暗唱は、日本国内の生徒はもちろんですが、海外の日本人生徒には、更に大きな効果があります。
海外で生活する小学生の子供がいる家庭では、その子の日本語力をどう維持していくかということで日々苦労していると思います。
幼児期はまだしも、現地での学校生活が中心になると、子供はどうしても現地の言語を優先し、日本語は家庭の中だけで使うようになりがちです。
友達との交流の中で使う言語が最優先されるというのは、成長期の子供にとって当然のことだからです。
ところで、小学1年生から3年生にかけては、日本語脳が形成される臨界期だと言われています。
現地の言葉(例えば英語や中国語)が自由に使えるようになっても、肝心の日本語がうまく使えなくなっては、総合的に見てプラス面よりもマイナス面の方が大きくなるのではないかと思います。
そこで、言葉の森が考えているのは、この小学1年生から3年生の時期に、日本語暗唱検定を目標にして毎日10分間の暗唱の練習を続けることです。
小学1年生から3年生は、ちょうど暗唱が最もたやすく身につく時期でもあるからです。
友達と一緒に、オンラインで毎週の暗唱チェックがあるという環境であれば、半ばゲームのような感覚で暗唱の練習を続けることができます。
そして、暗唱は、ある程度できるようになると、今度は、声を出してリズム感のある文章を暗唱することが楽しくなってきます。
言葉の森の暗唱検定の暗唱文は、日本語の古典の、既に文化として定着している文章で、リズム感のあるものを中心にしています。 しかも、単に有名な文章だから選ぶというのではなく、その文章に、日本的な情景描写、心情感覚、人間観、人生観、自然観のあることを重視しています。
この毎日10分間の暗唱練習による日本語力の育成が、海外で暮らす生徒にとっては、簡単でしかも効果のある方法になると思います。
▽発表学習コースでの暗唱チェックの例
(こういう暗唱チェックを、少人数クラスのオンラインの授業の中で毎週行っています。)
https://youtu.be/XIYCDBi6dn4
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
国語力をつける方法としては、読書と音読と対話が最も効果があります。
国語の問題集を解くというのは、あまり効果がありません。
国語の得意な子は、問題集を解くような勉強をしていない子がほとんどです。
ただ、問題集を読むことは、読書と同じで効果があります。
さて、音読は特に大きな効果がありますが、音読で大事なことは少し難しい文章で同じものを5回以上繰り返し読むことです。
しかし、これが退屈するのか、音読を家庭で続けられない子もかなりいました。
そして、いちばんの問題は、子供が家庭で音読をしているかどうかを先生が確かめられないことでした。
音読は、やったかやらないかがはっきりしなかったからです。
ところが、暗唱の場合は、毎日10分やっていれば誰でも完璧にできるようになるという基準がはっきりしています。
そして、オンラインで暗唱検定を受けたり、オンラインで暗唱練習をしたりということができるようになりました。
これから、この暗唱練習を子供たちの日本語力育成の方法として広げていきたいと思っています。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。暗唱(121)