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記事 5309番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/12
新しい教育のビジョン――AI時代は自分で学ぶ勉強の時代に as/5309.html
森川林 2025/03/16 16:58 


 人間は、中学3年生ぐらいになるまでは、勉強の自覚がないのが普通です。
 それは、まだ自分というものがはっきりしていないからです。

 このころまでは、向上心によって勉強するのではなく、人に言われるから勉強するというのが勉強の動機です。
 だから、中学3年生まで義務教育になっているのです。

 子供は、中学3年生ごろから次第に自覚によって勉強するようになります。
 だから、自覚によって勉強する前の時期、小学校高学年から中学生の時期にかけての勉強の仕組みを作ることが大事です。

 今の教育の多くは、宿題とテストによって勉強の動機付けを行っています。
 以前、宿題とテストを廃止した中学があり、かえって成績が上がったという例がありました。
 しかし、それが続いているかどうかはわかりません。

 フィンランドの教育が、一時、宿題もテストもない教育として話題になりました。
 しかし、そのときの生徒の学力は、それまでの宿題やテストがあった時期に作られた学力でした。
 だから、宿題とテストをやめてから、フィンランドの教育は急降下しました。

 宿題とテストがなければ、生徒は勉強しません。
 しかし、宿題とテストだけで勉強させようとすれば、生徒の自主性が失われます。

 宿題とテストという強制に頼らずに、生徒が自主的に勉強に取り組む仕組みが必要です。


 私(森川林)が考えているのは、次のような学習システムです。
 対象は、主に中学生です。

 まず、全員が、国数英理社の参考書又は問題集を用意します。
 勉強の基本は、家庭での自学自習ですから、毎日計画的に勉強を進めます。
 しかし、中学生のころは、学習の仕方がわからないうちは、無駄なことをしたり、わからなところを飛ばしたりします。

 そこで、週に1回、学習チェックの時間を作ります。
 学習チェックは、オンラインクラスで、同学年の同レベルの生徒が4~5人集まる状態で行います。
 そこで、勉強の状態をチェックするとともに、読書紹介や、勉強や、学習相談や、生徒どうしの交流を行います。

 ここで大事なことは、先生の役割です。
 先生がひとりで勉強を教えようとすると、中学生のレベルでは教科担任になりがちです。
 中学生の国語も数学も英語も理科も社会も、全部教えられるという先生はあまりいないからです。

 しかし、ここで、ChatGPTが助手として参加します。
 先生は、生徒の勉強の全体的なバランスを見てアドバイスをします。

 個々の教科の指導や質問は、ChatGPTのAIが行います。
 そのために、参加する生徒は、できるだけChatGPTの有料版(月20ドル)を使えるようにします。

 国数英理社の教科の勉強は、ChatGPTを使えば十分にできます。
 先生の役割は、生徒の全体の状態を見ることです。


 しかし、国数英理社の勉強は、吸収する勉強です。
 これからは、吸収だけでなく、創造し発表する勉強が必要になってきます。

 そこで、月に1回は、創造発表の週を作ります。
 この創造発表のテーマは、主に、理科と社会とプログラミングです。


 週1回の学習では、家で勉強する時間が不足するという場合は、自習室を使うようにします。


 このような自学自習と創造発表ができるためには、学校成績がオール3.5以上であることが必要です。
 学校の成績がそれ以下になったら、国数英の確認テストが連続3ヶ月70点以上になるまで自分で勉強をするようにします。

 こうすれば、無駄のない、そして友達との交流もある楽しい勉強ができます。
 これを4月から行っていく予定です。

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森川林 20250317  
 この勉強の目的は、どこかいい大学に入るようなことではありません。その大学を出たあと、社会で第一人者として活躍できる人間になることです。わかりやすく言えば、独立起業をすることと言ってもいいでしょう。これが、教育の目標です。

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記事 5308番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/12
【合格速報】中央大学文学部 as/5308.html
言葉の森事務局 2025/03/11 11:27 
中央大学文学部 T.Y.さん 

<担当講師より>
 昨年まで受講していた生徒さんです。理系→文系に進路変更し、毎週欠かさず力作を仕上げていました。見事中央大学文学部に合格したそうで、おめでとうございます。

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記事 5307番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/12
【合格速報】北海学園札幌高等学校 as/5307.html
言葉の森 事務局 2025/03/06 11:24 
北海学園札幌高等学校  A.T.さん

<担当講師より>

 受験のプレッシャーを感じていたようですが、作文の提出もきちんと続け、見事志望校に合格しました。おめでとうございます。

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記事 5306番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/12
これからの学力は、勉強よりも創造、その創造を生かすものは発表 as/5306.html
森川林 2025/03/05 09:46 


 世の中にある価値の源泉は、創造です。
 資源でも、土地でも、人口、ゴールドでもありません。

 例えば、最初に光合成を創造した生物がいたから、自然はこのように豊かになりました。
 今の植物たちはすべて、その最初の創造をコピーして繁栄しています。

 もっとぐっと身近なところでは、あるとき、亀の子だわしを発明した人がいたから、それから掃除の能率が格段と上がりました。
 こういう例は、いくらでも出てきます。

 だから、日本を豊かにする道は、さまざまな創造が次々と生まれることです。
 この点で、日本には土台となる文化があります。
 その文化が、例えば、万葉集を生み出しました。

 ところが、今の教育は、創造とは正反対の詰め込み競争を行っているように見えます。
 クイズ番組のような知識をいくら覚えても、世の中は豊かになりません。

 ただし、一定の知識の蓄積は必要です。
 その方法は、ひとつはAIを利用することです。
 もうひとつは、友達と一緒に勉強する場を作ることです。
 そして、大事なことは、その知識の基礎の上に、創造の機会を作ることです。

 ところが、創造の教育は、かつてのゆとり教育のようなものになりがちです。
 現在行われている探究学習でも、参考書をていねいに書き写して発表するだけのようなものが多いのではないかと思います。

 創造教育の要は、自分の好きなことに取り組むことです。
 そして、そこに、まだ誰もしていないことを盛り込むことです。

 その創造の学習のバネになるもののひとつは、みんなの前で発表する機会があることです。
 もう一つは、創造の見本となる、創造と発表の好きな保護者や友達がいることです。

 創造的な学習をする機会は、作文クラスでの作文発表、基礎学力クラスと総合学力クラスでの4週目の創造発表、創造発表クラス、プログラミングクラスなどがあります。

 また、勉強の工夫の仕方では、国語読解クラスでの問題文の要約感想短歌、算数数学クラスでの問題作成、英語クラスでの自由英作文などもあります。

 教科書を読んで、先生の話を聞いて、テストの問題を解いて100点を取ったところで、何ということはありません。
 そういう勉強は、必要になったときにいつでもできるからです。

 受け身の勉強ではなく、主体的な勉強をすることが、これからの教育に求められているのです。

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森川林 20250305  
発表広場に発表作品を入れています。
(カメラオフの発表のみ。限定公開)
https://www.mori7.com/ope/?k=pre

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記事 5305番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/12
成績をよくするよりも頭をよくすることが大事 as/5305.html
森川林 2025/02/28 15:52 


 成績は、時間をかけて覚えれば、誰でもよくなります。
 成績がよくないのは、単に勉強をしていないからです。
 しかし、成績がよくなる勉強をいくらしても頭はよくなりません。
 頭のよさが差として出てくるのは、受験の最後の1年間です。

 受験のときに、頭のいい子はぐんぐん成績を上げます。
 一方、成績だけがよかった子の成績は、横ばいかわずかの上昇で推移します。
 こうして、静かな逆転が起こるのです。
 大学入試で逆転があるように、社会に出てからも同じような逆転があります。

 成績をよくする勉強は、知識を詰め込む勉強です。
 頭をよくする勉強は、考える勉強です。
 考える勉強の代表は、読書と作文です。
 ただし、読書は考える読書、作文は考える作文である必要があります。

 言葉の森で作文の勉強をしていると、自然に頭がよくなります。
 しかし、頭がよくなったことは、点数がつくわけではないので、なかなか外からはわかりません。
 外見からのわかりやすい目安は、本を読むのが好きになること、文章を書くのが好きになることです。
 そういう子は、自然に難しい本を読み難しい文章を書く方向に進みます。

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記事 5304番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/12
【重要】3月1週は、作文のテストです as/5304.html
森川林 2025/02/28 10:34 


 3月1週は、作文のテストです。
 今やっている課題の字数と項目が全部できることが条件です。

 字数の目標は、学年の200倍ですから、
小1は200字以上
小2は400字以上
小3は600字以上
小4は800字以上
小5は1000字以上
小6以上は1200字以上
となります。

 必要な字数を書く力は、作文の実力と高い相関があります。
 普段、長く書けない場合でも、テストをきっかけに、がんばって目標の字数まで書くと、それからその長く書けた字数が自分の実力となります。

 作文に入れる項目には、項目マークもつけておいてください。
 項目は1種類について、1つつけてあればいいです。
 例えば、たとえをいくつか書いている場合でも、その中にひとつに項目マークをつけておけばいいです。

・構成は「枝」のマーク
・題材は「葉」のマーク
・表現は「花」のマーク
・主題は「実」のマーク
です。

 パソコンで作文を書いている人は、項目の該当する箇所に、
< <構成> >又は< <こうせい> >
< <題材> >又は< <だいざい> >
< <表現> >又は< <ひょうげん> >
< <主題> >又は< <しゅだい> >
と書いておいてください。

※「<」と「>」は、全角の山カッコで、それを2つ並べます。
 日本語キーボードの「ね」と「る」のところにあります。
 半角の「<<」「>>」や「《」「》」ではありません。

 作文テストの提出締切は3月8日(土)です。
 遅れないようにがんばってください。

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記事 5303番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/12
昨夜のこと as/5303.html
ゆめ 2025/02/27 13:41 


 犬も人間との生活が長くなるとだんだん人間に似てくるものです。

 昨夜は、何回もくしゃみが出て目が覚めてしまいました。
 こんなことは滅多にないので、どうしてかなあと考えました。
 そして、ふと思い出したのです。昨日、ママがお布団を干していたことを。

 ママは、布団を干すとき、北風が強いことも花粉のこともすっかり忘れていたようです。
 ただただお布団がぽかぽかになることを期待して、朝からベランダに干したのでした。
 よく晴れてはいたけれど、強風のため布団はめくり上がり、一度は布団ばさみをしていたにも関わらず下に落ちてしまいました。
 まさに「布団が吹っ飛んだ」です。
 でも、反対側に落ちなくてよかったです。反対側は川だからです。
 それでも、ママはめげずに布団を干し続けました。
 途中で、裏返しにすることも忘れませんでした。
 でも、午後になって布団を取り込んだ時、期待に反してお布団は全然ぽかぽかになっていませんでした。
 むしろ、北風にさらされて冷たくなっていました。
 そのときになって初めて、ママはこんな日に布団を干したことを後悔したようです。
 遅すぎます。

 でも、まだこのときは花粉のことは忘れていました。
 花粉のことを思い出したのは夜中になってからです。
 ママも私も寝苦しい夜になりました。
 我ながら犬なのに花粉症ってどうなのって思いますが、長いこと人間の中で生活をしていると影響を受けてしまうようなのです。
 花粉が飛んでいる季節は布団を干さないことを家訓にしてほしいです。
 (ちょっと厳しいダジャレでごめんね。(^^ゞ)


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【合格速報】慶応大学総合政策学部 as/5302.html
言葉の森事務局 2025/02/26 11:52 
慶応大学総合政策学部 K.N.さん

<担当講師より>

 小学生の頃から、テスト期間や受験期間も休まず受講してくれました。
「毎週、言葉の森の課題で、いろいろなことを考えていたから、受験当日に出された小論文の問題にも、迷いなく対応できたのだと思う」と言ってくれました。
受験という環境も、学ぶこと自体も楽しんでいる生徒さんですので、今後の活躍を楽しみにしています。

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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

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 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
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●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

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●中学受験国語対策
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●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
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●子や孫に教えられる作文講師資格
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●言葉の森の作文で全教科の学力も
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●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
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