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子育ての原点を忘れない as/3107.html
森川林 2017/12/10 12:00 


 子供が初めて生まれたとき、親は誰でも、その子が立派に成長してくれるように願っています。
 その立派な成長とは、自分の個性を活かし、みんなから喜ばれるような人間になることです。

 そうして、本人が幸せであればそれで十分と考えていたのが、子供が小学校に上がり、3年生になり、4年生になり、高学年になると、次第に自分が初めに考えていた子育ての理想という原点から離れて、目の前の点数をあげることや、他の人と比較して負けないことなどが考えの焦点になっていきます。

 それは、大人自身が、自分が若かったころの理想の人生という原点を忘れて、日々の生活の中でさまざまな妥協を繰り返してきたために、同じことを子供の育て方においても再現してしまうのです。

 「最後に笑ったものが勝つ」という言葉の最後とは、あの世に向かう時です。
 そのときに、自分の思ったとおりの生き方をしていれば、その人は最後に笑えるのです。

 子供の育て方においても、決して大げさなことを決断するのではなく、その子の個性を生かし、周りの人を幸せにできる、夢のある生き方をしてほしいという原点を忘れないようにしていきましょう。

 そして、それはまた、大人自身が、どんなに年をとっても自分の原点を忘れずに生きていくことなのです。

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森川林 20171210 1 
 原点を忘れないというのは、難しいことではありません。
 ときどき思い出して、自分がそこから、今どのくらいの距離にあるか振り返るだけです。
 そして、あまり離れすぎたと思えば、軌道修正していけばいいのです。
 大事なことは、できるだけ遠くを見ていくことです。
 もちろん、足元には気をつけながら。

nane 20171210 1 
 仕事も同じ。
 売上とか利益とか黒字とか赤字とかを考えていると、つい原点を忘れてしまう(笑)。
 大人は自然に打算の方向に流れやすいので、そっちの方は心配ないから、常に原点の方に意識を向けていこう。

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遊びと同じように楽しい勉強(Facebookページの記事より) as/3106.html
森川林 2017/12/08 20:33 


 勉強がつまらないのは、狭い枠の決まった答えがあって、誰がやっても同じ答えになるからです。
 それも、ほどほどであればいいのですが、完璧にできるまで同じ答えであることが要求されると、勉強は苦行に近くなります。

 自分の自主性が発揮できることであれば、苦しいことでも、子供たちは平気で取り組みます。

 たぶん、これからの勉強はそういう自主性の発揮できるものになってくるでしょう。

 そのためには、30人学級でもやや多すぎます。
 グループが活性化するのは、5、6人ですから、同じ力のある子どうしが5、6人で発表する勉強をすると、それは遊びと同じように楽しいものになるのです。

====
 子供たちの勉強の様子を見ていると、「人間は、本当はみんな勉強が好きなんだ」と思います。
 それぐらい、自分が参加する形の勉強は、どの子も熱中するのです。
 そして、もちろんその熱中した分だけ、実力がついています。
 
 それなのに、どうして、その子供たちが、家ではよく「勉強しなさい」と言われるのでしょう。
 そして、「今やろうと思ってたのに」と返事をするのでしょう。
 
 それは、勉強が面白くないからです。
 その理由は、勉強のほとんどが、受け身でやるものになっているからです。
 その同じ勉強を、どうして先生は面白いと思っているのでしょう。
 それは、先生が、教えるという主体的な参加の仕方をしているからです。
 
 これからの勉強は、子供たちも参加できる勉強にしていく必要があると思います。
====

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