ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4952番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
「AI時代に輝くのは、自分で考え表現できる人」というのはそのとおり。だから、作文の勉強は、小学校2、3年生で終わる作文指導ではなく、高校生まで続けられることが大切。考える作文になるのは、小学5年生から as/4952.html
森川林 2024/01/26 06:57 


ウメ

 いちいち引用するのも何だと思いますが、今日も、朝日小学生新聞に、作文通信教育講座のブンブンどりむが、カラーの広告を載せていました。



 こういう広告を見て、勘違いした作文学習を始める人がいるのは、長期的にはその子にとってはマイナスになるとと思うので、あえて書くことにしました。
 今後も、こういう広告が出るたびに、同じようなことを書く予定です。

 ただし、私は、人を批判するのは好きでないし、批判は何も生み出さないと思っているので、こちらの創造的な話も入れて書くようにします。


 何度も書きますが、ブンブンどりむの監修者である齋藤孝さんは、作文教育についてはほとんど素人です。
 それは、自分で、小学生の作文指導をした経験がないからだと思います。

 そこで、誰もが思いつく作文指導らしい方法である穴埋め作文を提案しています。
 それは、斉藤さんの最近の著書である「こども文章力」の内容を見ればわかります。

 この穴埋め作文で、指導らしいことができるのは、小学校2、3年生までです。
 高学年になると、子供は、こういう回りくどい勉強の仕方を嫌がるようになります。
 それよりも、自分で考えながら書いた方がずっと楽しいからです。


 作文の勉強が、本当に意味あるものになるのは、小学5年生以降の考える作文になってからです。
 小学5、6年生で、説明文の感想文を書くときに、両親に取材して話を聞くと、子供たちの思考力、語彙力が大きく育ちます。

 作文には、年齢的な発達段階があるので、小学4年生までは、こういう考える作文の指導はまだできないのです。

 中学生、高校生になれば、その学年に応じた新しい指導があります。
 小学2、3年生で作文の力がついたと言っても、それは本格的なレースに入るまえの準備体操のようなものです。
 体操服に着替えるぐらいまでのところかしれません。

 しかし、小学1年生で作文を始めた子は、書くことが毎週の習慣になるので、課題が難しくなっても、続けることができます。
 小学校高学年から、受験のために作文の勉強を始めた子の中には、中学生になり課題が難しくなると、くじけてしまう子もいます。

 作文は、勉強の中で、最も負担の大きい勉強です。
 だから、小学校低学年から始めておくことが大切なのです。

 ブンブンどりむで穴埋め作文というかたちで作文の勉強を始めた子には、たぶん高学年以降の作文学習の展望がありません。
 まして、中学生、高校生になっても、作文の勉強を続けるということはできません。

 小学生の2、3年生の段階で、作文の勉強が終わってしまような仕組みに問題があるのです。


 また、作文の勉強で大事なことは、友達との交流です。
 通信教育には、こういう交流はありません。
 読書紹介や、作文の発表会や、質問感想の交流があることが、向上心を持つために必要です。

 小学校低学年から、友達との交流に慣れておけば、それはいろいろな場面で生きてきます。
 受験について言えば、面接とか集団討論とかいうやりとりのある試験は、普段から発表に慣れている子にとっては、得意な分野です。

 集団指導の学校や塾でも、一人ひとりの発表の機会はほとんどありません。
 多くは、先生の話を、黙って真面目に聞くだけの授業です。

 これからの社会では、自分で発表することが大事になりますが、今までの教育で、発表力やコミュニケーション力を育てるのは難しいのです。


 さて、齋藤孝さんの著書については、作文だけでなく、国語読解も、音読暗唱も、ほとんど内容のないものです。

 保護者の方は、広告や肩書の表面だけでなく、中身を見ていくことが大事になると思います。


 さて、他人の批判だけでこの記事が終わらないように、思考力についての話を書きます。

 作文の力が読む力に比例しているように、思考力も読む力に比例しています。
 それも、難しい説明文や意見文を読む力に比例しているのです。

 人間は、言葉を通して考えます。
 その言葉の範囲が広ければ、考えの範囲も広がります。
 思考力とは、語彙力に支えられているのです。

 私は、易しい本を10冊読むよりも、難しい本を1冊読む方が、人間の読む力は伸びると思っています。

 しかし、そういう難しい説明文、意見文の本を読む力がつくためには、それなりの年齢が必要です。
 子供の考える力が本格的に育つのは、18歳ごろからですから、大学生になって本格的に難しい本を読むようにするといいのです。
 わかりやすい例で言うと、岩波文庫の青帯や白帯のような本です。

 そのためには、高校生、中学生、小学校高学年のころから、その学年に合った説明文、意見文の本を読んでおく必要があります。

 小学校低中学年のころは、本のジャンルは物語文でいいので、何しろたくさんの本を読んでおくことが必要です。
 好きな本が見つかり、同じ本を何度も読むようになるというところまでいけば、小学校低中学年の読書は成功しています。

 そのために、親のできることは、本を読んでいることを認めて褒めてあげることです。
 それは、「本を読むのが好きなんだね」「同じ本をよく読んでいるね」という声かけだけでいいのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
ブンブンどりむ(0) 

記事 4951番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
言葉の森の目指す新しい教育。明日の日本を支える、思考力創造力共感力のある子供たちを育てる。受験から実力、学校から家庭、点数から発表、競争から創造へ。オンライン少人数クラスの新しい教育プラットフォーム as/4951.html
森川林 2024/01/25 07:56 


黄色い水仙

 言葉の森は、新しい教育を目指します。
 それは、従来の教育とは、次元が異なります。

 言葉の森の目指す教育の目的は、明日の日本を支える、思考力、創造力、共感力のある子供たちを育てることです。
 将来は、これらに加えて心身力を育てることも入ります。

 そのための教育改革の4つの方向は、受験から実力へ、学校から家庭へ、点数から発表へ、競争から創造へ、という言葉で説明できます。

 これを、オンライン少人数クラスという新しい教育プラットフォームで実現します。
 この場合の少人数とは、4人から5人という意味です。

 オンライン教育では、世界中が教室になります。
 距離を超えて、同学年、同レベルの生徒が少人数で学習し合い、その学習が、小1から高3まで続き、一生の学友ができる教室になります。

 教育改革の4つの方向のうち、「学校から家庭へ」というのは、今の不登校の増加の問題を見ると、よくわかると思います。
 学校だけが教育の場ではなく、むしろ家庭が教育の場であるべきだというのは、少しずつ理解されています。

 「明日の日本を支える子供たちを育てる」という考えをすれば、教育の全体像がはっきりわかります。

 これまでの教育は、子供たちだけの教育を考えていました。
 すると、今の社会では、「いい点数を取りたい」とか、「受験に合格したい」とかいう個人の願望を実現することが教育の目標になります。

 その願望自体は、もちろんいいことですが、その考えの前提になっているものは、競争社会という現実です。
 競争に勝つことが、教育の目的になっていることに、ずっと違和感を感じていました。

 しかし、子供たちの学力を育てることは、その子が競争に勝つためではなく、日本の社会をよりよくするためです。
 結果として、競争に勝っても負けても、その子がその子らしく成長すれば、それが日本の社会をよりよくすることにつながります。


 近い将来、エネルギーがフリーになれば、競争とか勝敗自体が意味のないものになります。
 それらは、小さな娯楽としては残るでしょうが、人生の目的にはならなくなります。

 そういう未来の社会で大事なことは、一人ひとりが自分の個性を生かして成長し、その力を社会への貢献として使うことです。

 これを、遠い先の話として考える人もいると思いますが、私は、そういう時代がもう目前まで来ているように思っています。


 大学入試にも、教育の変化が現れています。

 これまでは、テストの成績だけで合格者を選抜していましたが、これからは、本人の意欲、やりたいこと、個性を中心に合格者を選抜するという方向になります。
====
東北大学「AO入試への全面移行」にまつわる大誤解、入学者の学力不足が進むのか?
https://diamond.jp/articles/-/335650
====

 「成績はいいけど、何をしたいかわからないから、とりあえず○○大の○○学部に行こう」と考えるのは、昔の中国の科挙を目指した人と同じ発想です。

 科挙の時代には、社会が閉塞していたので、そういう選択肢しかありませんが、今の社会は開かれています。
 やる気とやりたいことさえあれば、お金も学歴も人脈も必要ありません。

 ただ、そのやる気を実現するためのほどほどの学力が必要なだけです。
 ほどほどの学力とは、高校で学ぶ勉強が平均オール4で、大学入試共通テストで8割が取れるという、努力次第で誰でもできる学力です。


 「成績だけがいい人よりも、やりたいことがある人」を選ぶというのは、結局、社会に貢献できる人を優先するということです。
 勉強の目的は、社会をよりよくするために自分が向上するということなのです。


 言葉の森のオンライン少人数クラスのプラットフォームは、コロナ禍に本格的にスタートしてから、まだ4年目に入ったところです。

 これまで、いろいろ改良を加えてきましたが、まだ改善することが数多くあります。

 しかし、作文教育に関しては、他のどんな作文通信教育や作文教室より優れた実績と指導法を持っています。

 また、作文以外の国語読解、算数数学、英語、基礎学力、総合学力についても、確認テストや自習室の利用など、新しい改良を加えています。

 創造発表、プログラミングについては、今後、新しい概念と方法を提案する予定です。

 日本の社会をよりよくするために、言葉の森オンラインスクールをこれから更に広げていきたいと思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森のビジョン(51) 

記事 4950番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
【合格速報】横浜創英高校 as/4950.html
言葉の森 事務局 2024/01/24 15:09 
横浜創英高校  T,M.さん

<担当講師より>
 作文試験では、言葉の森の意見文の書き方を生かして、自分らしい考えを主張することができたと思います。通常コースに切り替えて、継続してくださるとのこと。さらに文章力を磨いていってください。
 おめでとうございます!

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
合格情報(27) 

記事 4949番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
【合格速報】陸上自衛隊高等工科学校 as/4949.html
言葉の森 事務局 2024/01/24 13:27 
陸上自衛隊高等工科学校(推薦) H.K.さん


<保護者様より>
 作文が全く書けなかった息子に、言わば突貫工事の如く、受験に勝つための作文テクニックを授けてくださり、本当に感謝しています。
今回の問題も例年に倣った内容で、教わった構成、制限内で字数ぴったり、誤字確認の見直しもできたそうです。
重ね重ね、本当にありがとうございました。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
合格情報(27) 
コメント181~190件
……前のコメント
読書感想文コン 森川林
 ChatGPT時代には、大勢の人数の中から一人を選ぶとか順 5/29
記事 4751番
声掛けは否定語 森川林
 あと、言わない方がいい言葉のひとつは、でも。  子供が何 5/27
記事 4748番
スマホの使用を 森川林
 時どき、「読書をしないので先生からも言ってください」と言わ 5/25
記事 4743番
40数年前、日 森川林
 言葉の森が作文教室を始めたころに来た子の多くは、「勉強はで 5/24
記事 4742番
壊れるものを見 森川林
 今、勉強の中心だと思われている数学、英語、国語などのほとん 5/23
記事 4740番
高校入試でも大 森川林
 昔、大学入試の改革で、国語に150字程度の記述問題が取り入 5/22
記事 4738番
ものたりない作 森川林
 勉強は、点数で成績がわかります。  作文は、点数ではなく 5/21
記事 4737番
創造力のある子 森川林
 自分自身を振り返ると、脱線の連続でした(笑)。  しかし 5/20
記事 4736番
生きがい 森川林
 昔の生きがい論は、世の中の役に立つことをすることと結びつい 5/19
記事 4735番
ChatGPT 森川林
 世の中は、ほとんどいい人だけで動いている、というのが大きな 5/19
記事 4734番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
2月分 よこやまりょう
高校二年生の読解検定について質問です。 問1と問2がわかり 2/4
国語読解掲示板
Glitchの 森川林
https://hnavi.co.jp/knowledge/ 1/22
森川林日記
2026年1月 森川林
●作文について  忙しい中学生高校生が作文を能 1/22
森の掲示板
読解検定のやり 森川林
====読解検定のやり方 1.オンラインクラス一覧表の「全 1/16
国語読解掲示板
小4の12月の 森川林
問3 ○B すずめは、見慣れみな ないものが立っている 1/9
国語読解掲示板
2025年12 森川林
 12月8日から、中根が休講してしまい、いろいろな連絡が遅れ 12/22
森の掲示板
3I/atla 森川林
日本にはかつて穏やかに何万年も続いた縄文文明があった。そのよ 12/12
森川林日記
Re: 11月 森川林
 これは、解き方の問題ではなく、読む力の問題です。  読解 12/5
国語読解掲示板
Re: ICレ 森川林
 ChatGPT、あまり文章うまくないなあ(笑)。  音声 12/5
森川林日記
ICレコーダと 森川林
AI時代に子どもが伸びる――全科学力クラスという新し 12/5
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●思考力を育てる作文教育
●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。

●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育
●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です

●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。
●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)

●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)
●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)

●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)
●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)

● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)
全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森

●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく

●志望校別の受験作文対策
●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法

●父母の声(1)
●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)

●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)
●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集

●大学受験作文の解説集
●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強

●小学1年生の作文
●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準

●国語力読解力をつける作文の勉強法
●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策

●父母の声(2)
●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策

●父母の声(3)
●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導

●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信
●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準

●国語力は低学年の勉強法で決まる
●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から

●いろいろな質問に答えて
●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで

●父母の声
●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1

●作文の勉強は毎週やることで力がつく
●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応

●作文の通信教育の教材比較 その2
●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート

●森リンで10人中9人が作文力アップ
●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習