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掛け声だけでない読書教育を as/5344.html
森川林 2025/06/10 10:40 


 先日、ある出版社が「読書立国」という特集をしました。
 内容は、とても充実したもので、各地で読書活動に力を入れている人たちの熱意が伝わってきました。

 しかし、私は、この特集をふと「掛け声だけの読書教育」と思ってしまったのです。


 読書の大切さは多くの人が感じています。
 しかし、その一方で、読書離れは年々進んでいます。

 日本の読書教育について危機感を感じるのは誰も同じです。
 しかし、ではどうしたらよいのかという方針が見いだせないのです。


 私がこれまでに、唯一、実効があると思った読書教育は、「朝の10分間読書」の運動です。
 しかし、その読書教育も、形骸化しているところがあります。

 形骸化の原因は、当初の原則が変質しているところにあります。
 第一に、毎日読むのではなく週に何回か読むようなかたちになっていることです。
 第二に、全員が教師も含めて読むのではなく、生徒だけに読ませるようなやり方になっていることです。

 これは、家庭での読書でも同じです。
 子供に「本を読みなさい」と言うだけでなく、親も一緒に読む必要があります。


 多くの人は読書の本質をわかっていません。
 読書は、成績をよくするものではなく、頭をよくするものです。

 読書を通して、言葉が実感を持って読み取れるようになります。
 ここで、頭をよくするとは、言い方を換えれば心を豊かにすることと同じです。
 読書によって、言葉を理解するだけでなく、言葉が心に響いてくるようになるのです。

 読書は考える力も育てます。
 読書力のある子は、難しい数学の図形の問題の解説なども考えながら読んで理解します。
 読書力のない子は、難しい解説に読む気が起こりません。


 さて、私が今考えている読書教育は、これまでの読書教育とは全く違います。
 それはまだ詳細を書けませんが、この新しい読書教育をこれからの読書教育のスタンダードにしたいと思っています。

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あお 20250610  
読書会っていいと思います。私は2年ほど前から地域の読書会に入っていて、毎月、課題本を読み、月一の例会で会の皆さんと感想を述べあっています。自分では選ばない本が読めますし、いろんな人の意見が聞けて楽しいですし、課題本への理解も深まります。おもしろくなかった本でも、読書会出席後に実は面白い本だったかもと思い直すこともあります。子供たちも学校で国語の時間に読書会をやればいいのになと思います。

森川林 20250612  
 あおさん、ありがとう。
 読書会、確かにいいですね。
 今考えているのは、読書会の材料になると思う推薦図書の検定というものです。
 これも特許を出しているので、まだ公開できませんが、特許の申請が始まったらまた詳細を発表する予定。

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AI作文検定の目的 as/5343.html
森川林 2025/05/31 15:58 


 AI作文検定の目的は、次の5つです。

1.日本に作文文化を広げる。
2.作文を書くことが、小学校高学年、中学生、高校生において日常化する。
3.そのことによって、読む力、書く力、考える力が育つ。
4.日本の教育が、知識偏重から思考重視に転換する。
5.日本が創造教育文化立国として発展する。

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記事 5342番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/4/3
森リン解説――4月の森リンベスト中3の作品から as/5342.html
森川林 2025/05/28 11:13 


 4月の森リンベストで、中3の部の1位だった作品の森リン解説を行います。

4.2
   中3 あえとく(aetoku)  2025年4月2日

 科学文明の進歩により、日常の多くの手間が省かれ、便利な社会が築かれた。しかし筆者は、人間が本来の力を育てるには「必要なる手間」を経験することが重要だと考える。オーストラリアの小学校では、卒業前に数日間の野外活動を行い、判断力や協調性、本能的な感覚を育てている。現代では便利さの裏で、人間の感覚や決断力が鈍ってきているのではないかと筆者は懸念する。生きる喜びは、新しいことを知る感動や期待の中にある。かつての寮生活で見た「ボーイズ・ビー・アンビシャス」の落書きが、今も筆者の心に生き続けている。自然や人間の魅力を日々発見することこそ、筆者の野心である。そのための方法としては第一に、機械などに頼らず、自分でやってみることだ。キャンプではライターを使わずに自力で火を起こした。一見面倒に思えるが、一からやることで真の楽しさがわかる。

第一に、機械や道具に頼らず、自分の手でやってみることである。僕はキャンプに行った際、ライターを使わずに火を起こした。確かに手間はかかるが、一から挑戦することで、その過程にある楽しさや達成感を味わうことができた。これこそが、本来の人間の力を引き出す方法なのだ。現代の人間は一つのことをするのに楽をしすぎている。それに比べて昔の人々は何から何まで全て手作業でこなしている。僕たちは昔の人を見習う必要があると考える。まずは自分でできるところからやっていけばいいと思う。

第二に、学校教育の中に体験型の学習をもっと取り入れていくことである。田植えや家畜の世話など、自然や命と向き合う経験を通して、子どもたちは食べ物の大切さ、命の尊さ、そして働くことの意義を肌で感じることができる。こうした体験は教科書だけでは学べない貴重な学びとなる。結局一番大切なのはどれだけ勉強できるかよりも教科書だけでは学べない貴重な学びが将来生かせるような人だと思う。もしそういうものを活かせるような人になれたら周りからも信頼されると思う。

確かに、現代社会において便利な道具や技術を活用することは重要である。しかし、「人が旅行するのは、到着するためではなく、旅行するためである」という言葉が示すように、目的地に至るまでの過程にこそ、本当の価値があるのではないだろうか。手間をかけるということは、遠回りに見えて、実は自分自身を磨き、高める近道なのである。私たちは今こそ、便利さの陰にある失われた感覚を取り戻すべきときなのかもしれない。生きることに手間をかけ、日々新しい発見に心を踊らせるような人生こそが、真の「生きる喜び」へとつながる道なのではないだろうか。


 あえとくさんの課題は「4.2」となっていますが、今度、自分なりに題名を考えてつけておくといいです。

 要約は上手にまとめています。
 清書のときは、ここは要約でなく、自分なりの説明に変えて書いていくといいです。

 この作文の点数が高い理由のひとつは、バランスがよいことです。
 自分自身のキャンプの体験という柔らかい実例が入っていると同時に、「学校教育の中での体験学習型の授業」という社会的な広がりのある話も入っています。

 この社会実例の部分で、数字や固有名詞の入るデータが調べられれば、そういう実例をいれることによって、更に知識語彙の点数が上がります。
 今後は、ChatGPTなどを活用して社会実例を探していくといいです。

 結びの第四段落が、第一、第二、第三段落と同じぐらいの分量で書かれているのもよいところです。
 多くの人は、結びの感想や意見の部分をあっさりまとめてしまいがちですが、ここをじっくり書くことが思考語彙を高めるコツになります。

 結びの段落に、「人が旅行するのは、到着するためではなく、旅行するためである」という光る表現を入れているので、文章全体の印象が切れ味のよいものになっています。

====
■思考語彙 22種 31個 (種類率71%) 82点
n確か,n第,。しかし,。確か,いけば,ことこそ,これこそ,するため,そのため,だろう,と思う,と考える,にこそ,に思える,のかも,は第,人生こそ,今こそ,使わざる,取り戻すべき,進歩により,頼らざる,

■知識語彙 68種 105個 (種類率65%) 85点
一番,世話,人生,人間,体験,価値,便利,信頼,判断,到着,勉強,卒業,協調,大切,学校,学習,家畜,将来,小学校,必要,意義,感動,感覚,懸念,手作業,手間,技術,挑戦,教科書,教育,文明,方法,旅行,日常,日間,期待,本当,本来,本能,機械,決断,活動,活用,現代,生活,発見,目的,社会,科学,筆者,経験,結局,自分,自力,自然,自身,言葉,貴重,近道,進歩,過程,道具,達成,重要,野外,野心,面倒,魅力,

■表現語彙 127種 211個 (種類率60%) 85点
n確か,。確か,こと,これ,さ,するため,そのため,それ,たち,とき,ところ,どれ,もの,よう,オーストラリア,ライター,一,一つ,一番,世話,中,二,人,人々,人生,人間,今,体験,何,価値,便利,信頼,僕,全て,判断,到着,前,力,勉強,卒業,協調,周り,命,喜び,地,型,多く,大切,子ども,学び,学校,学習,家畜,寮,将来,小学校,心,必要,性,意義,感,感動,感覚,懸念,手,手作業,手間,技術,挑戦,教科書,教育,数,文明,方法,旅行,日々,日常,日間,昔,期待,本当,本来,本能,楽,機械,決断,活,活動,活用,火,現代,生活,田植え,発見,的,目的,真,社会,私,科学,筆者,経験,結局,肌,自分,自力,自然,自身,落書き,裏,言葉,貴重,近道,進歩,過程,道,道具,達成,遠回り,重要,野外,野心,陰,際,面倒,食べ物,魅力,

■経験語彙 45種 66個 (種類率68%) 86点
かかる,かける,かせる,こなす,しれる,すぎる,せる,つながる,できる,と思う,と考える,なれる,に思える,やる,れる,わかる,使う,働く,取り入れる,取り戻す,向き合う,味わう,失う,学べる,引き出す,感じる,比べる,生かせる,生きる,省く,知る,磨く,示す,築く,続ける,育てる,至る,行う,見える,見習う,起こす,踊る,鈍る,頼る,高める,
====

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