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森リン大賞(中3の部) as/663.html
森川林 2009/10/23 21:16 
 9月4週の清書について、学年別の森リン大賞が決まりました。
 その中から、代表的なものをいくつかを紹介します。

9月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部43人中)

日本の味を生かして
マロン

  行き過ぎた外来語というものが身近にあふれている。私は日本の味のある言葉が好きだ。彼岸花や欄などの花の名前だけではない。浅葱色や青竹色などの色の名前、葉月、長月のような月の名前。こうした言葉は日本人特有で、ずっと守ってゆきたいものである。しかし、コンピューターの普及によって、カタカナ語が増えている。カタカナ語のほうが良い言葉や表現もあるが、私は日本的なものを見つめなおしたい。

  そのための第一の方法としては、身近な日本独自のものを楽しむ、ということがあげられる。たとえば自然。お花見やお月見は風流である。昔の人は桜の咲いてはすぐに散ってしまう様子や儚さ、月の変化を楽しんだ。木目が細かい日本人の感性から、こうした行事が生まれたのだと思う。忙しい日々を送る現代人も、たまにはこうした味わい深い行事を楽しむことが必要である。

  自然だけでなく、日本人の昔からの慣わし、文化も身近なところで楽しむことができる。お祭りなどがその一つである。私は地元が浅草であったため、伝統的なお祭りを沢山体験することができた。私が最も好きだったのは、三社祭。私はただお神輿をかつぐだけでなく、江戸時代からあるお囃子を習ったり、このお祭りのはじまりとなった飛鳥時代の歴史を学んだりした。浅草の人たちは皆、自分の町の歴史や文化に誇りを持っているし、お祭りを毎年楽しんでいる。大きな行事がなくても、一つ一つの町や地方にはそれぞれの文化があるはずである。それらを大事にできたらよいと思う。

  第二の方法としては、自国の文化を理解することを教育の基礎におくことがあげられる。かつて日本は洋風化することが一番だと考え、西欧の文明に追いつこうとしてきた。その結果日本の文化は発展した。しかし今、日本は背伸びをしすぎているような気がする。日本人には、新しいものや外国についての知識ばかりで、自分の国のことをよく知らない人が多い。

  私の学校では、高校生になるとカナダへ海外研修に行く。その話を先輩から聞いてみた。カナダではホームステイなので、先輩は現地の家族に日本のお土産を持って行ったらしい。東京の名物や和菓子を渡すと皆喜んでくれたのだそうだ。肉じゃがなどの日本料理を作ったり、江戸時代の歴史の話、歌舞伎、侍の話も喜ばれた、とも話してくれた。海外では、英語をうまく話すことよりも、自国に誇りを持ち、いろいろなことをよく知っていることのほうが大切なのだ。自らの文化のすばらしさを体験し、よく味わい、守ってからはじめて、他のものを取り入れることが許されるのだと思う。

  たしかに、「日本」という殻の中に閉じこもってばかりでは、他国に遅れをとってしまうし、成長も止まってしまうだろう。良いものを吸収して変化していくことも大切である。しかし、私達の原点である日本的なものの良さを充分に理解してから、全ては始まるのではないだろうか。私は、「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である」という言葉を忘れずにいたい。そして、味のある日本文化、日本の味を生かして、新しい発展を皆で考えて行きたい。日本には日本の良さがあるのだから。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1位日本の味を生かしてマロン89130055676656
2位手助けによる人とのつながり(清)☆shooting st84120253475264
3位このところ日本では園芸がまじめさん82109948757056
4位自然の一員として生きるメグ81134245506254
5位生態系のバランス野球小僧8092343707057
6位清書うずら8093846596454
7位地球と僕らゆうちゃり~80102351514856
8位自然な人間 清書かせり7784340546060
9位花見のときMAXやまびこ7663946626263


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入試作文の家庭での練習 as/662.html
森川林 2009/10/22 21:12 


 言葉の森で入試作文の練習をしている人は、家庭でも勉強の続きをしていきましょう。
 それは、教室で書いた作文と同じテーマで、自分の書いた作文を思い出しながら短時間で書き上げる練習です。

 毎日1回、そのように自分が書いたものを思い出して作文を書いていると、作文を書く感覚に慣れてきます。新しいテーマでなく、既に書いたことのある作文を思い出して書くのですから、勉強の負担はあまり大きくありません。
 同じテーマの作文を書くときは、できるだけ消しゴムを使わずに短時間で書いていきます。初めて書くテーマのときは、実例や意見をいろいろ考えるので時間がかかってもかまいませんが、仕上げの練習として同じテーマで書くときは、短時間で書き上げることが大切です。

 入試に合格する作文の条件は、(1)時間内に書くスピード、(2)字数いっぱいまで書いてあるボリューム、(3)光る表現(と主題)、(4)味のある実例、の4つです。

 このうち、スピードとボリュームは、家庭で力をつけていくことができます。スピードは、途中で読み返したり考えたりせずに、最後まで一挙に書き上げる練習で身につきます。これを、同じテーマで書く練習をするときに心がけていくとよいでしょう。
 ボリュームは、何が何でも目標の字数まで埋めるという練習でつけていくことができます。これも、同じテーマで書く練習をするときに心がけていきます。
 芸がないようですが、スピードとボリュームは、テクニックではなく、本人のがんばろうとする意識と慣れで力がついていくものです。

 光る表現は、作文を書く中で偶然生み出される面があります。一生懸命に書いていると、自然にいい表現が出てくることがありますから、それをたくさんストックしておきます。
 光る表現を意識的に書くには、小学生の場合は一般化の主題で「○○は(人間にとって)……である」というスタイルで考えてみます。中学生や高校生は、「○○はAではなくBである」というスタイルで、自分なりの名言を作っていくことができます。この自作名言は、小学生の場合ももちろん使えます。

 味のある実例は、作文に書く実例ををお父さんやお母さんがアドバイスをしてあげることでついていきます。子供が自分で思い出せないようなことでも、親が「この話なら、昔こういうことがあったじゃない」と示唆してあげることができます。また、お父さんやお母さんに聞いた話ということで、両親の実例を書いていくこともできます。親に聞いた話というのは、意外といい実例になるものです。

 作文試験がだんだん広がっていくと、受験生がみんな作文試験の対策を立てくるので、試験の問題もそれに対応して異常に難しい問題になっていきます。なぜこういう難しい試験をするかというと、書くことに自信のある子は、到底書けないような課題が出ても何とか書いてしまうので、そこで差がつくのです。そういう自信をつけるには、書く回数を増やすことです。言葉の森の指導は週に1回ですから、その間の6日間は、これまでに書いたものと同じテーマで同じように書く練習をしていってください。

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sizuku 20170112 51 
言葉の森で作文を習っていない人もすぐに実践出来るテスト対策です。
同じテーマで何回か書く中で、一つの物事を深く掘り下げ考えることができ、また簡潔な表現を心掛けるようになると思います。

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記述問題への対応 as/661.html
森川林 2009/10/21 20:29 


 入試問題で、150字前後の記述問題が出ることがあります。

 そのための勉強の仕方です。


 第一は、過去問を使って、指定された枠に自分が普通に書いて何文字ぐらい書けるか数えておきます。

 第二は、その字数を目標として、自由なテーマで書く練習をします。テーマは、お父さんやお母さんが出してあげるといいと思います。国語の問題集の長文を読ませて感想を書かせることもできます。

 感想を書く場合は、対比する点を明確にして、「確かにAもあるが、Bだと思う」とか「AではなくてBだと思う」などと書いていくと焦点が絞れます。

 第三は、指定の字数を書く際に、消しゴムを使ったり、途中で止まって考えたりしないということです。書くことを考えて一挙に書くという練習をしていきます。


 150字前後の記述問題は、書くことに慣れていることが大事なので、内容よりもまずすばやく書けるということを目標に勉強していくといいと思います。

 指定の字数が決められている場合は、できるだけその字数ぎりぎりいっぱいまで書くことが大事です。

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学校で国語、英語、社会などの暗唱の宿題が出たら as/660.html
森川林 2009/10/20 10:34 


 中学生の生徒から、学校で暗唱の宿題が出ているという話を何件か聞きました。英語の教科書を1ページを暗唱するとか、古文の一節を暗唱するとか、憲法の前文を暗唱するとかいう宿題だそうです。

 宿題というよりも、その暗唱ができたら成績をよくするという形で行われているようです。できない子も当然いるという前提で出されている宿題だと思います。


 これらの暗唱をするのに、言葉の森の暗唱の方法がそのまま使えます。


 まず時間を計ってひととおり全文を読みます。

 次に、10-20秒で読める範囲をいちばん小さいまとまりとして、句点などの切りのいいところで区切っておきます。この長さは、日本語でだいたい100字です。つまり400字の原稿を1分間で読むぐらいのスピードで読んで、100字約15秒がひとまとまりになるということです。英語の場合も同様に15秒ぐらいの長さを目安として区切っておきます。その区切りがわかるように、線などを引いておきます。

 この最小単位の100字の文章を暗唱用紙などを利用して30回読みます。これで大体10分です。翌日は次の100字をやはり30回読みます。3日目に次の100字を読みます。4日目5日目6日目は、300字を通して10回ずつ読みます。いずれも時間は10分程度です。

暗唱用紙を使った自習の仕方

暗唱用紙のサンプル


 300字の暗唱ができるようになったら、文の出だしをイメージを使って場所や身体に結びつけます。

イメージ記憶の仕方

イメージ記憶の例/日本語

イメージ記憶の例/英語

 次の300字も同じような要領で1週間で暗唱します。次の300字も同じように1週間で暗唱します。


 300字の文章を3つ覚えたら、次は900字を通して、イメージを思い浮かべながら1日4回暗唱します。こでも時間は10分程度です。900字4回の暗唱を続けていると、ほぼ1週間で900字全文が暗唱できるようになります。


 毎日10分間、週6日で1ヶ月暗唱すると、合計の時間はだいたい4時間です。もっと早く覚えられる人もいるはずですが、このぐらいの回数をやったほうが暗唱は長持ちします。

 貝原益軒は、100字の文章を100回読むという練習法を提唱しました。900字を100回読むと、やはり4時間弱です。単純に900字を100回暗唱するだけでも、文章は覚えることができますが、この方法だと暗唱ができるようになっているという感じがつかみにくいのです。暗唱は、途中まではなかなかできているような実感がわきませんが、後半になるにつれて、急速にできる感じがつかめるようになります。

 この回数を利用した暗唱で、英語でも古文でも憲法前文でも、何でも簡単に暗唱できるようになると思います。

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