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言葉の森で、書くことが好きになり、読解力、作文力がついて、受験にも勝つ as/1222.html
森川林 2011/03/31 17:29 



 言葉の森で勉強をして、どんなことが身につくのでしょうか。

 まず、書くことが好きになり、苦にならなくなるこことです。これは、些細なことのように見えますが、実はとても重要です。

 学校や塾で一斉指導の作文が行われると、多くの場合、先生は個々の生徒に個別的にアドバイスをするよりも、上手な作文をひとつ印刷して、「みんなも、このように書きましょう」というような指導をしがちです。

 ところが、上手な作文を読んで、すぐに同じように上手に書ける子はひとりもいません。これは、大人が自分の身になって考えてみればすぐにわかることです。だれか、上手な人の文章を読まされて、これと同じように書いてごらんなさいと言われてすぐに書ける大人の人はひとりもいません。

 ところが、先生も、親も、子供に作文を教えるときに、上手な作文を模範として書くような指導をすぐにしてしまうのです。子供は素直ですから、言われたとおりに努力しようとしますが、もちろん同じように上手に書けるはずがありません。

 その結果、作文指導に熱心な先生や、熱心な保護者に教えられた子供ほど、作文が苦手になるという現象が起きてきます。特に問題なのは、こういう比較する指導が高学年で行われる場合はまだいいのですが、ほとんどの場合、低学年のときに重点的に行われることが多いということです。

 学校によっては(特に、私立小学校に多いようですが)、年齢的に明らかに無理な作文指導を行っています。小学校低学年の生徒に、題名を与えて書かせたり、読書感想文を書かせたりする学校がときどきあります。しかも、それを家庭での宿題のような形でやらせると、熱心な親はかなり手助けをして子供に作文を書かせます。その結果、上手な作文がいくつかできあがると、担任の先生は、それを上手な作文の見本として印刷し、生徒に配るというような指導をします。このようにして、作文嫌いの子が次々と生まれてくるのです。

 言葉の森の指導は、こういう教え方とは正反対です。ひとりひとりの子供に対して、他人の作文との比較は一切関係なく、「今日の作文では、これとこれをこれをがんばろう」というような説明をし、その目標ができていればたくさん褒めるという教え方をしています。

 通学教室で体験学習をすると、最初のころは、どの子も、「作文の勉強なんてしたくないなあ」という顔をして緊張してやってきます。しかし、先生が、その日の作文の目標を教えて書き方を説明すると、どの子も喜んで作文を書き始めます。そして、体験学習を一緒に見にきたお父さんやお母さんが驚くほど、その子らしい作文をたっぷり書いて帰るのです。これは、通信教室の体験学習でも同じです。

 このようにして小学校低学年で書くことが好きになった子は、毎週楽しく作文を書いているうちに、読解力と作文力がついてきます。そして、中学受験や高校受験や大学受験のときに作文や小論文の試験があると、これまでの言葉の森の勉強の延長で、安定した実力で合格圏内の作文を書いてくるのです。

 ただし、これは、学校側の採点の仕方の問題だと思いますが、受験の作文では、ときどき、実力のある子が落ちて、実力のない子が受かるということがあります。本当は、森リン(作文自動採点ソフト)などで客観的に評価すれば間違いがないのですが、入試では短時間に人間が採点する形をとるので、中にはかなり疑問の残る採点の仕方もあると思います。

 しかし、作文の実力のある子は、大学生になっても、社会人になっても、文章を書くことが苦にならないので、その文章力をさまざまなところで生かしていくことができます。

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森川林 2011/03/31 16:28 
 4月1日から、福島県の新学期教材の再発送を開始します。
 ただし、下記の地区はまだ配達できません。
双葉郡全地区(広野町・楢葉町・冨岡町・大熊町・双葉町・浪江町・川内村・葛尾村)。
いわき市の一部。南相馬市の一部。田村市の一部。相馬郡飯舘村の一部

 なお、岩手県、宮城県の発送は、まだ予定が立っておりません。

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 小学校低中学年のころは、学校の勉強にはあまり差がつきません。どの子も同じように大体のことができます。しかし、小さいころから、少しずつ差が生まれ、それがあとあとまで続いていく分野もあります。それが、考える力です。考える力のある子は、学年が上がるほど実力がついてきます。

 考える力の中心は、日本語を駆使する力ですから、作文を書いてみると、その子の考える力がどのくらいあるかがわかります。

 ゲームの一種で、「いつどこ作文」というようなものがあります。紙を短冊型に切り、1枚目は「いつどこで」、2枚目は「だれが何をしているときに」、3枚目は「何がどうだったので」、4枚目は「何がどうした」などと書くのです。文の形を変えれば、人数に合わせて、短冊を細かく分けることも、おおまかに分けることもできます。

 その短冊をばらばらにして、ほかの人の書いた短冊と混ぜ、そのまぜこぜになって文をひとりずつ発表します。こういうときには、普段いたずらな子が大活躍します。真面目な子が集まると、面白くも何ともない文ばかりになりますが、脱線する子がいると、大笑いするような文ができあがるのです。

 このときに、そういう文をなかなか書けない子と、すぐに書ける子と、平凡に書く子と、ちょっとひねって書く子の差が出てきます。小学校3、4年生で、こういうゲームを面白がって、「もう一回やろう」と何度も催促するような子は、考える力のある子です。自分の考えた文が、ほかの文脈の中で別の意味を持ってくるということが面白くてたまらないのです。



 しかし、家庭生活の中では、いつもこういう作文作りのゲームをしているわけにはいきません。考える力は、もっと日常的につけていく必要があります。そのときに必要になるのが、家庭における親と子の知的な対話です。

 外国では、宗教の聖書などをもとにした対話が、親子の知的対話になっている場合があります。しかし、日本にはそういう宗教に基づいた対話の習慣はほとんどありません。また、もし宗教的な対話が家庭の中で行われたとしても、日本の社会ではそれはあまりよい結果を生みません。というのは、日本社会の基本的なルールは、「かたいことは言わない」ということですから、宗教的な信念を持っている人は、日本のような柔軟性に富んだ社会では生活しにくいのです。

 しかし、親子の共通の話題が、テレビを見て一緒に笑うようなことだけだとしたら、そこにはあまり知的な要素はありません。テレビのニュースも同じです。ニュースの性質上、深い掘り下げはできないので、表面的な知識を共有するだけで終わってしまいます。

 日本の社会には、かつて四書五経を中心にした、親、子、孫とつながる共通の知的話題がありました。今後、日本の社会がもっと落ち着いて成熟したら、またそのような過去の古典が親子の共通の文化になるような時代は来るかもしれませんが、それはまだずっと先のことでしょう。

 そこで生きてくるのが、言葉の森の課題の長文をもとにした親子の対話です。言葉の森の長文は、現代の社会で、親子が共通の知的話題を話すきっかけになる材料を提供しています。この親子の知的な対話の習慣が、子供の思考力を育てるいちばん大きな要素になります。

 子供の将来を大きく左右するのは、考える力を育てることです。言葉の森では、毎日の自習として、暗唱と読書をすすめていますが、このように毎日何かを読む練習とともに大事なことは、親子が折に触れて知的な対話をするような習慣をつけていくことです。

 しかも、親子の対話は、単に思考力をつけるだけではありません。親と子という人間どうしの対話を通して、子供たちは、生きていくのに必要な感受性や人間関係の理解やユーモアの精神なども育てていくのです。

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●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

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