ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 2285番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/25
問題集読書で、記述式の語彙力と、読解問題の消去法を身につける as/2285.html
森川林 2015/01/05 21:00 


 国語でも、算数数学でも、英語でも、もちろん理科や社会でも、問題集を解くために使うのは密度の薄い使い方です。
 問題集は、読むために使うことで、解くよりも何倍も深くしかも早く内容を身につけることができます。

 例えば、国語の記述問題でも、模範解答を読めば、記述にどういう語彙が要求されているかがわかります。入試問題で記述に要求される語彙は、普通の受験生が普通の生活では使わないような抽象的な語彙です。そういう語彙が、問題という文脈の中で読めるのですから、問題と答えを読むこと自体が記述の勉強の基本になります。

 読解問題でも同じです。ほとんどの人は、合っている答えを探そうとします。合っている答えを探して見つかるぐらいなら、わざわざ入試問題として出てきません。
 入試問題は差をつけるための問題ですから、合っているものを探しても答えは見つかりません。合っていないものを探して、合っていないところがないものが正しい答えという仕組みになっています。
 それが理解できるのも、問題集を読むことによってです。問題を「解く」だけでは見落としてしまうことが、間違った選択肢も含めて「読む」ことで気づくのです。

 算数数学でも、基本は同じです。問題を地道に解くのは、低中学年のまだ簡単な問題で、しかも計算の練習も兼ねているような問題を解くときだけです。
 高学年や中学生になれば、問題を見て、解けそうだったら答えを見て解き方を確認し、解けそうもなかったらやはり答えを見て解き方を理解し、あとでその問題を繰り返すために×をつけておくのです。
 真面目すぎる生徒の中には、中学生や高校生になっても、明らかに解ける問題をきちんとていねいに解いている人がいます。解ける問題を解くのは、勉強ではなくただの作業です。

 ところが、読む勉強というのはあてのない感じがするのか、子供も親も先生も、解いて形の残る勉強をさせがちです。
 言葉の森では、今、寺子屋オンエアで国語の問題集読書をしていますが、これも寺子屋オンエアという形でなければ、子供が自分ひとりではなかなかできないと思います。
 これから、この読む勉強というものをもっと広げていきたいと思っています。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
問題集読書(33) 寺子屋オンライン(101) 

記事 2284番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/25
作文試験は、字数が長ければ意味がある。200字や400字の作文では評価の意味がない 1 as/2284.html
森川林 2015/01/04 05:22 


 大学入試の小論文は以前からありましたが、中学入試、高校入試でも、作文を課すところが増えてきました。
 しかし、作文試験と言われているものの中には、200字の作文や400字の作文もあります。200字の作文というのは、twitterのつぶやきのようなもので、その試験ではほとんど何の評価もできません。
 かろうじて評価できるものがあるとすれば、誤字がないこと、文法的におかしくないことぐらいです。ですから、書いてあればどの作文も同程度の評価になります。200字や400字の作文で評価が大きく開くというようなことはありません。

 では、どのぐらいの作文の字数なら意味ある評価ができるかというと、それは1200字以上だと思います。1時間で1200字の作文を書くのであれば、その生徒の思考力や表現力がはっきり出てきます。
 しかし、大学入試の場合は、この1200字の小論文試験が1本だけでは正しい評価はできません。少なくとも、異なるテーマで複数の小論文を書かないと、小論文の実力はわからないと思います。

 なぜ1200字以上が評価の基準かというと、その理由のひとつは、言葉の森の自動採点ソフト「森リン」の評価が、人間の評価と一致してくるのが1200字以上だからです。
 人間が「何となく上手だなあ」と思う作文は、森リンの採点でも点数が高くなります。しかし、その点数の差は、ほんのわずかです。はっきりした差は出るのですが、その差はほんの数点なのです。
 ですから、800字程度の作文では、誤差の方が大きくなることがあり、正しい評価としては使えません。

 今、言葉の森で受験作文コースで勉強している生徒の中にも、短い字数であればとても上手に書ける人がいます。
 しかし、その字数の作文としては上手なのですが、その短い字数の中で全力疾走しているような上手さですから、字数が増えればもう上手ではなくなる可能性がかなりあります。
 オリンピックで100メートル走というものがありますが、100メートルは長いから、20メートル走で様子を見ようというのと同じようなものです。20メートル走の順位と100メートル走の順位の相関はかなり低いはずです。

 では、作文の場合、上手さというものはどこに表れるかというと、それは主として語彙力と表現力です。語彙力というのは、同じ概念を言い表すのに多様な語彙を使う力です。表現力というのは、やはり同じ思考内容を言い表すのに、多様な言い表し方をする力です。
 この語彙力や表現力は、語彙力の検定試験や問題集などでつけることはできません。生きた語彙や表現を使うためには、生きた文章を読んでいる必要があるからです。

 多様な語彙と多用な表現を使える生徒は、ものごとを見る目も多様です。また、多様な考え方を理解する力もあります。
 作文小論文の入試で評価したいのは、この思考力、理解力のはずですから、200字や400字の短い作文試験では、ほとんど意味がないのです。(つづく)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

りりあいか 20150108  
長く書かなければいみがないですね。

森川林 20150108  
 りりあいかさん、こんにちは。
 そうです。短い作文では何を評価しているのかわかりません。
 しかし、「つづく」で書こうと思っていますが、短い作文課題でも、難しい課題であれば意味が出てきます。
 ということは、逆に言うと、やさしい課題では字数が長くても、実力の差はなかなか表れないということになります。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
受験作文小論文(89) 作文教育(134) 
コメント331~340件
……前のコメント
基礎学力コース 森川林
幼長、小1、小2対象の基礎学力コースの無料体験学習は、1月1 12/19
記事 4383番
作文の上達度は 森川林
 作文力がどのくらいついたかということは、本人にはわかりませ 12/17
記事 4382番
幼長、小1、小 森川林
 基礎学力コースは、小1の子にはおすすめです。  国語と算 12/5
記事 4377番
即自存在、対自 森川林
 中学生のころは、たぶん子供が人生で最も打算的に生きる時期で 12/3
記事 4374番
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習