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6-8歳で形成される日本語脳 as/1022.html
森川林 2010/09/21 12:16 



 「続日本人の脳」(角田忠信著 大修館書店)によると、日本人は左脳で、子音の言葉、母音の言葉、自然の音、虫の声などほとんどの音を聞き取り、右脳では、西洋音楽、機械音だけを聞き取ります。

 これに対して、日本語以外の世界中のほとんどの言語、例えば、英語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語などは、左脳で、子音の含まれる言葉だけを聞き取り、それ以外の母音の言葉、自然の音、虫の声、西洋音楽、機械音などはすべて右脳で聞き取ります。

 コオロギの声を聞いて、「もう秋だなあ」としみじみ思うのは、日本人だけです。風がビューッと吹いたり、海の波がザブーンと打ち寄せたりするのも、日本人なら、風の言葉、波の言葉として聞き取りますが、日本人以外のほとんどの民族は、無関心か、ただの雑音としてしか聞き取りません。


 ところで、この日本人の脳の仕組みを形成したものは日本語です。日本語は、母音だけが単独でも意味を持つ世界でもまれな言語だからです。例えば、「ああ」「いい」「あお」「うえ」「いえ」「いう」「あい」など、母音だけで成り立つ言葉がかなりあります。

 日本人は、言葉を処理する左脳で自然の音も処理するため、自然との一体感を持ちやすく、また、論理と情緒が同じ左脳に同居しているため、論理にいつも情緒的なニュアンスが伴いやすいのです。


 この日本人に特有の脳を日本語脳と呼び、それ以外の脳を仮に西欧語脳(中国語や韓国語などアジアの言語も含まれますが)と呼ぶとすると、日本語脳と西欧語脳の違いは、6歳から8歳の言語環境で決定されます。

 日本人が6歳よりも前にアメリカなどで暮らすようになった場合、現地の英語はすぐに習得しますが、このときの英語力は日本に戻ると消えてしまいます。6歳以前では、習得した言語は定着しません。

 ところが、6歳から8歳にかけてアメリカで暮らすと、この時期の言語環境は決定的で、脳の仕組みは西欧語脳になってしまいます。こうなると、たとえバイリンガルとして日本語も英語も同じように自由に使えるとしても、基本の脳は西欧語脳ですから、日本人の持つ情緒がわからないという問題が出てきます。


 今、子供をつれて海外に赴任する日本人はかなりいます。その子供たちが、現地の言葉と日本語の両方を自由に使えるようになるということも大変ですが、日本語脳を形成した上でバイリンガルにするとなると、更に難しくなるということです。

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言葉の森の受験作文指導(その2) as/1021.html
森川林 2010/09/18 09:15 



 ところで、受験に合格するための作文は、少し性格が違います。根っこの部分を充実させることはもちろん大切ですが、受験までの数ヶ月で実力をつけるというわけにはいきません。

 受験のための作文は、今既にある実力の範囲で、できるだけ合格できそうな作文を書くことにあります。(と、ここまでが前回の話)


 合格を目的として作文を書く場合も、言葉の森の独自の指導法が生きてきます。言葉の森の指導の特徴は、作文を書く前に事前の指導をする点です。どういう構成で、どういう点に注意して書けばいいかということを事前に指導できるので、子供たちは迷わずに書き出すことができます。

 そして、普段からこのように構成的に書く練習をしていると、試験の本番でも自然に全体の流れを意識して書くことができるようになります。

 作文を書く場合、ほとんどの人は、まず書き出して、あとは考えながら書き進めるという形で書いていきます。自分の趣味で文章を書く場合は、これでいいのですが、受験という限られた時間で与えられた課題で書くときは、書きながら考えるというやり方では出来不出来の差が大きくなりすぎます。

 全体の構成を意識して書くと、常にある一定の文章が書けるようになります。つまり、全体の構成を考えて書く書き方は、上手に書くための条件ではなく、下手に書かないための条件なのです。

 そして、この下手に書かない書き方ができたら、あとは、実例と表現の部分で上手に書く練習をしていきます。

 作文というものを、構成、題材、表現、主題、表記という5つの面から見た場合、構成は、意識的に構成を考えて書くことによって力がつきます。言葉の森で勉強している生徒は、構成のしっかりした作文を書くという特徴があります。

 題材(実例)と表現は、偶然に左右されやすいものです。だれでも、たくさん書く中には、必ずいい実例といい表現が出てきます。その実例と表現を自分の作文の武器としていつでも使えるようにしておきます。合格する作文を書く場合、この実例と表現の練習をすることが最も重要です。

 主題(意見・感想)は、人による差がそれほど大きくはありません。人間の考えることはだれでの同じようなもので、特にユニークな意見を書こうと無理をすると大体失敗します。自分が普通に考える意見や感想を書き、そのかわり、実例と表現の部分で個性を出していくというのが上手な作文を書くコツです。

 表記というのは、「漢字を使って書く」「誤字がないようにする」「常体か敬体に統一して書く」「段落をつける」などのことです。誤字をなくす練習は、かなり時間がかかります。しかも、誤字は勘違いして覚えているというケースがほとんどですから、実際に作文を書く中で誤字を発見するというやり方しかありません。そのためにも、作文の練習では、まず書いてみるということが大事です。

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作文教室「言葉の森」の受験作文指導 as/1020.html
森川林 2010/09/17 11:34 



 世の中には、作文教室という名前の教室はいくつもありますが、言葉の森のように作文だけを専門に教えているところはほとんどありません。しかも、幼稚園年長から高校3年生、場合によっては社会人まで一貫して指導しているところはまずありません。

 世間の多くの作文教室は、国語の勉強に付属する形で作文の指導をしています。それは、ひとつには、作文を学びたいというニーズが生徒の側にそれほどないからです。もうひとつには、作文の指導は教えるにも評価するにも手間がかかるが、そのわりには成果が出ないからです。国語の勉強として漢字の練習や読解の練習などを中心に行えば、教えやすく成果も出やすくなります。

 言葉の森で、国語的な勉強をほとんど行わないのは、国語の力は先生が教えるようなものではなく、生徒が自分で身につけるものだと考えているからです。その具体的な方法として、今力を入れているのは、長文の暗唱、毎日の読書、問題集読書、四行詩、課題をもとにした親子の対話などです。

 作文力は、国語力の集大成のようなものです。作文の実力の中に、その子のトータルな国語力が表れます。しかし、その作文に見られる実力は、国語力の結果ですから、作文だけを指導しても作文力はなかなかつきません。親や先生がよく誤解するのは、ここです。

 樹木を育てる例で言うと、問題は根っこの部分にあるのに、つい表面に出ている葉っぱや花の部分を手直しすれば、いい木になるように勘違いしてしまうのです。根の部分をそのままにして、葉や花の部分を注意するという形で指導することはできなくはありません。しかし、それは指導をする形ができているだけであって、そういう指導で作文の実力がつくわけではないのです。

 よくたっぷり赤ペンを入れることがいい指導をしたことになるような錯覚を多くの人が持ちがちですが、その赤ペンには先生の努力のあとが見られるだけであって、生徒の実力がつくことにはつながりません。生徒の実力がつくのは、根の部分である家庭での暗唱や読書や対話を充実させることによってです。

 ですから、毎週作文を書くのは、その作文を直して上手にするためではなく、毎日の自習の成果が作文に出てくることを確認するためなのです。


 ところで、受験に合格するための作文は、少し性格が違います。根っこの部分を充実させることはもちろん大切ですが、受験までの数ヶ月で実力をつけるというわけにはいきません。

 受験のための作文は、今既にある実力の範囲で、できるだけ合格できそうな作文を書くことにあります。(つづく)

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国語力の不思議(その2) as/1019.html
森川林 2010/09/15 00:53 



 算数・数学の勉強は、できるかできないかが、問題が解けるか解けないかという形で表れます。だから、解けない問題が解けるようになるように、教え方をブレークダウンしていけばやがて解けるようになるという道筋があります。

 しかし、国語はそうではありません。できるかできないかということが、白黒はっきり決着がつくような形で表れるのではなく、その子の読解力に応じて、浅くわかるところから深くわかるところまで限りなく曖昧に広がっているのです。

 それは、ちょうど同じ健康体でも、すごく元気のいい人と、あまり元気のない人との差のような形で表れる差異です。原因の特定できる病気であれば、人工的な治療が成功することもしばしばあります。しかし、元気のない人をもっと元気よくするというのは、人工的な治療ではなく、自然の対応が向いています。

 健康で元気のいい人は、野菜を中心に食べる、適度の運動をする、自然に接する、明るい心でいる、など共通する特徴があります。

 国語の勉強も、これに似ています。国語の得意な子に共通しているのは、特に国語の勉強などしていないということです。国語の得意な子は、本が好きで本をよく読んでいるうちに自然に国語が得意になったというケースがほとんどです。

 このように考えると、逆に国語の勉強法がわかってきます。それは、いい文章を繰り返し読むことです。マンガを繰り返し読んでも国語の力はつきません。逆に、難しい文章をたまに読むだけでも国語の力はつきません。難しくて面白い文章を何度も繰り返し読むというのが、国語の力につながっています。

 算数・数学のできない子は、前の学年まで戻って勉強することで力がつきます。算数・数学は、低学年から高学年に向けて積み上げていく勉強だからです。

 国語のできない子は、前の学年に戻るという方法が取れません。国語は、低学年からの積み上げの勉強ではないからです。

 国語の力の土台は、前の学年ではなく、その子の家庭の国語環境にあります。家庭で、読み聞かせや読書や対話のある子は、国語力の土台が自然にできています。それらの中でも特に重要なのが読書です。受験生の場合は、通常の読書の時間はあまり取れなくなるので、読む勉強の密度を高めるために、問題集読書などを取り入れていく必要があります。

 国語の学力と、算数・数学の学力とは、性質が根本的に異なります。国語の勉強は、文章を読む練習をすることで、算数・数学の勉強は、問題を解く練習をすることで進めていくものです。しかし、国語のテストも、問題を解く形で出されるので、多くの生徒は国語の勉強も、問題を解く形でやろうとしてしまうことが多いのです。

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国語力の不思議(その1) as/1018.html
森川林 2010/09/13 21:55 



 言葉の森が、30年前、作文教室を始めたとき、この教室を国語教室のようなものにはしないという一種の信念のようなものがありました。なぜなら、国語は普通に生きていれば自然にできるもので、教えたり教わったりするものではないという確信があったからです。

 ところが、作文教室を始めてみると、国語が得意で作文が好きという子も多くいましたが、国語が苦手で作文が嫌いという子もかなりいたのです。

 そこで、学習塾というものの話をよく聞いてみると、国語教室というような国語を専門とした教室はほとんどないということがわかりました。むしろ、学習塾は、成績を上げやすい算数、数学、英語などを中心に教えていて、国語は、一応全教科をカバーしているということを示すだけのおまけのような位置づけでした。その証拠に、「塾に行っても、結局国語の成績は上がらなかった」という声を多くの保護者から聞きました。

 国語は、できる子は自然にできる、しかし、できない子は教えてもできるようにはならないという不思議な教科だったのです。

 ところが、よく考えてみると、練習して上達するというのは、ある意味で人為的な分野です。現代の社会は人工的なものに囲まれているので、練習して上達するということが当然のように思われがちですが、自然のものについては、練習ということ自体が成り立たないのです。

 例えば、見た目をよくするために服装を変えるというのは、だれでもすぐにできます。衣服は人工的なものだからです。しかし、見た目をよくするために顔つきを変えるというのはまずできません。顔は自然のものだからです。

 これが、病気と健康の関係になると、もう少し微妙になります。人間の健康とは、本来自然のものです。しかし、近代医学は、そこに治療という人工的なものを導入しました。

 風邪を引いたら、ゆっくり寝ていれば治るというのが自然の対応です。しかし、薬を飲んで治すとなると、これは人工的な対応です。風邪ぐらいであれば、どちらで治そうが大した違いはありませんが、これが自然治癒率のきわめて低い感染症になるとそうではありません。

 医療の世界では、パスツールのワクチン治療のように人工的な対応が際立って成功する場面がしばしばあったため、その成功が過大に評価され、それが人間の本来持つ自然治癒力の意義を忘れさせる方向に進んでいきました。

 これと似ているのが教育です。英語や数学というものは、教えなければ自然に身につくものではありません。その意味で人工的な教科です。しかし、国語という教科は、これらの人工的な教科と違い、生まれたときからの環境で自然に身についてきたものです。

 この自然に育ってきたものに、人工的な教科の学習で成功した方法をあてはめようとしたところに、これまでの国語学習の混乱があったのです。(つづく)

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