ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1224番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
公立中高一貫校の勉強は家庭の対話で as/1224.html
森川林 2011/04/02 11:18 


 公立の中高一貫校を設置する県が年々増えています。

 この入試は、塾で受験用の勉強をしないと入れないような問題は出さないという方針で行われています。だから、問題を作成する方は大変だと思いますが、考える力を試す良問がかなりあります。

 公立中高一貫校の作文試験も、最初のころは、初歩的な題名課題が出されていましたが、最近は、複数の文章や資料をもとに、短い時間で長い文章を書かせるような形のかなり難しいものになっています。



 この公立中高一貫校の試験対策は、どのようにしたらいいのでしょうか。

 いちばん大事なことは、考える力を見る入試問題に対応できるような思考力をつけるということです。そして、難度の高くなった作文試験に対応するために、時間内に必要な字数の作文を書く練習をしておくことです。作文力のもとになるのは思考力ですが、作文試験対策はただ考える力があるだけでは不十分で、やはり書きなれておくことが大切です。



 思考力をつけるような勉強は、学校や塾の一斉授業ではなかなかできません。それは、思考力というものが、それぞれの子供の個性に根ざした個人的なものだからです。

 ある程度パターンの決まった勉強であれば、「こういう問題は、こういう解き方で考える」というような教え方ができます。しかし、公立中高一貫校の試験は、考える力を見るために、あえてパターン化できないような問題を出しています。

 ここで生きてくるのが、家庭での対話です。一般に、両親とよく話をする子は、同年代の子供と比べて思考力が高くなります。特に、小学校時代は、本を読むよりも親と話をする方が考える力が育ちます。それは、親が子供の理解度に応じて話をすることができるからです。大人との会話の中で、自分の知っている知識の周辺により高度な語彙があるのを知ることが思考力を育てることになります。



 したがって、中高一貫校の試験対策は、家庭で次のように取り組むことができます。

 まず、全国の中高一貫校の入試問題の過去問を買ってきます。全国ですから、かなり分量があります。その中から1問ずつ取り出し、親子で読み合わせてディスカッションをするのです。しかし、親と子だけの話では、親が一方的に話すことが多くなり、対話の密度が薄くなります。できれば、父親と母親と子供(兄弟がいればもちろん兄弟も)で、いろいろな立場から意見が交わせるようにします。

 父と母がそろう時間がなかなかとれない場合は、近所の同じ学年の子供と親で集まって話をしてもいいと思います。こういう対話は、慣れてくると、知的で創造的で人間どうしの交流も図れる楽しい時間になります。

 そして、このようにして育った子供は、成長して大人になったときに、やはり自分の子供に対していろいろな対話のできる親になっていきます。家族での対話は、子供の思考力を育てるとともに、家庭の文化をつくるという役割も持っているのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
受験作文小論文(89) 公立中高一貫校(63) 

記事 1223番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
日本の経済復興のために as/1223.html
森川林 2011/04/01 12:20 


 東日本大震災で、日本人の勇気と助け合いの精神が明らかになりました。今後の経済復興に、この精神を貴重な資源として生かすことができます。

 しかし、もし逆に、日本がこの精神を忘れて、みんなが自分個人の利益を守ることに走るならば、経済復興が困難になるばかりか、投機マネーによる攻撃から日本を守ることも難しくなります。そして、日本が没落することは、世界経済が更に没落することですから、究極的な解決として戦争を志向する勢力が現れてきます。

 日本が着実に経済を復興させることが、世界の平和と発展のための大きな一歩となります。日本の前途には、二つの異なる道が開かれています。



 ひとつは、日本人ひとりひとりが個人の利益を守ろうとして行動する道です。

 政府は、大規模な増税を行います。国民は、節約し合います。企業は、売り合うための競争を始めます。そして、みんなが自分の利益を守るために、互いに相手を貧しくすることによって、自分自身も貧しくなり、国家全体が衰退していく道です。

 そして、このようにある国が貧しくなれば、その貧しさは他の国にも波及し、互いの貧しさを押しつけ合おうとして戦争に頼ろうとする国が出てきます。



 もうひとつは、日本人ひとりひとりが相手を助けようとして行動する道です。

 政府は、米国債や国の持っている資産を担保にして復興国債を発行します。国民は、その復興国債を買います。国民の中には、内部留保を抱えている企業も含まれます。そして、復興国債を購入した国民や企業には、その復興国債を担保に金融機関が長期低利子の融資を行います。

 そして、復興を行うとともに、日本の新しい産業を作り出すために、国は、国民や企業の中から新しい価値あるものを見つけます。日本の隅々から新しい創造の芽を見つけるのです。そして、マスコミは、その情報を知らせます。企業は、新しい価値あるものを作り出します。

 もし、企業が自社の利益を守るために、新しい創造や現状の改善よりもまず宣伝や営業の強化によって自分の商品だけを売ろうとすれば、競争によって互いが貧しくなり、最後にわずかの企業が生き残るだけになるでしょう。しかし、企業が、まず新しい価値あるものを作り出そうと考えれば、それによって社会全体が豊かになるのです。



 今、世界で、このような互いの助け合いによって経済を復興できる国は日本だけです。それが、今回の大震災によって証明されたのだと思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
日本(39) 

記事 1222番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
言葉の森で、書くことが好きになり、読解力、作文力がついて、受験にも勝つ as/1222.html
森川林 2011/03/31 17:29 



 言葉の森で勉強をして、どんなことが身につくのでしょうか。

 まず、書くことが好きになり、苦にならなくなるこことです。これは、些細なことのように見えますが、実はとても重要です。

 学校や塾で一斉指導の作文が行われると、多くの場合、先生は個々の生徒に個別的にアドバイスをするよりも、上手な作文をひとつ印刷して、「みんなも、このように書きましょう」というような指導をしがちです。

 ところが、上手な作文を読んで、すぐに同じように上手に書ける子はひとりもいません。これは、大人が自分の身になって考えてみればすぐにわかることです。だれか、上手な人の文章を読まされて、これと同じように書いてごらんなさいと言われてすぐに書ける大人の人はひとりもいません。

 ところが、先生も、親も、子供に作文を教えるときに、上手な作文を模範として書くような指導をすぐにしてしまうのです。子供は素直ですから、言われたとおりに努力しようとしますが、もちろん同じように上手に書けるはずがありません。

 その結果、作文指導に熱心な先生や、熱心な保護者に教えられた子供ほど、作文が苦手になるという現象が起きてきます。特に問題なのは、こういう比較する指導が高学年で行われる場合はまだいいのですが、ほとんどの場合、低学年のときに重点的に行われることが多いということです。

 学校によっては(特に、私立小学校に多いようですが)、年齢的に明らかに無理な作文指導を行っています。小学校低学年の生徒に、題名を与えて書かせたり、読書感想文を書かせたりする学校がときどきあります。しかも、それを家庭での宿題のような形でやらせると、熱心な親はかなり手助けをして子供に作文を書かせます。その結果、上手な作文がいくつかできあがると、担任の先生は、それを上手な作文の見本として印刷し、生徒に配るというような指導をします。このようにして、作文嫌いの子が次々と生まれてくるのです。

 言葉の森の指導は、こういう教え方とは正反対です。ひとりひとりの子供に対して、他人の作文との比較は一切関係なく、「今日の作文では、これとこれをこれをがんばろう」というような説明をし、その目標ができていればたくさん褒めるという教え方をしています。

 通学教室で体験学習をすると、最初のころは、どの子も、「作文の勉強なんてしたくないなあ」という顔をして緊張してやってきます。しかし、先生が、その日の作文の目標を教えて書き方を説明すると、どの子も喜んで作文を書き始めます。そして、体験学習を一緒に見にきたお父さんやお母さんが驚くほど、その子らしい作文をたっぷり書いて帰るのです。これは、通信教室の体験学習でも同じです。

 このようにして小学校低学年で書くことが好きになった子は、毎週楽しく作文を書いているうちに、読解力と作文力がついてきます。そして、中学受験や高校受験や大学受験のときに作文や小論文の試験があると、これまでの言葉の森の勉強の延長で、安定した実力で合格圏内の作文を書いてくるのです。

 ただし、これは、学校側の採点の仕方の問題だと思いますが、受験の作文では、ときどき、実力のある子が落ちて、実力のない子が受かるということがあります。本当は、森リン(作文自動採点ソフト)などで客観的に評価すれば間違いがないのですが、入試では短時間に人間が採点する形をとるので、中にはかなり疑問の残る採点の仕方もあると思います。

 しかし、作文の実力のある子は、大学生になっても、社会人になっても、文章を書くことが苦にならないので、その文章力をさまざまなところで生かしていくことができます。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 

記事 1221番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
4月1日から、福島県の新学期教材の再発送を開始(生徒父母連絡) as/1221.html
森川林 2011/03/31 16:28 
 4月1日から、福島県の新学期教材の再発送を開始します。
 ただし、下記の地区はまだ配達できません。
双葉郡全地区(広野町・楢葉町・冨岡町・大熊町・双葉町・浪江町・川内村・葛尾村)。
いわき市の一部。南相馬市の一部。田村市の一部。相馬郡飯舘村の一部

 なお、岩手県、宮城県の発送は、まだ予定が立っておりません。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母連絡(78) 
コメント1~10件
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
作検研究。森リ 森川林
作文は、褒められても注意されても、そこに客観的な基準がなけれ 12/7
記事 5391番
「作文検定」「 森川林
 今は、AI社会の前夜。  昔は新聞やテレビが中心だった。 12/7
記事 5390番
AI時代に子ど 森川林
AI時代には、先生の役割は「教えること」ではなくなります。 12/6
記事 5389番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
2月分 よこやまりょう
高校二年生の読解検定について質問です。 問1と問2がわかり 2/4
国語読解掲示板
Glitchの 森川林
https://hnavi.co.jp/knowledge/ 1/22
森川林日記
2026年1月 森川林
●作文について  忙しい中学生高校生が作文を能 1/22
森の掲示板
読解検定のやり 森川林
====読解検定のやり方 1.オンラインクラス一覧表の「全 1/16
国語読解掲示板
小4の12月の 森川林
問3 ○B すずめは、見慣れみな ないものが立っている 1/9
国語読解掲示板
2025年12 森川林
 12月8日から、中根が休講してしまい、いろいろな連絡が遅れ 12/22
森の掲示板
3I/atla 森川林
日本にはかつて穏やかに何万年も続いた縄文文明があった。そのよ 12/12
森川林日記
Re: 11月 森川林
 これは、解き方の問題ではなく、読む力の問題です。  読解 12/5
国語読解掲示板
Re: ICレ 森川林
 ChatGPT、あまり文章うまくないなあ(笑)。  音声 12/5
森川林日記
ICレコーダと 森川林
AI時代に子どもが伸びる――全科学力クラスという新し 12/5
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●思考力を育てる作文教育
●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。

●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育
●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です

●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。
●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)

●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)
●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)

●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)
●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)

● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)
全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森

●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく

●志望校別の受験作文対策
●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法

●父母の声(1)
●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)

●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)
●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集

●大学受験作文の解説集
●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強

●小学1年生の作文
●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準

●国語力読解力をつける作文の勉強法
●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策

●父母の声(2)
●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策

●父母の声(3)
●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導

●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信
●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準

●国語力は低学年の勉強法で決まる
●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から

●いろいろな質問に答えて
●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで

●父母の声
●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1

●作文の勉強は毎週やることで力がつく
●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応

●作文の通信教育の教材比較 その2
●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート

●森リンで10人中9人が作文力アップ
●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習