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【再掲】高3の受験生は過去問に取り組もう as/1791.html
森川林 2013/04/20 16:01 



 高校1年生、高校2年生は、まだ受験という差し迫った目標がないので、ある程度時間的な余裕があります。この時期に、空いている時間をどのように有効に使うかというと、一つは読書です。勉強や受験には関係ないように見える読書にたっぷり時間を割いておくとあとで必ずよかったと思うときが来ます。もう一つは、英単語です。高1や高2の時間のあるときには、あまり考えずに進められる勉強として英単語の暗記をしておくと、高校3年生なって受験勉強に突入したときに勉強がはかどります。いちいち辞書を引かずに英語の勉強を進められるからです。第3は、苦手科目に集中することです。夏休みの1ヶ月間苦手科目に取り組めば、ほぼ必ずその科目は得意科目になります。

 高校3年生の受験生にとって大事なことは、三つあります。

 第一は、赤本や青本などで志望校の過去問を必ずやってみることです。もちろん、志望校の過去問を解く実力はまだありません。教科によっては全然できないものもあります。しかし、答えを書き込みながらでもその過去問をやっておくと、問題の傾向や性格が必ず分かってきます。問題の傾向や性格が分かってから進める勉強は、一般的な勉強よりもはるかに能率がよくなります。普通の高校生は、ただ漠然と勉強して最後の仕上げとして過去問をやるというような発想で勉強しやすいのですが、これ全く逆です。できなくてもいいから、まず過去問をやって、その過去問の傾向に合わせた勉強をしていくというふうに考えるのです。しかし、実際には高3の初めの時期に過去問に取り組むような自覚的な高校生はほとんどいません。したがって、ある程度強制的に家庭で過去問に取り組む時間を確保しておく必要があると思います。予備校などで、なぜ過去問を早めにやらせないというと、生徒が過去問をやって個別の学校や個別の自分の実力について相談されても一斉指導のスタイルでは対応しきれないからです。

 第二は、ほかの人の合格体験記を読んでおくことです。特にその学校が自分の志望校と同じであれば、参考書や問題集や勉強の仕方で参考になる例が多数載っています。情報時代には、そういう先人の知恵を生かしておくことが大切です。

 第三は、その合格体験などの記事を元にして、自分なりによいと思われる参考書や問題集をまとめ買いすることです。今はインターネット書店があるので、必要な本が時間をかけずに手に入るようになっています。そこで、自分でいいと思った参考書や問題集を一つの教科について複数買っていきます。そして、その教材が届いたら試しに数ページやってみて、自分にとっていちばん相性がいいものをメインの教材と決めます。メインの教材はこれから1年間つきあうのですから、手触りやレイアウトの好みなど感覚的なものが意外と重要です。そして、その参考書や問題集を、わからないところがなくなるまで5回ぐらい繰り返し読むような予定で勉強を進めていきます。数冊を80パーセント仕上げるのではなく、1冊を100パーセント仕上げるというのが勉強の鉄則です。

 これからの1年間は、過去問をときどき解き直し、過去問で勉強の軌道修正をしながら勉強を進めていってください。


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記事 1790番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
「子供が説明するのが下手なので、どうしたら」→「まず褒めること、そのあと似た話をしてあげること」(facebook記事より) as/1790.html
森川林 2013/04/19 11:35 


 何事も、最初に始めたときの印象が、その後ずっと続く印象の土台になります。作文も、最初に書いたとき、たくさん褒められれば好きになります。直すところを注意されれば嫌いになります。直すのは、充分に自信がついてからいいのです。

 子供が親に何かを説明するときも同じです。その説明が、どんなにもたもたしていて要領を得ないものであっても、最初に褒めれば説明が得意になります。最初に注意されれば説明が苦手になります。

 音読も、暗唱も、同じです。最初は誰でも下手なのが普通です。しかし、だから最初はたっぷり褒めてあげることが大事なのです。


 あるサイトに、「子供が説明するのが下手なので、どうしたらいいですか」という質問が載っていました。

 その回答は、「説明の仕方として、『いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように』などを使って説明する方法を教えてあげる」でした。

 しかし、この回答のとおりに、お母さんが、子供の説明に、「それはいつ? どこで? だれと? なにを? なぜ? どうしたの?」などと聞いていったら、子供は確実に説明が苦手になります(笑)。

 説明の方法を教える以前に、その説明を楽しく聞いて褒めてあげることです。そして、その説明を聞きながら、お母さんが自分の体験で似た話をしてあげるのです。

 そのお母さんの説明の中に、自然に、「いつ、どこで、だれと……」などが入っているので、子供はお母さんと楽しく話をしながら上手な説明の仕方を身につけていきます。

 本当の勉強というのは、苦しく厳しく注意して直すものではなく、楽しく明るく褒めて自然によくなっていくものなのです。
【参考記事】
「あるがままを褒める―作文がなかな書けないときはすぐに電話を」
https://www.mori7.com/as/1623.html

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kaka 20170622  
私の娘も六年生で、いまだに2語までの文章でしか話さず、散々にしかってきました。もういまさらであきらめています。

森川林 20170623  
 あきらめのはまだ早い(笑)。
 これまでのことを子供に説明して、「これから、いつもいいところを見ていくようにするからね」と約束すればいいのです。

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記事 1789番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
テストは、悪い点を取ったときにこそ価値がある(facebook記事より) as/1789.html
森川林 2013/04/19 11:31 


 入試のテストというのは合格するためのものですが、それ以外のテストというのは、すべて模擬試験のようなものです。いい点を取ることが目的ではなく、自分の弱点を知ることが目的です。ですから、言い方を換えれば、いい点を取るよりも悪い点を取る方がいいのです。

 しかし、子供はそういうことはわかりません。テストというのは、全部いい点を取らなければならないものだと思っています。

 だから、身近な大人が、テストの意義をわかりやすく説明してあげる必要があります。例えば、「テストというのは、あいまいなところは当てずっぽうで答えを書き込まずに、空欄にして×にしてもらってきた方がいいんだよ」というようなアドバイスです。

 子供はみんな純真ですから、大人が正しいことをわかりやすく言えば、そのとおりに理解します。ズルをしてでもいい点数を取ろうとする子などは、ほとんどひとりもいません。だから、まず大人の姿勢が大事なのです。

 今度、言葉の森の通信クラスで学力テストという模擬試験を行うことにしました。自宅で行うテストですから、ごまかそうと思えば、いくらでもごまかすことができます。しかし、大人がテストの意義をわかりやすく言えば、それでほとんどの子は正しくやるのです。

 テストそのものよりも、むしろそういうことを話してあげることの方が意味のあることかもしれないと思いました。

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中二の努力家 20150629  
1学期期末テストをいい結果を出そうと今まで以上に頑張ったけど全く結果出せなくて勉強を投げ出そうとしたけどこの記事を読んですこし元気になりました。ありがとうございました。

森川林 20150702  
 努力家さん、こんにちは。
 テストの成績をよくするには、やはり作戦が必要です。
 facebookグループなどに参加して質問するといいかもしれません。
「中学生の勉強相談室」
https://www.facebook.com/groups/tyuubenn/
 がんばってねー。

haru 20150913  
北海道の学力 ABCでも同じことが言えますか?

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作文の欠点は目につきやすい話の続き。「字がきたない」「漢字を使っていない」など(facebook記事より) as/1788.html
森川林 2013/04/19 11:26 



ツバメのツーちゃんと名犬ゆめ

 作文は、国語力の集大成なので、欠点が目につきやすいという話の続きです。
 よくあるのが、「字がきたない」「漢字を使わない」。
 男の子なら、誰でも身に覚えがありそうです(笑)。

 字がていねいで、漢字が使ってあるのにこしたことはありません。
 しかし、字のていねいさは、初めて文字を書き始めた小1のころからのことなので、文章を書く量が増えてからではなかなか直りません。
 また、文章の中身がよければ、今はパソコンで入力できるので、生活上困ることはほとんどありません。

 昔、超がつくほど字の下手な生徒がいましたが、高3のとき代ゼミの小論文模試で最高点を取ってきました(笑)。
 いい文章を書く子と、字の下手な子というのは、ある程度の相関があるような気さえします。
 だから、ていねいに書くことは大事ですが、そんなに気にすることはないのです。

 漢字は、書き取りの練習を真面目にしていなければ正しく書けるようにはなりません。
 だから、思った以上に時間がかかります。

 800字の作文で誤字が1か所あったとしたら、それは確率的に1か所あるということなので、文章に誤字が全くなくなるまで約1年かかります。(週に1回書くペースで)
 成績の優秀な高校生でも、小学生のころは遊びほうけているのが普通ですから(そうでない人もいますが)、小学校の4、5、6年生で習った字を勘違いして覚えていることがかなり多いのです。

 これは、高校生のときに小論文の勉強をみっちり1年間やれば直ります。
 だから、大学入試に小論文があるというのは、実はとても意義あることなのです。

 言葉の森で作文の勉強をする目標の具体的なイメージは、大学入試の現代文と小論文で高得点が取れることと、更にその上に創造的な思考ができるようになることです。
 そのための方法は、多読と難読と対話と作文です。

 そういう大きな方向さえ押さえておけば、途中の小さな欠点はそれほど口やかましく言う必要はありません。
 注意をすることによって、親子でストレスを感じることの方が問題なので、基本はいつも楽しく褒めていくことです。

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