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なぜ自学自習か――人間は個性的に間違え個性的に理解する(2) as/2553.html
森川林 2016/03/18 18:44 


 自学自習のやり方は、次のようになります。

 国語は、難読と多読が中心なので、問題集読書と読書を続けます。難読さえしっかりできていれば、あとの知識的な勉強は短期間で仕上げられるので、試験がある場合にその直前に勉強するだけで十分です。
 国語の問題集読書は、入試問題集の場合は問題文だけ読みます。市販の問題集の場合は先に答えを書き込み、問題と答えを併せて読みます。いずれも自分で問題を解く必要はありません。
 国語の知識的な勉強に関しては、漢字、文法、古文、漢文の参考書を繰り返し読みます。漢字は漢字の問題集で覚えるだけでなく、自分が作文で使って間違えた漢字を特に重点にノートに書き出して覚えます。

 理科、社会、英語は、知識を整理して身につける必要があるので、参考書を繰り返し5回読みます。
 英語は、文法の理解だけでなく、文章の流れに関する慣れが必要なので、教科書を繰り返し音読し暗唱と暗写できるようにします。余裕があれば、英語の長文を読むことに慣れるように、英語の問題集読書と読書を行います。
 国語、理科、社会、英語とも、参考書に問題が載っている場合は、先に答えを書き込み、問題と答えを併せて読みます。
 理科の計算問題の場合は、算数数学の勉強の仕方と同じように、できなかったところの解説を読んで理解します。

 算数数学は、問題集を解く勉強が中心になります。1冊を完璧に仕上げることが目標です。

 まず、算数数学の問題集を解くときは、問題集に直接答えを書かず、必ずノートに書きます。問題集には、○×だけつけておきます。
 ノートは、詰めて書かずに、できるだけスペースを空けて書きます。間違えたところに、正しい解法を書いて理解するためです。
 問題を見てしばらく考えても解き方がわからない場合は、それ以上時間をかけて考えるようなことはせずに、すぐに答えを見て解法を理解します。
 また、できる問題の場合も、横に解答を広げておき、自分の答えが合っているかどうかすぐに確かめるようにします。

 算数数学の勉強で大事なことは、その場で自分で○×をつけ、できたところは二度とやらずに、できなかったところだけ正しい解法を理解し、1冊が終わった時点で何度も繰り返しやることです。
 だから、こういう勉強法ができない、答えのない宿題や、自分ではなく親や先生が○×をつける問題は、算数数学の勉強としては時間の無駄になります。

 ところが、この無駄な勉強に時間をかけている子がほとんどなのです。それは、小さいころから、できる問題を解くという作業的な勉強に慣れてしまっているからです。また、親自身も、子供が一生懸命できる問題を解いている姿を、勉強している姿のように見ていることが多いからです。(つづく)

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なぜ自学自習か――人間は個性的に間違え個性的に理解する(1) as/2551.html
森川林 2016/03/17 21:00 


 ニワトリの摂食行動には個性がありません。だから、照明時間を長くすることで、どのニワトリも短期間で成長します。

 人間の勉強も同じように考えて、長期間教えればそれに比例して学力が上がるかというとそういうことはありません。人間の学習には個性があるからです。

 確かに小学校低学年のころは、学習内容に個性の差はほとんどありません。誰でもやればできるようになるし、やらなければできるようにならないという点で共通しています。

 しかし、学年が上がるにつれて、間違いの仕方も理解の仕方も個性的になってきます。同じ問題ができない場合でも、ある生徒はAの部分がわからないためにできないが、他のある生徒はBの部分がわからないためにできないということがあるのです。

 すると、当然その問題を理解する仕方も、ある生徒にはA’という解説が有効で、他のある生徒にはB’という解説が有効であるということが出てきます。

 ところが、これまでの教育では、生徒は受け身で教わる側に回っていることが多いため、教える側の先生がいくら熱心に教えても、その先生の説明の仕方もやはり個性的ですから、生徒と先生の理解のミスマッチングが起こることも多かったのです。

 優秀な先生が必ずしもよい先生になれないのは、この生徒と先生の個性の差があるからです。では、その反対に優秀でない先生がよいのかというと、これも同じようにその先生の個性に合わない生徒が出てきます。

 だから、生徒の個性を生かした勉強法で、最も能率のよい方法が自学自習なのです。(つづく)

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touko 20170120 77 
大勢を相手にした画一的な授業では、その子に合った解説受けられないことも多々あります。
自分で考え自分で理解する、それを手助けできる大人が身近にいることで、勉強がずっと楽に楽しくなると思います。

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オンエア作文の募集を開始します as/2550.html
森川林 2016/03/16 18:02 


 言葉の森では、現在寺子屋オンエアという名称で、ハングアウトのウェブ会議の機能を使った家庭学習の指導を行っています。

 この寺子屋オンエアを同じやり方で作文も書きたいという声がこれまでに何度かありましたので、担当の先生との時間が合えば、オンエア作文も始められるようにしました。
 追加料金などはかかりません。
 ただし、振替や代講の場合は、通常の電話指導になる場合もあります。

 やり方は、電話指導の10分前からハングアウトに入れるようにしますので、ウェブカメラのついたパソコンで指定されたリンクからハングアウトに入ってください。
 時間になると、先生から電話又はskype電話がありますから、その説明を聞いて作文を書いていきます(通常の電話指導と同じです)。
 作文を書いている間は、そのままハングアウトに入っていますが、途中の退出、再入室などは自由です。

 ハングアウトの1人あたりの接続時間は1時間ですので、1時間以上かかる場合は、いったん退出してそのまま自宅で続きの作文を書いてください。
 途中での質問や相談は、通常の電話指導と同じように事務局に電話をして聞いてください。

 通信での学習は孤独になりがちですが、ハングアウトで他の生徒の勉強している様子を見ながら勉強できると励みになると思います。
 詳細は、事務局までお電話でお問い合わせください。

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touko 20161006 77 
がんばっている人の姿を見ると、自分もがんばれます。

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日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(10) as/2549.html
森川林 2016/03/15 20:42 


 アジアとともに、日本が目を向ける先はアフリカです。なぜなら、アフリカは地球の貧困の最後の焦点であり、アフリカが豊かにならないかぎり、世界に平和が訪れたと言える状態にはならないからです。

 アフリカに必要なのは、その地域の特性を生かした経済の建設です。しかし、そのもとになるものは、そこに住む人々の知恵と工夫です。だから、経済の建設と並行してアフリカの子供たちの教育を進めていく必要があります。
 この点でも、日本の寺子屋教育は、アフリカの教育に貢献することができます。

 これまでの世界の教育は、明治以降の日本の教育も含めて、学校での一斉授業形式の教育が中心でした。この教育方法は、短期間に全員を一定のレベルに持って行くには有効でしたが、その有効性は主に教育の初歩的な段階に留まるもので、教育の内容が高度になると、一斉より上のレベルの生徒にとっても下のレベルの生徒にとっても不十分なものになるという面を持っていました。
 また、一斉授業は、校舎とそこで教える先生を必要とするために、普及させるための費用と時間がかかるという面も持っていました。

 これに対して、ネットを使った少人数の自学自習形式の寺子屋オンエア型の教育は、生徒個人に教材と情報端末さえ渡せば、短期間のうちに比較的低コストで学習できる環境を広げることができます。

 義務教育の期間の勉強は、解説の詳しい教材があれば、特に先生が工夫して教えなくても本人の独学と同級生や上級生のアドバイスでほとんどがカバーしていけます。
 もちろん、経験の豊富な先生が教えた方が能率がよいという面があるかもしれませんが、幅広い範囲に点在する生徒に短期間に教育を普及させるためには、先に学んだ生徒があとから学ぶ生徒を教える仕組みを活用していく必要があります。
 それは、子供たちの遊びの世界では既に行われていて、それらの遊びの中には、勉強に似た複雑なものももちろんあります。

 ネットを使った寺子屋オンエア形式の学習は、この上級生が下級生の質問や相談に答えるという形の自学自習の教育を可能にします。
 ネットを使っているので、上級生にわからないところだけ先生が登場して質問に答えるという形も取ることができます。

 このようなやり方で教育を普及させていくことが、アフリカの人たち自身の手による経済建設の最初の土台になるのです。

 以上、10回にわたって、個性の教育、実力の教育、創造性の教育、教育の起業、世界の教育と話を進めてきました。
 言葉の森は、これまでに述べたような展望で、これからの教育を進めていきたいと思っています。(おわり)

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