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勉強に自信のある親は、低学年のころは遊ばせる、中学生になったら勉強を見てやる as/2707.html
森川林 2016/10/07 21:17 


 子供が小学校低学年のころ、たっぷり遊ばせている親は、自分の力で勉強してきた人です。
 自分自身も子供時代たっぷり遊んできて、遊びの大切さがよくわかっているのです。

 子供が低学年のころから勉強をさせすぎる親は、勉強にあまり自信がない人です。
 小さいころから勉強すれば、もっと勉強ができるようになるはずだと思ってしまうのです。

 子供が中学生になり勉強がだんだん難しくなってきたときに、勉強を見てやれる親は、自分の力で勉強してきた人です。
 学校や塾で言われたとおりにやっていると、能率の悪い自己流の勉強になることが自分の経験からわかっているからです。

 子供が中学生になると、もう家で勉強は見られないからと塾に任せてしまう親は、勉強に自信がない人です。
 自分ではできなから、専門家に任せておけば、大丈夫だろうと思ってしまうのです。

 中学生や高校生で成績のよい子に共通しているのは、親が子供の勉強を見てやれるということです。
 もちろん、手取り足取り教えるのではありません。
 親はもう勉強の現役ではないので、勉強の内容は忘れています。
 しかし、自分の経験からどういう勉強法でやっていったらいいかということが大体わかるのです。

 学習塾のような教育サービスが盛んになったために、そういう家庭での学習のできない子が増えてきました。
 塾は、一斉指導で子供たちの力をつけなければならないので、無駄な勉強も含めてたくさんの宿題を出します。

 塾で勉強ができるようになる子は、そういう無駄な勉強も我慢して長時間勉強できる子です。
 だから、成績のよい子には、勉強以外の個性がない、面白みのない子が多くなってくるのです。

 しかし、ほとんどの子は、塾に行っても大して成績が上がるわけではありません。
 それは、塾の先生の話もほどほどに聞いて、家庭での親の話もほどほどに聞いて、塾と家庭の中間でのんびり生活しているからです。
 中学生のころは、まだ何の自覚もない年齢ですから、それは自然と言えば自然なことなのです。

 では、どうしたらいいかというと、まず低学年では勉強はできるだけ抑えて、楽しく遊ばせることです。
 そして、中学生になったら、親が子供の勉強をときどき一緒に見てやることです。

 そのためには、小学校低学年のうちから、家庭で親子が対話をする習慣を作っておくことです。
 その親子の対話が毎日自然にできるように、読書と作文の勉強を組み合わせておくといいのです。



この記事に関するコメント
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sizuku 20161008 51 
中学生の勉強見るなんて無理無理…おっしゃる方が多いのですが、塾の先生のように教える必要はなく、いっしょに考えたり、「うちの子はここがわかっていないのね。」と理解度を把握するだけでよいのだと思います。
そうすればどう対処したらよいかわかります。

mae 20161011 9 
遊びの中で学ぶことがたくさんあるのに、その機会を摘んでしまうようなことはしたくないですよね。

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公立中高一貫校の入試問題をもとに、考える勉強を楽しむ思考国算講座 as/2706.html
森川林 2016/10/06 21:09 


 思考国算講座は、ハングアウトを利用したオンエア講座で、生徒は自宅のパソコンから参加しています。
 対象学年は小4から小6で、小4や小5の生徒にはかなり難しい内容のものもあるので、別途、ハイクラステスト算数の小4、小5からも問題を選べるようにしています。

 勉強と言っても、先生が説明したり、教えたり、テストをしたりするものではなく、生徒が自分なりに似た話を考えたり、自分なりに似た問題を作るような勉強です。
 だから、○×がつく勉強ではなく、全員がそれなりに参加できる勉強です。

 生徒が何人か集まって行う形の勉強だと、学習塾のようなものを連想する方もいると思いますが、そうすると、先生にお任せする形の勉強になってしまいます。
 真に学力がつくのは、家庭で勉強をしているときですから、この講座も基本は親子の対話を勉強の中心にしています。
 親子で一緒に勉強すれば、その生徒の実態にあった練習が、ある意味で楽しくできます。

 小学生の勉強は特に、無理なく楽しくできる範囲でやっていくことが大切です。
 楽しくやれば、考えることの好きな子は、自分なりに高度なことまでやろうとします。
 勉強を嫌がる子がいるのは、無理に難しいことを長時間やらせるからだと思います。

 以下は、思考国算講座の記録の一部です。
 勉強の内容と雰囲気が大体わかると思います。

 この思考国算講座はまだ1、2名空きがあります。
 小4~小6の生徒で、こういうちょっと難しい考える勉強に興味のある方は、詳細を言葉の森までお問い合わせください。
 言葉の森の生徒以外の方も参加できます。

 私は、小学校時代の勉強は、できてもできなくても、その子の将来の人生に全く影響しないと思っています。
 影響するものがあるとしたら、小学校時代をいかに楽しく過ごしたということだけです。
 勉強も、遊びも、子供が楽しくやっているかどうかだけを基準にしていくといいと思います。

https://youtu.be/RDeb0OTATVU


この記事に関するコメント
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森川林 20161006 1 
 本文にも書きましたが、長い人生のことを考えたら、小学校時代に勉強ができるとかできないとかいうことはどうでもいいことです。
 勉強よりも大事なことは、生きる姿勢とか、家庭の文化というようなことです。
 
 もちろん勉強はしてもいいのですが、その子が楽しくやれる範囲にまでとどめておくことです。
https://www.mori7.com/index.php?e=2706


nane 20161006 1 
 将来伸びる子というのは、読書をしている子、親子のお喋りを楽しめる子、勉強に飽きていない子です。
 だから、小学校時代は特に、子供が楽しく暮らせることを中心に家庭生活を行っていくといいのです。
 楽しさが第一で、ほかのことはすべて二義的なことなのです。


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