5月15日のfacebook記事です。
====引用ここから。
人間には波があります。
平均よりも上に向かうときと下に向かうときがあります。
下に向かっているときには無理に上に向こうとがんばるよりも、下向きの力を利用して読書で蓄積をしていくことです。
「することないから、本でも読もう」という感じです。
そういうときに、さっと読書ができるようになるためにも、子供のころから本を読むことに慣れておくといいのです。
今は、「することないから、ゲームでもしよう」という子が多いと思いますが(笑)。
子供たちの作文の成長の経過を見ていると、誰でも途中でスランプがあります。
前の学年のときよりも、字数も減るし、森リン点も低くなるのです。
例えば、小3のときに書いていた作文より、小4の方が字数が減っているというような例です。
そういうときは、なぜか読書の傾向も、以前よりも易しいものになっているようです。
【参考記事】
「作文の勉強も客観的なデータで」
https://www.mori7.com/index.php?e=1549
しかし、下に向かう波のあとには必ず上に向かう波があり、時期がたつと、また字数も増え、森リン点も高くなっていきます。
大事なことは、下に向かっているときに、「これは波なのだ」と思うことです。
たぶん、その下向きの時期は、それまでの自分から脱皮するために、一時的にサナギ状態になっている時期なのだと思います。
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下向きの力が働いている子に対しては、その下向きの状態をそのまま認めてあげることだと思います。
「下向きでいいんだよ。人生の目的は、幸福に生きることであって、上に向かって進むことではないんだから、自分の好きなとおりにやっていったらいいんだよ」
というような言い方です。
そのときに、たぶん犬のようなペットは助けになります。
犬は、いつでも主人を無条件に認めてくれるからです。
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今日のfacebook記事に、「なぜ音読は役に立つのか」という記事を書きました。
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「なぜ音読が役に立つのか」
国語の勉強法で最も大事なことは、難しい文章を読むことです。
ところが、文章を読む意欲は、読む内容の面白さ×読みやすさに比例します。
内容にあまり関心がないもので、読みにくいものは、読もうという気持ちが起きません。
そのかわり、内容に関心があるものならどんなに難しくても読みたくなります。
また、特に内容に関心がなくても、読みやすい漫画はすぐに読みたくなります。
読む力をつけるのにふさわしいものは、大体内容に関心が持てず、表現も難しいものが多いので、必要だとわかっていてもなかなか読めないのです。
そこで役に立つのが音読です。
声を出すという動作がきっかけになって、読みにくいものでも読み続けることができるのです。
それと似ているものが、作文と対話です。
いずれも、書くとか話すとかいう動作がきっかけになって、考えにくいものを考えることができるからです。
知識を覚える勉強は、手応えがあります。やればそれだけ成果が目に見えます。そして、教材も豊富です。
しかし、考える勉強は、手応えがありません。成果が見えないし、教材もありません。
そして、どういうふうに力をつけるのかもわかりにくいのです。
その考える勉強の方法が、読書、音読、作文、対話なのです。
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その音読の勉強をどう続けるかという方法を、このあと書きたいと思います。(つづく)
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作文の指導で大事なことは、書いたものを直すのではなく、書く力をつけるということです。
作文は結果ですから、結果にいくら手を入れても、それは手を入れた人の力にはなっても、手を入れられる方には何にもなりません。
作文以外の勉強は、結果と原因が近いので、例えば算数数学や英語の勉強でしたら、問題を解くことをそのものが勉強です。
しかし、作文はそうではありません。
作文と一口に言っても、そこには、構成、題材、表現、主題、など4種類以上の側面からの見方が可能です。
言葉の森で勉強をすると、自然に構成力がついてきます。
題材の力は、体験、読書、対話などによってつけることができます。
表現の力は、いちばんセンスに近いものですが、これも表現の工夫を意識的にすることでついてきます。
主題の力は、主に対話によって育ちます。お父さんやお母さんとたくさん話をしている生徒は、考える力が深まってきます。
このように、作文の実力を育てるものは、作文の添削を受けることではなく、作文を書く前の準備や自習に力を入れることです。
今、作文指導をしている塾や通信教育の指導法は、ほとんどすべてが作文を書かせて添削をするものです。
一見勉強をしているように見えますが、これでは力はつきません。
事前の準備に力を入れることが大切なのです。
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