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作文教育は、創造性を育てる教育 as/2699.html
森川林 2016/10/02 19:44 


 日本では長らく、作文教育は文学的な教育の一部として行われてきました。
 小学生のうちから私小説の作家を育てることがゴールになるような雰囲気で作文指導が行われてきたのです。

 もちろん、そういう生活作文的な作文指導も必要です。
 そして、小学生は、そのような事実中心の作文からスタートしていくのが自然です。

 しかし、作文教育の目標は、小説家を育てることではありません。
 将来、社会に出て、自分の言いたいことを文章でしっかり表せる人になることが目標です。
 そして、その上に更に、文章を書くことによって創造的な考えを生み出せるような人になることが目標なのです。

 創造性を育てることについて、簡単なノウハウはありません。
 しかし、少なくとも、教える先生がゴールは創造性にあるということを自覚していることが必要です。

 受験に合格する作文ということも、もちろん一時的には目標になりますが、作文を教える先生は、その先の目的も自覚しておく必要があるのです。

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nane 20161002 1 
 教育の目的は、創造性を育てることにあります。
 答えのある世界は、これからどんどん人工知能に肩代わりされていきます。
 人間がする仕事は、希望を持つことと、問題を作ることです。
 その両者に結びつく教育が、作文教育です。
 だから、作文の評価で大事なことは、文章が正しく書けているとか、漢字が正しく使われているとかいう以前に、まずその子のオリジナルなものがあることなのです。


森川林 20161002 1 
 言葉の森は、世の中に作文教室の「さ」の字もないころから、作文指導をしてきました。
 大学入試に小論文の課題が出てきたのは、言葉の森が作文教室を始めてからずっとあとです。
 また、公立中高一貫校の入試に作文の課題が出てきたのは、ここ10年ほどのことです。
 なぜそのように早くから作文指導に取り組んできたかというと、これからの教育で最も大事になるのは、創造性の教育だと考えていたからなのです。

kira 20161004 52 
 大人は、ついつい美文を求めたがります。目標を間違えないようにしなければ。

jun 20161007 2 
創造性ということを意識すると、大らかな気持ちで指導できそうです(笑)。

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小4~小6の思考国算講座0928の記録(一部) as/2698.html
森川林 2016/10/02 14:03 


 先日行った思考国算講座の記録(約45分間)の一部を紹介します。
 参加者は小4~小6の生徒7人です。
 ハングアウトを使ったオンエア講座なので、参加できる人数は最大でも8名程度です。

 現在、オンエア講座は、このほかに小1~小3対象の読書実験クラブ、中1~中3対象の先行国数講座を行っています。
 まだ曜日と時間が限定されていますが、将来はもっと多くの曜日と時間で、全国の生徒が自由に参加できる形にしたいと思っています。

 現在、世界で行われているネットを活用した教育には、二つの問題があるように思います。

 一つは、MOOCなどに見られるように、良質のビデオ授業を無償に近い低価格で配信する教育です。
 これは、意欲があるが学ぶ機会がないという途上国の青年などが学習できるという点で優れていますが、ひとりで授業を聴いて勉強をするというのは、多くの人にとって継続しにくい面があるようです。

 もう一つは、語学のマンツーマン教育のような時間と場所を自由に選べる個別教育です。
 これは、生徒にとっても先生にとってもやりやすい仕組みですが、受講料が高額になる面があります。

 一方、ネットではない従来のリアルな教育は、新しい問題を抱えています。
 それは、少子化の中で、ある程度の人数が集まって勉強する場がなかなか確保できなくなっている点です。
 地方では特にその傾向が強くなっているます。

 言葉の森では、ネットを活用した教育として、このオンエア講座や寺子屋オンエアをこれからもっと使いやすい形にしていく予定です。

https://youtu.be/4m4Sng3VZWE


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nane 20161002 1 
 勉強の基本は、自学自習です。
 先生に、手取り足取り教えてもらうものではありません。
 しかし、質問をしたり、大きなアドバイスを聞いたり、生徒どうしが交流したりする場は、先生がある程度作っていく必要があります。
 そして、その先生という役割は、子供のことを考えてあげられる人なら誰でもできると思います。


森川林 20161002 1 
 私は、密度の濃い勉強ができるのは、個別指導の1人でも、集団指導の数十人でもなく、6、7名ぐらいの人数ではないかと思います。
 これぐらいの人数であれば、全員が参加する形の勉強ができます。
 日常の勉強は、家庭での自学自習で、そしてたまに6、7人のグループで授業に参加するいう形の学習スタイルがこれから広まっていくと思います。


namura 20161003 10 
毎週自宅で勉強できるのがいいですね。

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