ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3323番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/19
答えのない勉強としての読書――子供の読書生活をどう発展させるか(その3) as/3323.html
森川林 2018/05/28 02:51 

 子供の読書生活を先に進める第三の読み方が復読です。
 よく多読と精読が比較されますが、精読とは繰り返し読むことです。

 幼児期の読み聞かせのときに、同じ本を何度も読んでもらいたがる子がいます。
 また自分で本を読めるようになったあとも、好きな本を何度も繰り返して読む子がいます。
 繰り返し読んだ経験のある子ほど、読書力がつきます。
 また、この繰り返し読む読書によって、その子供が文章を書くときのリズム感が育ってきます。

 だから、いろいろな本を次々と1回だけ読むよりも、ある特定の本を何度も読むような読み方ができるように勧めていくといいのです。
 しかし、これは本人が好きで繰り返し読む本に出合うまで待っているわけにはいかないこともあります。

 そこで、言葉の森では、長文の音読や問題集読書という繰り返し読む勉強法を取り入れています。
 繰り返し読むことによって、その文章の内容を理解するだけでなく、その文章にある語彙や表現やリズム感が作られていきます。

 ところが、この繰り返し読むということが、単調でなかなか続けられない子が多いのです。
 子供たちは、問題集を次々に新しく解くような勉強の方を好みます。
 その方が、勉強をしている感じがするからです。

 しかし、本当は、問題集を解く勉強は、問題文を読んでいるときだけ読む力を使っているのですから、時間がかかるわりに密度の薄い勉強なのです。
 問題を解く勉強に意味があるのは、間違っていた問題を、なぜ間違っていたか理詰めに説明できるようにするときだけです。
 ところが、ほとんどの場合、国語の問題は、「当たった」「外れた」のレベルで済ませられてしまいます。
 だから、それよりも、問題文を繰り返し読むだけの勉強をした方が読解力がつくのです。

 長文音読の勉強や、問題集読書の勉強は、問題を解く勉強の5分の1から10分の1の時間でできます。
 そういう短時間でできる勉強を毎日繰り返していくといいのです。
(つづく)

 次は、読書の中で最も重要な難読についてです。

https://youtu.be/quNAEJQOYTo


この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180528  
 長文音読や、問題集読書や、暗唱練習は、形が残らないので、続けにくい麺があります。
 そこで、家庭と教室が連携してできるオンラインの自主学習コースという仕組みを考えたのです。
 そして、先生と生徒だけの個別指導とは別に、少人数のオンラインの発表学習コースで読書紹介も始めると、子供たちの読書生活も進み出しました。
 ほかの人が紹介した本に興味を持ち、自分も読みたくなるという子が増えてきたのです。
 これからの勉強は、先生と生徒の関係だけでなく、こういう親子や友達との関係の中でで進んでいくのだと思いました。


nane 20180528  
 昔の子供たちは、読む本が少ないので、同じ本を何度も繰り返し読んでいました。
 それが、自然に子供たちの読書力を育てたのです。
 今は、本が豊富なので、新しい本を次々と読むような読み方になりがちです。
 この次々に読む「多読」とは、別に、同じものを繰り返し読む「復読」を両方並行して進めていくといいのです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
読書(95) 

記事 3322番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/19
音声入力講座――1200字の作文を10分で書く――時間の取れない中高生のために as/3322.html
森川林 2018/05/27 04:41 

 5月26日に音声入力講座を行いました。その動画の記録(一部)を紹介します。

 音声入力の方法をマスターすると、作文を書く際の負担が大幅に軽減します。
 それは、1200字の作文でも、10分程度でとりあえず書くことができるからです。
 音声入力でテキスト化された文章を手直しする時間があるとしても、それはほとんど苦になりません。
 手直しは、単なる作業としてできるからです。

 大事なのは作文の中身であって、どういう方法で書くかということではありません。
 作文を書く前の構想図の段階でしっかり考えを深めていれば、あとはどのような方法で書いてもいいのです。
 だから、自分の最もやりやすい能率のよい方法で書いていくといいのです。

 ところで、構想図を書くのは、もちろん手書きです。
 考えを深めるためには、紙とペンによる手書きという組み合わせが今のところ、最も自然だからです。

 しかし、ソクラテスの時代には、対話が思考を深める方法だったようですから、そういう方法もいずれは開発されるかもしれません。
 今のところは、構想図を書くために、親子で対話をするということでやっていくといいと思います。

https://youtu.be/qC_g7rg11eg


この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20180527  
 言葉の森が、子供たちの作文にパソコン入力を取り入れたのは、20年ほど前でした。今でもそのこのろ子供たちの作文がネットに残っています。
https://www.mori7.net/hana/
 そのころは、ワープロ入力をすることが仕事として成り立ち始めた時期でした(笑)。
 今はもうそういう仕事はありませんが。

 しかし、世の中に次第にパソコン入力が普及し出したころ、言葉の森では、パソコン入力はやめて、手書きに戻したのです。
 それは、構想図を書くという考える作業は、手書きでないとできないと思ったからです。

 手書きは数千年の歴史がありますが、パソコン入力は百年の歴史もありません。
 人間の思考と手書きは、長い伝統に支えられているのです。

 しかし、手書きよりももっと長い伝統を持つものがありました。
 それが、口頭で話をすることです。
 音声入力は、新しいことのように見えますが、実は手書きよりもずっと人間の思考になじんだものなのです。

 そして、その後、テレパシーの時代になるかどうかはわかりませんが(笑)。


nane 20180527  
 手書きをもっと速く楽にしたいという思いから、行書や草書や速記が生まれました。
 パソコン入力をもっと速く楽にしたいという思いから、さまざまな入力法が考案されました。
 今は、人工知能の力によって音声入力ができるようになりました。しばらくは、音声入力の方法が発展していくでしょう。
 しかし、音声入力の先にあるものがあるのです。
 それが、四行詩の世界です。
 四行詩は、1200字の作文を、四行にまとめて表すという方法です。
 昔で言うと、短歌の世界です。
 文章は速く書ければいいというのではなく、できるだけ短く美しく書くことの方が大事だからです。
 その四行詩に四コマ漫画を組み合わせたものが、将来の文章表現のひとつのジャンルになると思います。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
音声入力(10) 
コメント331~340件
……前のコメント
基礎学力コース 森川林
幼長、小1、小2対象の基礎学力コースの無料体験学習は、1月1 12/19
記事 4383番
作文の上達度は 森川林
 作文力がどのくらいついたかということは、本人にはわかりませ 12/17
記事 4382番
幼長、小1、小 森川林
 基礎学力コースは、小1の子にはおすすめです。  国語と算 12/5
記事 4377番
即自存在、対自 森川林
 中学生のころは、たぶん子供が人生で最も打算的に生きる時期で 12/3
記事 4374番
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習