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国語力をつける勉強の仕方を、模試の見直しをもとに説明 1 as/1681.html
森川林 2012/12/15 19:01 



 中学生の生徒が最近の模試の成績を持ってきました。数学も英語もいい成績なのに、国語だけがもう一息です。

 賢い生徒なので、国語の勉強の仕方がわかっていないだけです。勉強の仕方がわかっていないので、文章の読み方も、答えの選び方も、あまり気合いが入っていません。

 英語や数学は気合いの有無に関係なしに、自分の実力どおりの得点がとれますが、国語は気合いの有無で点数の差が大きく広がります。それはどういうことかというと、例えば、答えを選ぶ場合、易しいいかにも合っていそうな答え(実は×)と、難しいちょっと見つけにくい答え(これが○)が混在しているのです。

 つまり、テストというのは、生徒の実力を見るというよりも、点数の差をつけるためのものなのですが(これが本当はいちばんの問題ですが)、素直な中学生はそんな裏の意図が隠されているとは思わずに、合っていそうなところを選んで×になってしまうのです。

 この合っていそうな答えという一種の罠をよけるのに、気合いが必要なのです。浅く読めば罠の方を選んでしまいます。深く読む子は罠をさけることができます。国語の問題はそういう仕組みになっているために、国語の得意な子は、問題を解くときに集中力を発揮するのです。英語や数学の問題を解くときには、こういう集中力は必要としません。だから、国語の問題は独特のこつが必要なのです。


 さて、その生徒の持ってきた模試の答案を見てみると、やはり次のようなことがわかりました。


 まず、問題文をきれいに読んでいます。印象に残ったところに傍線を引きながら読んでいれば、再読するときに楽なのですが、きれいに静かに読んでいるのです。これがまず準備不足です。


 次に、選択問題では、選択肢を選んでただ○をつけているという答えの選び方になっています。こういう解き方をしていると、必ず罠にひっかかります。正しい選択の仕方は、まず×のところを選び、次に×でなかったところを○にするという解き方をするものです。

 そのためには、ひとつひとつの選択肢について、どこの部分が×なのかという根拠をはっきりさせる必要があります。そして、それを頭の中でするだけでなく、実際に問題用紙にどこが×だから、どの選択肢が×かということも書いておくのです。そうすれば、試験が返却されたあとに、自分のテストを見直すことができます。こういう見直しのできない生徒は、ただ点数だけを見て、「合ってた」「合ってなかった」とやるだけなので、いくらテストを受けてもあまり身につかないのです。


 記述問題も同じです。「文中から選んで書きなさい」となっているような設問では、やはりわかりやすく易しい罠(実は×)と、ちょっとわかりにくい答え(これが○)とがあります。一般に、易しい罠は、設問となっている箇所のすぐ近く、多くは直後にあります。しかし、そんなところにわかりやすく書いてあるような答えだとしたら、みんなが○になってしまうので、テストの意味がありません。こういう裏を考える必要があるのです。

 本当の答えは、遠いところにあります。難問になると果てしなく遠いところに答えとなる部分が書いてあります。また、多くの生徒は設問となっている箇所のあとの方を探すことが多いので、その反対に前の方に答えとなる部分が書いてある場合もあります。


 ここで大事なるのが、その問題がどういう難易度で出されているかということです。易しい試験であれば、直後に本当の答えがあることもあります。難しい試験であれば当然近くには答えはありません。だから、志望校を受験するときは、その学校の過去問をやっておき、その学校の国語の問題がどの程度の難易度で出されているかを知っておく必要があるのです。易しい問題であるのに、裏を読みすぎて×になる場合ももちろんあるからです。


 漢字の問題は単独で出ているように見えますが、実は熟語の問題として出されていますから、単に漢字の書き取りをやっているだけではできません。例えば、ひとつひとつの漢字は知っていても、熟語になると書けないということがよくあります。これは、どう勉強したらいいのでしょうか。読書で自然に身につけるのがいちばんいい勉強法です。ただし、子供の読む本は易しい本であることも多いので、意識して難しい本も並行して読んでいくことです。この「並行して読んでいく」というのが大事です。易しい本ばかり読んでいては、難しい語彙は身につきません。しかし、難しい本ばかり読んでいると、読書がはかどらないので多読ができず、その結果速読力がつきません。国語の得意な子は、難しい本も読んでいますが、易しいくだらない本も読んでいます。


 国語の問題の解き方をこのように実際に即して説明すると、ほぼすべての生徒が次のテストから成績が急に上がります(笑)。しかし、実際にその生徒の行った試験をもとにして説明することが大事で、一般論の説明だけではなかなか理解できません。だから、国語のテストの見直しの勉強は、試験の直後に、本人が心から困っているときに行うのがいいのです。(つづく)

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暗唱は毎日やれば楽しく続く(facebook記事より) as/1680.html
森川林 2012/12/15 05:40 



 勉強は、たまに急にがんばるのではなく、

 川の流れのように

 毎日同じように続けていくことで、

 いつの間にか力がついていたというのがいちばん楽。



 毎日、朝ご飯前に食卓で1200字から1600字ほどの長文を音読して、作文と国語の実力をつけている子がいます。


 しかし、一方で、長文音読は、夕方、本人任せになっているので、やったりやらなかったり。

 本人も、親も、それなりにやっているつもりですが、あまり徹底していない子もいます。


 音読は、形の残らない、あてのない勉強なので、簡単で効果があるにもかかわらずなかなか続かないのです。


 その点、暗唱ははっきり形が残ります。

 毎日やれば誰でもできるようになるし、毎日やらなければその場でいくらがんばってもなかなかできるようになりません。

 だから、暗唱はやりがいがあり、毎日の勉強が徹底しやすいのです。


 しかし、ここで問題になるのは、今の大人の世代のお父さんやお母さんや先生が、子供時代に暗唱をした経験がないことです。

 だから、子供に暗唱をさせるときも、確信を持てなかったり、無理強いをしたりしてしまうことがあるのです。


 暗唱は文章を覚えることに意味があるのではありません。

 同じ文章を繰り返し読むことに意味があります。

 その繰り返し読むための手段として覚えることがあります。

 そして、暗唱は何より楽しいのです。





 今日は久しぶりの雨のようです。

 最近、晴天が続いたから、ちょっと一雨という感じです。


 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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作文を書くのに時間がかかる子 as/1679.html
森川林 2012/12/14 20:37 



 作文を書くのに時間がかかる子がいます。

 そういう子は、概して書く力のある子で、時間をかけただけやはりいい内容の作文を書いてきます。そして、時間をかけただけ実力もついてきます。

 しかし、時間をかけすぎるときには、別の事情もあるのです。


 それは、家庭で、「作文が早く終わったら、別の勉強をする」というようなスケジュールになっているような場合です。

 そういうスケジュールでない場合でも、普段から勉強を時間で決めてやっている場合は、どうしても集中力のない勉強スタイルになりがちです。

 勉強は、時間ではなくページ数で決めておくことが大事です。そして、一定のページ数が終わったら、あとは自由としておくことです。


 人間が本当に自覚をもって勉強するようになるのは中学3年生のころからです。

 そのころになると、自然に本人が、時間を決めて勉強するようになります。

 そうなる前に、お母さんが時間を決めて勉強させると、その決められた勉強時間の範囲で、密度薄くのんびり楽に勉強するという習慣がつくのです。


 大事なのは、お母さんやお父さんの想像力です。

 もし自分が小学生だったら、こういうやり方は嫌だろうなあということはしないことです。


 小学校低中学年のころは、子供は親の言うことをよく聞きます。無理なことでも素直に聞きます。

 しかし、そこで言うことを聞くからといって、親のペースを押しつけていると、子供が自覚を持つ年齢になるころにその反動がやってきます。

 低学年のときに親が強制的にやらせると、学年が上がったときに言うことを聞かなくなるのです。


 特に作文は、いちばん頭を使う勉強と言ってもいいと思います。

 子供が納得できる無理のない時間配分で密度濃く勉強をして、できるだけ子供の自由な時間を尊重するようにしていってください。

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いじめがあってもはねかえす(facebook記事より) as/1678.html
森川林 2012/12/14 04:52 



 いじめのようなことは中学生までで、高校生になればそんなことはなくなります。


 だから、中学生は、高校受験を目指して勉強をしっかりやることです。

 勉強ができるようになると、友達関係にも自信を持てるようになります。


 テレビは頭を悪くするので、1週間の中で見る時間を決めることです。

 ゲームも同じ。そして、家族全員がそれを守ります。


 テレビやゲームのかわりに、読書を毎日10ページでいいから続けて、読書を息抜きの時間にすることです。

 近くの図書館を利用するといいです。


 中学生の勉強は、学校に行かなくても家庭でできます。

 数学は1冊の問題集を決めて、その標準問題を順番に解き、自分で○×をつけて×のところがなくなるまで繰り返し解きます。

 英語は、教科書を1ページ20回から30回音読し暗唱します。

 国語は、読書です。難しい文章を読むには問題集の問題文を読書がわりに読みます。

 理科は、数学と似ていて問題集を1冊繰り返し解くことです。

 社会は、国語と似ていて教科書を何度も繰り返し読むことです。



 子供の最後の拠り所は家庭です。

 学校でどんなことがあっても、家庭で守っていけばいいのです。


 守るということの中には、闘うことも含みます。

 闘うとしたら、それはどちらかと言えばお父さんの役割です。


 いじめられた子は、他人の心に痛みのわかる優しい子になります。

 そして、闘った子は、自分に自信の持てる強い子になります。


 何でも前向きに考えていくことです。


 子育てに正解はありません。

 どんなやり方であっても、その選択をあとから正解にしていけばいいのです。


 やがてみんな懐かしい思い出になると思って元気にやっていくことです。



 今日も快晴。

 世の中には、人間関係でいろいろ苦労している人もいると思いますが、みんなの人間性のレベルが次第に上がっているので、これからだんだんといじめのようなことはなくなっていくと思います。

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