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詰め込む学習から、創造する学習へ――小1から高3までのオンライン作文 as/5153.html
森川林 2024/08/21 12:12 


●優秀な子供たちほど、詰め込みの勉強に飽きている。創造する勉強がこれからの本当の勉強。

 小学校高学年から中学生になると、優秀な子供たちほど、詰め込みの勉強に疑問を感じるようになってきます。子供たちは、もっと自由で個性的な勉強をしたいと思っているのです。
 その個性的な勉強のひとつが作文です。しかし、30人から40人学級の一斉指導の中では、一人ひとりの生徒に対応した作文指導はできません。
 しかし、現在の大学の総合選抜入試にも見られるように、作文はこれから最も必要な勉強になってくるのです。

●言葉の森の作文は、43年の実績、毎週の作文提出率ほぼ百%、小1から高3までの一貫指導、読書紹介と対話のある授業。

 言葉の森の作文教室は、1981年創設で、43年の実績があります。
 オンラインクラスの作文の提出率は、毎週ほぼ100%です。
 その場でみんなが一斉に作文を書くので、提出漏れがありません。
 また、少人数クラスなので、毎回全員の読書紹介があり交流があります。
 だから、言葉の森には、小学1年生から高校3年生まで作文の勉強を続ける生徒が何人もいるのです。

●小1から高3の作文一貫指導は言葉の森だけ。小学生で終わる作文指導ではほとんど何も身につかない。

 言葉の森の作文指導は、小1から高3までの一貫指導です。
 小学生から高校生まで、段階的に進むカリキュラムで指導を行っています。
 言葉の森の作文指導では、小学5年生から、説明文の感想文が入るようになり、受験作文に対応できるようになります。
 中学生からは意見文になり、更に高校生からは大学入試に対応した論説文になります。
 作文の本格的な勉強は、中学生から始まります。小学生までで終わる作文指導ではほとんど何も身につきません。

●少人数のオンラインクラスだから、毎週、全員の読書紹介があり、毎月、全員の発表会がある。

 言葉の森のオンライン作文クラスは、4人から5人の少人数で行っています。
 毎週、クラス全員の読書紹介があるので、自然に読書の質と量が向上します。
 また、毎月、クラス全員の作文発表会があるので、互いの作文のよいところを参考にすることができます。
 これからの勉強は、先生からの一方的な授業と一律の宿題と一斉のテストによる評価ではなく、生徒一人ひとりの個性に応じた発表と対話が中心になってくるのです。

●実力のつく作文指導。作文コンクール入賞69名(2023年)。中学入試、高校入試、大学入試の作文試験にも多くの成果。

 作文の勉強は、ほかの勉強に比べて上達に時間がかかります。
 しかし、言葉の森で勉強を続けていれば、どの子も必ず作文が上手に書けるようになります。
 言葉の森の生徒の中には、自主的にさまざまな作文コンクールに応募している人がいます。
 2023年は、自治体レベル以上の作文コンクールで入賞者が69名でした。
 また、小学校編入試験、中学入試、高校入試、大学入試などの作文小論文試験では、毎年多くの成果を上げています。

●小学校高学年、中学生、高校生の感想文学習では、難しい説明文を読み感想文を書くので国語読解力が伸びる。

 言葉の森の作文指導は、小学5年生から説明文の感想文が勉強の中心になります。
 小学校高学年の感想文の学習では、中学入試レベルの説明文を毎回読み、その説明文についての感想文を書くので、国語読解力が身につきます。
 中学生の学習では、高校入試レベルの説明文を読み、高校生の学習では、大学入試レベルの説明文を読みます。
 読む力と書く力を並行して進めるので、読解力と作文力の両方の力がつくのです。

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小1の作文は親子作文として書いていく方法がある――小1のころの作文の勉強の仕方が大事。それは、中学生高校生の作文の土台となるのが小学生の作文だから as/5152.html
森川林 2024/08/19 12:30 


 小1の平均的な字数は、100字から200字です。
 しかし、生まれた月によっても、かなり個人差があります。

 小1のころは指の力がないので、作文を長く書くのが難しいのです。

 これが、小2のころになると、指の力がついてくるので、今度は長く書くことに喜びを見出すようになります。
 この長く書くことに熱中するのは、小3までです。

 小3になると、長さよりも、作文の中身の価値ということを考え出すので、長く書くことにはあまり気が向かなくなります。
 そのかわり、自分なりに面白い話を書こうとするようになります。

 この作文の中身に関心を持つのは、小4まで続きます。

 だから、小3、小4のころは、子供が最も小学生らしい作文を書く時期です。

 小5になると、主題を考えて書くようになるので、作文は急に難しくなります。
 小5の感想文の課題は、中学受験の国語の説明文のレベルなので、読むこと自体が難しくなるのです。

 さて、小1のころの作文指導で、どこに力を入れていくかというと、それは4つあります。

 第一は、題材作りです。
 子供に、自由に書かせるだけでなく、お父さんやお母さんが、子供が作文に書く題材を作ってあげるのです。
 一緒に料理を作ったり、実験をしたり、虫や魚を捕まえに行ったり、植物を育てたり、生き物を飼ったりということをしてあげます。
 そして、子供が、「今度の作文、何を書こうかなあ」と言ったら、「この前の○○なんて、いいんじゃない」とアドバイスをしてあげるのです。

 小1や小2のころは、子供に自由に書かせると、毎日の学校生活の平凡なことを毎回書くようになります。
 小1や小2の子供は、作文の中身の面白さということは考えていないので、保護者が題材作りを手伝ってあげるといいのです。

 第二は、書いたあとの作文に、アドバイスをしたり、書き直しをさせたりしないことです。
 親の善意のアドバイスであっても、子供はそれを自分の書いた作文が否定されたと感じます。
 いつも、いいところだけを見て褒めてあげることです。

 第三は、読書に力を入れることです。
 読書には、読み聞かせも含みます。
 作文の表記は、作文の上で直すのではなく、読む力をつけることによって自然に直るようにしておくことです。
 作文は褒めるだけ、読む力をつけることによってよりよい作文を書けるようにするということです。

 第四は、まだ書く力がない小1や小2の生徒の場合は、親子作文としてやっていくことです。
 親子作文は、次のようにします。
1)お父さん、又は、お母さんが、子供と話をします。
 「今度の作文どんなことを書くか教えて」という感じです。
2)親は、子供と話をしながら、それをメモします。
3)そのメモの中に、子供の話だけでなく、親の話も入れていきます。
 「へえ、そんなことがあったんだ。実は、お母さんも小1のときね……」という話し方です。
 子供から作文に書くことを引き出すのではなく、親が似た話をおもしろおかしく話してあげるのです。
 この親からの対話によって、子供の語彙力と理解力が育ちます。

 作文は、子供から書くことを引き出すものではないということをよく覚えておいてください。
 子供の中には、まだ引き出す中身となるようなものはほとんどありません。
 中身を付け加えてあげるのが、親からの対話なのです。
4)子供と対話をしながらメモを書く時間は15分程度です。
5)メモを書いたあと、子供はそのことを絵にかきます。
 たまに絵をかくのが苦手という子がいます。
 それは、小さいとき自分がかいた絵を否定されたことがあるからです。
 子供は、本来絵をかくのが好きです。
 その子供の絵心を引き出すには、親が、子供がかこうと思っていたことをかいてあげることです。
 つまり、親が下手なりに楽しそうにかくことによって、子供は、「絵をかくというほ、そういう適当なことでいいんだ。そして、楽しいことなんだ」と理解するようになるのです。
6)子供が絵をかいている間、親はメモをもとに作文を書きます。
 字数は、子供の書ける字数に合わせて100字から200字にとどめておきます。
 大人が書く普通の漢字かな交じり文で書いて、漢字にはすべてふりがなを振っておきます。
 親が書く作文には、できれば、ダジャレなどの楽しい部分も入れておけるといいです。
7)親が書いたふりがな付きの作文を子供に音読させてみます。
 音読は、どんなにつっかえながら読んだり、読み間違えたりしても、褒めるだけにします。
 音読は、褒めていれば、上手になります。
 読み方を注意すれば、下手になります。
8)親子作文を続けていると、親が楽しそうに書いているのをみて、そのうちに、子供が、「自分も書きたい」と言ってきます。
 そうしたら、最初は題名だけとか、最初の1文だけとか、途中までとか範囲を決めて子供に書いてもらいます。
 大事なことは、子供が書いたものを直さないことです。
9)もし、お父さんやほかの兄弟も親子作文に参加できるようなら、親子作文のあとに、コメントを書いてもらいます。
 つまり、家族全員の合作で親子作文を仕上げるのです。
10)親子作文には、子供の絵以外に、その話に関連する写真などがあれば、それもノートに貼っておきます。

 以上が、親子作文の方法です。
 このやり方なら、幼長の子でも、幼中や幼小の子もで、親子作文が書けます。

 親子作文で書く練習をした子は、作文を書くことが好きになります。
 楽しくて褒められるだけだから、好きになって当然なのです。
 作文は、この最初の出発点で楽しい感覚を持つことが大事です。

▼親子で書く構想図の例

https://www.youtube.com/watch?v=DA3_a9F-ZSA

https://www.youtube.com/watch?v=RdLqUBxLc08


 ところで、なぜ言葉の森が、小1の作文について、このように余裕を持った指導ができるかというと、それは、子供たちの作文を高3まで教えていく展望があるからです。

 小学生の作文の範囲で上手に書かせることが目的なのではなく、中学生や高校生になったときの準備として小学生の作文を書くという目的で勉強をしているからです。

 これが、小学生までの作文指導しかしていない作文教室や作文講座との大きな違いです。

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保護者から、「小学生のカリキュラムまでしかない今の作文講座をやめて、高校生までの指導がある言葉の森の作文を体験したい」という話 as/5151.html
森川林 2024/08/18 10:37 


 ある日、小学校高学年の保護者の方から、
「小学生のカリキュラムまでしかない今の作文講座をやめて、高校生までの指導がある言葉の森の作文を体験したい」
という相談がありました。

 これは、大事なことです。
 小学生までの作文は、登山で言えば、麓(ふもと)近くのアプローチの部分です。
 なだらかな道が続くだけですから、まだ山登りでも何でもありません。

 だから、小学校低中学年の作文指導は、誰でもできるのです。

 しかし、この時期に書き慣れておくことが、次の中学生高校生の作文の勉強を続ける土台になります。

 小学生時代の作文は、その時代の勉強に意味があるのではなく、中学生高校生になったときの準備として意味があります。

 それなのに、小学6年生で作文のカリキュラムが終わったのでは、何のために勉強していたのかわかりません。

 小学4年生のころになると、読書力のある生徒は、作文もかなり自由にのびのびと書くことができるようになります。
 それを見ると、保護者の方は、「作文はもう書けるから大丈夫」と思ってしまうことが多いのですが、それは勘違いです。

 小学4年生で作文が上手に書けることと、中学生になって作文が上手に書けることとの間には、大きな質的な違いがあるのです。

 それは、森リン大賞の、小学生の作文と中学生の作文と高校生の作文を比べてみてもらえばわかります。
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php?nenn=2024&tuki=07


 たまに、「うちの子はよく書けるから、学年の先取りで作文を書きたい」という保護者の方もいます。

 学年の先取りができるのは、数学や英語など知識として理解することのできる勉強だけです。
 作文のように思考力を必要とするものは、その学年にならないとできないのです。


 小学生までのカリキュラムまでしかない作文の勉強は、作文の勉強とは言えません。
 敢えて言えば、作文の準備段階の勉強です。

 本当の作文(小論文)の勉強は、中学生の意見文の勉強から始まるのです。

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7月の森リン大賞 as/5150.html
森川林 2024/08/16 11:56 


 7月の森リン大賞を発表します。
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php?nenn=2024&tuki=07

 森リン大賞は、4週目の清書の週に、パソコン入力された作文の森リン点を基準にして、学年別ベスト10と学年別の代表作品を選ぶものです。

 ベスト10は、森リン点のみを基準としていますが、代表作品はその上位の作品の中から内容的にも優れたものを選んでいます。


 現在、いろいろな作文教室や作文通信講座がありますが、言葉の森のように、毎月、小1から高3までの優秀作品を掲載しているところはほかにはほとんどありません。
 これは、言葉の森が、小1から高3まで学年に応じた作文指導を行っていることと、森リンという自動採点ソフトを独自に開発しているからできることです。


 小学1、2、3年生は、自分でまだパソコン入力ができない生徒が多いと思います。
 その場合は、保護者の方がパソコンで入力してあげてください。
 ただし、4週目の清書をパソコン入力することは任意です。

 小学1、2、3年生の作文では、手書きだと漢字で書けない文字はひらがなで書いていることが多いと思いますが、パソコン入力する場合は、それらの文字も普通に漢字変換をして入力してください。


 小学4年生以上の生徒は、できるだけ自分でパソコン入力をしてみてください。
 その際、タッチタイピングができるように、毎日10分、「寿司打」などで練習するといいです。
https://sushida.net/
 私は、自分の好きな歌を1曲歌いながら、その歌詞を入力するというやり方で練習していました。


 感想文を清書する場合、要約の部分はカットして自分なりの実例や説明に書き直すようにしてください。
 要約の部分が入ると、森リン点がその生徒の実力よりも高くなってしまうことが多いからです。

 今回も、中学1年生の上位の作文のいくつかは、要約の文章が入っていたので、代表作品の対象になりませんでした。


 ワードで作文のパソコン入力をする人は、ワードは、見た目だけの段落をつける仕組みになっているため、ウェブに送信すると、段落の1マスがない作文になってしまいます。
 ワードの設定を変えておくと、ワードで打ち直したあと、改めて段落の1マスを空けるようにして送信してください。
▼ワードの設定の仕方
ワードのファイル→その他→オプション→表示→「画面に表示する編集記号」→「スペース」にチェック

 本当は、日常的な文章入力は、ワードのようなワープロソフトよりも、TeraPadのようなエディタを使う方がいいと思います。


 手書きの原稿の場合、段落は改行して次の行の行頭を1マス空けるようにしていました。
 しかし、この書き方をウェブの画面でも同じようにすると、行間がつまって読みにくくなります。
 ウェブに文章を送信するときは、段落は2行空けるようにするといいです。
 しかし、これはまだルール化されていないので、外部の作文試験をパソコン入力で受験する場合は、この限りではありません。

■7月の森リン大賞 優秀作品

「障害」という名の個性
                       あおふね 中2

 まず、困っている人や障害者のように壁がある人々に手を差し伸べていくことは大事である。なぜなら、障害者はもちろん一人の人間であり、差別を受けてはならないからである。少し前に、僕の学校に障害者の方が来て、講演をして下さった。その方によると、障害者の身として、できないことは確かにあるという。例えば、駅のホームの階段を上ること。しかし、そんな登れない人たちを放っておくことは、立派な差別である。だから、こういう時に手を差し伸べることが重要だと言っていた。ちなみに、講演に来てくれた障害者の方は、三、四人の力を借りて登っていたという。このように、障害者には普通の人たちと平等に生きる権利があり、自由がある。その権利や自由を尊重して手助けをすることは大事だと思う。だから、手を差し伸べることは大事であると考える。

 しかし、チャレンジ精神も大事である。障害者は人間ではあるけれども、どうしても壁にぶつかることもある。僕はその壁を乗り越えようとする姿勢はとても大事であると思う。でも、これは障害者だけではない。この世に生きているすべての人間において大事なことである。障害のない僕でも、チャレンジ精神によって乗り越えてきたことは多くある。例えばそろばん。小学校二年生のころから始めたそろばんだが、三級への昇格審査から、試験会場で受けることになった。僕はそれに九回連続で受け、その九回でそろばん一級にまで上がった。しかし、そんな僕にも大きな山場があった。それは準二級からであった。準二級の審査には無事合格し、ひと段落ついたと思うと、すぐに二級試験の申込書が僕の手元にやってきたのである。正直受けるか迷ったが、チャレンジして受けることにした。休む暇なくそろばんを触り続け、何とか二級も合格した。しかし、またすぐに準一級試験の申込書が手元に来た。僕は、ここもチャレンジして試験を受けることに。僕は、そこから毎日練習したが、正直あまり本番では手ごたえがなく、とても心配であった。僕は、「不合格」かなぁ、と思い、教室に結果を見に行ってみると、なんと合格!僕はとても驚いた。そして、チャレンジが実った経験だった。このように、チャレンジは失敗しても成功しても自分にとって良い経験となる。だから僕は「チャレンジ精神」というものは大事だと思う。
 
 確かに、手を差し伸べて多くの障害者や困っている人々を救うことは大事だ。しかし、チャレンジ精神を大事にして、様々なことに挑戦することも大事である。一方で、ロックの殿堂入りを果たした歌手、ボブ・ディランさんは、このような言葉を残している。「僕にはヘンな癖があるけど、捨てなかった。それがぼくの個性だから。」というものである。この言葉のように、前者も後者も大事だが、最も大事なのは、個性を尊重する事である。我々にも個性はあるし、障害も個性の一種である。だから、これからは様々な人々の「個性」を尊重していけるように努めたい。

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作文力をつけるには、読書の質を上げる。読書の質を上げれば、学力全体も上がる as/5149.html
森川林 2024/08/15 14:22 


 音楽やスポーツは、練習を積み重ねれば誰でも少しずつ上手になります。
 英語も音楽やスポーツに似ています。
 かけた時間に比例して上手になっていくのです。

 実は、作文も同じです。
 作文は、知識の勉強ではなく、本業音楽やスポーツと同じ身体的な勉強です。
 かける時間に比例して上達する面があるのです。

 しかし、作文だけをいくら書いても、それで単純に調達するわけではありません。
 上達にはもう一つの要素が必要です。

 作文はアウトプットです。
 アウトプットをだけをいくら練習しても、そのアウトプットが自然に上達するのではありません。
 良質のインプットを伴って初めてアウトプットが上達するのです。
 その上質のインプットとは読書です。

 小学校低学年のころ、上手な作文を書いていた子が、中学年高学年になったときにあまり上達していないことがあるとしたら、それは読書が低学年のままで終わっているからです。
 小学校高学年のころ、上手な作文を書いていた子が中学生高校生になったとき、期待するほど上達していないとすれば、それは中学生高校生が読むのにふさわしいレベルの高い説明文を読んでいないからです。

 レベルの高い文章を読むインプットの時間がなければ、アウトプットをいくら頑張っても上達には限界が出てくるのです。

 時々、作文が書けないとか、書くことがないとか、何を書いていいかわからないなどという子がいます。
 その子たちに共通しているのは、読書自体が不足していることです。

 作文の上達は、読書力に支えられています。
 そしてまた、読書には、作文の上達以外の効果もあります。
 それは読書によって学力が向上することです。

 読書とは一見関係のないように見える数学英語理科社会の勉強でも、読書力がついてくると成績が上がります。
 それはなぜかというと、人間が物事を理解する力は、日本語を通して理解する力だからです。

 子供たちがどういう読書をしているかというのは、読書記録を見るとわかります。
https://www.mori7.com/teraon/ds.php

 1週間で読み終わらずに、何週も同じ本の記録している生徒は読書量が減っています。
 毎日10ページの読書できれば50ページ以上の読書をすることと、説明文の読書を増やすことです。
 付箋読書の方法は次の森から郵便で説明します。

 小学校低学年の絵本のような本ばかり読んでいる子は、読書の質を上げる必要があります。 中学生で物語文の本ばかり読んでいる子も、読書の質を上げる必要があります。

 それは質の低い本を読まないということではありません。

 読書好きの子は一般に漫画も好きです。
 難しい本も読むが、易しい方も読むというのが普通の読書の仕方です。

 子供の読書の質を高めるためには、親が読書好きである必要があります。
 親が小学校中学生のころに読んで熱中した本があれば、それをこの子供にすすめることができます。

 また、日常生活の中でも、親が本を読んでいる姿を子供に見せていると、子供は自然に読書好きになります。

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お母さんは、子供の作文を直したりアドバイスしたりしない。することは、準備を手伝うことと、書いたあとは褒めるだけにすること  as/5148.html
森川林 2024/08/12 05:27 
 小学校低学年の子が作文を書いたものを見ると、直したいところがいくつも見つかります。
 そこを直すと、作文はちょっとまともになります。
 そして、子供もそれなりに納得します。

 しかし、こういうことを続けていると、やがてお母さんは、「どこを直そうか」という目で子供の作文を見るようになります。

 それは、子供にとって気分のいいものではありません。

 それなりに一生懸命に書いたものを、書き終わった直後に、お母さんの冷たい目で作文を読まれることになるからです。

 やがて、子供は、親に注意されないように先回りして、「次は、どうやって書くの」「これでいいの」などと聞くようになります。


 オンラインクラスで、子供たちが自由に話をする時間があります。
 真面目な子によくあるのは、すぐに親の方を見てから話すことです。
 それは親がいつも子供に細かいことを注意しているからです。

 子供たちの話の時間に、子供が時々親の方を見ながら話をしていることがあったら、親はもっと子供のいいところを見て、いつも褒めるような子育てに切り替えてください。

 小学2年生のころまでは、子供は親の言うことを素直に聞きます。
 その時期に、注意する子育てを続けていると、やがて子供が小学3年生になり、4年生になるにつれて、親の言うことを聞かなくなります。

 作文の勉強で、親子の対話が重要になるのは、小学5、6年生の時期です。
 この時期に、親子で自由に話し合うことができれば、子供の語彙力や表現力や思考力が著しく伸びます。

 しかし、小学校中学年のころまで注意されながら育った子は、真面目で勉強はできても、親子の自由な対話ができません。

 だから、親は、小学校低学年のころから、子供の自主性を尊重し、いつもいいところを見て褒める子育てをしていく必要があるのです。

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その子を、今の生徒の姿ではなく、社会人になったときの姿を通して見る as/5147.html
森川林 2024/08/08 13:07 


 子供たちには、いろいろな個性があり、長所があり、また短所があります。
 成績がいいときもあるし、悪いときもあります。
 うまく行くことも、失敗することもあります。

 身近に子供たちを見ていると、つい今のその姿しか見えません。
 そのため、教育に携わる人の多くは、子供たちを成績という面からだけ見てしまいがちです。
 よくできる子、あまりできない子、というような一面からだけの評価です。

 しかし、子供たちは成長します。

 お父さん、お母さん方も、次のような経験があると思います。
 小学校や中学校のころ、こんな子だった子が、社会に出たらいつのまにかあんな子になっていた、ということです。
 「こんな」や「あんな」には、いろいろな言葉が入ります。

 小学校、中学校、高校のころには予想もできなかったような成長を、どの子も遂げるのです。

 だから、私は子供たちを見るときは、その子の今の姿ではなく、その先にある姿、つまり、社会人になったらどういう活躍をするのだろうという目で見ています。
 すると、どの子も、文字どおり予測を超えた無限の可能性があるのです。

 そう考えると、おのずから子育ての重点がわかってきます。
 目の前のテストの成績は、もちろん大切ですが、それよりも大切なのは、子供たちが人間として成長することです。

 受験勉強に邁進しているときは、こういうことは頭ではわかっても、心から納得するところまでは行きません。
 しかし、時がたつと、心から納得するときが来ます。


 ごく身近な話で言えば、中学生、高校生はあまり本を読みません。
 言葉の森のオンラインクラスでは、毎週の読書紹介があり、中高生には説明文読書を勧めていることもあり、それなりにみんな本を読んでいますが、全体に日本の中学生高校生の読書量は多くありません。

 定期テストの2週間前や、中3生高3生の受検期間中は、読書はいったん休んでもかまいません。
 もちろん、そういう時期でも、折に触れて読書をする子はいますが、とりあえず読書より勉強でいいのです。


 しかし、テスト勉強と読書を比べた場合、ひとまとめに言うことはできませんが、テスト勉強はあとに残りません。
 しかし、読書は、あとに残ります。

 例えば、中学生の数学の因数分解は、頭脳のパズルというぐらいの意味しかありません。
 面白い因数分解の問題はたくさんありますが、それらができたとしても、社会人になったとき何かに役立つということはありません。
 二次方程式の解を求めたいなら、解の公式にあてはめれば十分だからです。
 また、解の公式も、理屈がわかれば、暗記しなくても自分で作ることができます。


 中学生、高校生のみなさんは、また、そのお父さんやお母さんは、目の前のいろいろな課題に流されず、人間として成長することが大事だという原則を持ち続けていってくださるといいと思います。

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国語読解、算数数学、英語、基礎学力、総合学力、全科学力クラスの生徒は、毎月の確認テストに取り組みましょう as/5146.html
森川林 2024/08/06 13:49 


 確認テストを受けられる期間は、毎月、1日から末日までです。
 いつでも受けられるので、国語読解、算数数学、英語、基礎学力、総合学力、全科学力クラスの生徒は、必ず毎月の確認テストを受けてください。


 「確認テストの使い方」のページを更新しました。
https://www.mori7.com/kt/tukaikata.php

 大事なところを再掲します。

確認テストの取り組み方

 確認テストの取り組みについて説明します。

  1. 確認テストを受けられる期間は、毎月1日から末日までです。
  2. 国語読解クラスの生徒は、毎月、国語の確認テストを受けてください。
    算数数学クラスの生徒は、毎月、算数数学の確認テストを受けてください。
    英語クラスの生徒は、毎月、英語の確認テストを受けてください。
    基礎学力クラスの生徒は、毎月、国語と算数の確認テストを受けてください。
    総合学力クラスの生徒は、毎月、国語と算数と英語の確認テストを受けてください。
    全科学力クラスの生徒は、毎月、国語と英語と英語の確認テストを受けてください。
    確認テストで、実力と弱点がわかるので、今後の学習と指導に生かせます。

  3. 自分の学年の問題に取り組むのが基本ですが、苦手な人は前の学年で、得意な人は後の学年で取り組むようにしてもいいです。
    その場合、使う問題集もその学年に合わせて勉強するようにしてください。

  4. 解答は、できるだけテキスト入力で送信してください。

  5. テキスト入力が難しい場合は、確認テストのページから画像でアップロードすることもできます。

  6. 確認テストの採点は、事務局で行います。

  7. 点数が確定すると、正解が見られるようになります。

  8. 正解を見ても、正解の理由が理解できない場合は、確認テストの掲示板で質問をしてください。
    https://www.mori7.com/ope/index.php?k=kt

  9. オンラインクラス一覧表の自分の名前の横にある学年をクリックすると、自分の確認テストのページに飛びます。

  10. なお、確認テストの結果を見ると、生徒の実力がわかるので、言葉の森では、全国学力テストなどの取り組みは行いません。
    全国レベルの実力を知りたい場合は、「小学生 模試」「中学生 模試」「高校生 模試」などと検索して、それぞれの模試に参加してください。

  11. 中学生の数学、英語は、まだ学校でその単元を習っていない場合もあると思います。
    問題集は、自分で先に進めるので、学校の進度とは関係なく先の勉強をするようにしてください。

  12. 中学生は、学校の定期テストは全教科80点以上を目指して勉強をしてください。
  13. 中学生の勉強時間の目安は、平日1.5時間、土日2.5時間です。
    定期テストの2週間前からは、平日3.5時間、土日6~8時間を基準にしてください。

  14. 家庭での勉強時間を確保するために、自習室を利用することができます。


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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

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●200字作文の受験作文対策
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●コロナ休校対応 午前中クラス
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