ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1877番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/7
作文や感想文の宿題で苦労している人へ。低学年では無理をしない。中学年では書き方を知る。高学年の感想文は役に立つ。 as/1877.html
森川林 2013/07/17 07:18 



 facebook記事より。

====
 作文というのは、結果です。
 結果を直しても、もとの原因が直っていなければ、またすぐ元に戻ってしまいます。

 原因は、その子の頭の中に入っている単語と文と文章で、言い換えれば、語彙と表現の仕方とものの見方考え方です。
 だから、いい文章を書くためには、読書と対話が大切なのです。

 夏休みになると、あいかわらず読書感想文の宿題を出すところがあります。
 小学校3年生以下で感想文を書かせることには、何の教育的意義もありません。
 ましてコンクールに出すことを目的として書かせることには、弊害しかありません。

 小学校2年生のころ、読書感想文コンクールに入賞した子が、後日高学年になってから言ったことがあります。
 「自分の書いた文章じゃないようで、あまりうれしくなかった(笑)」
 そんな感想文を書いたり直したりする暇があったら、その分楽しい読書だけをしていればいいのです。


 今日は、ちょっと涼しい雨模様です。
 夏が早かった分、秋も早くなったのかと思うような気候です。
 タンポポがもう綿毛になっていました。

 やはり夏はかんかん照りの方が気持ちがいいですね。(戸外で仕事をしている人は大変だとは思いますが)
====

 言葉の森では、小学校3年生から感想文の課題があります。
 上手に書ける子はほとんどいませんが、これは、小学校高学年で本格的な感想文を書くための準備として練習しているからいいのです。

 作文でも、感想文でも、大事なことは、書いたあと直すことではなく、書く前に書き方の方法を教えることです。
 それは、例えば、こんな書き方です。

「夏休みの読書感想文の宿題への取り組み方(言葉の森新聞、言葉の森のHPより編集)」
https://www.mori7.com/index.php?e=1586

「読書感想文批判(低学年では苦しく書かせるより、楽しく読ませることを)」
https://www.mori7.com/index.php?e=1308

「言葉の森で書いた作文を持って―合格体験記」
https://www.mori7.com/index.php?e=706
(高学年での感想文の勉強は、大学入試の小論文に役立っています)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
読書感想文(19) 

記事 1876番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/7
お父さん、お母さんとの対話によって伸びる国語の思考力 as/1876.html
森川林 2013/07/16 10:06 


 facebook記事より。

====
 ある教育相談サイトに、「国語の教科書の文章なら読めるが、抽象的な文章だと意味を読み取れない」という相談がありました。
 回答は、「わからない言葉が出てきたら、こまめに辞書で引いて調べるとよい」ということでした。

 しかし、なかなかそういう習慣はできません。
 辞書で調べるのももちろんいいのですが、基本は、近くにいるお父さんやお母さんがアドリブで説明してあげることです。

 そして、もっといいのは、その抽象的な文章を何度も音読して、意味がわかないながらも、全体像をつかむようにすることです。
 その上で、その文章をもとにして親子で雑談をするのです。

 文章の意味は、辞書を通して理解するよりも、身近な人との話の中でより深く把握できるようになります。
 そして、そういう勉強なら、ひとりで辞書を引く勉強よりもずっと楽しく続けられます。

 更にいいのは、お父さんやお母さんが、子供と抽象的な話題を共有できることです。
 特に、お父さんが子供と話題を共有できると、子供の思考力が伸びることが多いのです。
 お父さんは、理屈で喋ることが多いからです。

 国語の勉強は、机に向かってするようなものよりも、日常生活の中でしていくものなのです。
====

 関連するページです。

 対話は、記述力をつけることにも役立ちます。
「記述式問題の解き方のコツ」
https://www.mori7.com/index.php?e=1852

 帰国子女の日本語教育も、基本は対話です。
「帰国子女の日本語教育に関する記事をアップ」
https://www.mori7.com/index.php?e=1826

 低学年の国語力も、もちろん対話です。
 問題集などをやるよりも、親子で楽しく話をすることです。
「国語力、作文力のつけ方、低学年から国語力をつける意義の記事」
https://www.mori7.com/index.php?e=1825

 そして、対話によって、作文も上手に書けるようになります。
「書けない子でもすぐに書ける、対話によって作文力をつける構成図の書き方」
https://www.mori7.com/index.php?e=1785


 今の日本では、残念ながら、親子で対話をする習慣があまりありません。
 しかし、ここでいったん対話の習慣を作っておけば、今度は今の子供が親になったときも、同じように親子で対話をするようになります。
 対話は、新しい勉強の文化なのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
対話(45) 
コメント1~10件
作検研究。森リ 森川林
作文は、褒められても注意されても、そこに客観的な基準がなけれ 14:22
記事 5391番
「作文検定」「 森川林
 今は、AI社会の前夜。  昔は新聞やテレビが中心だった。 10:8
記事 5390番
AI時代に子ど 森川林
AI時代には、先生の役割は「教えること」ではなくなります。 12/6
記事 5389番
【合格速報】順 森川林
Rさん、合格おめでとう!! よくがんばりましたね。 受験 12/4
記事 5387番
森リン大賞9月 森川林
 従来の作文評価は、小学校低学年では「正しい表記ができている 11/9
記事 5382番
作文の学習で大 森川林
 「何でも自由に書いてごらん。いつでも褒めてあげるから」とい 11/7
記事 5381番
【合格速報】日 森川林
K.Aくん、おめでとう!! 小学生のときから、時どき脱線を 11/6
記事 5380番
ゆとり教育、フ 森川林
今はやりの探究学習も、生徒のレベルが高いところではうまく行く 10/20
記事 5372番
「この世」と「 匿名
温かいコメントをありがとうございます。 ゆめもあの世で読ん 8/21
記事 5359番
「この世」と「 かささぎ
ゆめちゃん 亡くなられたのですね。 ゆめ日記好きでした。お 8/18
記事 5359番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 11月 森川林
 これは、解き方の問題ではなく、読む力の問題です。  読解 12/5
国語読解掲示板
Re: ICレ 森川林
 ChatGPT、あまり文章うまくないなあ(笑)。  音声 12/5
森川林日記
ICレコーダと 森川林
AI時代に子どもが伸びる――全科学力クラスという新し 12/5
森川林日記
noteのペー 森川林
https://note.com/shine007 12/4
森川林日記
11月分 4  あういと
問題7と問題8が分かりません。 キーワードはわかるのですが 12/3
国語読解掲示板
Re: 森川林
 字がきれいだったのは、そのあとの日記の内容を見ると、弟が葛 11/30
国語読解掲示板
Re: 11月 森川林
 お返事遅れて失礼しました。  易しい国語問題は、「同じ言 11/30
国語読解掲示板
ともとも
小5の11月の読解検定のBの問題が誕生日だから字が綺麗だと思 11/28
国語読解掲示板
2025年11 森川林
△ムラサキシキブ ●作文検定スタート  学校 11/26
森の掲示板
11月中2読解 すみひな
問1のBについて解釈の仕方が分からないです。 「賢いようで 11/22
国語読解掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習